ホテルロンドン 公演情報 ホテルロンドン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
21-25件 / 25件中
  • 満足度★★★★

    ラブホテルでは絵空事が繰り返され!
    男はずるいね、主に女優を中心に下着姿にさせて!

    男って演出家のことね。

    そして凄いねー、彼女たち、下着姿が平気になっちゃってる。

    ネタバレBOX

    必然性があるって言っているんだろうね。そして、理解を示しているんだろうね。

    騙される女のステレオタイプ?!海外で大きな家を持ち、そこには暖炉があるって。
  • 面白かったー。
    説明するのが面倒なくらい面白かった。とりあえず演劇はセックスに似てるよね。舞台上での役者同士の遣り取りも、舞台上と客席との関係も。何がどう良いのか説明するより、やったほうが早いのも。うん、観に行けばいいと思います。

    ネタバレBOX

    確か国分寺は「愛と青春と死」を掲げてた覚えがあるけど、登場人物がみんな甘酸っぱい奴らです。不器用な良い奴ら。社会には反したりもするけど、いい奴ら。今回も悪人がいないなって印象。アズマもああいう生き方しか出来ない可愛相な奴に見えた。
    全体を観るには後ろめの席だなと思って座ったから自分は大丈夫だったものの、席によっては首を左右に振ってて忙しそうだった。その姿がテニスの試合を見てるみたいで、「この後にクルム伊達直人やるんだな」と思ったら妙に満足感が沸きました。
    よし、他の方のネタバレBOX内のコメントにネタバレBOX内からコメントするぜ。えりおさん、コメント登録の時間からして自分も同じく初日を観ましたが客席に役者とかはそんなにいなかったですよ。自分は他の客の反応が見たくてよく顔触れチェックしますけど、「あ、小劇場のあの人だ」っていうのは4人だけでした。EさんIさんOさんWさんくらい。Oさんは役者じゃないし。YUBOさん、破局以前にセジマはハルカを絞殺してましたよ。個人的にはあの留守録の声がジンノだったんじゃないかと思います。
  • 満足度★★★

    でも、やっぱ愛だよ
    会場に入った瞬間、おーって思う。きっとお客さんみんなテンション上がる舞台美術だと思う。使われる台詞がリアルで耳に馴染むせいか、役者さんが皆魅力的に見える、それは脚本演出と役者両方の力ですよね。チラシ見て抱いた観劇前の作品の印象は過激で直接的に人間の本性を描くのかなというもの。でも観劇後は、そーいうんじゃなくて良い意味でも悪い意味でもマトモだなと思いました。説明は難しいから、見に行っちゃえば良いと思いますっっ!

    ネタバレBOX

    舞台には3つの部屋(ベッド)。客席はそれを周りから眺めるような構図になる。これ、見る場所で全然印象変わる気がする。僕は会場入ってすぐのカスミとシゲルがよく見える席で見ました。

    場末のラブホという生々しい場所にいわくつきの登場人物という設定の割には『永遠の愛なんてこの世には無いよね』っていう普遍的なテーマで、共感は大きかったけど感動は少なめでした。

    ジンノさんという、何かヤバい男を殺したカスミとその彼氏のシゲルは3日以上もラブホに隠れ、だらだらし続けている。

    元教え子の女子大生ハルカと高校教師セジマも別室でイチャイチャしてる。セジマは彼女を自分だけのものにするためにジンノさん達に頼んで、彼女を襲わせる。

    ラブホの管理してる女、ピンクは、ロンドンから6年ぶりに婚約者の男、東が帰って来ると、10年来の友人のモリタに聞かされテンションがあがる。

    『結婚』って言葉がどの部屋からも飛び出すが、その言葉とは裏腹にどの愛も破綻している事を見せて終わる。

    美大生のシゲルは物語の終盤、部屋を去ろうとする(おそらく自首する)カスミに永遠の愛を誓うが、シーンが変わり数年後、別の女とベッドにいる。

    ピンクは東にプロポーズされ歓喜するが、後半金目当てで色々な女を渡り歩いているのが判明し、『愛なんて面倒だ』と言って去る。

    セジマは見知らぬ男に襲わせて恐怖で自分だけを見るよう仕向けた事がバレて、許しを乞う。その場はありのままのセジマが受け入れられ、一見許された様に見えるが、劇中流れていた留守電メッセージが、二人の破局を物語っている。

    不思議なもので、冒頭は女優さんの下着姿やベッドシーンに下世話な興奮してたけど慣れてきて、後半は服着てる方がセクシーに感じるという逆転現象が起こりました〜。

    もっと既存の価値観を揺さぶるような作品かと期待した部分は不完全燃焼だけど、見せ方はとても洗練されていて心地よい空間でした。おまけのクルム伊達直人が馬鹿馬鹿しくて、また良かったです。
  • 満足度★★★★

    初見です。
    面白いんだけど、どうしたってポツドールと比べちゃいますよね。もっともっとオリジナリティーが出てきたら、化けそうな劇団だと思います。あと、おまけ公演の悪ふざけは大好きです。

  • 満足度★★★★

    国分寺中人ファン倶楽部。
    国分寺大人倶楽部は心底大人だ。

    もうすっかり大人だと思っていた自分だが、実際はまだまだそうじゃないってことを教えられた気がする。それってたぶん・・・おまえはっきり言って全然だよ、とか、大人なんて名乗るのおこがましくねぇ?だとか、今日から自分のこと中人って言えよ、おい、まじで、とか、そんな言葉を突き付けられたような感じだ。

    それくらいに大人な部分を掘り下げた内容になっているし、色んな意味で大人な役者が揃ってるし、大人を満足させる作りになっていた。

    ネタバレBOX

    冒頭はセックスシーンだった。

    女優の喘ぎ声が場内に響き渡り、隣のおっさんは身を乗り出し、反対隣の兄ちゃんは何度も何度も生唾を飲んでいた。

    ところで劇場は開場前から長蛇の列で、開場5分前の18時55分に受付を済ませた自分が手にした整理券の番号は18だった。

    そうして開場の後、17人に続いて客席に向かったワケだが、じつは客席は3〜4箇所に分けられているおかげで、さらには舞台も3箇所にあるので、どこに座っても観やすさはそんなには変わらない。

    ただ、その3箇所の舞台が、どこの場所に座ろうがだいたい正面と、斜め右、斜め左の位置にくるので、たまに隣の客が邪魔になることがある。ましてや隣のおっさんがぐいぐい身を乗り出してくるような状況では観にくくて仕方がないのだが、まぁそれは劇団のせいでも劇場のせいでもなく、単におっさんのせいだ。

    さて、そんなおっさんが身を乗り出してまで観たくなる目線の先には3箇所の舞台があり、そこはラブホテルの部屋であって、つまりはそれ用の部屋であって、当然それ用のベッドが置かれている。だから物語は必然的にほとんどがそのベッドの上や中を中心にして進んでいく。

    だから女優達はほとんどの時間を下着姿で演じている。

    参考までに言っておくと、仮に女優の下着姿をよく見れなかったとしても、休憩を挟んだ後のオマケ作品でこれでもかと、なんなら強制的に、言うなら見やがれおいこら的に女優陣が下着姿を見せてくれるから・・・

    はぁ、なんともサービス精神旺盛というか、厳しい劇団規律があるのかなんなのか、やっぱり大人な劇団であることを感じてしまう。

    ストーリーは日常の中に潜むちょっとした異常を描いている。騙される人がいたり騙す人がいたり、病んでいる人がいたり、やっちまった人がいたり・・・話だけ聞けばきっと不快に感じるが、観ていて嫌な気がしなかったのは作り手のうまさ、役者達が持つ明るさのおかげだろうか。

    そのせいか、ふと周りを見たら若い女性や爽やか男子の姿が多い。そういう客層を持てるのってイイ劇団の証拠だ。さらによく見たら、他の劇団で活躍する役者達があちらこちらに・・・なんだか観客側で二、三作品できそうな雰囲気だ。そういう知り合いが多いのもやっぱりイイ劇団の証拠だ。うん、たぶん。

    ところで途中出てきたチーズチヂミの話、あれ、じつはピザだった、となるかと思っていたのにそうじゃなかった。外れて残念。ちぇっ。

    って、ああ、気づいたらこんなにたくさん書いている・・・

    書きたいことがたくさん出てくるって、それこそイイ劇団の証拠だ。

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