満足度★★★
B級映画のマニアックな面白さ
さまざま面白い演出があったがそれはネタバレで。
魅力的な役者がいっぱいいて、面白い演出がたくさんあって、見どころ満載だが、作品としてのまとまりはというとクエスチョンが付く。企画公演ということで思いっきり遊んでみましたということか。B級映画のようにマニアックなフアンのための作品と考えると、なるほど、こういうのもありかと思える。
白井肉丸は相変わらず上手いのだけど、今回はどちらかというと普通の役。白井肉丸には白井肉丸にしか出来ない役をやってほしいと期待するのは贅沢か。栗原香がいい味を出している。こういうおどろおどろしい芝居の中で、無邪気でかわいらしい雰囲気の彼女が登場すると心が安らぐ。
以下ネタバレに続く。
2010/08/03 12:31
2010/07/31 11:43
コメントありがとうございます。
そうですね。今回の公演は「盤外の公演」と銘打っていて、主宰が将棋好きというのはよくわかりますし、ひょっとしたらあの芝居の中にも将棋の要素が隠されていたのかもしれません。しかし、公演が終わった後、主宰と観客で将棋の真剣勝負をしますと言われても、意図がわかりませんでした。
せっかく随所に見どころのあった芝居なので、少し残念な気がしましたね。ひょっとしたら主宰者にはもっと深い考えがあったのかもしれませんが・・・。