ロミオの代わりはいくらだっているし、ジュリエットの代わりだって腐るほどいる 公演情報 掘出者「ロミオの代わりはいくらだっているし、ジュリエットの代わりだって腐るほどいる」の観てきた!クチコミとコメント

  • 物語、ではない。
    見せてくれるのはひたすらに関係性。人と人の分かり合えなさを如実に再現した上辺の遺り取りがなんとも可笑しい。基本的にはどの場面も三角関係から成っています。人物Aと人物Bが人物C(または事例C)に対して異なる印象を持つから擦れ違う。じゃあどちらが正論を語っているかと言えば、両方正論だし両方異論。だからこそ埒があかない。
    物語性を求める人にとっては物足りなさがあるかも。追うべきは話の筋ではなくて人物の心情。個人的には人の在り方を見るのが好きなので楽しませてもらいました。気軽に観られる60分程度の上演時間もナイス。

    ネタバレBOX

    自分にとって初見の掘出者単独公演。今回は15 Minutes Made Vol.6にて上演された「パーフェクト」の拡大版みたいな感じだったので、期待から外れずに安心して観られました。その分、違う作品も見てみたい欲求が。関係性を描くのが成立してる分、物語としての構成要素が変化しても同じ感触の演目になる様な。とりあえずもう一回観ないとなー。

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    2009/12/19 00:50

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