満足度★★★
口当たりが良くなった鹿殺し
メンバーの入れ替えがあったせいか、
フレッシュさが際立っております。
チョビ嬢の好みなのか、藤原竜也を、
骨太にしたようなイケメン(父親役)を始め、
非常に体が綺麗(筋肉質で肌もスベスベ)な男の子達と、
エネルギッシュで個性豊かな女の子(チョビ嬢を
食っちゃいそうな活躍ぶり)が参加していて、
マッスルミュージカルより、はつらつとしています。
オレノグラフティ氏も、萌え系な草食っぽいキャラに
なっておりました。
鹿殺しも10年・・・オリジナルメンバーも
30歳を超えてきて、丸くなってきているのか、
これまでの攻撃的で野蛮で陰湿な面を抑え、
作風に涼風を吹き込んでいる展開なのでしょうか?
非常に口当たりのよい内容となっておりました。
鹿殺しカラーとも言える、
つかこうへい節のよう、台詞をたたみ掛けるような
押せ押せな構成というよりも、
バランスのよいファンタジー色が強くなっている
印象でした。
チョビ嬢の怪演は凄味を増し、これまで以上に、
見た目や演技だけではなく、存在感が抜群です。
ますます、飛龍伝 神林美智子状態に見えてきました。
ただ、歌はいらないなぁ。
お約束というか、この劇団のカラーかもしれませんが、
かなり多すぎ。