インディゴブルーの本当 公演情報 インディゴブルーの本当」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.3
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★

    うらやましくもありつつ
    予想以上のヤングパワー炸裂!


    のっけから舞台狭しと暴れまわる役者たちを観て自分が年を取ったような気にさせられた。(そんな気がしただけだよ!たぶん!)
    思ったより上演時間は長め(110分ぐらい?)で、実はボク自身の作品の理想とするサイズにすごく近くて、ますますその方法論への興味が増しましたが。

    ネタバレBOX

    「起承転結」の「承」だけで話が進んでいる印象でした。
    「起」たるスタートポイントが明確じゃなく、「転」のあたりも疾走感に欠けてて、「結」もなんだか全てが解決したのかどうか分からずよろしく感じられない。
    伝えたいテーマが重すぎ、多すぎなんですね。
    多すぎるもんだから、2時間もあるのにそれでも足りなくて、結果ひとつひとつが薄ーく軽ーくなっちゃったみたいな。
    しかも同時進行だから観客としても「今どこ追いかければいいの?」みたいになってたのではないでしょうか。(テーマに対して)


    作家の頭の中では膨大な時間をかけて整理できていることでも、観客に与えられた時間は「上演時間」しかないわけだから、その中でどれだけ分かりやすくするかが課題になってくるんですよね。


    「理解できない方が悪いんだ」とか絶対に言っちゃいけないわけで。


    稽古場もキツかったはずですよコレ。
    こういうタイプの芝居の稽古やっててキツくなかったらどんだけテーマの掘り下げに尽力してないんだって話になっちゃいますもん。


    あと気になったのは衣装。というかその使い方。
    各キャストが元の役とは違うコロス的な位置にいるのに、衣装がそのまんまだから「え?さっき別のところにいなかった?」ってなるんですよ。
    せめて何か羽織らせるとかして差別化していただかないと。
    (おそらく意図せずに微妙にできているところもあっただけに、ことさら)
    そういう部分も全体の分かりにくさに拍車をかけていたかもしれません。


    若さ…若さか…


    さぁ次回は川口君の作品らしいですね。
    まだ観た事なかったので期待大です!!
  • 満足度★★

    もう少し深みがほしかった
    役者たちのパワーは十二分に伝わってきた。小屋のつかいかたも面白かった。
    が、脚本の中身がやや浅く感じられた。もう少しどろどろした表現をいれると深みを増したかも。

  • 満足度★★★

    おしいなあ
    というかんじ。
    もう少しまとまった作品にできたんではないのかな。
    そのテーマいいな、と思ったんだがまとまりきれてないような。
    しかも分散しちゃって分かりにくくなってたり。

    つくづく、惜しいなあ。

    ネタバレBOX

    複数のテーマが見えたけどいつの間にか移っちゃったかんじ。
    全部やりたいのならもっと区切りをはっきりつけて、焦点を分かりやすくしたほうがよかったんでは?
    ところどころに入る長台詞はもっと効果的な使い道があったと思う。
    ちょこちょこいいところはあるのに、生かしきれてない感じ。
    今後の成長に期待。
  • 芽を出す方向は無限大
    二人の作家のうち、川口氏は比較的方向性も定まっています。松野尾氏のほうは、将来に向けて方向性を模索中と言うところでしょう。

    今後どの目を落とし、どの芽を伸ばしてくるのか楽しみにしたいです。

  • 満足度★★★

    ある意味問題提起してるかも
    まったくのフィクションかと思えば、実は現状を皮肉ってたりして、
    はっきりしたテーマは見つけることはできなかった、
    が!魅力的な役者や演技は非常に楽しめた♪
    冷静に現代を見ている若者が現状を作った私たちへの非難、警告か?

  • 満足度★★

    現在地を確認しづらい物語
    あらすじを見たらストーリーの始まりどころも多少は分かるけれど、そこで説明しきった気になったのか肝心の本編が思い切り説明不足のままスタートした感じ。私は観る前に何の情報も仕入れてなかったので人物相関図を作りあげるのに苦労しました。関係性が理解できたと思ったら話はどんどん先に進んでいて、時折差し込まれるテーマ性も一つや二つじゃないからとても消化しきれない。

    ネタバレBOX

    2時間近い上演時間の中で「船の爆破事件」以上の大きな事件は起こらず、その事件についてもさらりと語られる程度でインパクトが弱かった。あとは何々がバカ売れしたとか村のトップが変わっていったとかいう突発的な「事件」ではなくゆるやかな「変化」によって話が進んでいくから強く興味を引くものが見当たらない。この部分で楽しんで、という目印がよく分からないんです。作家さんが意図しているかもしれないものがおそらく観客にとっては弱すぎる。噛み合っていない。役者さんは激しく動き回りながら頑張っているなと思いました。
    その頑張りを無駄にしないためにも、きちんと観客に届くような作品を期待しています。
  • 満足度★★

    やっぱり・・・
     佐賀公演からずいぶんとこなれた感じ。でも、その物語にはどうしても共感できないのです。これが若者の見ている世界か、と思うと、本当に悲しくてならない。

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