ロクな死にかた 公演情報 ロクな死にかた」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-20件 / 63件中
  • 満足度★★★★★

    「死」について考えた110分
    ひょっとこ初見、しかもタダでみられたことはうれしいね。まさに初見向けの内容でしたし、舞台セットでもある、ジェットコースター的エンタティメントでも、広田ワールドを満腹した110分でした。

    ネタバレBOX

    開演直前、出演者が、準備体操をしていたのを見かけましたし、劇中に、池袋や高田馬場が登場するので、池袋と山手線を意識した作りになっていたかもしれませんね。
  • 満足度★★★★★

    初見です。
    ツイッター等で話題に上ったので当日券で飛び込んだところ大正解!ダンスも良かった!女性陣の長セリフも見所。個人的には笠井里美さんに魅かれた。リピートするかも!?

  • 満足度★★★★★

    最高!
    ぶっちぎりの今年ナンバーワン

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい! 素晴らしい! 素晴らしい! 本当に素晴らしい舞台!
    演劇でしか為し得ない世界がそこにあった。
    しかも、素晴らしい完成度。
    巧みな構成。

    もう、「素晴らしい」以外には何も言えないほど。

    ネタバレBOX

    亡くなってしまった恋人に語る「死」にまつわる物語。
    それは、「物語」による死者を悼むことでもある。

    そして、設定が興味深い。なぜならば、メインの物語は架空(作り話)であることを宣言し、さらに物語の中心にいるのは、死んだ男の元カノということ。今の彼女ではなくて。

    「死の物語」を通して、再生していくことも、亡くなった者を悼むことでもある。
    「語る」ことで生者は再生し、「語る」ことで死者を悼むという構図。

    これは、今、現時点で彼らの世代(年齢)において考えられる「死」との向き合い方、「死」との共存、「死」との納得の付け方が語られていると言っていいだろう。
    それは、本気で「死」について考えてみたということ。当然、世代が異なればその感じ方も異なる。と言うか、人が違えばその人ごとに考え方も異なる。

    デジタルな世界では、死の後も記憶がデジタルの中に鮮明に残ってしまう。人の記憶はアナログだ。薄れ、ぼやけていく。だから、死んだ後にブログを更新されることには大いなる違和感を感じるのだ。本当は自分の記憶のほうが正しいはずなのに、ネットの世界にある記憶のほうが鮮明でリアルなことへ苛立ちを感じてしまう。

    いつの世であっても、そこに「いた(存在した)」人の「いた」という事実を「言語」として記憶にすることは、すなわち死者を忍ぶこと、追悼になっていく。ネットの上でも同じ。言葉は記憶になり、そして消えていく運命にある。
    さらに、「命の灯り」もきちんと灯しつつ。

    この舞台は「死」について語っていたのだが、その実、その根源には、(自分が)存在すること、(自分の)存在への不安感というものがあったのではないだろうか。

    つまり、「死」というわかりやすいテーマから、「私は本当にそこにいるのか?」「私は本当にそこにいたのか?」という問い掛けがなされているということだ。それは、ひょっとこ乱舞の舞台を観るたびに感じていることなのだ。
    それが今回も別のアプローチから語られていたという印象を受けた。

    また、前回「『ブリキの町~』で笑いも手にしてしまった」と感想を書いたのだが、やはりそうであった。「笑い」はその塩梅が難しいのに、この深さのある舞台に見事にねじ込んできた。そして、笑いをきちんと獲得していた。

    そして、個人的に「ひょっとこフォーメーション」と勝手に呼んでいるダンスシーンも、物語に見事に溶け込み、効果を上げていたと思う。美しいと思うシーンが幾度も訪れた。

    役者もすべての人が素晴らしい。本当に素晴らしい。当然なのだが、完成された姿でそこにいたと言っていい。
    中でも、妹のチサト役の笠井里美さんのギリギリな感じの台詞回しには息を飲んだ。タケダ役の西川康太郎さんの佇まいがいい。関西弁の女性を演じた田中美甫さんの台詞の呼吸感、鞠井の恋人役、寺田ゆいさんの切ないエピソード、たっくんを演じた中村早香のさらに切なさが特に印象に残る。
    忘れてはならない、伊藤今人さんは、一見、飛び道具的な使い方なのだが、それが嫌みにならずに、きちっと物語にはまっていたのは、演出もさることながら、この人の身体的なセンスの良さがあるのではないかと思った。

    今回、特徴的に感じたのは、「3人による会話」のシーンだ。その数も多い。それは「常にそばにいて2人の会話を聞いている者がいる」という状況が生まれていて、単なる2人の会話よりも、さらに奥行きを感じることができたのだ。2人の会話は、第三者がいることで、その存在を感じつつ、つまり第三者にも聞こえていることが前提で話される会話であることが、演劇という枠の中にあることで、さらなる効果を上げていたと言っていいと思うのだ。

    そう言えば、広田淳一さんの、『プロジェクト・ブンガク』の罰ゲームであったバンジージャンプでの体験が、台詞のひとつとして輝いていたのも見逃せない(笑)。
  • 満足度★★★★★

    ひょっとこ乱舞
    という名前しか知識としてなく見たわけですが、よく考えたらそれは劇団名なわけで、ひょっとことは全く違う世界が繰り広げられたわけです。

    しかし、それはいい意味での裏切りでした。勢いのある役者、飽きさせない展開など、とてもおもしろかったです。内容的に理解できていないところもあったと思いますが、あっという間の2時間でした。

    次の公演も期待しています。

  • 満足度★★★★★

    良かったです。
    評判通り、いやそれ以上に良かったです。
    ストーリーとしてもしっかり感動できたし、合間に挿入されるダンスは観ているだけで文句なしに楽しい。以前に他劇団で拝見して印象に残っていた役者さんたちも観ることができてなんだか贅沢な110分でした。
    DVD化されるならぜひ購入したいです。

  • 満足度★★★★★

    初ひょっとこ
    これは良いでしょう。芝居が始まる前のエチュードから何かしてくれそうな予感がビンビンでした。こういう芝居への入り方も目新しく感心しました。芝居の途中,所々で盛り込まれるダンスも目を引きます。あの身体表現があるおかげで,ちょうどいい息抜きになり,芝居への集中力が持続できます。ストーリーもある意味単なる一つの出来事なのですが,その後ろには抽象的に考える「死」というものがあり,単に観劇したというだけでは終わらない深みが残ります。初ひょっとこ乱舞でしたが,これはお気に入りの劇団になりそうです。

  • 満足度★★★★★

    しんみりもあり~
    なかなかどうして、あの母、しんみりさせるやん~。。
    笑いの中の「死」について良い公演でした~。。
    観た人の心の中に何か残るような気がします。。

  • 満足度★★★★★

    すべてが美しく
    すべてが好きでした。音響、照明、ダンス、演出、役者。駅のホームの雑踏を描いたダンスは圧巻でした。2回観ましたがもっともっと観たかった。演劇に何を求めるか。それによって評価は人それぞれ分かれるのかもしれませんが、私にとってはとても美しく身体表現に富んだ素晴らしい舞台でした。ありがとうございました。

  • 満足度★★★★★

    すっごい
    「演劇」という方法でしかあらわせられない世界観でした。最初から最後まで引き込まれっぱなしでした。見終わった後も余韻の残るような舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    いい!
    オープニング!

    かっこいい!テンション上がる!
    最初から引き込まれた。
    会話、音楽、照明みんなセンス良くていいんだな

    田中美甫ちゃんの動きが好き!
    セリフとシンクロした、あの動きが大好き
    ぬいぐるみハンターの藤吉みわちゃんも、あんな動きするんだよね。
    あの動きだけでも☆一つ!

    今回、無料モニターでしたが、次からはチケット買って絶対行く。

    ネタバレBOX

    舞台の上で、役者さん達が長めのウォーミングアップ
    体をたたくパンパンという音、その音がしだいに一つのリズムを刻み
    それに、足踏みが強調されたダンスと音楽が加わり
    オープニング!
  • 満足度★★★★★

    金払う価値あり
    当たらないだろうけど… と思って応募した「タダ見でゴー」で観ました。おもしろかった。次は金払って観ます。「ゲキバカ」の舞台も観に行ってみます。いい出会いだった。

  • 満足度★★★★★

    死の受け止め方
    死に方というよりは死の受け止め方、な感覚。
    あるシーンでは自分の死後の友人たちのことなど考えてしまう。
    また、弱点の1つである生死関連ではない意外な部分で涙腺を刺激されて堤防決壊。
    それに続くあの台詞はもはや「凶器」!(笑)

    ※ より詳細なものはmixi日記をご参照下さい

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい
    喪失感からの回復。今の自分の心境にドンピシャの内容でした。期待以上の素晴らしさに、もっと早くからこの劇団を観ていればと後悔。

  • 満足度★★★★★

    せかい
    動きの 場面で の 
    光 と 音楽 と が 重なって
    すごいな  と
    思いました。
    ひょっとこ乱舞 の 舞台は 好きだと 思います。私は。

  • 満足度★★★★★

    文句なく過去最高作品!
    私が観た中では過去最高の完成度。文句なく傑作だ。面白いところは面白く、心に響くところは響き、胸打たれた。ひょっとこの売りであるかっこいいダンスも今回はストーリーと見事にシンクロして、見ているだけで涙が出て来た。

  • 満足度★★★★★

    ロクな死にかた
    観させていただきました!
    この劇団は初だったのですが、いやすばらしかったです!
    まず役者さん方のレベルが高い。
    それぞれにドキドキさせられました良い意味で。

    2時間という時間も、普通なら中盤つまらなくなったり疲れたりするところが、全く無くてフルに楽しめました。
    劇団説明で“スピード感”と書いてあったのが良く分かりました。
    確かにスピード感はホントにすごかった。
    それがすごく潔かったり、サバサバしているというか、観ていて気持ち良い。
    あと音楽を多用しているので、分かりやすいというのもありました。
    何より、カッコ良かった。
    そして久々に舞台見て笑いました。


    良いもの観させていただきました!!
    ありがとうございました!!

  • 満足度★★★★★

    いいやん、好き。
    ジェットコースターのレールのような舞台セットやフライヤーからはストーリーが見えてこない。
    初見なので、ちょい不安。
    しかし、オープニングで不安は吹っ飛ぶ、こういうの好きかも。。。
    ジェットコースターに乗ってるような、ではないけど、スピーディな展開と
    コント?、ストーリーのつながり、すべて面白く楽しめた!

  • 満足度★★★★★

    愉しむ
    面白い作品だった
    都合がつくなら、もう一度観たかった

  • 満足度★★★★★

    見ずに死ねるか~
    初日にゴーで、タダ見でゴーさせていただき、楽しんじゃいました。台詞がとても自然に聞こえます。まるで役者さんが役ではなく素で演じてるかの様に見えるほど、台詞が馴染んでいるように見えました。そして、動きが面白い楽しい。場天も楽しい。全体通して役者の動きが洗練されていて、目には見えない風景や感情が役者さんの動きで伝わってきます。すごくリアルな要所にあるダンスが楽しい。フワフワ~パキッパキッて感じ。あっという間に終演でした。

    ネタバレBOX

    自分の死に方を考え続けていた毬井君が突然死ぬ。その死ぬ前後の風景と、毬井君を巡る人達の日常の風景が交錯する不思議な空間。

    当たり前だけど、人は突然死ぬ可能性がある訳で。でも自分(肉体)と、世界(精神)の死は一緒じゃなくて。死語の世界に在りたいと思う毬井の遺言が残す、死んだ後も更新される毬井のブログ。自分の愛する人が、自分の死を忘れないのではなく受け入れて前向きに生きる事って大事だなぁと思います。

    家族や恋人に対して、人の話を揚げ足取って反抗したり、言葉尻を捕えて理屈っぽく難しく考えたりする風景がすごくリアル。『ずっと好きだった人と好き過ぎて別れる』とか『寂しいから子供を産む気持ちも肯定したい』とか、そういう人間らしいエピソードも魅力的。

    劇中全員で躍りながら様々な風景が瞬間的に表現されるのは、何か魂が天国に登っていくみたいに見えるなぁと思いました。

このページのQRコードです。

拡大