満足度★★
モスラは?
あんまり期待しないで観に行ったので、それほど後悔はしませんでしたが。会場をどういう風に使いたかったのかも分からず、何を伝えたかったのかも良く分からず、まぁ、よく内容の分からない作品でした。
満足度★★★★
いくつもの刹那に輝きがあるが・・・
関西の劇団がもつ良さがあって
しかも内藤演出ということもあり
いくつものシーンに
ただで済まさずに一歩踏み込んだような笑いがありました。
物語としてもよくまとまっていたと思います。
ただし、この戯曲が持つ力を十分に発揮していたかといわれると
多少疑問が残りました。
アタシ帰ります
劇中、エキストラ役者が連発するこの台詞を何度叫んで退場したかったことか!
たぶん、後1ヶ月あるけれど、私の今年度ワースト1舞台だろうと予測できます。
せっかく、キラ星のように気のきいた台詞を散りばめながら、これでもかという蛇足台詞の追い討ちで、作者自らそれを台無しにしてしまう稚拙な脚本に、心底がっかりしました。
これが、初演で文化庁の芸術祭優秀賞を受賞したなんて!私には、その審査基準が理解できません。
こんな場所でそんな会話しないでしょうという、あまりにもリアリティのない情況設定にも辟易。
上質なハートウオーミングコメディになりそうな要素をたくさん持っているのに、人物造型の甘さが全てをぶち壊し。1秒も感情移入できない舞台に唖然でした。
昨年の賞を総なめにした「焼肉ドラゴン」を見逃したので、この作家の作品を非常に楽しみにしていたのに、期待を踏みにじられた思いです。
ただ、舞台セットはとても洒落ていたし、使い走りのスタッフ役の役者さんがとても、好演されていたので、それで、救われた気がします。
最後の、父親からの電話内容が私の予想的中で、一度だけ苦笑はしましたが、他の観客のように、笑い声を立てるなんて、あり得ない状況でした。
本当に、残念無念!