満足度★★★★
熱い恋愛をどこかに置き忘れてしまった人に、熱く熱く声張り上げて届ける妙ージカル
レンアイってのは、他人様から見れば、バカみたいだったり、単に恥ずかしいものだったりするのだが、バカになれるほどのレンアイっていいな、というかバカに見えてもレンアイっていいものだよな、としみじみ思う。
渋茶を啜りながら縁側でそう思う。そんなこともあったなあ、なんて。
とにかく汗びっしょりの熱っぽさがたまらない。性愛にのめり込んでしまったときのような熱さだ。
この舞台の熱っぽさも、クセになりそう。
たしかレンアイの熱さもこんな感じだったよ。
レンアイって、確か恋愛だったよね・・・。
全員が目一杯動いて叫ぶというのは、美しい姿なのかもしれない。
そんなことを何ためらうことなくできるのは、まさに恋愛時代の真っ直中だ。
「青春」なんて言葉は使いたくないけど、恋愛して、叫んで、走って、踊って、そんな真っ直中にいつまでもいられる劇団なんだろうな。
・・・ちょっとうらやましい(笑)。