満足度★★★
ネガティブ方向が強い?
妄想を描いてるのか、優柔不断のダメさを描いてるのか、なかなか微妙であるが、芝居全体はちょっとネガティブすぎるような気がした。
後、一部の芝居は地べたに座って演じられるので、後ろの人は若干見えづらいと思うが。
また、上演時間は実際の上演時間より長く感じたかな。
ただ、2回目観たときは、ネガティブ方向、実はそれ程でもない?と思いました。1回目より面白く感じました。(お客さんの笑いは少なかったが(^^;;)
後、地べたに座っての芝居があり、後ろのお客さんには見えづらいとの意見があったのか、一部の場面は立ち位置の演出変更があったようです。
こちらの演出のほうが後ろからも見えると思いますので、こちらにしたのは正解だと思います。
グレートマザーの件はよかった(笑)
満足度★★★★★
無名性
この舞台への印象の分かれ目は、関係性の気持ちの悪さに気付かず生きる数多くの登場人物と、心理的な距離が取れるか取れないかではないかと思うのだが、
観客という、暴力的に覘き観るられる関係の観る側という、これまた気持ちの悪い関係にひたすら徹し、人物達との距離を持つことができたのでとても面白く観ることが出来た。
物語、ではない。
見せてくれるのはひたすらに関係性。人と人の分かり合えなさを如実に再現した上辺の遺り取りがなんとも可笑しい。基本的にはどの場面も三角関係から成っています。人物Aと人物Bが人物C(または事例C)に対して異なる印象を持つから擦れ違う。じゃあどちらが正論を語っているかと言えば、両方正論だし両方異論。だからこそ埒があかない。
物語性を求める人にとっては物足りなさがあるかも。追うべきは話の筋ではなくて人物の心情。個人的には人の在り方を見るのが好きなので楽しませてもらいました。気軽に観られる60分程度の上演時間もナイス。
満足度★★★★
誉め言葉としての「いやな質感」
なにせルデコですから、
役者達の醸し出す質感が
どんどんと観る側にしみ入ってきてきます。
こういうねじれ方って
とても「いやな感じ」ではあるのですが
目をそむけることができない。
というか、その密度に裏打ちされた質感は
お芝居を観る側にとって
ある種の魅力であったりもして・・・。
終わってみればなかなかに
見応えの感じる作品でありました。
満足度★★★★
追い求める相手は誰?
少し(もしくはかなり)世間の常識とはかけ離れた人々が織り成す緻密な会話劇。
60分のショートストーリーではあったが、見ごたえは十分あった。