のぞまれずさずかれずあるもの『無事終演致しました!ありがとうございました!』 公演情報 のぞまれずさずかれずあるもの『無事終演致しました!ありがとうございました!』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    家族とは何なのだろう
    血のつながりがなくても家族は家族。

    役者さんが皆それぞれのキャラをうまく演じ、胸がキューとするような感覚を覚えました。
    子供の誕生とは実に感動的な出来事ですね。血がつながっていようといまいと...

    東京ハンバーグを見るのは今回で2回目ですが、心に響く良作を送り出してくれます。次回作も観にいくつもりです。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしかった
    ストーリーも良かったし~

    役者さん達のレベルも高いし~
    魅了させられました~o(^-^)o

  • 満足度★★★★★

    うん。
    素晴らしい。好き。

  • 満足度★★★★★

    涙腺が緩む
    いろいろな芝居を観てきましたがこう目頭が熱くさせられる舞台にはなかなか出会えないものです。感動しました。

  • 満足度★★★★

    血のつながり
    1972年の晩秋、宮城県石巻市の某産婦人科で誕生した子供から物語りは始るが、確か、赤ちゃんポストと騒がれた病院もあったはず。劇のタイトルの意味は「ああ、なるほど」と思う。日本は血のつながりを未だに重視するがアメリカやヨーロッパは実子でない子を養子にする例が多いことを思うと、日本独特の風土も考えさせられた。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    道幸家には子供が出来なかったことから、宮城県石巻市の某産婦人科にて捨てられた子どもを貰い受け育てることになる。こうして夫婦は次々と5人の子供を養子にして育て、やがて大人になった子供たちが本当の家族となるまでの状況を描いたもの。

    子供たち5人はそれぞれ血の繋がりはないが、兄弟として育ちながらも、それぞれの胸の奥に潜んだわだかまりがあった。それをお互いに出さないようにしながらも、しかし、重大な事柄で諍いする度に、屈折した「本当の兄弟じゃないから・・。」という本音がついつい出てしまう。

    それは人間特有の繊細な感受性によるものなのだが、子供たちは大人になっても、小さい頃の闇の記憶を事あるごとに甦らせてしまう。だから自身の妊娠した時や、育ての親が亡くなったときに精神が不安定となって、きちんと育てられるのか、という不安や本当の親に会いたいという感情が鎌首をもたげてしまう。

    それはいったい自分は何者なのか?という血の継承やルーツに拘ってしまうのだが、個人的には、こういった血のつながりのない家族こそが本当の家族なのではないか?とも思う。
    血の繋がりがない分、血に甘えるということもないだろうし、血は根底に存在する「肉親」に対する信頼感が強いほど、いったん問題が起きたときはこらえ性がないほど爆発してしまう気がするからだ。

    血・・・これからの時代はそういった繋がりから少し離れて人間同士の絆が重要視される時代かとも思う。

    相変わらず感動した舞台だった。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしかった!!
    取材と構成がしっかりしていて、親子、きょうだいを考えさせられる秀作でした。

    ネタバレBOX

    赤ちゃん斡旋問題を扱った話で、生まれてすぐ引き取られ、きょうだいとして育てられた5人を中心に描かれていました。望まれず生まれた赤ちゃんを順次引き取った親夫婦の心情は病院での回想シーンで描かれ効果的でした。

    赤ちゃんも大きくなり、5人はそれぞれ様々な状況下に置かれています。考えられる限りのケースを想定して、そのため5人用意したかのようにも思えます。

    結婚して赤ちゃんに恵まれず離婚した長女、妻が流産したことで赤ちゃんのことに触れたがらない長男、今まさに結婚して赤ちゃんに恵まれたものの生みの母のことを考え不安のあまりお腹の子に声を掛けられない次女、発達障害気味で育ての母の介護をし、母が亡くなった後は生みの母を探しに宮城県へ出掛けた次男、まだ若い三女。

    まさか自分も不妊に悩むことになるとは。そして育ての母の気持ちを推量。

    自分も生みの母親のように子供に愛情を注げないのではないか。生みの親はどう考えているのか、いたのか。

    いろいろな葛藤を経て、きょうだい、妻や夫がまとまり、長男の妻にも赤ちゃんができたようで、前向きで感動的でした。

    顔が判然としない薄暗闇の病院シーンで、母親役を不妊で悩む長女が演じる妙。医者の言葉、「母体のために元気な赤ちゃんを産みなさい。そしてここに棄てなさい」にドキッ。病院で赤ちゃんを受け取るシーンのリフレインも印象的でした。
  • 満足度★★★★★

    心の栄養に、なりました。
    なぜ生まれて、どこに行くのか?誰もわからない中、繋がっていなくても、紡いでいける絆や、命の有り難さを感じました。個人的な感想ですが、作品の中で起きた事柄で、重なることは無かったのですが、途中から、涙、涙で、自分の中で凝り固まっていた何かが、解けていったような感じでした。お勧めです。

    ネタバレBOX

    道幸真子(相原奈保子)が、結婚したい優一(TETSU)を連れて、実家(ほぼ寝たきりの母と兄夫婦(土屋士、長澤美紀子)妹茜(新妻さと子)弟良介(金重陽平)が、住んでいる。)に連れて行く。嫁に行った姉(西村舞子)も揃い、優一を紹介するなかで、道幸家の家族事情が、現われていく。

    若さと独身ならではの夢や希望もありながら、自分とは?悩む妹や弟。
    結婚の喜びも現実も知っている姉や兄。
    5人兄弟なので、年齢も立場も違うのだが、共通の心の奥底の想い。答えのない重荷になる時もあるが、それ以上の両親の愛でもあった。それは、両親の言葉だったり、その家族ならでの儀式だったりする。
    母の死や真子の妊娠で、それぞれの想いに、変化がおきてくる。
    迷いが、なくなった訳ではないが、それぞれの道で、一歩進めたと、感じました。

    真子の愛する優一との、幸せいっぱいの笑顔と、母になる不安の苦悩、相原さん、流石です。
    優一のちょっと、頼りない優しさから、父への逞しさへの移り変わり、素敵でした。
    良介、茜の、不安定感と純粋さ、良かったです。
    兄嫁、長澤さんの過去をも見せてくれる空気感、大好きです。8月公演でも思いましたが、ハンバーグさんの魅力を増してくれる存在です。ぜひ、次回も客演お願いします。
    兄、姉の苦悩と、優しさも素敵でした。両親役も、このお二人でしょうか?秀逸でした。
    病院でのシーン、シルエットで見せる演出、良かったです。優しさと役者さんの力量が、あるからこその見せ場でした。

    やっぱり、お気に入りです。




  • 満足度★★★

    観せ方うまいなぁ。
    相原さんの演技は安心して観てられます。貫禄ありますね。
    難しい設定を上手に流れの中で伝えてます。大西さん流石です。
    家族についてしみじみと考えさせられます。

  • 満足度★★★★

    よかったです
    あらすじ読むとサスペンスなのかなと思っていましたが、いわゆるひとつ屋根の下の家族のお話でした。ちょっと古めのホームドラマのような雰囲気もありますが、出生や妊娠についての難しい事柄を丁寧に描いていて、好感が持てます。時々挿入される過去の産院でのシーンは印象的でした。

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