満足度★★★★
やさしい気持ちになる
日韓の役者が出演するので、セリフの言葉はどうなるのかな?と思いましたが、どちらかに決めるわけではなく、その場面に相応しい方の言語をセリフとしておりました。
(ただ、韓国語のセリフ、必要な時は日本語字幕が映し出されてました)
小刻みに変わっていく場面のテンポがなかなか心地よく、また役者のやり取りについても、韓国語のセリフの場面でもホントに普通の日常場面を見てるような雰囲気でした。面白かったです。
時間があればもう一度観たいと思える舞台でした。
満足度★★★
肩の凝らない「異文化交流劇」
とりあえず、雰囲気が良かった。
「異文化交流」というと、結構「衝突」「相互理解」というところに
スポットが当たりがちで、重くなり易いきらいがあるように思うけど
凄くバランスの取り方が上手く、良い空気を保ちながらも
伝えたいところはしっかり押さえられている。
この種のテーマのものでは良作品だと思います。
満足度★★★★
楽しめました
異文化コミュニケーションが題材なので、もっと込み入っていると思いきや、意外にすっきりとした話でした。現実にはこううまくいかないでしょうが、温かい芝居に2時間飽きずに楽しめました。
満足度★★★★
ほっこりとした気持ちになる
日韓国際結婚の障壁を描くのかと思いきや、肉親や仲間の想う気持ちは国が違えど変わらず、な優しさあふれる内容にほっこりとした気持ちになる。
また、人と人のつながりを表す大きな装置が上方にある以外はほとんど素とも言える舞台で、空港や列車内、走っているクルマの中などを音響・照明によって表現しながら関係者が各地から集まる過程を見せる前半と、祝宴での様子を見せる後半という構成も良く、登場人物たちには「見えない存在」でありながらストーリーに「干渉」する丈の短い浴衣姿の2人の「女」(座敷ぼっこ風?)の存在と使い方も面白い。
さらに終演後のバックステージツアーでの装置、音響、照明の秘話も興味深く、満足度高し。
凄く良い!
日本人同士ならありふれている光景、韓国人同士でもそうだろう。
でも、「日韓」という言葉が混ざると、ありふれることすらできなくなってしまう、もしくは多くの作家は過剰にしてしまう(しまいがち?)ように感じる題材を、
美しさすら感じる物語の構成によって、「日韓」の「ありふれた」光景と感じさせてくれる、その劇作に感動をおぼえる。
ず~~と観ていたい、と思える舞台に久し振りに出会いました。
満足度★★★★
幸福感溢れる舞台
箱根の旅館での行われる日本人と韓国人のカップルの結婚パーティーを描いた作品でした。巧みな伏線とか予想外の展開がある脚本ではありませんが、暖かみのある演技と演出で和やかな時間を過ごせました。
前半は場所や時間がめまぐるしく飛ぶのですが、説明的な演出が全くないのにどういう場面か分かりやすかったです。
後半の宴会のシーンもその場に一緒に参加しているような雰囲気が上手く出ていたと思います。
舞台上には天井から吊されたオブジェと円柱状の椅子が数個だけだったのですが、照明が素晴らしくて、それぞれのシーンが美しく立ち上がっていました。
日韓の役者が大勢出演していましたが、個性が書き分けられていて無駄な役がなかったと思います。妖精みたいな存在の2人の女も良い効果をあげていたと思います。
満足度★★★★
縁(えにし)-演劇を通した日韓交流
韓国語学校の韓国人男性教師と日本人の教え子女性が結婚することになり、箱根の温泉宿で親しい人たちを集めてパーティーを披く。登場人物が多いが、広い舞台を効果的に使い、立体感があった。
観客も参加した気分で、心温まるひとときを過ごせた。