遅くなりましたが感想です
一本目は脚本が素晴らしかったです。演技はあと一歩というところでしたが、しっかり印象に残る作品でした。
二本目は、正直なところ主題がよくわかりませんでした。雰囲気は伝わったのですが…。
途中の動きが面白く、時計のようなダンスが気に入りました。
満足度★★
どうなのかな?
1本目はちょっとしたミステリー仕立てで謎解き要素もあって分かりやすく、2本目は内容は分かりづらかったですが表現や身のこなしセリフなどは興味深いものがありました。
満足度★★★
色々と。
結局お芝居って誰の為にあるのだろう。
なんだかよくわからないなぁ・・・と首をひねりながら二時間疲れ果てて、それでも家に返って内容を振り返り、せっかく観てきたのだからと感想を書く。
そういえば『なんでもいいから書いてくださいね』などと役者が笑顔で言っていたな・・・と、その言葉に甘えて辛辣な言葉を並べてみれば、脚本家から『人の努力を無視して酷い事書きやがって』と怒られる。
一部の頭の良さげな観客は『結局あれはこうこうこういうことで、こんなことが言いたかったのよねぇ』と持論を説く。それが合っているのかもしれない、けれど間違っているのかもしれない。合っているとしたら単に感性があっていただけかもしれない。よくわからない。けれど脚本家からは嫌われない。
自分は一部の頭の悪げな観客だからなんの持論も説けやしないし、謎はいつまで経っても謎のままだ。
理解したふりをしたマイノリティは崇められ、理解しなかったことを追求したマイノリティは蹴落とされているだけなのかもしれない。
よくわからない。
よくわからない。
満足度★★
1本目はよいけれど、2本目は・・・
「記憶」にまつわる作品2本立て。 『赤よりも碧く、なほ、かがやく黄色』 はちょっとしたミステリー仕立ての話で、なんとなく懐かしい気持ちにさせてくれました。多少ユルいところもあるけど、結構好みの作品です。『晩鐘』 は確かにパフォーマンス性の高い構成演出と思いますが、芝居としての面白さのツボがわからない。自分にとっては高尚過ぎるのでしょうか、最後まで入りこめませんでした。
満足度★★★★
どちらも好き
1つ目の作品は、ある事件と色の記憶を紐解いていく過程が面白い。
子供になっているときの役者さんがみんな本当に可愛い。
なぜだか最後は涙が出ちゃって、戸惑った!
2つ目は、衣装や小道具の使い方、動きが絵のように美しい。
夫婦のあり方とか、人生のいろいろなシーンをシュールに見せている。
趣の全く違う2つの作品を見れて、得した気分でした。
満足度★★★★
記憶にまつわる物語
まったく毛色の異なる2つの物語を堪能した。
一話目は本当に解りやすい描写で万人向けの芝居。二話目はパフォーマンスの強い斬新な描写。この二話目が終わった後、帰りのエレベーター内で「谷津さん、難しいのを作ったね、解んなかったわ」と口々に話していたところをみるとやはり難しかったのかもしれない。
それでもこの全く違う二話は終わり方で温かな甘水で満たされることに変わりはない。
良いストーリーなのだ。
当日パンフにはキャストの紹介はあっても役柄が載ってなかった。惜しい。役も載せて欲しかった。
満足度★★
全く違う二つの作品
ちょっとノスタルジックな世界観のある「赤よりも碧く、なほかがやく金色」
きっとそんな風な試みの作品なのだろうなぁ~と、想像できました
ただ、ちょっと舞台上の緊張というか・・・力みが、客席にも伝わってきて、その世界観に入り込むのが難しかったです
「晩鐘」の方は、ある集中力と完成度の高さを感じることが出来ました
満足度★★
不完全燃焼?
記憶をテーマに、全くタイプの異なる2作品を上演したのですが、残念ながらどちらも中途半端に感じました。
『赤よりも碧く、なほ、かがやく黄色』
LED式の青信号を見ると苦しくなる症状を患った男のトラウマが明らかになる物語でした。
分かりやすい展開でしたが、台詞回しや台詞の間が上手く行ってなくて、上滑りしている印象を受けました。コミカルな場面や子供時代の場面が役者の色々な演技を見せるために無理に入れているように感じられて、楽しめませんでした。
全体的に演技がオーバーだったので、繊細な部分も観たかったです。
『晩鐘』
ある夫婦の半生を様々な演出手法を用いて描いた作品でした。
文節を壊した台詞、役の入れ替わり、時間軸を行き来する構成、マイム的身体表現など色々盛り込んでいて凝った作りでしたが、手法を通じて表現したいものが見えて来ず、「手法のための手法」になってしまっているように感じました。
生まれ来る子供や晩年を描いたシーンが印象に残りました。スピード感や、ある程度観客を突き放すような思いきりの良さがもっと出てくれば良くなると思いました。