のぞまれずさずかれずあるもの『無事終演致しました!ありがとうございました!』 公演情報 TOKYOハンバーグ「のぞまれずさずかれずあるもの『無事終演致しました!ありがとうございました!』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    心の栄養に、なりました。
    なぜ生まれて、どこに行くのか?誰もわからない中、繋がっていなくても、紡いでいける絆や、命の有り難さを感じました。個人的な感想ですが、作品の中で起きた事柄で、重なることは無かったのですが、途中から、涙、涙で、自分の中で凝り固まっていた何かが、解けていったような感じでした。お勧めです。

    ネタバレBOX

    道幸真子(相原奈保子)が、結婚したい優一(TETSU)を連れて、実家(ほぼ寝たきりの母と兄夫婦(土屋士、長澤美紀子)妹茜(新妻さと子)弟良介(金重陽平)が、住んでいる。)に連れて行く。嫁に行った姉(西村舞子)も揃い、優一を紹介するなかで、道幸家の家族事情が、現われていく。

    若さと独身ならではの夢や希望もありながら、自分とは?悩む妹や弟。
    結婚の喜びも現実も知っている姉や兄。
    5人兄弟なので、年齢も立場も違うのだが、共通の心の奥底の想い。答えのない重荷になる時もあるが、それ以上の両親の愛でもあった。それは、両親の言葉だったり、その家族ならでの儀式だったりする。
    母の死や真子の妊娠で、それぞれの想いに、変化がおきてくる。
    迷いが、なくなった訳ではないが、それぞれの道で、一歩進めたと、感じました。

    真子の愛する優一との、幸せいっぱいの笑顔と、母になる不安の苦悩、相原さん、流石です。
    優一のちょっと、頼りない優しさから、父への逞しさへの移り変わり、素敵でした。
    良介、茜の、不安定感と純粋さ、良かったです。
    兄嫁、長澤さんの過去をも見せてくれる空気感、大好きです。8月公演でも思いましたが、ハンバーグさんの魅力を増してくれる存在です。ぜひ、次回も客演お願いします。
    兄、姉の苦悩と、優しさも素敵でした。両親役も、このお二人でしょうか?秀逸でした。
    病院でのシーン、シルエットで見せる演出、良かったです。優しさと役者さんの力量が、あるからこその見せ場でした。

    やっぱり、お気に入りです。




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    2010/11/24 23:59

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