『革命日記』 公演情報 『革命日記』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    これはおもしろい。
    よかったです。

  • 満足度★★★

    お見事でした
    人は、革命を夢想していても
    所詮日常生活を全て切り捨てることは出来ないのだろうか。
    個人と組織が危ういバランスの上に成り立っている状況を
    リアルに見せてもらったように思う。

    当日は、かなり辛い体勢で観劇していたのだが、
    途中から全くそれが気にならなくなっていた。
    感情移入は出来ないけれど、
    もの凄く集中して観ることの出来る芝居だったと思う。

    ネタバレBOX

    人物造形とそれを表現する役者さんが素晴らしかった。
    組織のリーダー役が、メンバーを完膚無きまで論破するあたりは
    観ていて本当に腹が立ったくらいだったし、
    女性同士の感情の行き違いにもドキドキさせられた。
  • 満足度★★★★

    観ました
    面白かったです。

  • 満足度★★★

    えっもう終わり
    組織(集団)における個人のあり方を巧みに描写、あっという間に終ってしまった。

    ネタバレBOX

    終了後に出演者の全員の挨拶がなかったのが残念。ストーリーと役者さんの役柄を整理しきれなかった
  • 満足度★★★★★

    観逃さなくて良かった!
    「個と集団」「組織におけるプライバシー」の問題が革命活動家たちを通して描かれている。
    社会問題を平田オリザならではの自然な会話、人物配置の巧みさで見せる。
    私が平日昼にこまばアゴラに来ることは珍しい。週末より観客の年齢層は高めだが、常連客らしい中高年女性グループのけたたましく甲高い笑い声が響きわたり(笑っているのはその一角だけ)、劇の雰囲気を壊してしまうのがとても気になった。笑うのはご自由だけれど、もう少しトーンを抑えていただけないものか。
    爆笑漫才を聴きにきたわけではないので鼻白んでしまう。

    ネタバレBOX

    配役表が、革命家、元革命家、隣人、組織のシンパの4つに分かれている。この4つの立場の人たちが劇の中で交錯することによって、社会における「組織」や「生活共同体」の性格が浮き彫りにされていくのが見事だった。
    「空港」と「大使館」の2つの襲撃計画を企て、アジトの増田家に集う革命家たちのもとを町内会に代わる市の街づくり委員会の人々や、組織の非合法の部分を知らないシンパの人々が訪れ、そこで「小さな組織での一般的な社会活動」についてのかかわり方が語られ、革命家たちとの対比がなされる点が興味深い。
    「組織におけるプライバシー」は、男女関係で語られる。革命や宗教など、ストイックな目的の組織においても、異性関係はついて回る問題。連合赤軍の浅間山荘事件の騒動が落着した際に大きく報道されたのは、彼らの目的である革命思想ではなく、永田洋子を中心とする仲間同士のドロドロの男女関係の話題だったし、オウムでも教祖や教団幹部を取り巻く男女関係が面白おかしく報道された。北朝鮮に渡ったよど号ハイジャックメンバーも、拉致問題がクローズアップされた際、当時の活動家同士の複雑な夫婦関係が報道された。
    ここでも、実働部隊と後方支援組の心情的対立に絡み、桜井(佐藤誠)と立花(鄭亜美)の恋愛や、増田夫妻(海津忠・中村真生)と千葉(長野海)の三角関係をめぐって激しい口論になる。革命思想の中に女性の嫉妬や反発が加わって感情的にエスカレートし、男たちを当惑させる。
    連合赤軍の中でも男女関係をめぐるいざこざが集団リンチの過熱要因のひとつになっていたと聞いている。
    組織も人間の集まりゆえ内包するもろさや綻びの描き方が巧い。
    もうひとつは家族の問題。息子のシュンスケをアトピーを理由に田舎の実家に預けている増田典子を妹の田中晴美(小林亮子)が訪ねてくる。「たまには顔出してやってよ。お母さんも気にしてるし」と。この姉妹は共に革命家と知り合って結婚した。晴美・英夫夫妻は活動から抜けたが、夫婦仲はうまくいっていない。
    あとから1人で夫の田中英夫(河村竜也)が武雄に話があると訪ねてくる。終盤、革命家の篠田(佐山和泉)は会合に現れなかった島崎に刺されたらしく重傷という知らせが届き、騒然となる。英夫がシュンスケの学芸会の様子を典子に語ったとき、典子が「お父さんに似たのかしら。学生時代、映画とか作ってたんでしょう?」と英夫に聞き、「うん、まあね」と答えるところで、シュンスケの父親は増田武雄ではなく、英夫では?という暗示がなされる。また、シンパの山際に連れられてやってきた柳田由佳(木引優子)が実は活動中交通事故で亡くなった革命家の妹で、父親は亡くなるまで、姉は事故ではなく殺されたと思い込んでいたことがわかる。
    俳優では革命家のリーダー格の佐々木役の近藤強、商社マン山際役の畑中友仁、委員会の坂下役・能島瑞穂がいかにもそれらしい人物像を演じ、印象に残った。NPO経験があり、ボランティア活動に熱心な坂下が、やはり「組織的」な持論を展開するあたりが面白かった。
    舞台美術のインテリアのセンスがよく、赤い壁、白い棚の内側の赤い部分やマトリョーシカにスポット照明が当たり、赤が強調され、全体が「革命」を表現しているようで、記憶に残る。
  • 満足度★★★

    安心して観ていることができました
    青年団の本公演はやはり、安心して観ていることができました。俳優陣の技量の高さは、さすがの一言に尽きます。

    ネタバレBOX

    脚本は、うーん、「革命」という言葉が想起させるものと、ホンが描いている若い世代が、観ていてどうしてもうまくマッチしませんでした。1960~70年代の学生運動を実際に体験していない世代にとって、「革命」とは単に、教科書やテレビのニュースでしかお目にかけない、リアリティに欠ける事柄なのだと思います。「個と集団」というモチーフを描くのであれば、もっとベターな素材があるのでは。役者の芝居自体は優れているにのかかわらず、イマイチ物語に入り込めなかったのは、そこらへんが理由かと思いました。
  • 満足度★★★★

    カクメイ、トーソー、恋愛!
    都市近郊のマンションの一室をアジトにした過激派グループが航空突入と大使館襲撃を計画する為の座談会!(笑)


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    ワタクシは集団が嫌いだ。会社という組織に席を置きながらそんなことを思う。だから休みの日ぐらいは誰とも群れずに独りポツネンと芝居を観たいと願う。組織から逃れたいという、そんなワタクシの願いと相反するような光景が目の前で座卓を囲みながらにぎにぎしく「トーソー、カクメイ、占拠!」なんつって言葉が乱舞する。

    革命家たちは空港の管制塔と大使館を占拠すれば、国家の中枢機能を麻痺させることが出来るとの考えから、その計画を実行すべくリーダーが士気を高める。しかし、立花は「闘争の為の要員も揃ってないし、資金もないのに、安易だ」と主張する。しかし、佐々木は革命理念を強引に押し通し、「安易な路線の変更は出来ない。我々は組織の中の兵士だ。」などとのたまう。

    そのことで口論になった立花と佐々木は勢い余って怒鳴りあいののしりあうも、一向にお互いの考えは接点がなく平行線をたどる。そんな中、立花は「帰る。帰って料理を作るから。」と帰ろうとするが今度は増田典子に「帰って桜井とセックスがしたいって事ですか?私たちは兵士なんだから生活を革命化、武装化していかないとダメでしょう。私たちは革命の為に生きるんだから。」と意見される。

    革命家たちにとっては重要な会議なのだが、そんな場面に隣人やら組織のシンパたちやらの闖入者がまるでコメディアンのごとく勝手にやってくる。特に隣人の二人が見事なまでの話術とユーモアで増田の意見をうまくさばき、端から受け付けない。聞き入れるつもりなど毛頭ないのだ。「お願いします。」と言葉では柔軟にコンニャクのように言いながら、全身に媚びをたたえているが、裏を透かしてみると人差し指を増田の鼻先にくっつけながら「良くお聞き!」と猛獣使いが鞭を持って脅してるかのようだ。笑

    そんなだから滑稽というかコメディというか、革命家も所詮一般人には勝てないようで、結局のところ、トーソーもカクメイも同志との恋愛感情も「井の中の蛙」で井戸端会議みたいなものだ。笑

    鄭亜美が頑張った!(^0^)

  • 満足度★★★★

    組織と日常の面白さ!
    組織の構成員に降りかかる誰にでも起こる煩わしい日常…、日々の闘争のどこを切り取っても、日常がつきまとっています。

    組織が大袈裟であればあるほど、その落差があって楽しませてもらいました!

    ネタバレBOX

    パンフレットにあったように、過激派グループを新興宗教団体や劇団に、はたまた江戸時代の忍者、芝居好き、若手お笑い芸人たちなどと色々置き換えて考えながら観ていました。

    本性を隠したり、組織防衛などの観点から大雑把に並べると…、
    過激派>忍者>新興宗教>劇団員>芝居好き>芸人
    の順かな。

    お芝居を観ているのを会社に隠している知り合いがいます!

    好きな人がいたのに偽装結婚をして地域に紛れるというのも大変ですね。子供までできちゃって。できちゃったら愛しなさいよ!!

    30歳を過ぎて日常の比重が重くなれば、革命家も劇団員や芸人と同じようにどんどん辞めていくのは仕方ありません。

    組織を抜けても出入り自由のような甘い組織、ずさんな計画、民衆を一般人なんて呼んでるようじゃ革命はできませんな。

    立花さんの件はホントいいがかりのように聞こえ、立花さんを応援したくなりました。

    篠田さんが襲われた理由が良く聞き取れませんでした。残念!

    ところで立花さんが帰るとき、設計図入れを持っていなかったのはなぜでしょう?
  • 満足度★★★

    やっぱりいい。でも優等生。
    生きている中での大事にすべきこととか、さらりと軽く、でもしっかりと伝える戯曲はすばらしい。昨年の公演も観ましたが、やはり思いとしてぐっとくるし俳優の味はいい。

    ネタバレBOX

    家主の妻、中村真生さんのほんわか優しい雰囲気を保ちながらいざという時の革命家の顔すばらしくいい。鄭亜美さんのテンション高く怒り散らすのもあんまり見たことない感じだったけどしっかり強いな、と感じました。

    けど。。。
    平田オリザ演出だけにどこかに計算ずくな面を感じてしまいました。俳優はべらぼうにうまい。なのに、それをロボットに入れ替えてもできるんじゃないかというような変な感覚。この間は俳優の感触としてあるのでないっていうような芝居だな、っていう感じ。それを俳優が完全に体現しているから、逆にまとまりすぎてて計算された感動以上には、って感じでした。
  • 満足度★★★★

    笑いながら…随所に“毒”を感じる
    お茶らけたところは一切ないんですけど、笑ってしまいます。
    それは、“毒”が随所に隠されているから。
    で、… 観終わってから「革命を目指す理由への共感性が薄いんじゃ…」 などという批判めいたコメントをしてしまいがちなところまで、ひょっとしたら平田オリザ流の毒なんじゃないかと。

    ネタバレBOX

    町内会ではなく町作り部会。子供のために環境なんとかを伝えるNPO。子育てと両立する非合法活動。活動に理解を示すエリート商社マン。前線の方が後方よりも偉いという感覚。恋愛感情と活動との天秤。…こうした毒を盛りこみながら、それはときに笑いになり、それはときに「考えてみたら」という観客へのボールとなる。
    ・・・そこまでは、共有できるんですけど、やっぱりこの時代に日本という設定で「革命」を目指す理由がどうも浮ついている感じがしてしまいました。
    ただ、そこが、案外平田オリザさんの狙いじゃないかという不安もよぎったりするんですね。
  • 満足度★★★★

    つい入り込みます
    重苦しい緊張場面が、たびたび入り込んで来る部外者で中断される笑い。
    『一月三日』のときもそうでしたが、この会場は舞台と床が同じ高さで距離も近いので、つい入り込んでしまって、一緒に「疲れたー」と、なりました。
    その世界ってそうなのかー、と思うしかないのですが、無理矢理議論を自分の土俵に持って来るやり方って、ありそうですね。

    からんでくる外部者それぞれの「組織」との距離の取り方が様々で、とても興味深かったです。

    ネタバレBOX

    指導者「佐々木」から、議論を「私的感情」と決めつけられた「橘」が抗議していくところ、後ろ向きなのに、見えている肩から背中が赤くなって、「ほんとに興奮してるんだ!」と思ってしまった。顔を見るより、その色が彼女の気持ちを語っていると思いました。

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