ロクな死にかた 公演情報 ロクな死にかた」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
41-60件 / 63件中
  • 満足度★★★★

    おもしろかったー
    あれだけの人数がいるからアンサンブルが多いのかなぁって思ってたんですが意外にダイアローグ中心で安心というかあのラインは守りたいよなーって思った。

    転換がうまいのは演出が優れている証拠ですね♪役者さんも「あ、この人いいなー」って思う人が何人もいて脚本も結構面白くて見応えがありました!

  • 満足度★★★★

    教訓じみてなくて○
     重いテーマの割には笑わせるシーンも多く有り、楽しめました。こうなるから精一杯生きろ、とか何も無く、印象的なダンスシーンと共に生きる喜びが伝わってきたような…。
     照明とセットもよかったです。当日券でもう1回観に行けたらいいな。

  • 満足度★★★★

    遅筆な台本の割には
    完成度が高かったのはキャストらの秀逸さなんでしょうか?笑)

    物語は一人の死んだ男性を軸に、彼に関わっていた残された人のお話。

    ネタバレBOX

    毬井が死んでしまった現実を解っているつもりのチサト(毬井の元恋人)だったが、ある日、毬井のブログが更新されていることに気付いた彼女は、彼がこの世から居なくなってしまった事がどうしても信じられない。

    毎回、更新されるブログの内容も、本人が書いてるとしか思われない内容だったからだ。しかし、そのブログは毬井の旧友・武田が毬井のパスワードを使って彼になりすまして更新していたことがバレテしまう。

    ブログの更新によって死んだはずの人間への想いが更に深まって傷つけられる人たちと、軽い気持ちで更新していた武田の心の機微を描いた作品だったように思う。それでも生きてる人間の道はずっと続いていくのだ。

    導入音楽、演出、キャストらの演技力が絶妙だった。相変わらずゲキバカの伊藤のお母さんキャラが映える!このキャラが今回の笑いの全てを担っていた。




  • 満足度★★★★

    キュンとしてハッとして
    生きていることのドキドキを感じる人と、それにこだわらない人。死んでからの世界。つながり。東京。身体から発せられる感情…。うん。わかるんだけどわからない感じがする空間でした。

  • 満足度★★★

    みなぎる力
    迫力のある演技でした。ダンスパフォーマンスもみごとで劇団の力を感じさせてくれました。

  • 満足度★★★★

    両方から広がる
    死について逝くものと残されたもの双方の感覚が
    クリアに溢れるように満ちていく。

    その表現の洗練をたっぷりと味わうことができました。

    ネタバレBOX

    開演前、
    舞台上に登場人物が現れ
    やがてダンスに至り
    日常の時間がぞくっとくるほど鮮やかに
    切り取られていきます。

    その中で多重構造で語られていく
    死の姿。
    一人の男の死について
    観る側にとっての客観性が維持されながら
    語られていく。

    物語の構造が
    舞台の出来事と観る側にある種の距離をつくってくれるので
    逝くものと残されるもののそれぞれの想いが
    混じり合うことなく舞台上に重なっていく。
    死という事実に双方の想いが
    それぞれに満ちて
    ゆっくりと受け入れられて、
    次第に引いていく・・・。

    冒頭の日常が
    再び終盤に現れて、
    深く、満ちた、死への想いも
    日常の時間に埋もれていくのです。

    観終わって、
    何かが失われることへの
    不思議な透明さを持った感覚が残る。

    公演期間の前半ではありましたが
    高い完成度を持った作品で、
    しかもさらに想いの奥行きが
    生まれていくであろう感じもあって。

    ダンスなどに圧倒されながらも
    観終わって、
    しばらくそのまま浸っていたくなるような
    秀逸さを持った作品でありました。




  • 満足度★★★★★

    嬉し泣きの100分、完成度マックス!!
    ひょっとこ乱舞は、チョウ・ソンハさん観たさに「プラスチックレモン」をみたのが最初で、これで、確か4回目ぐらいの観劇歴ですが、まあ!今回程、感嘆したことはありません。

    まず、昔から、広田さんの頭脳明晰さはよくわかったのですが、以前は、観客に伝わらなくても構わないという雰囲気がどこか、作品に漂っていたのですが、今回は、そんなところが微塵もなく、世代を選ばない、普遍的な作品に仕上がっていました。

    スタイリッシュな演出でありながら、メッセージがダイレクトに伝わり、若者の会話のリアリティにゾクゾクする程の快感を味わいました。

    今、私が知る限りにおいて、日本で、一番の若者会話劇が書ける作・演出家は、広田さんを置いて他にいないような気がします。

    以前は、ストーリーと分離して、唐突感が否めなかったダンスが、今回の作品では、見事に、ストーリーと融合し、その美しいシルエットに何度もため息が出ました。

    配役表を見た時、浮かないかな?と心配になった、ゲキバカの伊藤今人さんが、絶妙な匙加減で、適材適所の役を与えられ、ほろ苦い笑いを担われ、このキャスティングセンスにまた唸りました。

    ひょっとこの役者さんも、いつの間にか、皆さん、素晴らしい進化をされていて、目を見張る思いでした。
    早口の台詞が多く、何人か、とちる方もいましたが、そんなこと、全く気にならないし、むしろ、またそれが、リアルに拍車を駆け、とにかく、このステージの何もかもが超一級品揃いで、もうただただ感涙しまくりの100分。

    倉田さん、西川さん、渡邉さん、笠井さん、寺田さん、田中さん、松下さん、中村さん、根岸さん…、あー、皆皆、とっても素敵でした。

    広田さんのような頭脳明晰な方が、演劇に手をそめてくださったことに、感謝します。

    本当に、たくさんの方に観て触れて感じて頂きたくなる素敵な舞台でした。

    ネタバレBOX

    広田さんが男性だということが信じられない程、どうして、そんなに、女心がわかるの?と、チサトと、村瀬と、みいの気持ちに、若き時代の自分の感情を透視されたような、不思議な高揚感と、寂寞感で、久々、恋に悩む女心を追体験し、胸が苦しくなりました。

    一方、男性陣の描き方も、これまた秀逸。毬井君、武田君、白井君、生方君、困るじゃないの!この歳で、君達に恋心を抱いてしまいました。
    何て、皆、魅力的なんでしょう!

    一人の死を通して、生きている人間の精一杯の日常と優しさを、温かい緻密な目で、見事に、舞台上に活写した広田さんの、才気には息を呑むばかり。
    そして、愉快なんだけど、どこか哀愁のある、今人さんの母。

    通行人や、エキストラをダンスでスタイリッシュに見せる手腕も卓越していました。

    本当に心から、何度でも「ブラボー!」を叫びたい素敵な素敵な作品です。
  • 満足度★★★

    むう
    広い舞台を大人数の役者たちが縦横無尽に動き回る姿、一糸乱れぬダンスシーンは、まさに圧巻で、それでいて大味になることはなく、小技を織り交ぜながら組み立てていく様はさすが10年戦士と思いました。
    が、しかし自分には場面が転換する度に、ブツッと切れてしまう感じがして、自然にスッと入って来ず、のれなかったのが残念です。

  • 満足度★★★★★

    初見です。
    ツイッター等で話題に上ったので当日券で飛び込んだところ大正解!ダンスも良かった!女性陣の長セリフも見所。個人的には笠井里美さんに魅かれた。リピートするかも!?

  • 満足度★★★★

    盛り上がる。
    ロクな死に方をしない様に、徹底的に生きねばな。

  • 満足度★★★★

    その日がくるまえに
    死がテーマだけれど重くなく。大事な人を大切にしようと思いました。
    女性のキモチ、すごく共感できました。男性にこの思考回路が理解できるんだろうかと思ってみておりました。

    2回ずつやったダンス、あの後ろ下がるやつゾクゾクしました。かっこいい(笑)
    ゲキバカ今人さんのソロダンスかっこよかったです~格好があれですが。

    ネタバレBOX

    マイダーツをかったのになかなかいけない白井君、面白かったです。関西弁のパワフル彼女がかわいい。

    放置されたお父さん可哀相!

    洗濯物のたたみ方すごいチェックしてしまいました。

    まさかのマリーちゃんがすでにこの世にいなかったことにはほろっとしました。
  • 満足度★★★★★

    しんみりもあり~
    なかなかどうして、あの母、しんみりさせるやん~。。
    笑いの中の「死」について良い公演でした~。。
    観た人の心の中に何か残るような気がします。。

  • 満足度★★★★★

    初見でした
    とても面白かったです。
    どこかのオシャレな美術館に来たような錯覚を覚えるシンプルなかっこいい舞台美術にまず魅せられ、そこから後は一気に見入ってしまいました。
    シリアスなストーリーの中にも時々入るコミカルさも全然くどくありませんでしたので自然に笑えました。
    わりと良い意味で「ずるい」笑わせ方だなと感じたのですが、お芝居全体の雰囲気によく馴染んでいたのは凄いと思いました。演出と役者さんのスキルの高さを感じました。
    非常に綺麗なお芝居で僕の好みにドンピシャだったもので、観終わった後もほろ酔い気分で帰ることができました。
    チケットプレゼントという形でご招待していただいたことにとても感謝しています。
    次回も観に行きたいです!!

  • 満足度★★★★

    うん!
    すごく楽しい!前回公演も観劇させていただいたが、個人的には今回の方が好きだと感じた(笑)役者が楽しめばこちらも楽しくなる!

  • 満足度★★★★★

    初ひょっとこ
    これは良いでしょう。芝居が始まる前のエチュードから何かしてくれそうな予感がビンビンでした。こういう芝居への入り方も目新しく感心しました。芝居の途中,所々で盛り込まれるダンスも目を引きます。あの身体表現があるおかげで,ちょうどいい息抜きになり,芝居への集中力が持続できます。ストーリーもある意味単なる一つの出来事なのですが,その後ろには抽象的に考える「死」というものがあり,単に観劇したというだけでは終わらない深みが残ります。初ひょっとこ乱舞でしたが,これはお気に入りの劇団になりそうです。

  • 満足度★★★★★

    すっごい
    「演劇」という方法でしかあらわせられない世界観でした。最初から最後まで引き込まれっぱなしでした。見終わった後も余韻の残るような舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    見事に引き込まれた110分間でした
    黒い舞台上に2本の曲がったジェットコースターのようなモニュメントがあるだけの空間で、部屋・池袋の雑踏・駅のホームなどの様々な状況を上手に観客に伝え、台詞や行動も各登場人物達に分けて情感豊に物語を紡いでいました。人の思いや感情の連鎖・波紋という繋がりを愉しく笑いを交えつつ真面目に表現した見事な舞台でした。

    ネタバレBOX

    白い服の男女の会話
    女は病室で死が迎えに来るのを待っていて、
    男に飼っていた金魚の世話を頼む。
    男は女の死の現実から眼を背けて話題を変える・・。
    その話が鞠井クンの話

    いつも死について考えていた鞠井クンは
    彼女との買い物で別行動となり、
    待っていた交差点で交通事故を見て、
    人の死があっけなく簡単に起こる出来事に驚くが、
    自分も突然誰もいない世界に来たことを知り漠然とする・・。

    鞠井クンの彼女は、彼の死後も更新されるブログを見て、
    彼は死んでいないと思い、日々ネットに向かう引き篭もりとなってしまう。
    見かねた姉が相談相手を連れて来て、ブログの発信元を突き止める。

    生前、鞠井クンは友人に死とは肉体の死ではなく。
    記憶や情報の継続が出来なくなる事ではと考えて、
    友人に遺言で、自分の死後も自らの日記と考え方を綴ったノートと、
    ブログへのパスを託していた。そうすれば自分は死んでいないのでは?と

    友人は鞠井クンのいしを汲み取りブログを更新し続けていたが、
    鞠井クンの彼女が引き篭もりになってしまった現実を聞かされて、
    ブログの更新をやめる事にする。

    更新の停止に伴い鞠井クンの死を受け容れた彼女は、
    自分がしっかり生きてゆく決心をメールにしてブログに送る。

    白い服の男女、噛み合わない会話で。
    彼女の死後、女から託された金魚が死んでしまった事を、
    男は泣きながら告白する。

    といった話でした(途中いろいろ端折っています)
    うーむ、舞踏を取り入れ台詞も受け渡しての流れに淀みなく。
    笑わせつつも上記の話を観客に伝えてるんですから、たいしたものです。

    (まぁパンフも見ずに記憶で綴っていますので、
    けっこうズレがあるかもしれませんが、
    私の脳内では上記にて記憶されております。ハイ)

  • 満足度★★★★

    圧倒されました
    ひょっとこ乱舞、初めて拝見させて頂きました。凄いよかったです。

    ネタバレBOX

    始めのダンスの段階から圧倒されました。
    死んだ主人公を中心に様々な人物のストーリーがありますが、話しがこんがらがる事なく見る事が出来ました。また、役者さんの見せ方や演出がとても上手く、とても面白かったです
  • 満足度★★★★★

    いいやん、好き。
    ジェットコースターのレールのような舞台セットやフライヤーからはストーリーが見えてこない。
    初見なので、ちょい不安。
    しかし、オープニングで不安は吹っ飛ぶ、こういうの好きかも。。。
    ジェットコースターに乗ってるような、ではないけど、スピーディな展開と
    コント?、ストーリーのつながり、すべて面白く楽しめた!

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい! 素晴らしい! 素晴らしい! 本当に素晴らしい舞台!
    演劇でしか為し得ない世界がそこにあった。
    しかも、素晴らしい完成度。
    巧みな構成。

    もう、「素晴らしい」以外には何も言えないほど。

    ネタバレBOX

    亡くなってしまった恋人に語る「死」にまつわる物語。
    それは、「物語」による死者を悼むことでもある。

    そして、設定が興味深い。なぜならば、メインの物語は架空(作り話)であることを宣言し、さらに物語の中心にいるのは、死んだ男の元カノということ。今の彼女ではなくて。

    「死の物語」を通して、再生していくことも、亡くなった者を悼むことでもある。
    「語る」ことで生者は再生し、「語る」ことで死者を悼むという構図。

    これは、今、現時点で彼らの世代(年齢)において考えられる「死」との向き合い方、「死」との共存、「死」との納得の付け方が語られていると言っていいだろう。
    それは、本気で「死」について考えてみたということ。当然、世代が異なればその感じ方も異なる。と言うか、人が違えばその人ごとに考え方も異なる。

    デジタルな世界では、死の後も記憶がデジタルの中に鮮明に残ってしまう。人の記憶はアナログだ。薄れ、ぼやけていく。だから、死んだ後にブログを更新されることには大いなる違和感を感じるのだ。本当は自分の記憶のほうが正しいはずなのに、ネットの世界にある記憶のほうが鮮明でリアルなことへ苛立ちを感じてしまう。

    いつの世であっても、そこに「いた(存在した)」人の「いた」という事実を「言語」として記憶にすることは、すなわち死者を忍ぶこと、追悼になっていく。ネットの上でも同じ。言葉は記憶になり、そして消えていく運命にある。
    さらに、「命の灯り」もきちんと灯しつつ。

    この舞台は「死」について語っていたのだが、その実、その根源には、(自分が)存在すること、(自分の)存在への不安感というものがあったのではないだろうか。

    つまり、「死」というわかりやすいテーマから、「私は本当にそこにいるのか?」「私は本当にそこにいたのか?」という問い掛けがなされているということだ。それは、ひょっとこ乱舞の舞台を観るたびに感じていることなのだ。
    それが今回も別のアプローチから語られていたという印象を受けた。

    また、前回「『ブリキの町~』で笑いも手にしてしまった」と感想を書いたのだが、やはりそうであった。「笑い」はその塩梅が難しいのに、この深さのある舞台に見事にねじ込んできた。そして、笑いをきちんと獲得していた。

    そして、個人的に「ひょっとこフォーメーション」と勝手に呼んでいるダンスシーンも、物語に見事に溶け込み、効果を上げていたと思う。美しいと思うシーンが幾度も訪れた。

    役者もすべての人が素晴らしい。本当に素晴らしい。当然なのだが、完成された姿でそこにいたと言っていい。
    中でも、妹のチサト役の笠井里美さんのギリギリな感じの台詞回しには息を飲んだ。タケダ役の西川康太郎さんの佇まいがいい。関西弁の女性を演じた田中美甫さんの台詞の呼吸感、鞠井の恋人役、寺田ゆいさんの切ないエピソード、たっくんを演じた中村早香のさらに切なさが特に印象に残る。
    忘れてはならない、伊藤今人さんは、一見、飛び道具的な使い方なのだが、それが嫌みにならずに、きちっと物語にはまっていたのは、演出もさることながら、この人の身体的なセンスの良さがあるのではないかと思った。

    今回、特徴的に感じたのは、「3人による会話」のシーンだ。その数も多い。それは「常にそばにいて2人の会話を聞いている者がいる」という状況が生まれていて、単なる2人の会話よりも、さらに奥行きを感じることができたのだ。2人の会話は、第三者がいることで、その存在を感じつつ、つまり第三者にも聞こえていることが前提で話される会話であることが、演劇という枠の中にあることで、さらなる効果を上げていたと言っていいと思うのだ。

    そう言えば、広田淳一さんの、『プロジェクト・ブンガク』の罰ゲームであったバンジージャンプでの体験が、台詞のひとつとして輝いていたのも見逃せない(笑)。

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