『OLと魔王』 ご来場ありがとうございました◎さよなら魔王!また会おう!! 公演情報 『OLと魔王』 ご来場ありがとうございました◎さよなら魔王!また会おう!!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
21-32件 / 32件中
  • 満足度★★★★

    キリスト教の七つの大罪
    を主軸に巻き起こすリビングコメディ。
    2007年に初演されたらしいが、ワタクシは初見。で、今回の衣装は今までとかなり毛色の違う可愛いらしいデザインで、がちゃぴんとムックを観ているよう。つまり子供が観ても喜びそうなキャラクター達だった。

    ネタバレBOX

    七つの大罪の中のそれぞれ一つを持った悪魔たちの衣装というのはワタクシの中ではもっとドロドロしたイメージだったから、こうしたコミカルな、くるくる巻き毛の羊を皮を被ったキャラクターたちが可愛いすぎて、どうしたって馴染めない。しかし、コメディなのだから、仕方がないと言えばそうなのだけれど。

    個人的には衣装は悪魔らしく、内容は恐そうな悪魔なのに「人の良いダメ悪魔」的な舞台の方が好みだった。

    物語は、ミサに呼びよせられた魔王は泡野家のリビングに突如、現われる。魔王の仕事は人間の魂を頂くことだ。早速、魔王は泡野家の主婦・倫子の魂を頂こうと契約を交わすが、どうしたことか倫子の勘違いによって、泡野家の間借り人として契約させられてしまう。

    勘違いから始った魔王と倫子と周りの人たちが織り成す物語だが、魔王の悪巧みを止めようとする維持派の悪魔たちのコミカルさがバカバカしい。そして魔界の王の魔王が始終、たかが人間の倫子やミサに振り回されてしまうキャラクターはペットのようだった。笑

    ただ、マモルという死に切れない魂の浮遊度がいまいち弱かったように感じた。別居中の夫に憎悪を抱いていた倫子の魂は悪魔を呼び寄せてしまうきっかけにもなり悪魔にのっとられてしまいそうになりながら、終盤、自ら生き方を変える展開は素敵だった。

    大道具の数々が素晴らしい。

    そうして手塚けだまが今回もきっちり自らのキャラクターを演じ魅了した。けだま・・、素晴らしい女優だとつくづく思う。
    そして倫子こと川根有子が悪魔とリンクしながら吐くセリフのド迫力には毎回、ヤラレル。もっと悪魔的な川根を観たかったが、まあ、仕方がない。笑
  • 満足度★★★★

    いやー、想像以上でしたねえ・・・
    面白かった!ほんと、滑稽だし、マンガチックなんだけどせりふ回しは超一流、動きも独創的、目まぐるしく舞台が回っている錯覚を観客に堪能させたのでは・・
    魔王と倫子さんのかみ合わない会話の中に人間の寂しさがにじみ出て、魔人達のメイキャップの透明感に見とれ、乗り移った時の重なるせりふの厚み、いいですね。隣人の動きも超人的、でも、おばあちゃんにもう少しいじわるかわいい感じが欲しかったかな、だって乗り移ると超怖くなるんです。
    とにかく満足しました。ありがとう、熱延の皆さんお疲れ様!

  • 満足度★★★★

    最後まであきない
    まさに評判通りでパワーあふれる舞台と迫力ある舞台装置でした。
    観たかった作品なので見れてよかった。

    ネタバレBOX

    最初座ろうとした最前列を回避したので、みかんGETならず・・・・・いや、別に欲しいわけじゃないんだけどもね。
  • 満足度★★★

    華やかで楽しいが。
    悪魔の衣装かわいい!
    パイル地か起毛っぽい素材でもこもこなの。とりあえず暑そう。

    舞台セット凄い!!
    巨大な軍艦とか戦車とかピストルとかで、役者が乗れるようになってる。
    後ろに階段組んであって客席方向の片面にハリボテの板がある感じ?
    でもちゃんと立体で細かく装飾されてた。
    しかもころころとよく移動する。

    メイクもよくて役者の動きもよくて、
    ファンタジーでエンターテイメントな感じでとても好みだった。

    が、しかし。以下ネタばれ。

    ネタバレBOX

    でも登場人物たちはこの後どうなっちゃうの?と思ったら、全然ハッピーエンドじゃないんですよね。

    草加部さんは殺人犯してるし、
    お婆ちゃんは保険金詐欺&放火だし、
    悪魔に操られてたミサオの上司もハイジャックの罪に問われるだろうし…。

    なんか後味悪いのは私だけでしょうか…。
  • 満足度★★★★★

    評判通り
    さすが!舞台芸術集団と言う名のごとく、素晴らしい舞台でした。役者さんは、もちろん、美術、音楽、衣装、メイク、大満足でした。

    ネタバレBOX

    誰でもある心の隙間に、入り込む悪魔達だが、魔王の夫婦問題含むクーデター中だったりの、テンヤワンヤで、面白かったです。

    客席の中迄、乱入の悪魔様方、メイクも衣装も可愛く、素敵でした。
    メイクは、ホームページより進化したような?特に魔王のメイクの赤が映えていて、威厳を持ちつつ、時に、うっかり屋さんと言うか、ちょっと、ぬけてたり?と、魅力的でした。
    後半、人々の心の闇が見えるシーンや、悪魔達が人々に乗り移り話すシーンは、それまでのキャラからの変わり様が、面白かったです。
    素敵な役者さんばかりで、シリアスな作品も観たいと思いました。

    あんなに大きな動くセットで、あのスピード感は、見物でした。後半、全てのセットが動き回るのは、迫力ありました。あれだけ、舞台に広がりながらも、高低、奥行き、色のバランス、完璧と思ってしまいました。ダイニングテーブルやチェアーの動きも好きで、特に、みんなで、高速?三途の川?を走っているシーンが、好きです。
  • 満足度★★★★★

    良かったです、かなり。
    というか、
    これは観なくちゃダメだなと思いました。
    そして観て良かったなと。

    始まって五分でその不思議な魅力に完全にはまりました。

    とても良かったです。

    ネタバレBOX

    けど、あの最初に風船を割るところ、あれ不要ですね。心臓が弱い人には危険ですし、実際、自分、かなりビビくりまくりました。やめてください。

    魔王の人、すごく良かったです。他の人達もみなさん高い能力持ってますね。素晴らしかったです。

    音楽の選択や使い方がとても好みな感じでした。

    なんだか劇団四季のような完成度の高さを感じました。
  • 満足度★★

    あれれ。。

     今回はとても爽やかな後味でした。前回は、舞台の色みおかげもありましたが、とても濃い味で、劇場丸ごとダークファンタジーと言う感じでしたが、今回はいつもテーマとして扱われている、人間の孤独 個人の消滅 という部分は薄く、悪者達もみな可愛くて面白かった。 いつも実験的な姿勢を感じさせられて、凄いです。  初演の舞台写真とはまったく異なってるようですが、初演も気になりました。
     次回公演も楽しみにしてます!

     ・・・中盤から冷気が入り込み、とても寒かったので、温度調節、 お願いします。。

    ネタバレBOX

    地下空港は今回で5、6回目になりますが、今回はちょっと、あまり入り込めませんでした。まず、劇場客席が急斜面なせいか舞台を俯瞰して見ており、またタッパがあるので、役者さんもその動きもとても小さく見えました。真っ白な舞台に、発色のよい色達が配置されて、いつも以上に立ち位置や疎密が気になってしまった。
     また、サタンやアスモデウス等、人間でない役にリアリティを感じられなかった。 まず、あまりに言葉量が多く、皆初めから終わりまで早口過ぎて、テンポに抑揚が全く感じられなかった。操とルシファーとの笑いを取るようなシーンも、マモン(?)やアスモデウスらが悪巧みしているシーンも、全てマシンガントークのごとく同じように走り去り、客はひたすら置いてかれる感が強かった。疲れてしまったし、駄洒落や俗っぽいところでしか笑えなかった。そして、今回はより、左翼的な?言葉が多めで少し疲れたし、役とその台詞との違和感がひたすら拭えなかった。 その人物の言葉になりきれてないように感じた。

     巨人達の国々のときは、もう少し、声色だけでなく声量、質等で迫力やオーラが出ており、音響と照明もうまく絡んで凄みのあるシーンを生んでいたが、 今回は、役者の声がまず、マイクでとってるな というのを感じながら見てしまったし、転換時が いつもよりぬるっとしていて、残念だった。 地下空港は、転換の仕方がいつも好きで、演出の妙を感じていましたが。
     また、カーテンで空間に変化がつけられてましたが、もっとダイナミックに変わって欲しかった。カーテンが、背景を”隠している”というように感じられてしまった。 カーテンが紗幕的なもので、引いてある時も向こうの景色が仄暗くかいま見える、等、”カーテン”がもっと変貌したら良かったなとおも思った。 

     この二年ほお、内容がどんどん人間ばなれしていくにつれて、吐いている台詞と役者の話し方と衣裳が乖離していってる気がします。どれも面白いのに、もったいないと思えてなりません。。 
     また今回の劇は、タッパのある劇場ではなく、もう少し天井は低く、奥行きがどーんとあるような、非劇場的空間でやったほうが映える舞台じゃないかと思いました。

     
     役者さん一人一人は、とても力を感じるのに、台詞の多さと早さに流されているように感じました。 バックで流れているクラシックはゆるやかな調べだったり激しくなったり変化をつけているのに、台詞のテンポはただ早くて、滑稽でさえあった。。 


     批判ばかりで本当に申し訳ないです、、 本当に好きな劇団で内容も大好きなのですが、今回は少し、内容以外のところで気になってしまったので、、 初めて書かせて頂きました。
     
     これからも応援してます!  
  • 満足度★★★

    キュートな魔王!
    我が家の狭いリビングにも来て頂きたい!(ちょっとでか過ぎか?)魔界の方々のカラフルな衣装がテレタビース(もうTVではやってない?)風でかわいい。最初から最後までパンツ一丁だったマモル君、風邪引かないようにね~

    ネタバレBOX

    気になった点をいくつか。
    下手通路近くで見ていたが、袖で次の装置の移動の準備をしている人や次の場面の役者が立っていたり、歩いていたりするのは観客としてはちょっと目障り。もうすこし演者に照明をあてて、まわりはもっと暗くするなどの工夫が必要では?舞台外に役者がでて演技していたときも全然スポット照明があたっていなかった。(顔真っ暗)全体的に照明にメリハリがなかったので工夫の余地あり。物語はわかりやすかったが、物語が進むにつれ、OLさんとマモル君の部分がどうでもよくなっていったような気がする。
  • 満足度★★★★

    熱い
    皆さんが熱演されていて、こちらにもその熱気が伝わってきました。
    初見でしたが、楽しみな劇団のひとつに加わりました。

  • 満足度★★★

    大スペクタクル魔界オペラ
    最初からそのように理解していればもっと早くから入り込めたと反省しています。

    ネタバレBOX

    最初、ちまちましたアパート暮らしのOLの話かと思っていたので、あの着ぐるみ群にはついていけませんでした。

    パンフレットに登場人物、登場悪魔の属性や相関関係が書かれていましたが、本番ではあまり説明がありませんでした。登場人物のことを知っているのが前提のような作り方はどうかと思います。

    OLミサオのお母さんの性格も観客が何も分からないうちに魔王がいきなり受け身な性格だと勝手に方向付けていました。ミサオのお父さんが別居している理由も説明がありません。

    そもそもミサオにしても、なかなか名乗らなかったのと、名乗ったところで主人公のOLかどうか暫く分かりませんでした。ちょっとお母さん風に見えてました。

    守の音楽についても、なぜ作曲家を目指しているのか、最終的にどうなったのか、全くほったらかしです。トナリニア国との商談も何か良く分かりませんでした。

    で、結局、人間界の関係などはどうでもよくて、悪魔界の覇権を争う壮大なオペラと考えれば、いきなり魔界のクーデターなどと言われても唐突感なく受け入れられるというものです。

    悪魔とそれぞれ身体を支配された人間が同時にしゃべる台詞回しは素敵でした。

    ところで、冒頭で新年の挨拶をしていましたが、1月も中旬を過ぎると違和感を覚えます。
  • 満足度★★★★★

    華のある舞台☆
    地下空港の公演はいくつか見ましたが、今までで1番面白かったです!
    初演は、いまいちよく意味が分からず、衣装綺麗だなーぐらいの印象でしたが、今回は登場人物が一気に出てきても舞台上で関係性が見えるくらいとても分かりやすかったです。今までは舞台が小さすぎて人がごちゃごちゃして分かりにくかっただけで、舞台に広さがあれば地下空港の世界観を表現できるんだなーと、(上から目線ですが)そう思いました。
    衣装も明るくて可愛い(特に魔王!)し、笑えるし、とても華があって、ファンタジーの世界に浸れるあっという間の100分でした!
    魔王はお茶目でかっこいい。サタンは常にかっこいい。リヴァイアサンは美しくてクラクラ。倫子さんは万能。絹恵さんGJ!笑
    リピートしたいお芝居ってそんなにないですが、これはできればもう1回観たいです。

  • 満足度★★★

    なんだか凄い!
    迫力あります。アイデアもいいですね。衣装も美術もとても良かった。
    残念なのは、メイクで役者さんの顔がホントはどんなだかわからなかったことかな。
    受付も寒いので建物の中に早くから入れていただいたり、みんなで一つの作品を大切に作っていることが伝わってきました。
    楽しませていただきました。

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