満足度★★★★★
大好き!
少し時間が経ってしまいましたが、抜群に面白かったので残しておきます。元からピーターパンが好きでしたので、こういう発想もあるんだわと楽しめました。また美に行きたい劇団です!
伝えたいこと
伝えたいテーマがある。感動のシーンで感動の曲を流し、観客の感情に丁寧に寄り添った作品を作る。それは下手にとんがった反骨意識を持って観客の意図を外れさせようとする創作者よりもよほど素晴らしいことだと、個人的に思っている。というのも、観客が「その作品」だけの独立した評価ではなく、「あの人は何を作りたかったのか」と考えるという、よくわからない傾向が蔓延しているように感じるからだ。「意味が理解できぬ作品」は観客が悪いのではない。伝えようとする意志のない創作者側に問題がある。そういうときは、素直につまらなかったと言っていいと思う。
話がずれすぎたけれども、ほさかさんは「伝えようとする」創作者だ。ストレートすぎる伝え方を嫌がる観客はもちろんいるが、それは人それぞれ。観客の好みに関しては、創作者に責任はない。そして少なくとも僕はまた観たいと思える作品だった。
ファンタジックでどこか幼さのある序盤から、「異人」が入り込むことによって展開が変わる。夢の世界が崩れていく不快感が、次第にそれを望む気持ちに移行していくという不思議な感覚。希望のあるラストが、これもまた個人的にかなり好きだった。
満足度★★★★
面白かった
ラストは途中から想像できたが、大体予想通りであった。(清水那保さんの衣装は予想できなかったがww)
ピーターパンの物語をベース?にしながら、ウエンディをネバーランドの世界から、そして現実のあることから救おうとする物語でした。
ピーターパンの世界、そしてネバーランドの世界を作り、感じさせながらも、空想組曲としての物語もちゃんと盛り込んでおり、面白かったです。
(見事に融合してるといったほうがいいか)
ただ、空を飛びたくなくなった子供を、ネバーランドの世界から退場さす役目をピーターパンに行わしていたが、これは出来れば違うキャラがいたほうがよかったかも。
後、少し中弛み的なものを感じたので、後10分ほど短いほうがよいのかも。
ウエンディ役の清水那保さん、最初少し声が聞き取りにくいような感じをもったが、よかったです。
それと、小玉久仁子さんはやはり存在感抜群(笑)
出てきたら絶対場を持っていってました(笑)
満足度★★★★
良かった
冒頭の、すごく「演劇演劇した」作風に若干、疲れてしまいそうになったんですが、
そこここに散りばめられた謎が明らかになるにつれ、ぐいぐいと引き込まれていた自分がいました。
良かったです。
満足度★★★★
見事
前半は、先に述べた通りファミリーミュージカル風なので「なぜ、そこで歌わないの?フツーは歌うでしょ!」と、ミュージカル好きには物足りなさもあったりして(笑)。
ミュージカルといえば、死をテーマにしたファンタジックな物語って音楽座ミュージカルの得意分野じゃないかな。「遥かなるネバーランド」、音楽座ミュージカルになったら、絶対泣いちゃうでしょうね。
ネバーランド=死の世界からの生還を、屋台崩しであらわしたのは爽快。ネバーランドのセットが崩れ、学校の屋上のセットがあらわれたとき、そしてベルが鳴った瞬間に、いままでの謎がすべて解けてました。見事。
ティンカーベルを演じた、武藤嬢が絶妙でした。カーテンコールもティカーベルとして登場したのは正しいと思います。
満足度★★★★
逆説的ネバーランド
ピーター・パンの物語をどう描くのだろうという興味で観に行った。想像していたのとは違っていたが、なかなか面白い芝居だった。
全体に観客満足度が高いようで、みなさんのレビューに言い尽くされている感じで、楽しく読ませていただいたせいか、自身は書きあぐねてしまった。
ほさかようは、深層心理的な世界を描くことが好きらしく、巧みである。私が若手の劇作家の力量をはかる基準のひとつとして、もし、これをメジャーな俳優の配役で、中央の劇場で上演したとしたらどうだろう、お金をとれるだろうかというのがある。その点で、ほさかようは期待できるひとりだと思う。作家としての個性はまったく違うが、20代のころの坂手洋二に将来性を感じたときと似た感覚を持った。
満足度★★★★
ここまでキャラクターがまんま登場するとは…
かつて母から「ピーターパン」を読んでもらうことが好きだった少女が、フト気付くとネバーランドらしきところにいて…な物語。
ピーターパン・シンドローム(調べたら正しくは男性のみに使うとのことだった)の人々あるいは「モラトリアム人間」たちの「待避所」的なユートピアに一般人(あるいは主人公を救いに来た人物)が侵入したことでそこが崩れるハナシかと思いきや、ネバーランドらしきところにいたキャラクターすべてが少女の内的なモノだったというのが真相で、見事にダマされる。(笑)
思うに恩田陸の「エンド・ゲーム」を読み終わって間もなかったので、その内容と無意識的に結びつけていたのではないかと。「少年」は黒い衣裳なので「火浦」と重なるし…(ありゃ、アッチのネタバレか?)
で、ピーターパンの世界に迷い込んだ主人公、的な展開ではありつつ微妙に歪んでおり、外界(?)とのつながりのヒントもちりばめて進行して行くのであるところで全体像がつかめ、最後に改めて真相を明らかにして「あぁそうか!」と納得させる構造が上手い。
とか言って、前述の勘違いの他にてっきり病院の屋上と思っていたら実は学校の屋上だったなんてこともあったので「全体像がつかめて」などとエラそうには言えないか?(爆)
また、各出演者とも登場人物にうまくハマっており、特に武藤晃子なぞ少女の母(&ティンカー・ベル?)という役どころもさることながら、娘の名前を強引にウェンディに結びつけるところにそのキャラがうまく活かされていて…(笑)。
それにしても、タイトルからピーターパンに関連したストーリーとは予想していたけれど、ここまでキャラクターがまんま登場するとは思わなかったわさ。
一昨年、ホリプロのミュージカルでおさらいしておいて良かったァ。
満足度★★★★
面白かった!
最初はどうも入り込めなかったが、どんどん引き込まれていった。
ピーターパンなどの童話にあまり好感がわかない私でもそうなので、
好みの方にはなおさらよいと思う。
役者さんがどの方も素晴らしい。
満足度★★★★★
染みた!
絶望的なお話かと思って覚悟していたら、観終えて心が希望に満ち触れた。胸がいっぱい。
役者陣もすごい人だらけで、最初から最後まで目が離せなかった。
しばらくこの感覚に、頭がぐるぐる浸ってる。
満足度★★★★★
台本買っちゃいました
前日、前々日徹夜だったので、こりゃ寝ちゃうな~;;って思っていたんですけど、面白すぎて目パッチリでした。
かなり好きなタイプのお芝居であっという間の2時間だったと思います。
思わず終演後上演台本買っちゃいました(*^_^*)
満足度★★★
いまいち
ここでの評判がいいので観たのだけど、いまいち心に響かなかった。なぜだろう。テーマ的には結構好きなのだが。席が後ろの方だったせいか。体調があまりよくなかったせいもあるが、途中眠くなる部分さえあった。せっかくピーターパンを題材にしているのだから、もっと歌や踊りも交えて派手にやった方が面白い気もする。そういう劇団じゃないのかもしれないけど。