満足度★★★
各編ごとに「原典との距離」「接点の多寡」が異なる
全6編のエピソード、プロローグとなる「世界の終わり」(#1)と全体を締めくくる(エピローグというには長い)「幸せな結末」(#6)は両コースで上演、それに挟まれる2編が変わるというスタイルで、各編は芥川龍之介の短篇を「サンプリング」しているが「原典との距離」「接点の多寡」はそれぞれ異なる。
先に観たAコースではまんまとダマされ「ループするようにも、パラレルワールドのようにも解釈できる」「ドグラ・マグラ的な入れ子構造?」「原作の翻案・オマージュというより “その精神的な部分をベースにした” ってこと?」などと誤読(笑)する。
が、Bコースで内容を把握。南主宰と話したところによればそれでも全貌は読めていないそうだけれど、自分なりには納得。
世界の終わりの直前、天使に採用された男が「天使の実地試験(あるいはOJT)」としてパラレルワールドでのいくつかのケースを処理する中、姪が原因で迎えそうになる終末を防ぐ、というのがσ(^-^) の解釈だが、いかが?>ご覧になった方々