ロミオの代わりはいくらだっているし、ジュリエットの代わりだって腐るほどいる 公演情報 ロミオの代わりはいくらだっているし、ジュリエットの代わりだって腐るほどいる」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★

    ネガティブ方向が強い?
    妄想を描いてるのか、優柔不断のダメさを描いてるのか、なかなか微妙であるが、芝居全体はちょっとネガティブすぎるような気がした。
    後、一部の芝居は地べたに座って演じられるので、後ろの人は若干見えづらいと思うが。
    また、上演時間は実際の上演時間より長く感じたかな。

    ただ、2回目観たときは、ネガティブ方向、実はそれ程でもない?と思いました。1回目より面白く感じました。(お客さんの笑いは少なかったが(^^;;)
    後、地べたに座っての芝居があり、後ろのお客さんには見えづらいとの意見があったのか、一部の場面は立ち位置の演出変更があったようです。
    こちらの演出のほうが後ろからも見えると思いますので、こちらにしたのは正解だと思います。

    グレートマザーの件はよかった(笑)

  • 満足度★★★

    それぞれの弱さ
    誰かに依存しなきゃ生きられない人と人との関係性を描いた作品。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    本田の家に友人だからという理由だけで転がり込んで世話をしてもらっている井上。恵みを受けてる井上自身は本田に感謝しているのか?というとそうでもない。金がないし友達なんだから助けてくれるのは当たり前だと思っている。挙句、一緒にいたら何かしてもらいたくなる、なんつって屁理屈をコネル。居候なのに。笑   
    そんな井上は彼女にフラレテ彼女の妄想を見る。自分の世界に入り込んでいる時は気持ちが良いものだ。何しろ思うように物語が作れる。

    そんなある日、井上のところに薬中の鈴木が現れる。鈴木の脅すような不気味さについついシャブを受け取ってしまうも本田が部屋に戻ってくると井上は引っ越そう、と言い出す。この場面でも井上は他力本願なのだった。と、本田の妹が部屋に訪ねてくる。妹は兄が井上を部屋に住まわせているのを不審に思い、「お兄ちゃんは騙されてる」と決めつける。が、どうやらこのきめつけの前提には父親が友人の保証人になって友人に騙されたという苦い過去が背景にある。しかし、兄自身も鬱だったことがあり依存型だ。妹も宗教がらみのセミナーに妄信してソレに依存する。

    そんな折、職場の同僚の田中が井上に盲目の女のことで相談を持ちかける。その女は「貴方のお母さんよ。お母さんなんだから何でもしていいのよ。お金もあげるし、何でもしてあげる。」といいながら、グレートマザーのような女から息子のふりをして現金を貰ったという。依存症の井上は他人の相談なんかにのれるわけもなくびびって逃げてしまう。田中は田中で井上と同じようなタイプだったことから、グレートマザーに依存してしまう。

    やがて、田中に「お前に得させてやろうと思って。」との話に付いて行った井上はこの盲目の女に「貴方は私の息子よ。」と言われて絶大な盲目の愛を受ける。この居心地の良さから離れられなくなった井上も田中も、そしてシャブ中の鈴木、本田までもが淋しさを埋める為にすっかり盲目の女に依存してしまう。

    人間の関係性を損得で推し量る弱さと、依存型精神力の弱さの過程を見たような気がした。本田の彼女だけが真っ当で本田を軌道修正させるあたりは観ていて救いだった。何故か盲目という設定だったはずの女が途中から盲目でない演技に変わっちゃってたのが痛い。(苦笑!)
  • 満足度★★★★

    不思議
    不思議な感じ
    おもしろかった

  • 満足度★★★★★

    無名性
    この舞台への印象の分かれ目は、関係性の気持ちの悪さに気付かず生きる数多くの登場人物と、心理的な距離が取れるか取れないかではないかと思うのだが、
    観客という、暴力的に覘き観るられる関係の観る側という、これまた気持ちの悪い関係にひたすら徹し、人物達との距離を持つことができたのでとても面白く観ることが出来た。

    ネタバレBOX

    この社会のなかで、お互いの対応のとりようを決定しているのは、時間を費やして構築された無二のコンテクストでもなんでもなく、「友達」「恋人」「元恋人」「隣人」「母子」「兄妹」「バイト仲間」ひたすら無名性の言葉でしかないんだなーと思いながら今公演説明を見てたら同じこと書いてあっったのであれまと思った。

    そしてやはり結局全ては「母」が包みこんでしまうおそろしさ。
  • 満足度★★★★★

    なかなか深い
    お話でした。それぞれの心情を理解するには短い時間だったかなと…。でもステキな空間で観れたなと♪

  • 満足度★★★

    よかった。
    面白かったですよ。他の、もう少し距離の遠い劇場でまた見てみたいなと思いました。

  • 満足度★★★★

    母がツボ
    百花ですよ。

  • 物語、ではない。
    見せてくれるのはひたすらに関係性。人と人の分かり合えなさを如実に再現した上辺の遺り取りがなんとも可笑しい。基本的にはどの場面も三角関係から成っています。人物Aと人物Bが人物C(または事例C)に対して異なる印象を持つから擦れ違う。じゃあどちらが正論を語っているかと言えば、両方正論だし両方異論。だからこそ埒があかない。
    物語性を求める人にとっては物足りなさがあるかも。追うべきは話の筋ではなくて人物の心情。個人的には人の在り方を見るのが好きなので楽しませてもらいました。気軽に観られる60分程度の上演時間もナイス。

    ネタバレBOX

    自分にとって初見の掘出者単独公演。今回は15 Minutes Made Vol.6にて上演された「パーフェクト」の拡大版みたいな感じだったので、期待から外れずに安心して観られました。その分、違う作品も見てみたい欲求が。関係性を描くのが成立してる分、物語としての構成要素が変化しても同じ感触の演目になる様な。とりあえずもう一回観ないとなー。
  • 0912181400
    観劇

  • 満足度★★★★

    誉め言葉としての「いやな質感」
    なにせルデコですから、
    役者達の醸し出す質感が
    どんどんと観る側にしみ入ってきてきます。

    こういうねじれ方って
    とても「いやな感じ」ではあるのですが
    目をそむけることができない。
    というか、その密度に裏打ちされた質感は
    お芝居を観る側にとって
    ある種の魅力であったりもして・・・。

    終わってみればなかなかに
    見応えの感じる作品でありました。




    ネタバレBOX

    それぞれのキャラクターには
    何かが欠けている・・・・。

    何かに憑依するように表れていくキャラクターのアンバランスさが
    すごくなめらかで、
    しっかりと見る側の眉をひそめさせます。

    自分を特別だと思うことへの行き詰まり感や、
    自分の側に相手を引きずり込もうとするエゴ、
    自分がかわいいだけの甘えや、ずるさ。
    その行き場のなさが、
    やがて「母」と表現されるひとつの場所に吸い寄せられていく姿に
    思わず目をみはる。

    いやな気持ちで舞台を観ているからこそ
    その場所の居心地のよさが観る側にはっきりと感じられるのです。
    なにか恐いのだけれど、わかる。
    わかるのがいやなのだけれど、伝わってくる。

    空気を醸しだすためのレシピの秀逸さと
    それを具現化する役者達のお芝居の緻密さを
    たっぷり味わうことができました。



  • みた。
    すきではなかった。。。

  • 200912172000
    200912172000

  • 満足度★★★★

    追い求める相手は誰?
    少し(もしくはかなり)世間の常識とはかけ離れた人々が織り成す緻密な会話劇。
    60分のショートストーリーではあったが、見ごたえは十分あった。

    ネタバレBOX

    妄想癖のある男、自臭症が原因で引きこもる女、価値のないものを売りつけられる男、シャブ中の男、赤の他人を自らの子どもと思い込む女性などなど、登場人物はどこか精神に以上をきたしたものばかり。
    彼らに共通するのは自分本位でありながらも他者に依存してしか生きることができないことである。
    シェークスピアの「ロミオとジュリエット」は唯一無二の存在としてお互いに相手を追い求めるが、本作で描かれる登場人物は、お互いに依存しなければ自分を保つことができない者ばかりではあるが、相手は必ずしも唯一無二の相手であるこまでは求めない。
    つまり、相手は(極論するば)誰でもよいのであろう。
    この点を「ロミオとジュリエット」の物語と比較させる構図はたいへんおもしろい。

    当劇団の今後に大いに期待したい。
  • 20091216
    ン、)ノ いらいらさせる自己中な会話は武器ではあるとおもう

  • 満足度★★★

    好みの作品ではないが、実力感じさせる作風
     というのが率直な感想。でも、田川啓介の劇作の実力はなかなかのものと感じさせられた。

     あとは公演中につき、ネタバレにて。

    ネタバレBOX

     公演タイトルの「ロミオの代わりはいくらだっているし、ジュリエットの代わりだって腐るほどいる」については、いまだに、なぜこのタイトルなのか分からない。

     そして、これだけ変な人々が集団をなして生まれてしまう劇を観ていると、こちらまで、あらら、こういう展開で変になってしまう人って、本当にいるのかな、なんて、作者が提起するものにはまってしまいそう。本季でイライラさせられた。でも、ここまで観る側の感情をを引き出させる演出は、やはり凄い。

     友人といっしょに観劇したが、友人はかなりこの作風が気に入ってしまったらしい。私はといえば、正直、好みではないが、やはり、田川啓介の劇作の実力は大いに評価したい。

     それと、出演陣では、いつもながら、主人公・本田役の澤田慎司くんはイイ感じ。彼に寄生している、どうしようもないやつである井上役の長澤英知は上手い。彼の役柄(彼ではないですよ、あくまで役柄)が私は虫唾が走るほど嫌いな若者のタイプなので、それを気持ち悪いくらいに出していた彼は凄い!と感じた。
     女優陣では、加藤真砂美、亀田梨紗が好演、でも、なんといっても百花亜希がとても良かった。

     役者陣については、観劇後、熱燗をやりながら友人と談義したが、同一見解だった。

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