Sea on a Spoon 公演情報 Sea on a Spoon」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-20件 / 33件中
  • 満足度★★★★★

    勝負作だと思います。
    良質で見ごたえのあるストーリー!!
    時間を忘れて見入りました。
    美術も小道具も照明も音響も役者もステキ。
    おススメですとももちろん!!!!!!

    ネタバレBOX

    最初のはじまり方が好きです、照明のあの感じと舞台の使い方と役者さん。おかげで初めから集中して観れました。
  • 満足度★★★★

    当選、ありがとうございました。
    初めての舞台。
    あんな、目の前で演技をするとは思わなく、びっくり!

    内容もなかなか面白く、けっきょく最後は人のせいにするのかって、人間の本質をうまく描いた作品だったと思います。

    ありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    原子力への不安
    生き残り少女の謎がもっと明かされるとよかったかなあ...。人間が溶けたとはどういうことなのか解き明かされて、それが現在とこういうふうに関連して...っていう有機的繋がりが欲しかった。

    原子力発電所に対する不安感をあおるような重低音のサウンドエフェクトは迫力。

    ネタバレBOX

    暗黒の中に顔がひとつぽっかり浮かぶ冒頭が衝撃的でした。
  • 満足度★★★★

    予想とは違った
    あらすじから予想していた内容とは違ったが、そんなことは気にならない面白さで物語の中に引き込まれた。
    また、照明、挿入される音楽もよかった。

    ネタバレBOX

    原発テロを起こす話が中心となると思わなかった。
    ただ、原発職員がテロのメンバーに居るとはいえ、やはりあのメンバーだけでテロを起こすのはちょっとリアリティに欠けるかな。
    また、テロを起こす理由は、もう少し描いた方がよかったかも。
  • 満足度★★★★

    心底怖くなったストーリー
    先日来、いろいろ人間不信に陥っている自分にはやや刺激が強すぎて、ところどころ身の毛がよだつ思いがしました。

    成島さんの作品を拝見するのは、3回目ですが、いつも昆虫がキーワードになっていて、今回は蜘蛛が登場しました。

    解説で想像していたより、ずっと、身近な怖い話で、最初から引き込まれて観てしまいました。

    ただ、冒頭部分の人物紹介的部分がやや冗長に感じられたのと、役者さんの力量に差があったのがやや残念!

    音響は実に効果的で、ずっと、怖がりながら観てしまいました。

    ライター役の堀奈津美さん、いつもながら、傑出した存在感の佐藤みゆきさんの演技が印象的でした。

    書かれたストーリー的な視点では、☆は5なのですが、上記の理由から、3に近い4という気がしています。(ちょっと本気で怖くさせられたので、手放しで5にできないところもあります。)

    それと、アンケートを書く時も、暗いままでしたので、自分の書いた字が全く見えない状態でした。判読不能でしたら、ごめんなさい。

    ネタバレBOX

    舞台上空に置かれた円盤形のセットの使い方が、初めと終わりで、異なって見えて、大変効果的でした。

    一見いいヒトそうに見える役場の職員達が、結託して、自分本位の恐ろしい計画を事も無げに、立てて、組織ぐるみで、大量殺人を目論む展開に心底、ゾッとしました。

    村の住民が皆、海の塩に溶けて、肉体がなくなり、1人生き残った宇見が贖罪を果たせずにいる状態と、この恐ろしい職場一体のテロ計画をうまく融合させたストーリーは、大変独創的でしたが、惜しむらくは、冒頭部分の間延びした雰囲気をもう少し、サスペンスタッチで進めた方がよりテンポが良かったのではと思います。

    でも、後半は、音響効果も抜群で、本当にリアルタイムでテロ計画が遂行されて行くような緊迫感がありました。
    ライターの向井の、過去のストーカー被害の告白や、逃走経路の地図上で、蛍をテープで止めて、1人づつそれを潰して行く様子には、心から戦慄が走る思いでした。

    後半、全てを宇見のせいにしようと、小泉が叫び、それを、贖罪の証として笑って受け容れる宇見。廣瀬さんと佐藤さんの迫真の演技には、自然と涙が誘われました。

    有り得ない話のようでいて、そこいらにありふれた出来事を象徴しているようで、岐路も何だか、生きた心地がしなくなる、芝居でした。
  • 満足度★★★★

    好きなタイプです
    ダークな物語で人間の嫌な面が胸に突き刺さり、観劇後は翻って自分自身はどうなのかとも考えさせられました。
    また、役者さんの演技も素晴らしく、その行動や言動に嫌悪感を抱きつ引き込まれていきましたが、ラストが納得出来ないと言うか、自分とはあいませんでした。

  • 満足度★★★★

    救い
    ファンタジーな作風の中に現実をピリリと交えてくるこゆび侍さん。
    でも、今回のファンタジーな部分は必要だったのかな?
    成長した少女とある企みとがうまく噛みあっていないというか、別にまとめる必要はなかったのではないかな、と感じてしまいました。

    ある企み、テロが計画され進行してゆく中、複雑に絡み合う人間関係からくる緊迫感がとても引き込まれました。
    それだけでも十分成立していたと思います。
    その部分が自分的には圧倒的に面白かったです。

    ネタバレBOX

    少女の贖罪の物語というけど、この台本の中心になっていたのかどうかはちょっと疑問。
    でも、原発の爆破を計画する人々と、その一筋縄ではいかない人間関係に引き込まれました。
    町おこしのためにフェスを開いて3万人の客を集め、そのフェス会場でもある原発を爆破するという大胆な計画。
    原発職員や町の職員が裏で計画しているというのが悲しい。
    原発反対のために大事故を起こすという計画は恐ろしい。
    そんな緊張感とスピード感、メンバーの裏切りが占める後半が特に手に汗握る展開で、素晴らしかったです。
  • 満足度★★★★

    世界観が好き
    面白かった。ただ理解できるかというと難しい。でも理解するしないじゃないんだろな。(自分が)フワフワしてる感じですが、世界観が好きだと思った。次の公演も見に行く。

  • 満足度★★★★

    現代のメサイア?
    一言で表現すれば「宗教的寓話」?
    平穏な日常の裏で蟲く不幸せの話かと思いきや、やがて原罪とか7つの大罪などを想起させる展開になり、そういえば冒頭のエピソードは旧約聖書風だし結末は「アレ」だし、で「現代のメサイア」的な?
    なお、低音を多用した音響も効果的。

  • 満足度★★★★

    神の火
    初ざむらい。
    冒頭恐っ!序盤の説明台詞と冗長なシーンが気になるも、
    秀逸な音響・照明も手伝って終盤のサスペンスフルな展開に引き込まれた。
    佐藤、佐伯、堀の女の戦い(演技合戦)も見応えあり。
    広げた風呂敷は畳んで欲しいタイプなので腑に落ちない所もあるが、
    佐藤みゆきのヒロインオーラと佐伯佳奈杷の悪女っぷりに★ひとつ追加。
    贖罪、原発ときたので「神の火」を思い出した。

    ネタバレBOX

    過去の事件の真相はやっぱり気になる。
    短い暗転で宇見が消えてしまうシーンは余韻がなくて、う〜ん。
  • 満足度★★★★

    王子小劇場
    説明には生と死の贖罪の物語とあり、いかにも観念的な芝居のように思われるが、決して難解な話ではない。面白いという話ではないが、芝居に引き込まれていった。この劇団は今後も見ていくつもり

    ただ、座席が窮屈で尻が痛いのにはまいった。

  • 満足度★★★★

    なかなか
    重いんですが面白かったです。
    最初と最後はちょっと苦手ですね…

    ハンバーガーの肉が旨いのに
    バンズがまずいみたいな…

    肉だけで味付けし直してくれれば
    けっこう好きな料理だったかもしれません。

  • 満足度★★★★

    芯までくっきりと描かれる
    これまでの「こゆび侍」ワールドがさらに洗練された印象を持ちました。

    一番芯になる部分がくっきりと浮かび上がり、研がれた切っ先としてやってきました。

    ネタバレBOX

    原発をめぐる物語なのですが、
    核開発にかかわるイデオロギーの匂いを
    ほとんど感じさせないほどに、
    個々の人間から抽出されるものに洗練がありました。

    ある種の悲劇的な構造をもっていて
    個々のキャラクターに怠慢がない。
    シチュエーションの中で
    それぞれが自らに課せられたものにたいして、
    焦点がしっかりと絞られて
    とても真摯なのです。

    ただ漫然と人物が描かれていたら
    とても薄っぺらいアンチ原発のドラマになっていたかもしれません。
    でも、作り手には、不要な葉っぱをそぎ落とし
    幹や枝を浮かび上がらせ
    物語のシチュエーションをくっきりと描き上げ、
    そこに果実のようにキャラクターを実らせるだけの
    手腕があって・・・。

    物語のボディに当たる部分の観る側の視点を
    町役場の一室のみに固定して
    一本道ではないプロットを
    秀逸に編み上げて
    プロローグとエピローグで挟み込んで
    一気に見せ切る力に瞠目。

    役者たちも、
    キャラクターにいたずらにデフォルメを加えることなく、
    丁寧にその場の個々を、
    くっきりと演じ上げていきます。

    音と照明が鳥肌が立つほどにしなやかで
    がっつりとした切れとボリューム感で
    舞台を支えていく。

    結果、原発の存在感が借景となって、
    人間それぞれのコアにあるものが、
    くっきりと浮かび上がってくるのです。

    これまでのこゆび侍の作品には
    終盤に内心のカオスが
    そのまま観る側を押し切ってしまうような部分がありましたが、
    今回は、そこに人間が無意識に持つ
    意識の底にある、真摯やずるさ、「業」のようなものまでも
    くっきりと浮かび上がってきて・・・。

    その向こう側にある作り手の
    冷徹で秀逸な眼力を感じてぞくっとなる。

    正直なところ、作品としてのパワーは、
    抽出された様々な想いをそのまま集約して観客に押し込んだ
    従前の作品の方が強いように感じました。
    でも、今回の作品が残していく感覚には
    そこからもう一歩踏み込んだような
    独特のテイストがあって・・・。
    作り手は醸しだしたものを溢れさせるにとどまらず
    そこから、もう一段純化させるような、
    更なる手練を身につけたように思う・・。

    今回の作品の秀逸に、
    べたな言い方をすれば
    腕を上げた作り手や演じ手たちの
    さらなる可能性の広がりを感じたことでした。


    ☆☆★★◎△







  • 満足度★★★

    入り込めなくて少々残念。
    作品の本テーマではないけれど
    舞台となっている環境が自分の仕事の浅からぬ関係があるので、くすぐったい思いが時折走るので、物語にのめり込めなかったんです。でも、謎は謎のまま、深まって行くのは好きな展開です。最後はここで終わりかな?と思っても2度更新されて、私ダメだなぁ~と思いました。作品はよかったんじゃないかと思いますが個人的には★3つ、次回作は息を止めてしまうようなラストがまた見たいですね

  • 満足度★★★

    初見でした!!
    初!こゆび侍!僕は照明の事はほんとになんにもわかんないが、すごくきれい。音響も僕には響きまくっていた。演技も皆さん好感がもてたし良かった。自分的な欲を言えば、少し場的に平坦になったところがあったかなぁと。会話のやりとりで小さい山的な盛り上がりの繰り返しを作っていくともっとおもしろいと思います。あくまで僕の感想です。おもしろかったです!!

  • 満足度★★★

    いろいろ意外
    初めて観たのですが、意外にもスタンダードな芝居で驚きました。役者さんはちらほらと空気読めてないような微妙な感じがあったのが残念。 話は奇抜ではないものの、いつの間にか狂気を感じゾッとしました。音と照明が素晴らしいからだと思います。体に響く全ての音が気持ちよかった。

  • 満足度★★★

    「日常」と「非日常」
    「日常」のように見え、実はかなり「非日常」的精神状態な登場人物たちが登場するわけですが、個人的にはあまりにその抱える「非日常」が見え無さ過ぎてチョット乗り切れませんでした。例えばなんですけど「今日生まれて初めて万引きをするぞ!」という決心をしてる人って、かなりのドキドキ感に溢れてると思うんですよね?この作品の登場人物たちはもっともっとデカく、危険な事を考えていたハズなのに、あまりにも呑気というかなんというか…。「罪の意識のなさ」「罪の価値観」みたいなモノがテーマにあるのかもわかりませんが、だとしたら逆にもっと狂気に感じてしまってもいいのかな~とか。悪い事を悪い事って思わないでやる人って、なんか怖いじゃないですか…。スピーカーから出る低音にあおられた様な気もしてちょっともったいないような。まだこゆび侍さん初見でしたので、また観ます!

  • 満足度★★★

    観劇
    興味深い題材。
    素晴らしい脚本。
    達者な役者。
    おもしろく、特に物語が急展開する後半は引き込まれていった。
    でも、なぜかフォーマットが違うと感じてしまったのだ。舞台ではなく映画やテレビ、もしくは小説にした方がより良い作品になるような。
    ある意味で見事なのだが、客席と舞台が完全に分断されていて、よく言われる「客席を巻き込んだ舞台」というものは全く求めていないのを感じた。私も途中から映画を見るような気分に切り換えて楽しんだ。
    でもね。そうなると小劇場の座席環境だときついのだなあ。映画館のようなフカフカのシート、もしくは自分の部屋でくつろいで見てる分には十分楽しめるのだが。
    そういう点から、この作品を通して演劇(特に小劇場)というジャンルの映画やテレビには絶対ない「魅力」を再確認した気がする。
    作品自体のクオリティーは非常に高かったです。言葉を大切にしている芝居という印象を受けました。

  • 満足度★★★

    みました
    舞台美術、素敵でした。
    オープニングがとても印象的。俳優さんたちはがんばっていましたが、もう少し訓練が必要なのでは?個々については好印象ではありました。

    ストーリーは可もなく不可もなく。
    狂気に陥るときのベタな演出(演技?)と、が残念。
    浴衣を綺麗に着こなしてほしかったです。

  • 満足度★★★

    悪くはなかったんですが・・・
    音響や照明の演出がとてもよかったです。
    舞台装置も良く考えられていたと思います。
    ストーリーは冒頭からとても惹きつけられました。
    ですが、何の説明もないまま、投げっぱなしになる中心人物のエピソードなど、
    どうもうまく纏まっていない様に感じてしまいました。

    初めの印象が良く、期待も高まってしまった為に、
    終わってみたらなんだか消化不良な感じがしてしまったので、
    評価が厳しくなってしまったかもしれません。

    ネタバレBOX

    冒頭の暗闇に顔だけが浮かびあがり、独白するシーンがとても印象深かったです。
    かなり惹きこまれました。

    主人公は嘘をついて【救い手】となったが、その嘘についても
    海にとけてしまった人々についても、何の説明もなく
    ただ『嘘をついて救い手となった』『皆、海にとけてなくなった』と言うだけ。
    【つづき】であるはずの現在の本筋である原発の話には、何も深くは関わってこない。
    主人公に”そんな過去があった”だたそれだけになってしまった印象。
    ”唯一の生き残り”の【救い手】だった彼女をもう少し料理して欲しかった。
    せっかく良い材料があるのに勿体無い!と思ってしまいました。

    それぞれのキャラクターも、一人の人物のはずなのに、その場その場で急に印象が変わったように感じられる台詞を喋りだして、とても違和感を感じることが多く、
    ”こんな場面を見せたい””こんな台詞を喋らせたい”と継ぎ接ぎな感じがして、
    その人物がその台詞を話すに至る気持ちの過程が読み取れなかった。

    あと、台詞が客席まで届かない事が多かったのがかなり残念。

    とても良かったと評価されている方もいらっしゃるので、
    私の感受性が鈍いだけなのかもしれません。
    はじめの掴みが良かっただけに、おしいなぁ・・・残念だなぁ・・・との印象が強く残ってしまいました。

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