音楽劇「雨を乞わぬ人」 公演情報 音楽劇「雨を乞わぬ人」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
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  • カナリア派初見。
    舞台美術が毎回凄いとのことで期待していたら、本当に凄かった。劇空間をあそこまで作品の世界観に作り込まれると、観客としてはやられてしまう。ラストシーンの衝撃は小劇場ではなかなか感じられないことだろう。

    ただ全体的に歌謡ショーみたくなってしまっていたように思う。正にミュージカルを食わず嫌いしている人が想像しているような、あの感じ。突然取り出すマイクにどうしても違和感がある。その分、生声で歌うアンサンブルのシーンは印象深かった。

    作品の構成や設定が良かった割に、登場人物の感情の流れが上手く見えてこなかったのももったいない。もっともっと丁寧に人物を描けたのではないか。

  • 満足度★★★

    変わらぬカナリア派
    今回は音楽劇ということで、いつものカナリア派と違うのかなと思っていましたが、カナリア派の雰囲気はそのままでした。
    劇中に挿入される歌も、物語の流れを切ることなく、物語の中の1つとして考えられてました。

    物語は若干好き嫌いが分かれるかと思いますが、役者が世界観に溶け込めているし、世界観にきちんと連れて行ってもらったと感じたので、オイラは面白いと感じました。
    その中でも巫女を演じた、牛水さんは非常に好演でした。

  • 満足度★★★★

    凄かった!怖かった!
    とにかく強烈で刺激的でいつまでも余韻の残る舞台でした。 この舞台は、記憶に残る舞台なのは、間違いないですね。
    千秋楽も観劇しました。☆*:・’゜☆*:・’゜(2観劇)

  • 満足度★★★★★

    はじめてのジャンル
    今まで、芝居やミュージカルは観たことありましたが音楽劇は、初めてでここまでダークな作品も初めてでした(いい意味で)。
    作風もとっても好みの作品でしたので次回作も観にいってみたいです!
    臼井さんがかっこよかった!

  • 満足度★★★

    因習物
    因習物を2時間10分ほど観続けるのはきついです。

    ネタバレBOX

    最後の水を使った雨の演出は、さいたま芸術劇場以来のような気がします。
  • 満足度★★★★

    今まで見た5作品のうちで一番好きかも
    07年8月の『輪廻は斬りつける(再)』からデス電所を観ている身として今回のコラボは「盆と正月」か「カレギュウ」か、的な?(笑)
    その歌に関してはハンドマイクを持っての「S感線(あるいはデス電所?)スタイル」あり、演技の途中で不意に(笑)歌い出す「ミュージカルスタイル」ありで、楽曲については元子と慈雨のデュエットナンバーの中間部や甘雨と瑞雨の登場時の歌(これもデュエットだが)なぞデス電所丸出しでありつつ、他は差別化していて…なんてあたりが二重三重の意味で面白い。
    内容については土着的で民俗信仰・シャーマニズム的なストーリーが「平成の泉鏡花?」な感覚だし、村の因習に縛られる人々という設定にはたとえば横溝正史作品などと通ずるレトロ感があるし、で好みなタイプ。
    また、元子と慈雨が力のないマクマーフィと覚醒しないチーフ・ブロムデン(@『カッコーの巣…』)に見えたりする部分(「逃げなさい!」のトコとか)もあったりして、勝手に関連付けて観るのもまた楽しからずや。(そう言えば、謎を解かない金田一耕助もいたな(笑))
    出演者では「ハイテンションな無邪気さ」(笑)を身を以て表現していた牛水里美と憎まれ役としてのイヤらしさ満載の佐藤みゆきが(ともに面識があるということもあってか)特に印象に残る。あ、あと「それって地毛?」な桑原勝行もそうか?(笑)
    そんなこんなで、今まで見た5作品のうちで一番好きかも。

  • 満足度★★★★

    音楽劇もいいですね
    少し冒険した感じがする、音楽劇。お辞儀をして始まるムックさんの歌。ちょっとビックリしましたが、聞かせていただきました。牛水さんのじう役、倉の中で無邪気に笑い続ける。凄いパワフルで良かったです。声ももう限界感感じました。

  • 満足度★★★★

    爽快なラスト
     歌の場面は楽しかったです。笑っちゃったし。赤澤さんうまい。中里嬢は本格ミュージカル風。上手くない人もパワーで押し切ってOK。CD買っちゃいました。
     登場人物が多く、しかも全員の心の葛藤を描こうとしているので、描き方が十分ではないように思います。少数に絞っちゃったほうがよかったのでは。
     しかし、もし全編ミュージカルにしたら、歌と音楽の力で補えたのかも...とも思います。
     音楽劇としては、もっと音楽、歌を聴きたかったなあ。後半セリフだけで延々すすむ場面があり、一瞬、音楽劇であることを忘れちゃったので。

     ラストが最高。牛水嬢の魅了も多分にありますが、一気にファンタジーな世界になり、すべてが水にながされるというのは爽快でした。

  • 満足度★★★

    先天的純愛
    相変わらずの極彩色。風になびくセット。カナリア、って感じでした。
    細かいトコをネタバレに書いてます。

    ネタバレBOX

    作家さんの意図は分かりません。読み違いかもしれませんが。


    「ちょっとあっち向いてて」と、
    手の甲でぴらぴらっと学者をあしらった巫女様に
    ぐっときました。

    誰に習わなくても、あんたその人のこと好きなんじゃん!って。


    初めて恋して、もう伝えられなくて、泣いて。

    ひっかきまわした都会の女は終わった顔で。

    残酷だなぁと思いました。




    カナリア派さん、描いている人同士のドロドロはだんだん薄まっていくみたい。
    荻窪でやってた、ケーキ工場のお話が今のトコ一番好きです。
  • 満足度★★★

    音楽劇という試み
    それ自体は、悪くないと思いますがどうでしょう?心に残るような詞にも曲にも出会えませんでした。世界観はいつものカナリア派だったのでストレートプレイにしてもらった方が好みだったかも。巫女の心の動きが今ひとつ伝わってこなかったのも残念。可愛かったけど。

  • 満足度★★★

    ポケットでのカナリア派
    観てすぐ感想が頭の中でまとまらず放置していました。
    いろいろなことを頭の中に浮かべては消し浮かべては消し。

    ネタバレBOX

    閉鎖的な村は一人の巫女をまつり、土地の平安を守ってきた。
    新しく生まれた娘は母の死と同時に巫女になり、村の秘匿の中で守られ生きてゆく。
    街からやってきた大学生や学者らの介入でこの世界が崩れ始めた……


    セット美は相変わらず。
    観た瞬間物語に興味を覚える。

    音楽劇という扱いはどうなっているのだろうかと思っていたのですが、
    唐突に巫女が歌いだしたところで
    「ああ、これがそうなのか」
    と思わされました。
    唐突過ぎてとてもシュールに見え、笑っていいところなのかはたまた本気なのか少し考えてしまい…。
    こういったことが随所にありました。
    (反応に戸惑うという)

    物語は黒色らしさのようなものがちりばめられていて、耽美な世界はとてもよかったのですが、ところどころ何とはなしに消化不良。

    巫女役の牛水さんはとてもよかった。彼女じゃなければもっとひいて観てしまったかもしれません。

    セットが崩れる中降りそそぐ雨、そこに響く巫女の声はとてもきれいなラストでした。
  • 満足度★★★

    少々
    粗かったかな・・・でも世界観はキッチリと創り上げられているので美しいです。

  • 観劇
    観劇いたしました。

  • 満足度★★★★

    世界の縮図
    万人受けする作品ではなさそうですが、おもしろかったです。
    ふとおもったのは世界ってこうなんだという事でした。
    ジャングルの奥地で育っている民族にとって世界はそこだけで…その民族にとって虫を食べるのも、狩りをするのも、なにやらわけのわからない儀式をするのも普通の事で。
    外から見て奇異なこともそこでは奇異ではなくて。
    そんなのは違うって外部が言うのは自己満足じゃないか?
    時代が進むにしたがって新しいチェンジも必要ですが。

  • 満足度★★

    残念
    音楽劇と言うフレーズに惹かれ観に行きましたが、思っていたのと少し違ったかな~。

  • 満足度★★★★

    歌いきる力
    物語にしても歌や振り付けにしても
    しっかりと腰に力が入っている感じ。

    たっぷりと楽しませていただきました。

    ネタバレBOX

    どこか閉鎖的で、
    ちょっとおどろおどろしい
    山奥の村の因習や
    人間描写が
    音楽や踊りからあふれ出してきます。

    ミュージカル風な演出にありがちな
    歌でつないで逃げるようなチープさがなく
    必要な部分で役者ががっつり歌い切り、
    踊りきるところがすごくよい。

    ミュージカルナンバーが
    腰を据えて物語を運んでいきます。
    そこから舞台としてのボリューム感が生まれ
    見る側を深く取り込んでいく。
    ミュージカルの魅力のひとつでもある
    歌自体の力がこのお芝居にはあって。
    中里や赤澤などの歌には観客の耳を捉えきるに足りる
    力量を感じた。
    後半の
    佐藤のボディをしっかり持った歌に
    芝居が乗っていくあたりなども
    見応え充分...。

    舞台上の踊りにも切れがあって・・・。
    振付も場にあったユニークさがやウィットに満ちて
    秀逸だったと思います。

    なんというか、ゆとりがあってすきがない。
    見る側の気を外させないだけの空気を持続させながら
    舞台が進んでいくのです。
    役者一人ずつの安定感も抜群で・・・。
    見ていて観客がまっすぐに舞台に閉じ込められていく。

    で、これだけのボリューム感がある舞台にもかかわらず、
    埋もれないどころかさらなる存在感を持って
    天衣無縫にキャラクターを演じ切る
    牛水里美には
    今回もひたすら瞠目。
    歌もそうですが、少ないセリフからでも
    見る側に与える色の強さがやっぱり凄い。

    それにしてもお芝居、
    音楽の物語への絡みが本当にしなやかに感じられるのです。
    音楽がなじみやすく編み込まれているというか・・・。
    その分物語の密度が犠牲になっていない。
    素のお芝居に居場所ががっつりあって
    独特の雰囲気や色を丁寧に作りこまれていて・・・。
    終盤の舞台の仕掛けががっつりと生きるだけの下地が
    作られているから
    あっけんからんとした
    一番ラストのシーンも生きる。
    すっと夢から覚めたよう。

    いろんな意味で見応えを感じるお芝居でありました。
  • 満足度★★★★

    音楽劇というよりも
    カラオケ劇といったほうがより解り易い。だから小鳥が囀るような上品なフルートの音色も、白いドレスを纏った天女のような女がハーブを奏でるシーンも無い訳よ。キャストの歌は要らなかったなぁ・・。むしろ太鼓と笛が良く似合う劇だと感じた。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    好みか好みでないかというと好みの作品。
    なんだかんだいって、昔からこういった村ってあったような気がする。だって閉鎖された村特有の言い伝えって絶大な威力を持ってた訳でしょ?
    だから、人柱伝説とか捧娘伝説とか日本昔話ばりばりの「本当にあった恐い話」みたいな「日本の呪い」になるわけよね。

    で、今回の物語は巫女伝説っていう、これも日本の天治村という外部世界を遮断した閉鎖的な村の伝説という説明だけれど、実はこの物語は本当にあったお話なんだから、どっぴゃー!!って仰け反ってしまうでしょ。笑
    村の名前は違えども本当にこんな話はいくつもあって、何故かいつも犠牲にされるのは美しい生娘だけだってんだから、日本の大昔も残酷でした・・。

    さて、物語は 天治村の天治家が巫女を守って育てているということで、村全体を取り仕切り、 外部から情報や人を入れさせなかった。この村に生まれて育った者たちは外の世界を知らないから、この村で起こってる狂気が狂気でなく巫女信仰が当たり前の出来事になっていたのだ。その村に神の如く祭られた巫女を泣かせると豪雨となって山が崩れ村が滅びるという伝説を信じて村人は巫女を泣かせまいと、蔵に監禁している巫女のために 村をあげての酒池肉林の饗宴三昧をする。

    しかし、その因習を知った旅人は13歳の巫女が毎夜毎夜、男衆に犯されるのをオゾマシイと思い、巫女を外の世界に連れ出そうとするも、巫女はここから出ないのだった。トーゼンだよね。ちやほやされながら育って村の男衆の全てが巫女の夫であり僕だったなら、ここから逃げたって生きられようがないよね。巫女の使命は次の巫女を生む事だけで、その使命が完結すると巫女は殺される運命なのだから、とても哀れなんだけれど、そのことを巫女自身もうやむやに理解していて、巫女に新しい命が宿ったのを知ると、ワザと泣き喚いて雨を降らせて村をも自分をも崩壊させる。という筋。

    こういった伝説は巫女(生娘)自身の悲哀を描いたものが多いが、今回の舞台も、ソレを見せつける。昔の言い伝えとは案外、本当にあった話だから、リアル感に満ち満ちて楽しかった。余談だが、生娘を捧げる伝説も、巫女伝説も村の長者が考えた独りよがりのHな行いだった。と現代版では解釈してるが、こういった解説も解るような気がする。要は金も地位も確立された男が次に欲しがるのは美しい娘なのだ!

    最後の場面、何もかもが豪雨で崩れるシーンの演出はお見事!美しいとさえ思った。

  • 満足度

    作劇の意図が不明
    こんな奇習があったりするよということを提示したかっただけ?と思ってしまう舞台でした。
    一番印象的だったのは、セットと、皆さんの歌がなかなかお上手だなという二点。
    とにかく、人物描写が通り一遍で、人物同士の関係性も表面的。
    赤澤ムックさんは、作劇より演出に才のある方なのかなと感じました。
    同じような題材の芝居では、以前、地球ゴージャスが、亡き本田美奈子さんを主役に据えて、桑田圭祐の楽曲を使用して上演したミュージカルの方が、ずっとエンタメ性も高く、感動作になっていました。
    キャストも、演技者としての基礎力が不足している方が多いのか、よく台詞が聞き取れない部分が多いのも残念でした。

    不思議な魅力のある、牛水さん、元子役の中里さん、屈折した女性を好演された佐藤みゆきさんの演技が印象に残ったものの、男優陣にはっきりとした個性がなかったのは、そこまで人物を掘り下げていない脚本のせいかもしれません。

  • 満足度★★★

    観ましたが
    人間、心情を描くというよりはシーンを繋いだ感じがしました。でも展開が心情にいくのでどうにももどかしい。

    村と都市の差が気になります。少々ご都合主義的な都市からの使者の効果がどうかと。

    音楽劇の必要があったのかなと疑問。

    ラスト20分は良かったです。

    ネタバレBOX

    牛水さんの使い方をもっと観たいと思います。
  • 満足度★★★

    う~ん。。。
    牛水里美さんが魅力的。音楽劇ぢゃない。冗漫。

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