満足度★★★★★
マックが異国に思えた頃
今年の暫定マイベスト公演。登場人物もパンフもチケットも全てが愛おしい。
「それぞれ」に分化してゆくまでの、発語されずにいつの間にか蒸発してしまっていた感覚。誰かの記憶から記憶へと、行き来戻りつリフレインしながら一年という年月が濃縮された一つの「場」に喉の奥が熱くなる。
きっと皆ローファーではなく白いスニーカーを履いてるんだろうなと思わせる、中学生の身体感。この懐かしさといったら。
映像的な舞台は多いけれど、これは舞台にしか表現できない映像性だなと。
色んな所で絶賛されてた前作も観とけばよかったと激しく後悔。時間さえあればもう一度あの場を体感したい。