赤とうがらし帝国【東京公演】 公演情報 赤とうがらし帝国【東京公演】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
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  • 満足度★★★★★

    パワフル!
    菜月チョビさん演じるミュージカル好きな大阪の少女辛島タエの半生を描いたお話。

    ネタバレBOX

    主人公は身近で亡くなった人たちの分子・原子が巡り巡って自分の身体の一部になっていると信じ、自分を勇気づけて頑張る女性です。

    太陽活動のような核融合では鉄までしか作られません。私たちは、超新星爆発の結果生じた原子を取り込んでいるのですから、まあそうかなと思います。

    受け身の上手なプロレスラーの死、映画「ピンポン」などのパロディを取り入れ、宝塚歌劇団へのあこがれ、武道館公演へのあこがれなどを盛り込んでいました。

    最初から最後までチョビさんがボーカルを務め、パワフルでいい感じの楽曲でした。丸尾丸一郎さんの妹みたいな顔をした坂本けこ美さんの、オートバイのサイドカーの演技も光っていました。
  • 満足度★★★

    口当たりが良くなった鹿殺し
    メンバーの入れ替えがあったせいか、
    フレッシュさが際立っております。
    チョビ嬢の好みなのか、藤原竜也を、
    骨太にしたようなイケメン(父親役)を始め、
    非常に体が綺麗(筋肉質で肌もスベスベ)な男の子達と、
    エネルギッシュで個性豊かな女の子(チョビ嬢を
    食っちゃいそうな活躍ぶり)が参加していて、
    マッスルミュージカルより、はつらつとしています。
    オレノグラフティ氏も、萌え系な草食っぽいキャラに
    なっておりました。

    鹿殺しも10年・・・オリジナルメンバーも
    30歳を超えてきて、丸くなってきているのか、
    これまでの攻撃的で野蛮で陰湿な面を抑え、
    作風に涼風を吹き込んでいる展開なのでしょうか?
    非常に口当たりのよい内容となっておりました。

    鹿殺しカラーとも言える、
    つかこうへい節のよう、台詞をたたみ掛けるような
    押せ押せな構成というよりも、
    バランスのよいファンタジー色が強くなっている
    印象でした。

    チョビ嬢の怪演は凄味を増し、これまで以上に、
    見た目や演技だけではなく、存在感が抜群です。
    ますます、飛龍伝 神林美智子状態に見えてきました。

    ただ、歌はいらないなぁ。
    お約束というか、この劇団のカラーかもしれませんが、
    かなり多すぎ。

  • 満足度★★★★★

    パフォーマー集団
    これで5回目かな、鹿564は。
    今回が最も楽しめました。

    元気で楽しくて、でも切なさと悲しさ、愛おしさを感じ、何とも言えない感情に包まれました。

    路上ライブ、期待してるよ。

    ネタバレBOX

    人に勝つというのは、人の心に残るということなんだよ。

    このセリフ、じわぁ~っと来ました。
  • 満足度★★★★★

    余すところなくエンタメ

    舞台を観る楽しみ、喜びを噛みしめた。
    こういう作品に出逢えるから、小劇場は素晴らしい。

  • 満足度★★★★

    ライブのノリ
    今回も観た丸山厚人。丸山の最近の役柄は東京ギンガ堂からプロレス役にはまってるようで。笑

    ちなみに公演中に、1+2+3+4+5+6+7+8+9X0=0なんて計算してたけれど違うよね。答えは36でしょ。0にするには(1+2+・・・・・9)X0にせんと。(苦笑!)

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    覆面レスラー右近と元宝塚女優の娘に生まれた少女タエ。
    タエはちっさな頃から「タエの中には沢山の小人が住んどって、その小人に願いをすると願いを叶えてくれるんや。その小人が住む国の名前は赤とうがらし帝国ちゅーてタエはその帝国のお姫様や。」と父に励まされていた。
    タエの母はタエを生んで直ぐに亡くなってしまい、父は勝つことが出来ないプロレスラーだったことから、タエは学校で苛められ友達も居なかったからだ。
    タエはそんな父の教えに対して「じゃあ、タエは死なんようにお願いする。タエが死んでもうたらお父ちゃんが一人になってしまうやろ。」と。

    タエが大きくなるうちに環境はどんどん変化して友達も出来るようになるが父親からの虐待も受けるようになる。タエはグレて血みどろの戦いも交えるが、しかし、タエは死なない。赤とうがらしの効き目なのか?(失笑!)

    やがてタエは舞台の主役になりたいと思うようになる。その間、学芸会の脇役やら卓球やらで名を上げ友達の彼氏を奪ってはちゃめちゃぶりを披露するが交通事故にあってしまう。彼女が生死の境で見た自分の体。その体を形作る骨。その一本一本をよく見ると、父親右近をはじめ、彼女が人生で出会ってきた男たちでできていた。そう、この物語は彼らと歩んだタエの人生の旅。

    一命を取り留めたタエは気が付くと記憶喪失になっていた。
    タエの記憶喪失を利用してタエを好きだった男がタエと結婚し、子供が生まれるが運命に翻弄されながらのタエの人生に、チャンスが訪れる。「ハゲザイル」というユニットで売り出すという。タエはボーカルだった。目指すは東京武道館という夢のような話に家庭を顧みずタエはがむしゃらに働く。そうしていざ東京武道館での公演の日にマネージャーの恨みをかって刺されてしまう。
    そんな経緯の中、タエはやっと気付く。子供の傍で生きるのが幸せなのだと・・。彼女が求めつづけた「赤とうがらし帝国」はここにあったのだと・・。

    しかし、父親のあとを継いでプロレスラーになったタエの子供は試合の最中に死んでしまう。それでもタエは生き続ける。赤とうがらし帝国の願いは生きているのだ。


    勝つってのは自分が人の心に残っていればそれで勝ちや

    そんな響きとともにハイテンションなはちゃめちゃぶりで大いに楽しめた舞台。ライブと芝居の融合だと考えて気楽に観るとすんごく楽しめる。運命に翻弄されながら生き抜いた彼女の人生の物語にオリジナルでロックな劇中ライブパフォーマンスが加味し、そのスパイスの効き目は充分だった。

    タエの一生の物語を綴った作品でドラマのような怒涛の人生なんだけれど、ドラマだけに面白い。笑
    身内の死に対しても悲惨な状況は見せないであくまでもカラッとした描写に収めてる風景も観ていて、やっぱり昼ドラじゃあない!笑

  • 満足度★★★★★

    鹿殺し最高!
    鹿殺しの舞台初めて見ました!
    芝居というかライブをみているような・・なんかとにかく凄かった!!
    とりあえずまた来週見に行きます。

  • 満足度★★★★★

    すごいよかった
    めちゃめちゃ面白かった。
    役者の熱量で泣かせてくれる作品。
    久しぶりにスカッとした、おもしろい作品を見れてよかったー。
    2年前にライブハウスで初めて鹿殺しを観て、ずっと観てきたけど、初めてみたときの衝撃を思い出させてくれた。
    めちゃくちゃなことやってるのに、お話のメッセージはちゃんと伝わってきたから、泣いてしまった。

  • みた。
    鹿殺しで楽しかった。楽しかったけど、違うチョビさんも観てみたい。

  • 20090815
    ン、)ノ 楽しい。前作のベルゼブブは鹿殺しっぽくない感じで好きだったけど今回は鹿殺しっぽくておもしろかった。花組芝居の谷山さんは体がキレキレなのがキモかっこいいのでもっとみたい

  • 満足度★★★★

    物語の骨格がしっかりしているから
    物語の骨格が明確でしっかりしているので
    ちょっとチープな関西テイストや
    ピュアな主人公の想いに
    あざとさを感じず
    気持ちよく乗っていくことができました。

    一時期の公演で感じられた、
    役者たちのお芝居の窮屈さのようなものが霧散して、
    演じる意欲や技がのびのびと観る者に伝わってくる。

    ウィットとペーソスのバランスがとてもよくて、
    わくわくさせられて、心に残るものがあって・・・。

    ほんと、楽しませていただきました。

    劇団がさらに昇華してく余白を感じたので、良い意味で満足度はー1☆してありますが、これまでに観た鹿殺しのなかでも一番の出来だと思います。

    ネタバレBOX

    冒頭に主人公に内包されている骨たちの話があり
    さらに「赤とうがらし帝国」に願い続ければ想いはかなう」という物語を貫くエピソードが示されて・・・。

    そこから骨の一つずつのエピソードを綴る形で物語が進んでいきます。

    物語はそれなりに奇想天外なのですが、物語の中心線がしっかりしているので、チープとさえ思えるエピソードたちも物語とのかかわりの中で違和感なく受け入れられてしまう。素芝居だけではなく、歌仕立てがふんだんにあったりアクションやギャグを巧みに織り込んだりで、わくわく感を与えながら、観客を取り込んでいく感じ・・・。

    その歌が良いのですよ・・・。菜月チョビのボーカルは聴く者の心を浸潤するに十分すぎるほど。役者たちのダンスやアクションもしっかりと鍛えられていて、力感と緻密さに心地よく圧倒される。
    一時期、不安定で窮屈な部分があった役者たちの演技や「芸」が今回の公演ではきちっと安定して、観る者をぶれなく引っ張っていってくれるのです。

    音や光も贅沢にがっつりと役者たちをひきたてていく。
    超ベタなギャクもそれなりにあるのですが、役者に迷いがなく絶妙に演じ上げてくれるので舞台のテンションが切れることなく温度がちゃんと上がっていくのです。

    その一方で骨の中味がひとつずつ浮かぶうちに、主人公が生きることへのペーソスがそこはかとなく舞台の奥行きを広げていきます

    自らが骨となろうと思っていた存在が、逆に自らの最後の骨になっていく結末に心を奪われて・・・。

    終わってみれば、奇想天外がどこかに消えて、主人公の人生の力強さに心を満たされて・・・。そこにある一人の女性の生きざまを不思議なリアリティとともに実感したことでした。

















  • 初見でした。
    私には、だめでした。
    好みの問題だと思うので・・・ごめんなさい。

    ネタバレBOX

    お芝居の中で歌が、普通に入る劇団さんなんですね。
    知りませんでした。知ってたら行きませんでした。
    基本的に好きじゃないんです。芝居中に歌が入ることが。(音楽劇とかミュージカルとか)

    笑いも弱い。ていうか内輪ウケ的な。全然笑えませんでした。

    『死』をどうとらえているのか、ということにも疑問を持ちました。
    登場人物いっぱい死んでしまって、いや別に物語だからいいんだけど、
    芝居上で人を殺すことは簡単だけど、それって、解決ではないと思うので。
    まぁこの話の場合、みんなが死なないと成立しないか。

    更に、追い討ちをかけるように、終演後の歌のコーナーで
    「死ね」「死ね」って連呼する歌があって、ものすごく引きました。
    だからボツの歌なんだよ、っていうことかもしれないけど、でも、
    冗談でも、言っていいことと悪いことがあると思います。

     死ぬ、っていうことって、そんなに簡単に語れることですか。
     愛する人を、亡くしたことがないんですか。

    そういう気持ちになりました。
    (そういう気持ちを持たせる為だったなら、成功なんでしょうが)

    でも、後味悪かったです。もう二度と行きたくないって思いましたから。
    (歌は聴かずに帰ればよかった・・・)
  • 満足度★★★★★

    すごい!最高!
    すごい勢いでした。
    いままで見た鹿殺しの舞台でも、これは別格。

    このままどこまでもいってほしいと思える舞台でした。

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