廃墟ブーム 公演情報 廃墟ブーム」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★

    けっこうシリアスな芝居
    何の廃墟かと思って観ていた。過去と現在のシーンが交互に演じられていくがいったいどういうつながりが……。そして想像してもいなかった結末。随所に笑い所もあり楽しめる舞台でした。

  • 満足度★★

    タイトル通りの内容
    を想像していただけにちょっと残念‥。
    サスペンス色より、どちらかというとナンセンス色のほうが際立った内容だった。
    全体的にちょっとガチャガチャした印象を受けたので、もう少しすっきりとまとめたほうが良かったと思う(演技も含めて)。あと富山らしさ(ローカル色)ももっと出して欲しかった。ちょっと中途半端だったかな。冒頭の暗転中での芝居は面白くて良かったけど。基本的にセンスは嫌いではないので次回に期待。

  • 初めてでしたが
    あの会場をうまく使っていて
    役者さんのキャラもうまくはまっていて充分楽しませてもらいました

    ネタバレBOX

    ストーリーの始まり部分はドキドキワクワクさせてくれて良かったので、もう少し懐中電灯の演出シーンがあってもなぁ、と.....
    あと、時間軸の異なるシーンがそれぞれで演じられてたのですが、クライマックスのところ等はもっと交錯してきたらますます面白くなったのでは!?と感じました
    最後に方言もgoodですね
  • 満足度★★★

    高難易度
    現在と過去が交差しながら芝居が進みます。かなり高度な演出で、冒険的な挑戦でした。
    作品としてはとても面白いです。難しいことに挑戦していて、引き込まれました。

  • 満足度★★★

    ちょっと興醒め
    狭い地下室を舞台にしたミステリーコメディー(?)にしては、かなり無理めなオチでちょっと興醒めですね。それなりに面白かったけど。90年代ホビーに関するアフタートークは本編並によかったです。

  • 満足度★★★

    奇想天外なSF!
    面白かったけど、法律的な突っ込みどころもありました。

    何がそんなに可笑しいのか、ツボにはまるのか、すぐげらげら笑う笑い屋みたいなのがいて、気になって仕方ありませんでした。

    ネタバレBOX

    1981年に天才がいて、天才と天才が生き返らせたアインシュタインによって原爆が作られていた。それを作らせたのは中国の核実験で漁業被害を受けた富山の漁師の親父で、中国に復讐しようと企てていたが、実験用原爆で彼らは死亡。20数年後に漁師の子供が親のことを知りたくて、実験に使っていた倉庫を調べるうちに誤って原爆のスイッチを入れ、最終的に日本の半分がぶっ飛んでしまったという話。

    法務局的には倉庫の隅っこを区分登記するはずもないし…、権利証も見たことないでしょう。

    そして特に驚いたのが紙幣を大量にコピーしていたこと。近くで見ましたが見本とかの表示は無かったと思います。使う、使わないに拘わらず、コピーするだけで犯罪です。本日は千秋楽、逮捕されないうちに急いで焼却か溶解した方が良いですよ!!

    今図書館で一番問題になっていること、本のページを破ったのは本当に酷いと思いました!!
  • 満足度★★★

    B級映画のマニアックな面白さ
    さまざま面白い演出があったがそれはネタバレで。

    魅力的な役者がいっぱいいて、面白い演出がたくさんあって、見どころ満載だが、作品としてのまとまりはというとクエスチョンが付く。企画公演ということで思いっきり遊んでみましたということか。B級映画のようにマニアックなフアンのための作品と考えると、なるほど、こういうのもありかと思える。

    白井肉丸は相変わらず上手いのだけど、今回はどちらかというと普通の役。白井肉丸には白井肉丸にしか出来ない役をやってほしいと期待するのは贅沢か。栗原香がいい味を出している。こういうおどろおどろしい芝居の中で、無邪気でかわいらしい雰囲気の彼女が登場すると心が安らぐ。

    以下ネタバレに続く。

    ネタバレBOX

    冒頭、開演と同時に真っ暗になり、しばらく間をおいて、懐中電灯を持って役者が登場するシーンは見事な演出だ。ルデコが一瞬にして廃墟になった。また役者が観客に混じって座っており、突然観客席から登場するところは、開場時から変なやつがすわってるなと思ってたのでやっぱりかと思ったが、それでも十分刺激的な演出だった。そして後半、廃墟版プロジェクトXとなっていくシーンは、演出家まで参戦し、最高のパロディになった。

    そういった遊び心がとても素敵なだけに、全体としてのちぐはぐ感が最後まで解消されなかったことが残念。後1歩何かがプラスされれば素敵な作品になるのにと思いながら芝居を観ていた。

    そして、終わった後に観客と真剣に将棋の勝負をするというアフターイベントも、ちょっと意味がわからない。ルデコのいいところは、終演後に役者やスタッフ(含む演出家)と気軽に話が出来る距離感である。ところが、アフターイベントが将棋では、せっかくいい感じで終わった芝居の雰囲気を壊してしまう。演出家や役者と色々話をしたかったのだけどと、心残りなまま会場を後にした。残念。
  • 満足度★★★

    という解釈は間違い?!
    小笑いの、連続ではなかったが、好きです。シリアス風が過ぎるのが邪魔してる?

  • 満足度★★★★

    デカイんだか小さいんだかよくわからないスケール感が絶妙。
    タイトル通り『廃墟』ベースに物語は進んでいくものの取り立てて廃墟である必然性はあるようなないような・・・笑。
    コレ、前から一度やってみたかったんだよね!なネタをまるごと全部詰め込んで無理矢理ひとつにまとめたような強引さは否めないけれども、そういうのも含めてしれっと笑いに転換させること請け合いで、終始ニヤニヤしっ放しだった。
    ある時を境にこれまでの狭小世界がアッと驚く大胆不敵のワールドワイドなスケール感へと変貌させる様はやっぱり強引だったけれども、アリかなしかでいったら全然アリ。
    くだけた笑いのなかから相反するメッセージ性を打ち出す手腕はお見事。
    かぶり物系の笑いとかお化け屋敷とか、そういうジャンクなモノを笑って楽しめる方に是非お勧めしたいですね。

    ネタバレBOX

    当パンの挨拶文に『場所も相変わらず富山県葉暮町です。』と書いてある。
    どうやら事件は毎度、富山県葉暮町で起こるらしい。些細なことだが、こういう郷土性はいいとおもう。

    舞台はおなじみ(?)の富山県葉暮町にある現在は廃墟と化した建物。
    ここでは漁師を辞めた亡き父が、ある夢を追っていたらしい。
    その秘密を探るためにトモダチの士度と悠理をつれてやってきた娘の岬。

    この3人がル・デコのドアを開けて入ってくるところから本編がはじまるのだが、会場全体が建物の設定となっており、開演すると共に場内が真っ暗になり、懐中電灯一つでやってきて、客席にライトを向けたりなんか向けたりしながら部屋のスイッチを探り当てるまで視界が遮断される状態が続く。この演出はスリリングでいいとおもう。

    物語は亡き岬の父親の秘密をさぐる3人と、岬の父親が20年前に行っていたことをクロスオーヴァーさせながら描いていく。

    現在と過去が交錯する話というのはさほど珍しくはないが、岬の父親の夢を実現するために雇われた工学博士、派遣社員、および岬の父親らが秘密をさぐる3人の進行具合にあわせてその都度登場するのは、彼らが客席に配置されていることも相まって臨場感があり楽しめた。

    中盤までは場内のあらゆる場所に仕掛けられた小道具を弄びながら笑わせる物ボケ笑いが中心で、おまけに話の進行具合も足踏み状態で、せめてももう少し笑いのヴァリエーションがあればいいのになぁ、なんて思いながら観ていたのだけれども後半、中国の水爆実験による海水汚染のためにほたるイカがめっきり獲れなくなってしまったことを腹いせに核爆弾の開発を父親が雇った工学博士がオーヴァーテクノロジーによって蘇らせたアインシュタインと共にはじめたということが亡き父親の描いた夢の真相であることが明かされてからはこれまでのおちゃらけたムードが一転し、物語を畳みかけるスピード感はお見事だった。

    しかし水爆実験のくだりの辺りから、スタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛情』を彷彿とさせるような話の流れだな、まさかラストシーンがキノコ雲なんてことはないだろうね?なんておもっていた矢先、キノコ雲のオブジェがしれっと登場したのには、笑った。

    『地上の星』になぞらえてプロジェクトX風のエンディングに持って行くやり方に賛否両論があるみたいですが、個人的には賛成の意向で。
  • 満足度★★

    劇団の特徴は掴めたけれど
    初見です。劇団紹介に「ナンセンスとミステリを基調とした作品を創作している。異常な建築美術で繰り広げられる、シュールな方言会話が特徴的」とあり、「盤外の公演」ということでしたが、その特徴は感じられました。
    ルデコの空間をうまく生かした劇だったと思います。
    アンケート用紙にあった過去公演記録を見ると、コント公演も何度かやられてるようですが、そのわりに会話があまり面白く感じられなかった(あくまで個人的な感想ですが)。
    もちろん本作はコメディではなく、いちおうシリアスな劇だとは思うのですが、さりげなく笑いの場面はあり、そこが自分にはピンとこなかったです。
    登場キャラクターもいまひとつの感で、劇団としての特徴はつかめたのですが、焦点がぼやけているような印象は拭えませんでした。
    東大の学生劇団、Radishや劇工舎プリズムあたりで出そうな演目だなぁと思って観ていました。

    ネタバレBOX

    中性的な白井肉丸(凄い芸名ですね。痩せていらっしゃるけど 笑)演じる田嶋岬に付いて、岬の父が残した廃墟にやってきた友人の士度(辻貴大)と悠理(栗原香)の役にこれといった特徴が感じられなかったのが残念。辻は、東大のシアター・マーキュリーで好演しているだけに、もったいなかった。
    廃墟プロデューサーの日窒(下野友也/「日窒」というのも変わった役名ですね)のヘラヘラした感じが面白かったが、これは下野の表情が面白いのであって、役としての面白さではない。
    過去の場面の人たちは、岬の父、馨(平平平平)、機械工学博士のDr.小百合(正木英恵)、馨が雇った派遣社員の江崎(駒橋誉子)らが開演前から客席に紛れてすわっている。暑いといって上半身ブラジャー姿になる小百合、電卓よりソロバンが得意なメガネっ子江崎は、そのちょっと変な行動がとってつけたようで全然面白く感じなかった。武子太郎は死後復活したアインシュタインを大真面目に演じていて、藤村俊二みたいな飄々とした味が出ていた。
    一番面白かったのは、過去と現在をつなぐキーパーソンとなるホームレス女(定塚由里香)。奇妙な存在感、得体が知れない可笑しさがあり、個人的なことで申し訳ないが知人にそっくりな風貌なのでふきだしそうになった。その知人も芝居好きで、いくら好奇心が強くてもまさかブルーシートのセットの中にまでは隠れていないだろうと思ったが、ほかの役者のように客席にすわっていたら見まちがえたかもしれないほど似ていた(笑)。
    ブルーシートが核シェルター並みに放射能も透さないという強引な設定には笑ったが。
    過去の研究者の一団をNHKの「プロジェクトX」になぞらえるオチがつくが、これが残念に思えた。それなら、その前に中島みゆきの主題歌は流さないほうがよかったのでは。
    細かい点では岬が士度に命じて図書館の産業年鑑を持ってこさせる場面があるが、普通、年鑑類は性格上、館外持ち出し厳禁なのでは?しかも、岬は該当ページを破ってしまう。ヒドイ(笑)。
    終演後、アフタートークで、主宰の松澤孝彦と出演者の下野友也が「90年代ホビー」について語り合った。スーパーファミコン、ミニ四駆、ポケモンなどの話題で、自分はちょうど90年代に「子どもの消費行動」を仕事で取材していたのでまったく興味がないわけではないけれど、どうせアフタートークをやるなら、芝居についての対談をやってほしいと思う。大学のサークルのイベントではないのだから。
  • 満足度★★

    脚本が残念
    それだけだなー、演出も劇作家の演出だなー。あ、それだけじゃなかったなー

  • 満足度★★★

    ハチャメチャな感じが好み
    小ネタもいい感じに織り込まれているし、会場の使い方も楽しい。
    ただし・・・。




    (これから行く方は、劇場内のトイレ側の席に座ったほうがいいと思う。逆側だと見切れてしまうシーンがちょっとだけあるので)

    ネタバレBOX

    富山県にある、亡くなった父親の持つ建物に、その娘と友人たちがやって来る。建物は廃墟と化していた。娘は、父親が漁師を辞めて、何をそこでやっていたのかを探るために訪れたのだった。
    父親は、この世にないモノを何でも作ることができるが、必ずスイッチのない機械を作ってしまう女性博士と、そろばんが得意な女性派遣社員の2人を雇い、そこで何かを作ろうとしていたのだ。
    父親は、女性博士に、ある人を蘇らせ(笑)、計画を進めるのだった。
    一方、娘は廃墟プロデューサーを雇い、廃墟の中を探り、ある事実を発見する。
    そして・・・。

    そんな感じのストーリーで、細かい説明はなしに、ハチャメチャな方向に進む感じもとてもいい(「そんなことできるの?」という質問に対して「だって○○(人名)だから」という強引な説明には笑った)。
    また、小ネタがところどころに地雷のように隠してある。それはとても面白い。根底に流れるデタラメで、投げっぱなし感も好みだ。
    そして、役者の登場するシーンがとても楽しい。ニタニタしてしまった。
    だって、明らかにヘンな風体の人が客席にいるんだもの(笑)。
    しかし、ヘンな風体の人じゃない役者の、まるで大きな声の独り言のような台詞と舞台への登場には、もう、面白くって(その役者のそばにいる観客の、困っちゃたなぁな顔がいい・笑)、これは楽しいと即座に思った。

    ただ、それを見せるための演技が伴っていないような気がする。こういう人を演じてます的な、台詞回しと演技がちょっとなぁという感じ。
    全体的にそうであったというよりは、レベルが伴っていない人が、全体のリズム感を壊していたのかもしれない(とてもいい感じの役者もいたので。例えば、娘役の白井肉丸さん、その友人の栗原香さんの、普通な感じ。そして、父親に雇われた博士を演じた、正木英恵さんの何を考えているのかわからない無軌道な感じなど)。

    というより、ひょっとしたら役者よりも、これは演出のテンポみたいなものが悪いのかもしれない。だらっとした印象なのだ。これって、どうなんだろう。このテンポに合う人もいるのかもしれないけど。
    LE DECOという会場は、小さいので、観客の顔もよく見える。途中で時計を見ていた人が何人かいたので、このテンポに合わない人がいたのは確かだと思う(あんなに狭い会場なのに、携帯の留守電(?)を聞いているらしい人がいたのには、驚いたが。そんなに退屈だった?)。作演の松澤さんも客席にずっといたから気がついたのではないだろうか、そんな会場の空気。

    現在と過去がシンクロする演出はいいと思ったが、もっと鮮やかさがあれば、言うことはない(ラスト近くで、部屋から逃げようとするときにホームレスが呼び止めるところなど)。例えば、過去の出来事が行われているときに、娘たちはしゃがんだりしているけど、あれは、未来への盗聴器を聞いている、という風にきちんとすれば、同時に同じ場所に普通にいても違和感がなかったと思うのだ。

    それと、いまどきプロジェクトXのパロディというのも、なんだかなぁ、という感じ。一周回って面白い・・・とはならなかった、私は。
    最後の最後に、次週予告のナレーションが入るので、プロジェクトXパロディがそこだけならば、にたりとしたと思う。しかし、途中にも「地上の星」が流れる。その瞬間、こういうのって、つまんないなあと思ってしまったのだ。

    ストーリーのオチは、トンデモな展開になるのだが、逆にしょぼいほうもアリな気もした。あの人を蘇らせての、しょぼいオチというのもいいのではないかと(今回のオチのほうが、「まさかこれでは?」と予測のつくほうだったので)。
    まあ、このラストも、悪ふざけ感があり、嫌いではない。
    あのラストの造形物の出現は、ブラックというより怖さがあるし。こういうセンスは買いだ。

    とはいえ、この劇団は、根底に流れている「面白さ」があるので、いろんなものがもっとこなれてくれば、もっともっと面白くなっていくと思う。
    それは楽しみでもある。

    この日は、作演と役者がお題に従いトークをするというアフターイベントがあったが、これって、この劇団のファンじゃないと(役者とかに興味がないと)楽しめないような気がした。
    それよりは、今上演した内容についてのトークのほうが楽しいのではないか。そんなことを思った。
  • 満足度★★★★★

    あのフロアは
    内装を殆どやってなくてコンクリートむき出しなので、この作品にはまさにぴったりの会場。オープニングは一緒に廃墟探検をやってるような臨場感。超ありえないエンディングには目が点になりました。

    ああいうエンディングで呆気にとられていたので、拍手をするタイミングを逸してしまった。拍手をし易いタイミングがあると良かったなあ。

    ネタバレBOX

    適当に空いてる席に座ったら、隣の人が役者で、急に台詞を語り出してビックリ!
  • 満足度★★★

    役者がいい
    楽しそうにお芝居芝をしていたのがよかった。
    ついつい、正木さんがきれいなので見入ってしまいますが、個人的には駒橋さんがいいです!
    最後は、あららって感じですが、楽しめました。
    脚本がもう少し感動あるものを含んでいたらよかったです。

  • 満足度★★★

    初見
    観客置き去り気味のナンセンスでアナーキー(?)なコメディ。
    全編約75%を占める小ネタの嵐。
    小ネタ無くしたら25分で終わるんじゃない。
    「くだらねぇ〜」と思いながら半笑いで楽しんだ。
    劇団員の面々は個性派揃い。
    次も観る…かな。

    ネタバレBOX

    正木英恵というモデル美女が基本半裸だった。
    この人はいつもこうなの?

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