満足度★★★★
過去と現在の二重構造のバランスが見事。世田谷シルクの舞台は絵画的だ。詩的な言葉、想像力をかきたてるシーン構成、リアルなシーンの間に幻想的要素を組み入れ、物語を多重構造にし、奥行きを広げている。途中ところどころで入る世田谷シルク独特のダンスがいい。どこでも見たことのないダンスで癖になりそうだ。新しい世田谷シルクの売りになるかもしれない。役者ではタラミ役を演じた山本映子が田舎の凛とした女性を好演していた。また堀越涼がネタバレになるといけないので詳しく書かないが、難しい役を見事にこなしていた。相変わらず芸達者だ。
ネタバレBOX
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2010/04/10 05:45
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