満足度★★★★★
何度もでも見たい
短い時間に個性、心の変化を表現した作品です
延期前の台本がグッズ販売していたが内容が全く違う
1年間の思い入れが詰まった証拠ではないだろうか
DVD化に期待
満足度★★★★
疲れた。
見ていてここまで精神的に疲れる舞台は初めてでした。
それは舞台にいる登場人物、役者が懸命にもがいている様が
とてもリアルに感じられたからだと思います。
また、本来エロティックだと感じるはずのラブシーンも、
狂気や人の業のようなものを感じて、見ていて非常に怖かったです。
クロジの舞台は今回が初めてだったのですが、
毎回チケットを獲るのが困難であるのも納得できる舞台だったと思います。
12月に予定されている次回公演も是非足を運びたいです。
(その時には、金瓶梅のDVDが出ると良いなと思っています)
満足度★★★★
良かった。
原作を知らないが、ボリュームある作品をテンポ良く飽きさせずまとめるところが凄い。
舞台セットや衣装が特に素晴らしく、スケールの大きさを感じた。
とても楽しませてもらった。
満足度★★★★
醜くも可愛らしい
公演が延期される前から興味があった舞台だったのですが、チケットを入手できたので観てきました。
金瓶梅の原作を少し調べてから観劇しました。
二時間強に納まるように、筋書きが変更されてはいるようですが、西門慶を中心に潘金蓮たち女の愛憎が見られます。西門慶の寵愛を受けるために、婦人たちが互いを牽制したり罵り合ったりもするのですが、よく観察していると、可愛らしい一面も見えたりして、それぞれの人物が符号的なものではなく、複雑な内面が描き出されています。
快活な物語ではないし、非日常な舞台なので、好みの問題はあると思いますが、面白い劇でした。
ちなみに、大道具など舞台セットも素晴らしかったです。(小道具だけで屋外や屋敷の敷地内を表現するのも良いです)
満足度★★★★
隔たりを感じた
まず最初に、セットと衣装が素晴らしい。また、演技によるキャラクタ付けもうまくしていたので、古めかしい言葉がなくとも時代や雰囲気をうまく伝えられていた。原典を読んだことはないのだが、金瓶梅という作品のおもしろさを引き出していたと思う。しかし残念だったことは、演技に迫力がないこと。役者は皆上手いのだが、キャラクターから生きた人間が持つ、言葉の雑味や汚さや必死さ、そこから来る凄みのようなものが感じられず、終始キャラクターであり共感できなかった。ショーケース越しに観ている上品な芝居だと感じた。
満足度★★★★★
悪の華
ボードレールは、悪の華序文で、アンニュイについて強烈なメッセージを発した。実際、ディレッタントの持つ退廃的側面は、余人には計り知れぬものがあろう。
ところで、今回、上演中の「異説金瓶梅」では、砂糖菓子よろしくふやけた現代日本にあってさえ、鞭のようにしなる言葉で、退嬰を切る。
シャープで深読みの利く舞台だ。抜群に面白い。