組曲「空想」 公演情報 組曲「空想」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-20件 / 45件中
  • 満足度★★★★

    ほさかようの世界感
    劇団初見。
    とても味わいのある素敵な物語だった。
    役者陣も素晴らしかった。
    ほさかようさんの作品を観劇したのは初めてだったが、非常に好み。
    後に「ドロシーの帰還」を観劇したのだが、これまた好みであり、
    素晴らしい作品だった。
    今後、注目したい脚本家である。

  • 満足度★★★★★

    短編
    短編がいっぱいあったのに不調和になっていなくて今まで観たなかで一番面白かった。
    ゲストの小玉さんが面白かった。

  • 満足度★★★★★

    観劇できた事に感謝
    世界観、役者陣、台詞、すべてが美しく絡み合って極上の作品を堪能できました。また何年後かに是非、再演してほしいです。役者陣は全員素晴らしかったのですが、特に中田顕史郎さんはとてつもなくいい役者ですね。いとも簡単に場を支配していました。何故こんなに上手い役者さんが、映画やTVなどに出ないんだろうと思いながら観てました。 この作品を観れて本当によかったです。

  • 満足度★★★★★

    文句なく、好み。
    4か5で言われたら、5に近いので5を。役者の力、作家の個性、演出家のセンス、トータルして申し分ない出来。ここ最近観た小劇場界では空想組曲が抜群にいい。作家が短編向きなのかもしれない。

  • 満足度★★★★★

    むむむ
    上半期最後の観劇で上半期1位がきたね!

    川田さんと島田さんの言い争いは
    DART'S「In The PLAYROOM」を思い出して
    怖かったです(笑)

  • 満足度★★★★

    素敵。
    前回の公演を観て好きになった劇団さん。
    だけど、前回の公演とはまた違った雰囲気でした。
    大好きな小玉さんの回に行きましたが、もう、ほんと楽しかった!
    そして、ときめいた!

    他のお話も、ひとつひとつが違う形で素敵。
    うわー、今から次回公演が楽しみでなりません。

  • 20100621
    観ました。心が心地よく揺れる。こんな舞台をデートで観てくれる方が多くなれば、演劇は素敵なものになる。日替わりを全部観たかった。

  • 満足度★★★★

    たしかに短篇集「的」作品。
    いやぁ、面白かった。
    いくつもの話を続けて上演する形をとった、短篇集「的」な公演。
    構成がうますぎて、もはや短篇集というか、一つの作品のように思える。
    一つ一つの話も個性豊かで魅力的でした。

    ネタバレBOX

    核となるのは、どこかの人気レストラン。
    存在感のある、チャーミングなウェイター(=中田顕史郎)の働くこのレストランには、様々な恋人たちが来店する。

    色の異なる短篇が数本挟まれた後、舞台は再びこのレストランに移る、という作りで、
    ウェイターが出てくる度に、観ていて、どこか懐かしい場所に帰ってきた気分になる。
    芝居全体の案内役・観客と舞台との橋渡し的役割にも見えるこのウェイターの、抜群に安定感のある演技も、
    こういった安心感にぴたりとはまっていた。

    そして久々に観たハマカワフミエ。暗めの演技なイメージが強かったが、今回は暗くない。
    素敵な雰囲気をまとったハマカワフミエと齋藤陽介のカップルの初々しさが良かった。

    ラストシーンでは涙ぐんでしまいました。愛ですな、愛。
  • 満足度★★★★★

    満足感
    千秋楽に滑り込みセーフで観にいきましたが、パソコンが壊れてネットカフェの細切れ作業が続き、諸事情もあってUPが遅くなってしまいました。
    皆さんの賛辞の嵐で、いまさらもう書くことなんてないって感じですね。
    「全公演通い詰めて観た」という熱心なファンのかたもいらして、世の中には1回足を運ばせるのにも苦労している公演もあるというのに、改めてほさかさんの人気の凄まじさを知りました。
    お芝居の雰囲気もよかったですが、出演者全員が同一劇団員のように心をひとつにした感じの良い客送り出しで、知人と歓談中の人気俳優のかたが一般客が傍を通ると話を中断して、そのお客のところに進み出て挨拶されているのが印象的でした。
    相対的に小劇場系のお芝居の観客は知人・友人が多いので、終演後はみな歓談に夢中で、面識のない客には目もくれないという光景があたりまえになっているなか、この日の客応対はとても心に残りました。

    ネタバレBOX

    短編集ということでしたが、どれも楽しめる作品で、構成も素晴らしく、俳優さんたちも粒ぞろい。
    「晩餐」シリーズが個別にも楽しめるけど、実は1組のカップルに流れた歳月も暗示しているところが心憎い。
    1点細かいことだが、斉藤陽介と林田沙希絵が場面によって衣装のボトムスを変えているが、ワインリストのあるようなフレンチ・ディナーに半ズボンとスニーカー、ショートパンツで入店するのはいくら若者でもちょっと違和感があり、もうひとつのズボン、ミニスカートの衣装でよかったのではと思う。
    全編通して中田顕史郎のギャルソンがとても雰囲気があり、若き日の白井晃を思わせる。最後の「連弾」でこのギャルソンにも素敵なパートナーがいたことにホッとさせられた。
    男2人芝居の「彼に似合う職業」の銃撃戦は異質な作品に思えたが、次の「ありがちベリー」へのつなぎ方がこれまたマッチしていて驚いた。いじめっ子を狙い撃ちする保坂エマがにしおかすみこ風で面白かった。
    日替わりゲストはゲキバカの石黒圭一郎。
    「今から会って」と言う恋人(ハマカワフミエ)に「パジャマに着替えたから今夜は会いに行けないよ」と断った男(石黒)が思い直し、雨の中、全力疾走して恋人のもとに向かう「ランナー」。石黒の熱演とともに映像をも超える躍動感あふれる舞台演出に唖然とした。ミラーボールや霧吹きの使い方も巧い。月に向かって自転車が飛ぶ「E.T」を連想した。
    「ロマンチック主義者のためのささやかな演奏」も、1人だけわざと音をはずす男(斉藤陽介)に惹かれる指揮者(林田沙希絵)が恋の実情を表しており、きちんと返して得意げな優等生の男(石黒)には指揮者がムッとするのがおかしかった。
    大塚秀記の大人の落ち着き、こいけけいこの生活感も捨てがたい。
  • 満足度★★★★★

    やばい。
    あゆむです。
    めっちゃおもろい。
    めっちゃおもろい。
    ほさかよう恐るべし。
    たまらん。
    これはたまらん。
    男性女性どちらも気兼ねなく見れて、好きな作品もきっとそれぞれで、十人十色それぞれお気に入りの作品は絶対あるんじゃないかってくらい良かった。

  • 満足度★★★★★

    恋愛モノを描かせたらダントツ
    小劇場の舞台でこんなにキュンキュンドキドキする芝居は他にない。

  • 満足度★★★★★

    面白い。素晴らしい。
    今のところ、今年No. 1です。

  • 満足度★★★★★

    遅くなりましたが
    短編集?微妙につながっている?

    各々の役者が、個性を出しながら、変幻自在に役をこなしていた。
    中田顕史郎さんが潤滑油として、スムーズに物語が流れていた。

    異なる役柄で、ホントにさっきの人?と思わせ、
    あらためてすばらしいと思った。

  • 満足度★★★★

    予想以上
    初見の劇団でしたが、予想以上におもしろかったです。テンポのよいスピーディーな展開に惹きこまれました。次回作が楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    19日夜と22日昼に観ました
    素晴らしい連作短編集(変則?)。できれば全部の日替わり短編を観たかった。(DVDに全部収録してほしいなあ。)初めて観たこいけけいこさんが特に印象に残りました。

  • 満足度★★★★★

    何度も味わいたくなる稀有な魅力
    初日を拝見しました。

    一つずつの作品が磨かれていて、
    作品の重なりが心地よく積もり、
    観終わったときに
    一遍の作品としての質感に
    深く浸される・・・。

    小粋で、奥行きがあって、ちょっとシニカルでスパイシー。

    深い輝きを秘めた短篇たちであり、
    その色が重ねあわされた連作でもあり、
    さらには時間に綴じ合わされたひとつの物語でもあり・・・

    豊かに満たされました。
    しかも、
    満ちてなお、
    貪欲にもう一度味わいたいと感じさせるような魅力が
    この作品には内包されておりました。

    ネタバレBOX

    冒頭のシーンに
    観る側を舞台に惹きつける小粋さがあって。

    そこから、短篇が
    しなやかな語り口で綴られていきます。

    それぞれの物語として切り取られた時間は
    ヴィヴィッドで、
    あるいはコミカルで、
    時にぞくっとくるほどにシリアスで、
    もしくはひりひりするようなテンションや閉塞感を持ち、
    さらには深く、カジュアルで、心地よい。

    ほほえましく甘酸っぱいエピソードに何気にときめき、
    抜けのよいウィットに心をほぐし、
    パズルが解けていく刹那に目を見張り、
    タフな感覚に息が止まり、
    ビターなテイストに取り込まれ、
    切なさとぬくもりに浸される・・・。

    作品の隠し味が
    ひとつずつ異なった色に物語を染めて・・・・。
    その作品に満たされているのに、
    魔法のように次の作品にも満たされるのです。
    よしんば、同じ場所設定であっても、
    あるいは異なった世界が差し込まれても、
    しなやかな奥行きに裏打ちされた作品の連なりは
    観る側を飽きさせることなく
    むしろ貪欲にしていく・・・。

    さらに、物語が積み重なっていくうちに
    いくつかの作品を束ねる糸が現れて、
    目にした色たちから醸し出された
    さらなる彩りを見る側に注ぎ込んでいきます。
    奥深い宝石の色が、
    組み合わされることでさらに別の印象を生みだすように、
    個々の作品がもつテイストと、その重なりの質感が
    観る側をさらなる感覚で満たしていく・・・。

    最後の作品で、いくつにも組み合わされた宝石たちが
    時間という糸で首飾りのように束ねられて・・。
    宝石たちの輝きと首飾りとしての美しさが
    一つの質感となって観る側に置かれるのです。

    その余韻を味わいながら、
    冒頭のシーンと結ばれたエピローグの小粋さに
    さらに身をゆだねて。

    同じ回を観た知り合いの方が、
    極上のフルコースを味わったようだと評されていましたが
    まさにその通り。

    奇をてらった食材ばかりを使うことなく、
    小難しい能書きがつくこともなく、
    でも、それぞれの皿の味付けには
    味わう側の手を止めさせないだけの洗練があり
    役者たちの仕事にもがっつりとうまみが込められていて・・・。

    観る側を前のめりにする皿、軽やかな皿、がっつりとした皿、
    目を覚ますような皿、遊び心に満ちた皿、深い余韻を残す皿・・・。

    エピローグの軽さが、
    エスプレッソの切れを持った苦みと重なって・・・。

    たっぷりと満たされているのに
    また食べたいと思う・・・。

    何度も味わいたいという欲求を
    がっつりと掻き立てられる
    稀有な魅力に囚われながら、
    劇場のエレベーターに足を運んだことでした。

    ☆☆☆★★★
  • 満足度★★★★★

    本当に「組曲」だった
    前作「遠ざかるネバーランド」に完全にやられて、大ファンになった空想組曲。
    今回もハンカチ必須でした。

    フライヤーに「短編集かどうかは保証しません。」とありましたが、なるほどその意味がわかりました。
    晩餐で繋がっていた夫婦たちの物語、やられました。
    短編どころか壮大な交響曲のようでした。

    ネタバレBOX

    学生の初々しいカップル。プロポーズされて人生最高の喜びを感じるカップル。結婚したてだけどお互い思っていることを伝えられずぎくしゃくする夫婦。そして別れの時を迎える夫婦。

    全部が同じふたりだったなんて。。。

    別れの日、誠意として一生懸命まずい料理を口に運ぶ夫。絆創膏を買って来る夫。それらを微笑ましいような、寂しいような、なんともいえない眼でみつめる「過去の二人たち」。
    こんな美しくて切ないお話、ほさかさんずるいよーと思ってしまう。ひっくひっく泣いてしまうわ。

    大好きな人に大好きだと大きな声で伝えたくなった。大事にしなきゃと思った。
    と同時に、かつて愛した人たちのことをいろいろ思い出して考えた。そう、始まりはみんな楽しく連弾してるのに。どうしてそれをやめる日がやってきてしまうんだろう。

    空想組曲はいろんな「想い」を心に生んでくれる。

    他には「アクション、ヴェリテ」「ファミレス・ランデブー」「サンクチュアリ」が印象に残った。
  • すばらしさとすばらしくなさ
    空想組曲、初見でした。やっと観れた。とある会議でご自分を「ファンタジスタ」と仰っていたほさかさん。現代において幻想を看板に掲げることの愚かさに心撃たれ、是非とも拝見したかったのです。なんとも嬉しい作品群だった。

    ネタバレBOX

    構成の妙。言葉のセレクト。アクトの大胆さ。ひさびさに観る中田顕史郎の芝居。熱量。こいけけいこの足。
    うん。
    いいスポーツを観たような、プレーについて(プレイについて)語りたくなるような素晴らしいゲームだった。
    そこはかとなく素晴らしくない部分が見え隠れするのがさらに良い。
    それはおそらく繊細な感性が悲鳴をあげているような一瞬。
    この瞬間を見に、次回も是非うかがいたい。
  • 満足度★★★★

    ひとすじの光。
    前回の2月の公演を拝見して、2度目。
    千秋楽でなんとか滑り込み。平日18時に下北沢はやっぱりちょっと大変だった…。

    2月の「遠ざかるネバーランド」の観劇後感が、なんとも重たく、ズシリ、と来ていて、座席から立ち上がれなかったのを、今でも鮮明に覚えています。
    それの残っていた「何か」が今回の”組曲「空想」”を観て、何だったのかすこし分かった気がしました。

    ほさか氏の細やかな演出と戯曲、それから此所がoffoffとは思えない素晴らしい榊さんの照明に★4.5で。

    ネタバレBOX

    ただ、私は皆さんのように空想組曲の舞台を観て、泣いた事はないんです。
    それはきっと、今回のように身近なテーマを含んで描いていても、
    1つ1つのエピソードを「作り物(見えるもの)」のように描いているように感じるからだと思います。
    客観的に見えるように見せている、といった感じでしょうか。

    中田顕史郎さんのソムリエ(ギャルソンだと思っていたらソムリエだったのか!)の所作に見惚れていました。

    あと、テーブルクロスの計算されたドレープとか、
    それを渡す手も、ちゃんと「演技」してる、とか。←ここらへんが作り物感を増したのかも。
    エンディングのピアノ曲もとても美しく、とても合っていました。

    「彼に似合う職業」

    「アクション、ヴェリテ」
    が好きでした。
  • 満足度★★★★★

    格調高い名作の誕生!
    観終わった後の興奮がまだおさまらない。作品にえもいわれぬ気品がある。笑いのあふれるシーンでもだ。オムニバスに見せかけてそれらを緻密に纏め上が、大作に仕上げる力量は恐れ入る。

    観終わった瞬間、名作が誕生したと思った。すぐに再演を計画すべき作品だ。お見事!

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