満足度★★★
各編ごとに「原典との距離」「接点の多寡」が異なる
全6編のエピソード、プロローグとなる「世界の終わり」(#1)と全体を締めくくる(エピローグというには長い)「幸せな結末」(#6)は両コースで上演、それに挟まれる2編が変わるというスタイルで、各編は芥川龍之介の短篇を「サンプリング」しているが「原典との距離」「接点の多寡」はそれぞれ異なる。
先に観たAコースではまんまとダマされ「ループするようにも、パラレルワールドのようにも解釈できる」「ドグラ・マグラ的な入れ子構造?」「原作の翻案・オマージュというより “その精神的な部分をベースにした” ってこと?」などと誤読(笑)する。
が、Bコースで内容を把握。南主宰と話したところによればそれでも全貌は読めていないそうだけれど、自分なりには納得。
世界の終わりの直前、天使に採用された男が「天使の実地試験(あるいはOJT)」としてパラレルワールドでのいくつかのケースを処理する中、姪が原因で迎えそうになる終末を防ぐ、というのがσ(^-^) の解釈だが、いかが?>ご覧になった方々
満足度★★★★
サンプリング♪
文学のサンプリングということですが、もともとの原作を知らない私でもとても楽しめる作品でした。ひとつひとつを短編として観ても楽しめるし、全体をひとつの作品として観ても楽しめる!妄想好きですが、妄想が現実となるかわりに世界が終ってしまうとしたら…いろいろと考えさせてもくれ、笑わせてもくれ、とても良い作品でした(*^^*)/
満足度★★★★
B公演のラスト観ました
原作をサンプリングと言うことでしたが、原作を殆ど記憶してないので、初見と同じ感覚で観ました。単純に新作と思って観ても、短作4本で1時間半弱と、とても良いバランスで良い展開で観ることが出来ました。私が座った場所が丁度良い場所だったので、とても良い感じで観劇できました。
満足度★★★★
「世界の終わり」を囲む短編
A、B公演とも観てきました
今回も泣けた
毎回、南しんすけの脚本には泣かされる
でも、いつも楽しみで仕方が無い
実は小説とか短編が苦手
一冊の本の中にいろんな話しが詰まってるのが苦手
だから、今回はちょっと緊張してた
理解できるかなーとか、途中でわからなくなっちゃうかなーとか
でも、そんな心配は不要だった
無条件で楽しめた
のめりこんだ
展開が心地よかった
選曲もなかなか良い感じ
効果音が良かった(上手いなぁってつぶやいちゃった)
日曜日の12:30の公演は、ちょっと展開につまずいてる感じがした
「間」がちょっとずれちゃった感じ
せりふのカミカミもちょっと残念・・・
土曜日の14:00の公演は、スムーズに流れてたのに
俳優さんたちの演技力も気迫もすごい
せりふがずんずん、心に響いてくる
1時間ちょっとの間に、同じ役名でも、まったく違う人種を演じて、
まったく違うストーリーを進めるってすごい大変で、すごい気力が必要で
きっとクタクタになっただろうなぁ
俳優さんもスタッフさんも、みなさんお疲れさまでした
ありがとうございました♪
次回作も、期待しています!
満足度★★★★
ルーズなバスケットに置かれた物語
Aコースを観ました。
いくつかの物語が
目の粗い籠の中を転がされるように
語られていく感じ。
感覚的に伝わってくるものもあるし
起承転結が比較的しっかりとしているものもあるし・・・。
いくつかのピースが
流れていく感じがすごくよくて、
リラックスして楽しむことができました。
満足度★★★★
気負いなしで楽しめる作品
説明には芥川のサンプリングとか10%の理解者とか敷居が高そうなことが書いてありますが、こっちの文学への精通度を試されるとか、そういう怖いことはありませんでした。ホッ。かなり実験的な作品ですが、頭の体操的な要素の強いスリリングなシーンもあり、時間を見つけて行った甲斐は十分にありました。
おじさんの指パッチンが超美しく決まってたのが印象的。
満足度★★★
Bを観劇
説明文などから、個という存在が持つ特異なザラザラとした感触を表現するという意味での「10%の理解者を求める」ような芝居を想像していたのだが、キャラクターも展開も、案外マンガ的に彩られていてちょっと肩すかし。
マンガついでに言うと、内容でもちょっと触れてたがどことなく白泉社系列の雰囲気。
満足度★★★
Bコースを観た!
芥川龍之介の作品を題材にした物語はここのところ、良く観ている。だから予習としてはバッチリだ。
「羅生門」にしても、「鼻」にしても「竜」にしても「地獄変」のあのおどろおどろしさは敵うものではない。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
また観たいです
難解な芝居なのか?と思っていましたが、意外にわかりやすく楽しめました。テンポもよく、音楽もとても効果的。また観てみたいです。【文学のサンプリングという新たなガジェット】ってふりかざさなくても、十分おもしろかったです。