満足度★★★★
ダンスはやはり癖になりそう(笑)
前半どういう方向に進んでいくのかわかりにくかったですが(名前だけは出てくるが、演じる役者はいなく、他の役者の演技と字幕などで表現してるので、一瞬ホラーかとも思えたしww)、子供時代とその子供たちが大人になってからの物語を描いてるとわかってくてからは俄然面白くなってきました。
しかし、子供と大人を一瞬の内に切り替える役者陣の演技力は凄かったです。
後、世田谷シルクのダンス、派手に見せるなどとは違うのですが、なんか癖(虜にか)になりそうです(笑)
満足度★★★★
クライマックスは圧巻
地方の町(村?)の理科実験教室を主な舞台にそこでの2つの出来事を併行して描き、やがてそのつながりが明かされて…という構造。
2つの流れ(+α)の関係がなかなかわからずに観ながら悶々としたり(←そこまで大袈裟ではない(笑))もするが、クライマックスは圧巻。
現在の状況と20年間の状況(それは現在の状況でのビデオ映像内の出来事でもある)、それにドキュメンタリー番組を編集しているルームの3つの場面を映像で言うところのカットの積み重ねのようなスタイルで併行して見せ、時として異なる時空での台詞が微妙にシンクロしていたりするのが、照明による時空の切り替えの表現も含めて巧い。
また、ダム新設によりふるさとが水の底に沈んでしまうことに対する気持ち、ということで 3LDK の『僕たちの町は一ヶ月後ダムに沈む』(09年1月)を連想。
あと、小学3年生の表現(脚本・演出・演技)がいかにもそれらしく、個性も描き分けられていて自分のその年齢の頃を思い出したりも…
満足度★★★★
古典的+先進的≒世田谷シルク?
なんとなく、チラシが気になってふらりと、初 シアター711。
ふーんふーん。椅子が小劇場らしからぬ出来でびびる。
初見の劇団。折込を断っているとな?ほほう、映像とな?
なんだか、ちょっとこれから楽しみな劇団がまたひとつ増えた。
満足度★★★
今回はちょっと・・・・
好きか嫌いかと聞かれれば、世田谷シルクは好きな劇団である。
まず、いままでの形式と少し変え、オリジナルの新作に挑んだ意欲を買いたい。
また、これまで築き上げてきたこの劇団のスタイルに敬意を表すれば、本作のみを取って劇団を評価することも避けたいと思う。
まだまだ可能性を秘め、発展途上にある劇団だと思うので、今後にも期待している。
ただ、もしも、先入観や予備知識なしに本作を初めて見たとしたら、自分は、また次回も観てみたいとは思わなかっただろうというのが正直な感想である。解説文から内容を想像していたときのほうが楽しかった。それだけ、期待感が大きかったのだと思う。
満足度★★★
ひとつの表現
世田谷シルクは前回初観劇をし、消化不良だったのでもう一度観てみることにした。一回で判断するには失礼だと思い今回も観劇したが、この団体だけでなく、最近は“それっぽい”表現が多く、実に軽く見える。いや、その軽さが“カッコイイ”という認識が生まれているのは、世の風潮だともいえるので、やはり流行り、、、個人的にはこの軽さでも真髄に迫る表現が欲しい。
満足度★★★
海って?
シルクのお得意なダンス、スリラー的な感じで海の生き物を表現している。 芝居は現代と過去の入れ変わる独特な感じで、切ない表現を役者が明るく演じていたり、難しい所もあった。
満足度★★★★
なにか残るわけではなかったけれど
なにか残るわけではなかったけれど、よく構成されていて、楽しめました。
ダンス健在☆スローモーションも好きです。
堀越さん素適☆
満足度★★★★
一つずつの時間の瑞々しさ
冒頭から、一つずつのシーンに
観る側をわくわくさせる空気があって。
後半物語全体が俯瞰できる位置で
その秀逸さがしっかりと生きてくる。
堀川炎の世界からやってくる
様々な感覚や表現の洗練に
しっかりと心を掴まれました。
満足度★★★★
過去と現在の二重構造のバランスが見事。
世田谷シルクの舞台は絵画的だ。詩的な言葉、想像力をかきたてるシーン構成、リアルなシーンの間に幻想的要素を組み入れ、物語を多重構造にし、奥行きを広げている。
途中ところどころで入る世田谷シルク独特のダンスがいい。どこでも見たことのないダンスで癖になりそうだ。新しい世田谷シルクの売りになるかもしれない。
役者ではタラミ役を演じた山本映子が田舎の凛とした女性を好演していた。また堀越涼がネタバレになるといけないので詳しく書かないが、難しい役を見事にこなしていた。相変わらず芸達者だ。