ハロースクール、バイバイ 公演情報 ハロースクール、バイバイ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★★

    うわぁぁ!
    素敵だ、こりゃあ。

  • 満足度★★★★★

    はてしなく遠い中学生時代を、
    ふたたび体験してしまった。しかも。少女であった頃などあるはずもないのに、あのとき、たしかに自分は少女だった。

  • 満足度★★★★

    素敵だと思ってしまう
    おすすめされて見に行ったのですが、行って良かった。 なんだか可愛くてドキドキしてしまう悔しさ。 口にしてみると凄く単純で普通な話で、よくこれがあんなに面白くなったなと思いました。見せ方の魅力を感じます。舞台ならではの魅力。 みんなの出す中学生感が好きです。

  • 満足度★★★★★

    「きらきら、きゅんっ!」
    女子中学生たちのいきいきとした会話の中からみずみずしさがほとばしるさまに中原俊監督の『櫻の園』(90年版)を思い出す。

    本編部分を試合場面で挟み、それは試合中に胸中を去来するものか、彼女たちの結束力の元か、などと思わせるのも上手い。

    なお、投稿タイトルは勝手に思い浮かべたキャッチコピーで、もう1つは「思い出の宝石箱やぁ~!」(笑)

  • 満足度★★★★

    いやいや。
    懐かしさと心地よさがありました。

    ネタバレBOX

    バレーボール部を中心としたストーリー。女の子たちの体当たりなバレーボールシーン。見物でした。
  • 巧みだけど微妙
    ほんのさりげない日常の言葉をリフレインさせ、「意味」を塗り重ねて
    最後に大きく展開させていく…。 最後の辺りの展開は本当に上手かった。
    …けど、「凄く巧み」止まりで、観ていて心動かされる事は無かったです。
    正直、時間がものすごく長く感じて辛かった。

    ネタバレBOX

    作品のテーマは「少女からほんの少しずつ成長していくことへの
    戸惑いやほんの少しの嫌悪」? じっくり考えると、そんな感じがします。

    私が共感出来ず、心動かされなかったのは人物達が何か
    「一人の人間」というより、「造り物」っぽかったからかも知れません。
    頑張ってるけど、どこか詰めが甘いように映る動きと速射砲のように
    繰り出されるけど、イマイチ意味が取り難い(多分ホン自体のせいだと
    思う)台詞に、強引にはめ込んだようで余り自然といえないエピソード。

    正直、緩急が付いてなさ過ぎて、笑えないボケツッコミの若手
    お笑い芸人のコントみたい。

    構成もなんかルナとシホの話を中心にもっていきたかったのか、
    それともアジサイと写真部、サッカー部の少年達との少し複雑な
    関係性を書きたかったのか、どっちつかずで中途半端な印象。
    どっちを中心に描くかで作品の雰囲気が結構大きく左右されるので
    作家が決めかねてこの構成にしてしまったのでは?とすら
    疑っちゃうのです。 邪推し過ぎだろうか?

    一番許せなかったのは、ルナが転校するのを打ち明けた時の
    「ここを出ていくんだね…このネバーランドを」という台詞と、
    ラストのルナの「外の時間が…動き始めた」かな。

    ルナの成長を描きたかったのだと思うけど、それまでのルナの時間、
    皆と過ごした時間、って結局ルナにとっても皆にとってもやがて
    (言い方が悪いけど)捨て去られるのがしょうがないひと時、みたいな
    印象を受けて、正直かなり不愉快だった。

    思ったけど、登場人物達がみんな繊細で傷つくのを恐れていて
    純粋だね。 それが悪いわけじゃないけど…世界がものすごく狭く思えた。
  • 満足度★★★★★

    みた
    ひりひりするけれど、押し付けがましさは感じない。いい台詞もさりげない。音楽ちょっと卑怯。
    当日パンフ、チケットも、役者や照明に劣らずいい。チケット代もう少ししてもいい。

  • 満足度★★★★

    カモン!カモ中!
    初マームとジプシー。
    繰り返されるシーンの数々を、
    巧みと取るかクドイと取るかで評価は分かれるのかも。
    どちらにせよ浮かび上がる14歳の情景は美しい。
    蛇足だが、
    小劇場オールスター女優的な客席の方に目を奪われっぱなしだった(笑)

  • 満足度★★★★★

    マックが異国に思えた頃
    今年の暫定マイベスト公演。登場人物もパンフもチケットも全てが愛おしい。
    「それぞれ」に分化してゆくまでの、発語されずにいつの間にか蒸発してしまっていた感覚。誰かの記憶から記憶へと、行き来戻りつリフレインしながら一年という年月が濃縮された一つの「場」に喉の奥が熱くなる。
    きっと皆ローファーではなく白いスニーカーを履いてるんだろうなと思わせる、中学生の身体感。この懐かしさといったら。
    映像的な舞台は多いけれど、これは舞台にしか表現できない映像性だなと。
    色んな所で絶賛されてた前作も観とけばよかったと激しく後悔。時間さえあればもう一度あの場を体感したい。

  • 満足度★★★★★

    しなやかに広がる記憶の質感
    そのひとときに蘇るもの、その時間から広がっていくもの。

    一行の台詞をフレームにして、
    閉じ込められたその時間の質感を、
    美化されることなく、
    でもとても瑞々しいものとして
    感じることができました。

    ネタバレBOX

    客入れ時にすでに舞台上では
    ユニフォームを来た選手が数人、ストレッチをしている。
    ステージ上で表現のシステムが動き出す前に
    すでにかもし出された空気があって・・・。

    だから、物語の始まりのシーンたちがスムーズに展開していきます。

    中学校の女子バレー部、先輩が抜けた後の部活の様子などが
    ランダムと思えるような切り取り方で
    舞台上に次々と現れていく。

    やがて、
    いくつかのシーンが残像を重ねるように繰り返され
    一つになっていきます。
    しかも、同じシーンについて観る側の視座を変化させることで
    その時間に立体的な厚みがうまれていく。

    シーンの時系列も、
    最初は記憶の曖昧さを模したように
    順番が伝わってこない。
    でもシーンのつながりがいくつも浮かび上がり
    ゆっくりと流れというかシーン間の因果が生まれて、
    その場の空気が
    時間をたどるようにして膨らんでいくのです。

    たとえばカツサンドの匂い(悪臭)や
    ひとりでのマックのこと。
    体育館の倉庫の感触や
    サッカー部の級友のリフティングにまつわるエピソード。
    断片がはめこまれて時間が満ちていく感じ。
    バレーボールの練習や合宿、
    試合の高揚が
    舞台全体をみたす。
    一方で
    それらの記憶から派生するがごとく
    解けるように蘇る場面もあって。

    言葉では語ることができないような
    さまざまな記憶の密度が醸成されていきます。
    重ねられていくシーン達の組み上げは
    その場の空気に観る側を包み込むだけではなく
    記憶の濃淡までを織り上げていくのです。

    ひとつの刹那を醸し上げるために繰り返される
    シーン達の精度の作りこみが、実は凄いのだと思う。
    シーンのつながりに違和感を感じさせない
    役者達の場面を繋ぐ切れに目を瞠る・・。

    そうして構築された空気の厚みは
    よしんばどこかデフォルメされたような
    歌詞の校歌であっても、
    浮くことなく、むしろ彩りとして
    その場にすいっと引き入れてしまう。

    何度か、きっと一行分ほどの長さの、
    それが春の終わりの出来事だったことをつぶやく台詞が語られて、
    とても効果的だと思いました。
    バレーボールの試合の記憶も
    取り壊されていく級友の家である銭湯も
    その台詞の内側に置かれて・・・。
    よしんばしっかりと膨らんでいても
    時間がばらけることがない。
    台詞が重ねられるとき、
    体感的にどこか物憂く、
    ちょっと汗臭く、きれいなばかりではない、
    でもビターで、少しだけいとおしいその時間が
    拡散することなく
    すっと記憶の色へと変化して
    観る側に置かれていくのです。

    終演、そして客電がついても、
    舞台上の空気に浸されたまま、
    少しの間立ち上がることができませんでした。
    べたな言い方ですが、
    しっかりと舞台に取り込まれてしまっておりました。

    この作り手が
    今後どのような空気を舞台に醸していくのか
    ほんと、楽しみになりました。

    ☆☆☆□□☆◎○○



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