歴女パーティー ~WAR・WAR・WAR~ 公演情報 歴女パーティー ~WAR・WAR・WAR~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    総じて満足ではあるが
    歴史上の武将たちが召喚されるユーモラスな前半から戦うことの無意味さや戦争の残酷さを訴える内容に次第にシフトして行くのは上手い。
    が、一件落着の後にさらに見せ場を設けたために全体のバランスが損なわれた感があるのは否めず。
    また、三鈷杵(あるいは五鈷杵)を研究所員が「独鈷」と言う単純ミスも困ったモンだ。

  • 満足度★★★★

    戦国武士たちの想いが伝わる
    素晴らしい筋書きでした!

    が、少し膨らませ過ぎかなとも…、

    ネタバレBOX

    いきなり助手と先生のハイテンションな会話で始まり、この先どうなる事かと思いましたが、武士たちが登場してからはしっくりきました。

    木曽義仲が天竜川で死にそうになるのでビックリしました。藤島の決戦で亡くなるはずなのにと心配しましたが、手当てのかいあって元気になり安心しました。

    謙信が女性だったことは…、これはすごい発見でした!!

    太平洋戦争や湾岸戦争にまで話が及んだときには少し膨らませ過ぎだと思いました。しかし、助手の徳川さんが名古屋人気質を熱く語り始め、暴走し出して、ついに卓上ミソの話をしたときには、とことん膨らませる主義なんだということが分かり、何となく納得しました。

    ただ、武士たちのたたずまいが素晴らしく、歌舞伎のように横でただ座っているだけでも様になることを感じ、信長と謙信のしっとりとした会話にジーンときただけに、時の隙間に帰って行くだけも十分だと思いました。

    時の隙間に帰った後の謙信と蘭丸のおまけ的な話も必要ないと思いました。
  • 満足度★★★★★

    実に良い加減のお話でした
    楽しめました!そりゃもう純粋に。
    草履だったり、雪駄だったり、裸足だったり。
    太刀や刀も、それなりに扱い方抑えて、衣装や小道具しっかりしてました。
    歴史に詳しくなくても、歴史と説明大好きな歴女さんが解説入れてくれて
    サービス精神旺盛な芝居で十二分に楽しめました。

    ネタバレBOX

    パーティーといいつつ、やった事はサバトのような降霊会(^_^)。
    出てくる出てくる武将達。(まぁ3人+αほどですが)
    せっかくの和歌「敦盛」なのだから、
    足袋は履いてて欲しかったかな、信長さん。
    各役者さん達も役柄に合った背格好でしたね。
    霊媒師の山田花子さん、インドっぽさが妙に似合っていました。
    上杉謙信女性説謳い上げて、山田さんの「呼びましょうか」で、
    登場してしまうトコロなどが楽しめました。
    本能寺の火薬の量や、塩留めの太刀など。
    いろいろエピソードも詰め込んで、戦国時代で締めると思いきや。
    戦を無くそうとした3武将に、今の世までの酷い戦争の話を伝えたり。
    (劇場入り口までの階段の踊り場に、
    謙信縁の八海山や原爆跡の市街地の写真などが
    掛けてある芸の細かさが気に入った)
    イラク派兵の兵士のFAXの朗読まで行ない。
    現、総理大臣の批判まで入れるとは、まさに!
    恐れ入りやの鬼子母神ですわ。
    少々科白のカミカミあったり。
    柳沢元教授の終わり間近のキレの悪い殺陣とか。
    いろいろ完成度等には、遠いものがありましたが。
    熱意と楽しさ、詰め込んでも崩れない脚本。
    ユニークな登場人物達にプラスして将来性に向けて。
    星1つオマケします。
  • 満足度★★★★

    コメディかと思いきや、
    しっかり反戦も唱え、尚且つ現代社会も風刺するというてんこ盛りの舞台だった。惜しむらくは終盤のシーンでの柳沢元教授が傘を振り回して武士の刀と戦う場面以降の展開は必要ない気がした。
    舞台って止め処が難しいよね。しかし、これ以上続けたら、興ざめしちゃうって事がよくあるんだよねー。

    それでも構成はしっかりしていたと思う。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    物語は柳沢元教授のいる研究室でのお話。
    柳沢によると寺で見付かった古文書から上杉謙信は女だったという説を説き部下は教授の意向で奔走するも胡散臭く感じていた。

    それじゃあ、本物を降臨させて話を聞いたらどうか?などと突飛な発想を思いつく。その名は「歴女パーティー」それでやってきたのが、これまた胡散臭そうな豊満なインド人みたいな女が登場し、霊を降臨させることが出来るという。

    そうして女たちはまあるく円を描くように手と手を結び、マントラのようなまじないを始めるのであった。しかーし、降臨したのは新田義忠やら家来の堀田やら織田信長やら、蘭まるだった。笑)

    歴史上の武将たちが降臨する際の音響、照明、演出は流石。これで太鼓や鈴の音でも鳴り響いたなら、歌えや踊れのお祭り騒ぎになるところだった。そんな折、女将と呼ばれた上杉謙信が降臨する。そんな戦国武将たちの御姿は凛々しくも勇敢であった。

    更に織田が上杉に惚れていた経緯や天下統一の為に戦った戦国時代から現代の、世界のどこかで戦争は続いている状況はさして変わらないことなどを含め、日本の総大将である管直人の御器量を武将が問いかけるシーンなどは苦笑!ものであった。

    そんな時空を超えたお話なのだが、意外に説得力があって解り易い。楽しく愉快な舞台だったが織田と謙信のセリフの混じり具合が絶妙で凛としていた。一番印象に残ったのは謙信の話し方の彩りだ。
  • 満足度★★★★

    あなたが蘭丸っ!?
    私は、ちゃんと日本史を勉強した方ではないが、近頃は歴史もののお芝居も多く、ちょっとは分かってきたかな?って感じ。

    それにしても、今回のは、最初っから突拍子もないような展開で、ぐいぐい引き込まれていきました。
    役者さんも、かなり力が入ってたようで、こちらも自然と力が入ってしまってました。
    発想が面白いし、楽しいお芝居でした。

    ネタバレBOX

    名古屋出身の私は、最後の方は、深くうなずき、そしてむっちゃ笑ってました。たぶん実証できると思いますので、今後の作品に期待してます。
  • 満足度★★★★

    テーマがいい
    テーマがとってもしっくりきました。
    ちょうど似たようなことを考えていたので。

    キャラクターもよく出ていて、動きも安定していて
    せりふもはっきりしていて、とってもみやすかったです。

    上杉・織田の2人がお気に入りです。
    特に上杉役の方は、凛としていてかっこよかったです。

    コメディータッチで描きつつも、きちんとしたメッセージが込められて
    いる。いいお芝居でした。

    ネタバレBOX

    当たり前の何気ないことが幸せ。

    お祭りの話をする時の上杉が、すごく心に残りました。
    それからその後の手紙も。

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