アンポテンツ 公演情報 アンポテンツ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★

    あっち側が気になる(笑)
    チラシなどからは安保闘争をベースにしたチャリTの茶番狂騒劇とのことですが、たしかにベースにしてるなとは感じられますが、そんなことは関係なくばかばかしいことが続き、面白かったです。
    まあ、このセットはどうだったんだとか、あっち側はどうだったんだなど、若干その後が気になる部分はありましたけどね・・・。

  • 満足度★★★

    リーディングからの変化はともかく
    新作茶番狂騒劇、やっぱりおもしろかった!リーディングからするともっと暗くどんよりとの中で攻めてくるかと思ったけど、この裏切りが心地よかったです。劇団員の磐石さと、客演の方の意外な伸びに満足。

    ネタバレBOX

    楢原さんの門番、もっとクセがあってもよかったな。劇団員として。

  • 満足度★★★

    塀際の門外漢
    この劇団を最初に見たのは7年前。あのときはまだ吉本菜穂子が在籍していた。2本見たところで彼女が退団し、そのあと続けて何作か見たあと、しだいに足が遠のいた。なのでやや久しぶりな感じがする今回の観劇。
    舞台全体に塀が広がっていて、その手前で話が展開するというのは、かつて「ドウニモタマラナイ」という作品で使っていたアイデア。
    出演者の顔ぶれはだいぶ変わったけれど、長岡初菜や小杉美香という私にとっては新顔の劇団員をはじめ、演技のレベルは昔よりも上がった気がする。

    「アンポテンツ」というタイトルを見て思い出した話。
    昔、テレビの対談で三宅裕司が学生時代のことをしゃべっていた。彼が明治大学の学生だったころがちょうど70年安保をめぐる学生運動の盛んな時期で、周囲では連日デモ隊が安保粉砕を叫んでデモ行進をしていた。落語研究会に入っていた三宅はそうした政治運動に好意をもっておらず、むしろ苦々しく思っていたという。ある日、デモ隊をからかってやろうと思い立ち、デモ隊の「アンポ反対」という掛け声のあとに、「インポ治せ」という合いの手を入れながら、仲間といっしょにデモ隊の横に並んで行進した。「アンポ反対!」「インポ治せ!」「アンポ反対!」「インポ治せ!」・・・そんな息の合ったシュプレヒコールがしばし巷に響いたという。

    この芝居でも似たような話がちょこっと出てきたが、要するにアンポとインポという語呂合わせは当時からすでにあったということだ。
    とはいえ、この芝居はじかに安保闘争を扱ったものではない。デモ行進からはぐれた3人組のデモ隊は登場するけれど、職と住まいをなくしたホームレスのカップルはどちらかというと、最近の話題である派遣村の若者を連想させる。塀の向こう側ではなにか危険なことが起こっているようすで、塀から連想されるのは今はもうなくなってしまった東西冷戦の象徴であるベルリンの壁。
    塀の中央には観音開きの門扉があり、いつ開くかわからない門のそばで待つ人たちがいる。若いカップルはコンドウだかゴンドウだがという人物が門の向こうから現れて仕事を斡旋してくれるのを待っているが、結局芝居の最後まで門は開かない。この辺はベケットの「ゴドーを待ちながら」がモチーフなのかもしれない。また門の向こうに危篤の知り合いがいて、必死に向こう側へ行こうとしている人物には太宰治の「走れメロス」が重なってくる。さらにまた塀には門番がいて、彼と門外の人々とのやりとりからは、隣国に脅威を感じるかどうかという認識の差、そこから生まれる軍事力は要不要かの議論、そんな問題にも触れているようだ。

    一つのテーマを掘り下げるというよりは、塀と門のある架空の場所を舞台にして、いくつかのモチーフを重ね合わせた作品だろう。

  • 満足度

    今回は、あまり面白くない(泣く)
    もっと発想豊かな、突き抜けた茶番劇を期待していたので、正直かなりがっかりしました。
    もっと、楢原さんならではの、お見事な手腕を存分に拝見したかった!!
    次回に期待します。

    キャストでは、相変わらずの芸達者、内山奈々さんに、笑わせて頂き、岩崎さんの、前回公演とは打って変わった普通のおばさん振りの演技に心酔。長岡さん、小杉さんも、共にいい感じ。客演陣では、リュックの男役の岡田さんに大注目しましたが、いつもより精彩のないチャリTキャストもいて、そのバランスの悪さが残念に思えました。

    ネタバレBOX

    たぶん、「ゴドーを待ちながら」を下敷きにしているのでしょうが、もう少し、楢原色の出た作品を期待していたので、あまり面白く感じませんでした。
    楢原さんの、門番役は、なかなか板についていて、さすがでしたが…。

    ホームレスと、鈴木さん、買い物袋を下げた女、カレー屋と、宿屋の絡みは結構面白かったのに、3人の「アンポテンツ」軍団が登場する度、一気にシラケムードになる気がして、残念でした。
    客演の岡田さんの不思議な雰囲気には、魅了されるものがありましたが、何となく、作劇のセンスがイマひとつだったのが、せっかくのキャストを生かしきれない要因だったのではと思います。
  • 満足度★★★★

    世界を表すに足りてしまう人数
    タイトルから観ると昔々の安保闘争が背景になっているのでしょうけれど、
    そこからうまく青臭さを抜いて
    したたかに現代にも通じる世界に仕立てていました。

    役者たちひとりずつが
    世界を背負ってしまう。
    キャラクター達が具象化する
    世の中の様々な層に
    しっかりとした裏付けが感じられて・・・。

    基礎をがっつり持った茶番を楽しむことができました。

    ネタバレBOX

    中産階級や無産階級、政治・警察などなど・・・。
    それらが、とても下世話に置き換えられていく姿に
    ぞくっとする。

    とてもしたたかに作られたベタ感が
    現実を凌駕するような感じに息を呑みました。

    圧倒的な門の存在や
    人を食ったようなボタンの存在。
    そのどこか古い感じが
    とても生き生きと見えるのです。

    過去にうまく今を投影する手腕の確かさ。、
    それを劇団として表現のバリエーションにさらっと取り込むのが
    けっこう凄いことに思えて。

    いやあ、おもしろかったです。

    ☆★★
  • 満足度★★★

    初見でした。
    王子小劇場の一面にそびえる壁と門。
    威圧感のあるその前で繰り広げられるドタバタ劇。

    チャリT企画さんは初めてみたのですが、楽しかったです。
    でも、役者さんの個人技とか力技で笑いを取りに行ってる感じが今時の小劇場の演劇の流れとちょっと違って古い感じも・・・。

    あと、安保闘争60周年の年という事だけど、この舞台自体は「安保闘争」としてわざわざとりあり上げる程の意味合いを感じられませんでした。

    とりあえず自作に期待します。

  • 満足度★★★★

    深いテーマを軽やかに!
     「安保」だとか、こちらとあちらをわける「壁(門)」だとか、重いテーマを取り扱っているのに、描き方は軽やか。漫画を楽しむように笑いながら、でもふと気づくと背筋が寒くなるような作りの深さを感じる。ここら辺見事。

     劇中にゴドーを待ちながらのようなシーンが出てきたり、遊び心満載で、あっという間に時間が過ぎた。

  • 満足度★★★★★

    メーデーの日に
    政治とか社会派臭くないのに、ものすごく世の中や人間に対してドライでクール。笑いも盛りだくさんあって、次第に心が打ち抜かれていく。この作品、相当面白いです。最後だけちょっと政治臭いかなあ。

    役者の演技も練り込まれていて、劇団員がみんないい。内山、高見、長岡…。客演陣も充実で、演劇を見て脳内が活性化される。

  • 満足度★★★★

    名門って
    いろいろあるけど深入りしていない感がちょうどいい具合。

  • 満足度★★★★★

    社会風刺劇
    観る前に”社会風刺劇だからー・・・”と聞いていたのでちょっと身構えていったら・・・演劇色の強いお笑いみたいで、気楽に観ることができました―!
    おもしろかったです^^

  • 満足度★★★★

    良かったです!!
    個性的な配役と、安保を取り巻く現状を鑑みて面白く拝見しました。

    ネタバレBOX

    「開門を待ちながら」といった趣の不条理劇。大きな門が客席に迫っていて迫力がありました。

    隣で戦争していても、日本では盗った盗られたのバカ騒ぎで過ごせる幸せ。

    融通が利かず何やってるかわからないような門番の米国ですが、門のところにいることで一応役に立っているようです。あの状態で安保を粉砕すると戦火がこちら側に来てしまいそうです。Yシャツを着た学生さんでは防ぎきれません。本音は違うようですが、政府の公式見解ですな。

    門があって両脇に壁があるわけですが、壁がどのように湾曲しているのかが気になりました。

    紛争のある大きな世界があって、その中に日本が壁で閉じ込められているのか?、それとも、大きな日本があって、端っこの紛争を壁で防いでいるのか?
    日本はどういった形の世界と門を通じて繋がっているのでしょうか!?

    最後、ホームレス女性の自立しようという意識の芽生えに、今後の日本の在り方にも繋がるものがあるのでしょうね。彼女の声がよかったです!

    リュック男も本当に面白かったですね。

  • 満足度★★★★

    安保?
    もう少し政治色の強い芝居かと思っていたが、門のこちら側の人々の生活を描きながら、あちら側の世界を想像させる。などと深く読まず単純にこちらの世界のどたばたを楽しばよい。面白かった。

  • なんだろう
    初日のせいか冗長な感じが…。
    温まるまでに時間がありました。

    部分的に面白かったです。
    カムカムミニキーナの女優さんの熱演と
    岡田さんのジャンプがよかったです。

    ネタバレBOX

    古典好きは楽しめるのかな。
    ゴドー待ちあんまり知らないんで…90分長かったです…。

    残るものがなかったのでちょっと残念でした。。
  • 満足度★★★★

    おぉ
    良いのではないですか。深くて、軽くて、重くて、笑えます。

  • 満足度★★★★

    蟻協奏曲
    60年安保闘争をモチーフにした「トーソー」と「トツニュー」をめぐる不毛かつ不条理な茶番狂騒劇。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX



    物語は高い壁の中央に位置する扉のコッチ側でコンドーさんを待つホームレスの男女、買出しの女、ホームレスをペット化して世話を焼く鈴木、近隣の人々、アンポテンツ反対!と叫ぶたった3人のデモ隊らを絡ませながら、バカバカしくも緩いコメディだった。

    壁のアッチ側では銃撃戦のような音が響き門番がコッチ側を守っていると言いながらもアッチ側に位置する。アッチ側が現在どんな状況になってるかも解らないコッチ側の人間はコッチ側のマスコミの情報とコッチ側の味方だとホザク門番の言葉だけを鵜呑みにしてただただ蟻のように騒ぐ。まるで蟻協奏曲だ。無知な人間ほど無謀で、だけれど無知ほど強いものはない。

    やがてリュックの男が真実は見てみなければ解らない。と壁を乗り越えようとするも、高すぎてどうにもならない。男は門番だってコッチの敵かも知れない。アッチ側の新聞にはコッチ側の新聞と全く反対の事が書かれてあると言い出すが、その実、男はアッチ側を観た事がない。だから真実が見えない、思うだけの不条理はどうやら走れメロスのような不条理と同一なのだ。物語はナンセンスコメディのようでもあり、ブラックコメディのようでもある。登場する人間は巨大な壁に太刀打ちできない無力さが、やはり蟻のようで、蟻協奏曲さながらの舞台。笑

    面白いと思う。ワタクシは好みの舞台で弾けるように笑った。

このページのQRコードです。

拡大