公演情報
「花柄八景」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
近未来の日本で、ネット上の電脳落語に押され、人が語る落語が衰退していく中、諦念にも似た希望を語る師匠と奇妙な弟子たちとのおかしくも切ないやり取り。劇中に登場する近未来の古典落語(?)や弟子たちの強烈なキャラクターなど遊び心も満載。
観終わってじんわりと温かい物が胸に残る。自分にとって大切な作品がまたひとつ増えた気がした。
実演鑑賞
満足度★★★★
この戯曲があったから、コロナ禍下で「何もしない」状況を耐えられた、と主宰がパンフに書いてある。不思議なバランスで魅力を醸している本作を、DVD映像で観て、これは作者に「降って来た」作品だなと感じたが、その印象に違わぬ(正直な)文面に思わず熱くなった。中井美穂プロデュース「落語」縛り企画からのオファーで実を結んだ作品。今回はMrs.fictions俳優二人の他は客演、特に元弟子役の風貌がガラリと変っており、また細かな台詞の直しの跡がある(笑わせる台詞)ものの、作品の骨格とこれを支えるハチ役(今村圭佑)が健在。10年を経て生き生きと蘇ったという感慨をもって芝居を愛でた。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/05/19 (木) 14:00
近未来、AI噺家との対決に敗れ弟子が皆去った老落語家のもとにおよそ落語に似つかわしくない若者が来て……な物語。
劇中の落語のアレンジぶりや落語ネタの活かし方がユニークかつ巧みで「まさかそんな題材を落語にするか」とか古典落語の一部を取り入れるとか、もちろんそのままでも面白いが、落語を知っていれば知っているほど楽しめて、まさに落語愛に満ち溢れていると言え、最終場のあの台詞はその極致だろう。
序盤の微妙な照明の変化や場転後に変わっている舞台美術(上手の床の間や下手の暖簾)などスタッフの芸の細かさも見事。
実演鑑賞
満足度★★★★★
とあるきっかけでMrs.fictionsを知ったのが約2年前。
2度の公演中止からやっと観劇することができました。
岡野さん演じる花壇師匠はじめ登場人物みんなが愛おしい。ぐんぴぃさんが劇全体をポップに仕上げているし、今村さん永田さんの強烈なコンビは最後までブレずに突き通しているし、前田さんは素人の自分でも難しい役なんだろうと思うものを難なくやっていて感動しました。
生垣の向こうから花柄一門のあっち行ったりこっち行ったりする姿を覗かせてもらえたことがとても愉快で幸せで、とっても粋な作品でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/05/22 (日) 18:00
2度目の観劇。やはり、とんでもなく面白い。83分。
本当に最高だった。
落語とパンクロックを知っていると、もっと面白い。
実演鑑賞
満足度★★★★★
#今村圭佑 #岡野康弘
#ぐんぴぃ #永田佑衣
#前田悠雅(敬称略)
哀れで切ない要素もあるけれど、それをしんみりとはさせない豊かな笑いと可笑しさで、見事にMrs.fictionsワールドに仕上げられていた。
その一翼を担った永田佑衣さんの存在感が圧巻で、ヤンチャな見た目と時折漏らす乙女な声のギャップに劇場中が笑い悶え虜になった。かれこれ彼女の出演作をかなりの数観てきたけれど、最高のパフォーマンスではなかろうか。あの大きくて物憂い白目に会いたくて、二度三度と足を運んだ観客も少なくないと思う。
もちろん今村座長のブッ飛び具合と、岡野さんの安定の哀愁と可笑しさがあってこその完成度。
いやぁ、イイもの観た。
気持ち良く笑った。
大いに笑った。
実演鑑賞
満足度★★★★
何か勝手に新作っぽいものと勘違いしていて、以前上映で見たものと同じものであることに気がついた。
映像のときより完成度が上がって、ぐんぴぃ氏などキャストもピッタリな感じで完璧だと思いました。
ただ、やっぱり脚本が、「この世界観、超好き」とか、「めちゃくちゃ胸に来るものがあった」とか、
観劇翌日以降にも何か持ち越すものが個人的には好みなので、そういう新作に期待したいと思います。
実演鑑賞
満足度★★★★
はじめてみた小劇場だ。「見てきた」でも評判がいいので、午後降り出した雨の中を駒場まで。五日ほど前の予約時には空席があったのに、行って見れば満席と言う。口コミが効く小劇場世界は生きていた。この劇団は喜劇を目指しているようで、SF仕立てだが、しっかり今の時代を反映する生活感のある舞台設定で80分飽きさせない。そのへんの高評価は既にある「見てきた」の通りで、飽きずに面白かった。全体に「花」が登場人物の名前にも美術にも、衣装にも縦横に使われていてこの作品のキーノートにつながっているところなどはベテランのうまさである。
これはこれで十分だが、余計なことを言うと、
登場人物の五人のキャラ配分はうまいのだが、それぞれのキャラが立ちすぎていて、ドラマの進行の中で成長していかない。未来世界が舞台になってからの、落語協会の拡大や、一門の野球の話などが一つのストーリーに束ねられていないで、単なるエピソードだけになってしまって勿体ない。二つ目に上がれなかったプランター(ぐんビィ)は、うまく作れているのに、ロンドン憧れのパンク男女(今村佳佑、永田佑衣)なんか、もっとはじけて面白く作れる。橋の下少女(前田悠雅)には役のキモが見えない。ここもいくらでも面白く作れる。これだけの素材があれば1時間40分は行けるだろう。花柄一門の師匠・花壇(岡野康弘)は折角一門を率いる落語家なんだから東京方言の歯切れの良さを使いこなしてほしい。もっとも地獄八景は確か関西の噺だったから、これでも良いのかもしれない。(私は井上ひさしの「樋口一葉」を連想した)。
と、グジグジ注文も出てくるが、それはそれとして、こういう世情喜劇に取り組んでいくと、新しい境地が開けるかもしれない。この後、二百人規模の劇場まではスーッと行きそう(そこから先は大変だが)でユニークな劇団に育ちそうだ。たまたま今年、同じく落語家を主人公に芝居を作ったあまり世代の違わない横山拓也とは別の路線で新しい小劇場演劇が出てくることを期待している。
実演鑑賞
満足度★★★★
才能に満ち溢れた舞台。ファンタジーのような、落語の一席のような。
落語界の名門花柄一門。花柄花壇師匠役は岡野康弘氏。これが素晴らしい。とにかく惹きつけられる話芸。
その弟子、前座のプラン太役はぐんぴぃ氏。愛らしい巨漢で語り手も担う。
PUNKSの鉢は今村圭佑氏。頭の悪い喋り方が秀逸。
その彼女、ナンシー・スパンゲン風味の苗は永田佑衣さん。今作のかなりの笑いを担っている。
橋の下で暮らしていた風変わりな少女、燐役は前田悠雅さん。チラシの浴衣の女性も彼女。物凄い演技派なのか天然なのか判断が付かない。ただ強烈な印象が残る。
この三人の微妙な関係性、口の利き方や会話の内容が絶妙。
今作に関わった人全員の次作に興味が湧く。
落語に何の興味もなかったが、岡野康弘氏のような人が高座に立つのなら一度見てみたいと思った。そのぐらい落語の魅力に溢れている。
照明の暗転の繊細な具合が絶品。この効果が強烈で作品の記憶を夢うつつなものとする。
不思議な話で、今作を人に薦めたくなる気持ちに皆自然となってしまう。
実演鑑賞
満足度★★★★
古典落語からパンク落語?まで楽しい90分でした。キャスト5人がそれぞれに強烈な印象だけど不思議とマッチしていて良かったです。初音ミクとの対戦場面は見てみたかったです。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/05/15 (日) 13:00
キャラの立った登場人物が生き生きとそこに居て素晴らしい。クセが強い役はテンションを保つことが難しいが、本当に隙の無いなりきりぶりで、あり得ない展開に強い説得力を持つ。初めての作品、初めての劇団にがつんとやられてマジ幸せ!
実演鑑賞
満足度★★★★★
皆さんのコメントの通りとても面白かったです。途中の落語もテンポ良くとてもいい感じで、落語としても最後まで聞きたいくらいでした。
全体的にほっこりする感じで、微笑ましく全編見ることができました。役者の皆さんの演技もほんとによかったです。次回作品も気になる団体さんになりました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
落語の知識があまり無い私でも、問題無く楽しめる(知識がある方は尚一層だと思います)舞台でした、・・・というか大変面白い舞台でした!まず5人の登場人物が皆個性的で、口調とは裏腹にいい人揃いで共感できました。中でも岡野康弘さんの花柄花壇師匠は、高座を観てみたいと思う程素敵で、粋な噺家さんでした。