朝霞と夕霞と夜のおやすみ(ご来場ありがとうございました) 公演情報 朝霞と夕霞と夜のおやすみ(ご来場ありがとうございました)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-20件 / 20件中
  • 満足度★★★★

    灼熱の純粋性愛・妙ージカル!
     男女の性愛をおおらかに歌い、叫び、踊る、体当たりのパフォーマンスです。役者さんのはっちゃけて、振り切れて、限界を超える(?)動きっぷりに圧倒されます。そして、とにかく暑苦しい!ばかばかしい!でも感動しちゃう!(笑)

     休みなしで踊りすぎて卒倒しないのか、暴れすぎて怪我しないのか、音域の広い歌を叫んでのどを潰さないのか、劇団内恋愛禁止だけど胸焦がす恋に落ちちゃうんじゃないのか!?・・・等々、いらない心配が何度も頭をよぎりました(笑)。

     作・演出・音楽・振付・美術を手がける糸井幸之介さんの才能がまぶしいです。いつかぜひ歌手やバンドに楽曲提供していただきたいですね。

     歌詞を当日パンフレットと一緒に配布していただけるのが嬉しいです。公演前半は“ささやかなプレゼント”付き(終演後のドリンク・サービス)で、私はポカリスエットをいただきました。のどがすごく渇いていたので助かりました。

     チラシの写真・デザインがきれいで、とっても私好みです。このチラシに一目ぼれして観に来るお客様も、いらっしゃったのではないかしら。でも、セックスにまつわる表現が具体的で激しい作品であることが、このビジュアルからは伝わらないように思います。FUKAIPRODUCE羽衣の表現においては、歌も踊りもセックスも同じ位置づけなのかもしれませんが、過激な性描写にアレルギーがある観客も少なくはないので、そのあたりの配慮はしても良いのではないかと思います。

    ネタバレBOX

     巨大な白いシーツにくるまって、下手奥の床下から役者さん全員が登場します。シーツは丸くふくらみ、大きな生き物のようにうごめいて、やがてしぼんで床に平たく広がります。横たわった男女が顔だけをポコっと出して、一夜を過ごした恋人たちのベッドに変身します。

     糸井さんが奏でるセリフ・歌詞には、いつもうっとりとさせられます。※セリフはうろおぼえです。
     「頭脳は使わないで。頭脳は人類最大の思いあがりだから。心は使わないで。心は人類最大の思い違いだから。」
     羽衣のテーマ曲の「脱いじゃおっかな羽衣♪」も素敵。

     山登りをするエピソードで、男が女をいろんな体勢で抱きかかえながら、大勢で舞台をぐるぐる歩くシーンで涙がこぼれました。山登りという大自然の中の健康的な行為が、無理なくセックスと重なる、奇跡。「生=性」なんて書くのはこっぱずかしいですが、それを納得させてくれます。命の賛美ですよね。

     シーサイドホテル(?)の短編はとても面白かったですが、既に『EKKKYO-!』で観た者にとっては2度目になります。新作公演だと思っていましたので、始まった時はほんの少しだけがっかりしました。わがままですみません。
     “小劇場俳優”が眠気と戦いながらギターを弾く(?)シーンは、私には長すぎましたね。劇場内が暑過ぎたのも原因だと思います。
  • 満足度★★★

    妙ージカル
    宣伝文句に間違いはなく、妙ージカル、でした。
    チラシとの世界観の違いには驚きました。
    好きかそうではないか、意見が分かれる作品でしょう。
    役者さん達の熱演が続き、汗や湿度が劇場内を満たす。
    妙な生ナマしさが印象に残り、繰り返し歌われる歌が、今も脳内で流れています。

  • 20090520
    拝見しました。

    今回で3回目の観劇。

    ネタバレBOX

    いまさらながら、登場人物にはっきりした役名が無いことを強く認識。

    男、女、という究極にそぎ落とされた役名が、ある種の強い普遍性に繋がっていることを改めて感じた。
    いつも深いところで染みてくるのは、自分の場合はそのあたりなのかも。

    今までにないリフトのシーンが、妙にぐっときた。
  • 満足度★★★

    研ぎ澄まされてるから!
    羽衣のテーマ曲聴いたの初めてですが、深井さんの美声にキュンとします。
    やっぱ前半のがむしゃら感満載の歌と踊りが羽衣観に来た~って気分にさせます。一回一回の公演でこんなに全力で何かを放出するということ、一度はやってみたいです。

    ネタバレBOX

    今回はOPが若干ゆったりめでアゴラでみるのにはちょっときびしい~ってなりました。藤さんの番まで長い~。
    とりあえず伊藤さん今回も酒煽る役で面白かったですね。
  • 満足度★★★★

    初羽衣
    友人からお勧めされていたので、西田さんが出ることもであるし、ということで観てきました。
    アゴラという箱であのパフォーマンスはギリギリだっただろうが、
    観客としては臨場感たっぷりで楽しめた。

    いちゃつきシーンも、意外と背景になっていて気にならなくなってしまった。
    センターの2人に注目していて、なんか後ろでやってるなーと思う程度で。

    そういうのを観たい人はどうなのかなーと思ったけど。

    実は徹夜明けで寝るかなーと心配だったのですが
    最後まで出演者ひとりひとりの個性が際立っていて飽きませんでした。

    ・・・ただし、最後の暗転の暗闇がながくて、ちょっと記憶が飛びました。
    気がついたらフィナーレ(~_~;)
    出演者にばれなかったかしら(~_~;)(~_~;)

    また観たい劇団になりました。

  • 満足度★★★★

    自分は好きです!
    賛否両論分かれているようですが、自分は気に入りました。

    最前列で桟敷だったのでとにかく腰が痛かったけど、目の前で全力で走って歌って飛び回る役者さんたちの楽しそうな様子を見ていたら、自分にも元気を分けてもらったようでした。

    年配の藤一平さんが若い人たちと同じように動き回って大活躍。
    途中に深井さんとふたりで繰り広げるバカバカしい踊りとセリフの応酬のシーンではブレイクダンスな動きも見せてくれて、それがうまくない所が微笑ましかったです。

    冨士山アネットのEKKYOでしか見た事なくて、その時はあまり面白いと思わなかったのだけど、今回はグイグイ引き込まれました。

    ネタバレBOX

    静かなシーツに包まっての朝のシーンから始まった後、一気に全員での豪快な歌と踊り!

    上手いとか下手とかじゃなくて、勢いで一気にもってゆくのが凄いし、何より舞台上の役者さんたちが心から楽しんでいるのがこちらにも伝わってきて良かったです。

    全体にひとつの物語のようなものはなくて、小さなエピソードをひとりあるいはふたり芝居で紡いでゆく。

    ふらりと山へハイキングに訪れた男性。
    最初は心晴れ晴れと山を登っていたのに、途中からガラッと哀れな感じになるのが良かった。
    山は登ったら下りなきゃいけないんだよね。

    藤一平さんと深井さんのシーンは何だか滑稽で楽しい。
    内容は大したことないのだけど、何となく微笑ましかったです。
    ここで一気に動き回ってエネルギーを出しきったのか、藤さんはその後こっそり舞台上から姿を消していました。

    田舎からミュージシャンを夢見て出てきて、今では小劇場で役者をやっている男性の夢見心地な弾き語り。
    全然内容はない。
    飽きるひとは飽きてしまうのだろうけど、ゆるりと見れてしまうところが良かったです。

    HOTELのシーンはEKKYOでも上演していたものをそのまま持ってきたのでしょうか?
    EKKYOで見た時は面白いと思わなかったのだけど、今回はそこまでの積み上げがあったからか、楽しく見る事ができました。

    役者さんは皆さん汗だくで、一生懸命楽しんでいる感じでした。
    まるでスポーツのよう。

    やはり藤一平さんが印象的でした。
    あと高橋さんの表情豊かな演技、掘出者の澤田さんの透明感のある存在が良かったです。
  • 満足度★★★

    気持ちはセックスよりビール!w
    冨士山アネットの客演のときも思ったけど、深井順子の吸引力はやっぱり凄い。
    あと、『真夏の夜の夢』を思わせる冒頭部分(←そうでもない?w)での、キムユスと鯉和鮎美の佇まいとかも素敵☆

    ネタバレBOX

    ただ、台詞の真っ直ぐすぎな感じがあまり好みではなかったので、ちょびっと時間を縮めて、70~90分ぐらいで歌とダンスだけで突っ走って欲しかった、なんて希望も。

    あと、「HOTEL SeaSide」はスズナリのときのようにステージを仰ぎみる感じのほうがよかった気がするし(単にテンションの違いかも?)、かたや前半とかは車座になって観たかったかも。

    いや、なによりも、ビール飲みながら観たかったなあ(笑)
  • 満足度

    最低最悪醜悪・不快さんのオナニーショー
    ただのエロオナニーを「芝居」と言い張ってるだけ。
    叫びすぎで声は枯れ、がむしゃらという名の暑苦しい自己満足。
    ダンスと呼ぶにはダンスに失礼だ。
    ミョージカルといってももじられたミュージカルに失礼だ。
    芝居ではない。
    AVの方がまだマシである。
    深井氏以外の役者たちは良かった。

  • 満足度★★

    関係者席
    初見です。

    全編に溢れる活力がエロスも猥褻な感じにしないところが面白いと思いました。
    音楽は残念ながらぼくにはいまひとつでしたが、他の舞台も観たいと思います。

    ただ、今日はとても残念な出来事が。
    ”関係者席”という紙が置かれた席に開演直前に女性の2人連れと小学生入学前後のこどもが入ってきました。
    ある程度、芝居の内容を聞いていたので、こんな子供に見せていいのかと思いましたが、それは親が考えること。  しかし、こどもは芝居の間中、ずっと話をし、二人の女性は注意をしません。  していたのかも知れませんが、最後までこどもは静かになりませんでした。  つまり、親はなんにも考えていないということです。

    こういうマナーを知らない人間が”関係者席”に。  劇団の質が問われます。
    すっかり、集中力を邪魔されてしまいました。

  • すてきな暑苦しさ
    劇団初見です。

    すごく達観しているようでもあり、どきっとするほど瑞々しくもあり・・・。
    ところどころがすごく濃厚で暑苦しくさえ感じたり・・・(褒め言葉)

    不思議なテイストに最後は翻弄されていたような・・・。

    ネタバレBOX

    冒頭のめざめのシーン達にまずやられました。

    で、シーンごとの密度やコンテンツの濃さに
    絶妙なバランスがあって・・・。

    なにかはまってしまいました。

    正直言って私自身の中で評価が揺れていたりするのです。

    下町の小さな洋食屋で極上のお肉をミンチにして作ったハンバークを通常の何倍もの大きさで味わったような心持ち。すごくおいしいし、決して大味でもないのですが、食べる側も体力を要求されるというか・・・。

    座って観ているだけなのに、なにか大汗をかいてしまったような気になりました。
  • 満足度★★★

    愛して病まない劇団
    今回はさわやかでした。
    つづきはあとで書きます

  • 満足度★★★★

    面白い!
    全編にわたってくだらない面白さに溢れている。
    妙ジカル、ハマりそうです。
    メロディが頭にこびりつき、夢に出てきそう……

    余談ですが、抱きつかれてドキドキしました(笑)

  • 満足度★★★

    もっともっと、って思っちゃう。
    かなりハードルが上がってしまってたからかな、時間の長さのせいかな、ちょっとたるみを感じてしまいました。暑苦しさと熱気は大好きだから。直接的な言葉じゃなくて行為で感じたかったって思うのは贅沢な要求ですか?

    ネタバレBOX

    前半のわくわく感から、後半への流れのもったり感がもったいない。アゴラだからかしら。近いのに遠い感覚です。客演が多いせいなのか、場面が多いせいなのか、カップルでの濃密なシーンが平均化されちゃってるように思えました。体温は高いのにエロくないような。

    HOTELのシーンはスズナリでのEKKYO--!!の焼き直しだったこともちょっと私としては残念。その時のほうが熱さは勝ってた感じもあって。

    歌の印象もなんか薄かった感じ。前回の方が頭の中でぐるぐる回ってました。

    トラムでどうなるのかも楽しみだけど、カフェとかギャラリーとかの息遣いが直に伝わる場でも観たいなぁ。
  • 満足度★★★

    暑い熱い
    暑い熱い作品。
    これのマチソワ公演はやる方は大変そうだなぁ。

  • 満足度★★★★★

    はまってしまった。
     賛否両論分かれると聞いてきた初見の羽衣妙ジカルだが、見事にはまってしまった。面白かったとか感動したとかいう表現ではなく、糸井マジック、FUKAIワールドに洗脳されていまったという感じ。中毒性のある芝居なのでみなさんご注意を(笑)。

     全編性的描写ののオンパレード。最初はびっくりしたが、FUKAIPRODUCE羽衣(以下FUKAI)の表現は少しもいやらしくない。独特のえも言われぬ動きを繰り返す踊りは、シャーマニズムの儀式のように、神々しくさえ感じた。そう、深井順子は現代のシャーマンなのだ。

     そして途中から、これは豊穣の祭りだったんだと悟った。彼ら(彼女らの)全身からほとばしるエネルギーは我々の心の中に直接的に働きかけ、爆発的なエネルギーと生の活力をいただいた。

    ネタバレBOX

     1枚の大きな布にくるまって役者が登場してくる冒頭シーンは、暗示的で興味深い。そして全員が出そろうと、それぞれが布団(ベッド?)となり、そこでそれぞれが一夜を過ごしたカップルになる。見事なオープニングだ。

     そして、その後も様々シチュエーションを変えながら、エロティックなシーンが続く。
    ホテルだったり、山の中だったり、二人の部屋だったり。そしてそれぞれのシーンに次第に激しい音楽と激しい踊りが絡んでくる。その踊りはどこでも見たことのない踊りだ。演技と音楽と踊り、それらが全部からみあって独特のFUKAIワールドが出来上がるのだ。

     演出家が狙っているのは、決して性の解放でもなければ、エロスへの礼賛でもない。音楽と踊りと台詞とシチュエーションがぴたりとあったとき、役者は一線を越えて光を放つ。その役者が光を放つ瞬間を生み出すために色々な設定を用意しているのだ。

     FUKAIのことがわからない人は、ひとつひとつのシーンに脈絡がないと言い、全体として何が言いたいのかがわからないと言う。違う。FUKAIの芝居は頭で考えてはいけないのだ。体全体で感じる芝居なのだ。FUKAIの芝居に身を任せ、感性で感じると、最初のシーンからラストシーンまで構成がいかに緻密に出来ているかがよくわかる。例えば、コンサートに行ったとき、1曲1曲にテーマの関連性はない。しかし、それでもその1曲1曲がからみあって、コンサートはどんどん盛り上がっていき、最終的にコンサート全体の感動を生み出す。それと同じなのだ。

     心を無にして、この芝居に身を任せれば、この芝居がいかに清い芝居で、いかに美しい芝居かということがわかる。そしてなにより、役者のひとりひとりが舞台上できらきらと輝いていることがわかるはずだ。

    女優として歌手としてダンサーとして類まれなき才能の持ち主、深井順子と、独特の糸井ワールドを縦横無尽に繰り広げる作・演出・音楽・振り付けの糸井幸之介に魅せられた一夜だった。
  • 満足度★★★★

    熱い恋愛をどこかに置き忘れてしまった人に、熱く熱く声張り上げて届ける妙ージカル
    レンアイってのは、他人様から見れば、バカみたいだったり、単に恥ずかしいものだったりするのだが、バカになれるほどのレンアイっていいな、というかバカに見えてもレンアイっていいものだよな、としみじみ思う。
    渋茶を啜りながら縁側でそう思う。そんなこともあったなあ、なんて。

    とにかく汗びっしょりの熱っぽさがたまらない。性愛にのめり込んでしまったときのような熱さだ。
    この舞台の熱っぽさも、クセになりそう。
    たしかレンアイの熱さもこんな感じだったよ。
    レンアイって、確か恋愛だったよね・・・。

    全員が目一杯動いて叫ぶというのは、美しい姿なのかもしれない。
    そんなことを何ためらうことなくできるのは、まさに恋愛時代の真っ直中だ。
    「青春」なんて言葉は使いたくないけど、恋愛して、叫んで、走って、踊って、そんな真っ直中にいつまでもいられる劇団なんだろうな。
    ・・・ちょっとうらやましい(笑)。

    ネタバレBOX

    最初は、えっと、これって1人ひとりが同じパターンで出てくるわけ? そこに見えてる全員が? うーん、それはちょっとなあ、と思いつつも、徐々に、というより、ほぼ無理矢理連れて行かれた感じ。

    深井さんの挨拶的な台詞からスイッチが入って、テーマを歌い踊るあたりから、一気にターボ全開で、こちらのテンションも上がってきた。
    テーマは、声でかすぎ、ガナリすぎ、と思ったのは、少しだけで、後は、心も体も弾んできた。

    山登りのシークエンスは、本当に面白く、ずっと笑顔で見ていた。ちょっと哀しくもおかしい。

    ちょっと哀しくと言えば、まどろみながらギターつま弾くシーンは、かなりしんみりした。
    まどろみの中で(過去に出会った)いろんな人たちに囲まれる、小さなアパートの一室(風呂付き)。その語る内容とストーンズの歌。今手にしているものは、コンポやパソコンやギターで、ちょっとずつステップアップしているんたけれど、どこかに置いてきたものを、眠る寸前のまどろみの中で反芻する。そのまま寝て起きたら、また忘れてしまっているのだろうという哀しさ、せつなさ。

    意外と、男女の役割的なものは、古いタイプのように見えた。例えば、ラスト近くで、男性が延々女性を持ち上げて歩くというところにそれを感じたのだ。
    男女の会話においても、男女の役割がいにしえから続く感じのままだったような。男女だけで、男男、女女というカップルもなかったし。
    あまりいろいろ盛り込みすぎるとわかりづらくなるからかな。

    しかし、深井さんって凄いと思う。全員で歌っていても、1人その声に存在感が響く。
  • 満足度★★★

    妙ージカル初体験

    チケットプレゼントで観ました。ありがとうございました。

    星3つなのは、可もなく不可もなくという意味ではなくて、ものすごく気に入ったところとあれっ?ってところの波が激しかったのです。

    ネタバレBOX


    山登りの歌、
    深井さんと藤さんのあらびき芸、
    クライマックスの愛の歌、、と見所色々。
    ストレートに愛の歓びを訴えられるのが、妙ージカルの強みなのかも。

    ただ、女性陣に比べ、男性陣に気恥ずかしさ、格好つけたさみたいのが目立ったのが残念。
  • どこまでも。
    突き抜けた卑猥さと熱エネルギー。
    もう少し抑えればアーティスティックなエンターテイメントになるところを、(おそらく)敢えてそうしない所にこだわりと個性を感じました。
    もうちょっとだけ短いと尚よかったなあ、と。
    でも観れて良かった。心から思います。
    もっかい観たい。

  • 満足度★★★

    エロと狂気
    相変わらずのイッチャッテル舞台。よくやるよ。(苦笑!)
    毎度の事ながら、「HOTEL SeaSide」でのあっは~ん!うっふ~ん!あり!(苦笑!)

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    大きな白いシーツの中に11人がうずくまって穴の中から、巨大な芋虫みたいに、モコモコ・・モコモコ、登場する。この時点でキャストが中に入っている事は分かるが一体何が始まるのか皆目、検討がつかない。
    だからか・・、初版から舞台に引き込まれる。
    やがて男女が円になって男、女、男、と言う風に顔だけシーツから出して、まるで円周率の11区点のように配置される。その先には脱ぎっぱなしの衣類が無造作に塊のように11塊、置いてある。興味深く観ていると、一人の男が隣の女に、その女は左隣の男に、またその男は左女に、何やら愛の言葉を囁きながら、シーツの中でその衣類を着用する。シーツの中の男女は、どーやら裸らしい。が、全員が薄いパンツは穿いてるようだ。女性は背中が丸見えの場面があり、ブラはしていないのが分かる。したら・・・乳首にパッチだけ貼ってるのだろうか?それともカップブラか・・?

    やがて全員が順番にシーツの中で服を着用した後、男女の愛の営みのダンスが始まるのだが、セリフには隠語が飛び交い、セックスの言葉の嵐!(苦笑!)
    一番可笑しかったのは藤一平が老骨に鞭打って、深井順子と絡むダンスシーンは、とにかく見もの!(^0^)
    ハアハア・・ゼイゼイ・・ハアハア・・ゼイゼイ・・。客席にまで呼吸の乱れが聞こえてきて、気の毒には思ったものの、やはり可笑しい!(^0^)
    深井に「エロじじい」呼ばわりされて(苦笑!)吐くセリフも可笑しい。

    西田夏奈子の相変わらずの独特な雰囲気にヤラレル!
    途中、中だるみ感は否めない。時間を短くしてポップなテンポで押し切ったほうが良さそうな気もするが、いかがなんでしょ?

    この舞台、好みで評価は割れるかも知れないけれど、女性でありながら、こういう舞台を作る深井順子を愛しいと思う。

  • 満足度★★★★★

    舞台ならではの良さ。
    というものを味わえた気がする。

    歌と踊りが迫力あった。
    特に歌、観終わった後も頭の中に流れ続けた。

    ネタバレBOX

    結局、
    大切なのは『愛』だってことだろうか?
    なんだか昔、誰かと愛し合っていたころのことを懐かしく思った。そして今すぐ誰かと愛し合いたいとも思った。

    深井順子さん、いいキャラしてる。
    前面に全面的に出てきていた。
    率先して演じる姿に好感を持った。

    最初、個々に登場する場面・・・一人一人出てくるものだから、ああ、これは全員こういう形で出てくるのか・・・と少々うんざりしながら見始め、実際全員が舞台に揃うまで30分以上を要するわけだが、意外と興味を持って観れた。

    むしろ途中、むにゃむにゃ・・・のギターのところは少しダレた。
    その他は全く退屈することなく観れた。

    高橋くんのラップ調のところが一番気に入った。
    あのあたりの歌が最高。

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