キミガミテタ明日 公演情報 キミガミテタ明日」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-14件 / 14件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    素晴らしい舞台でした!
    素敵なセリフが散りばめられていて心温まる、明日からも人生楽しもうと思わせてくれる作品でした。
    役者さんも良かった!次の公演も是非観たいです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     板上はかなり込み入った舞台構成になっている。

    ネタバレBOX

    下手手前側壁に短辺を並行にしたL字型の一段高い踊り場が設えられこの踊り場にはバーカウンターと手前の円椅子。この上手に葬儀屋家族の居間。居間の奥にはかなり大きな水屋箪笥が置かれている。白、黒で下手の踊り場付設備や葬儀屋の平台が塗り分けられているのは、無論今作は生死の問題を中心の1つに生計と夢実現の鬩ぎ合いの2つを大きなテーマとした作品であり、丁度楕円の数学的解を求める作業に近い問題を扱っているからである。この住環境は1階部分を為すがホリゾントと1階部分の間には2階が作られており、下手から2階へは観客席に平行に、葬儀屋の居間から2階へは垂直方向に梯子型階段が設えてある。2階部分の出捌けは左右1ヶ所ずつ。1階はバーカウンター奥、葬儀屋の家との間等を区切り、場面転換に応じて出捌け箇所をその場に応じた設定に変更して用いている。方法は吊るす布、ショー等で用いるキラキラしたスパンコール仕立ての垂れ幕等の位置移動、隠す場所の変更で対応。
     その他側壁面、ホリゾント壁面に張られた鉄筋様のパイプが、登場人物各々の綾なす人間関係を表しているようでもあり、後半飛び出してくる保険会社渉外担当者との保険金支払い関係の交渉場面での利害考証関連問答等をも示唆していよう。
     幼少時から思春期に複雑な家庭環境で育った経験を持つ者には、基本的に心に沁み入る物語であり、深い共感を誘うことは間違いない作品であろう。役者陣の演技力の高さも特筆すべきものがあった。
     ただ、多少気になったのは序盤の台詞で聴き取りにくい台詞が若干あったこと(これは自分の年齢のせいかもしれないが)。また昌太の死因が自死なのか事故死なのかを巡っての保険会社渉外担当者と弁護士との論戦では、昌太が小笠原さんに送ったラインの送信時刻から撮影時の時刻は特定でき写真も小笠原さんの証言で特定できる、更に遺体発見箇所と発見時刻、潮流との関係と往時の天気などから送られた写真と撮影場所との関係は相当正確に特定できるハズである。保険会社の利害があるから渉外担当は、自殺としたい訳だし、保険金殺人事件の場合、保険会社が事件性を立証できずに保険金を一旦支払い、その後事件が立証されたケースはいくらでもある。そういったことが弁護士サイドからは問題視されなかった。無論、弁護士サイドがそういうことを言って昌太がひまりの為に残した保険金が支払われてしまえば、今作は不幸な中にも救われる場面がある作品になってしまうので作家はそれを避ける為に姉の発言を入れたのだろうが、自分にはイマイチシックリこない感覚も残った。焦点が2つある楕円だからだろうが。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    私事ですが、二月に母を亡くしました。コロナのせいで長々会えなかったせいか、冷たい体に触れても、どうにも死を感じられず、今に至るまで、実感のないまま、涙ひとつ流せずにいました。
    そんな私でしたが、作品に込められた子の想い、親の想い、妻や夫、友の心。丁寧に個々の心を描いたこの作品は、ようやく私に母を想う涙を流させてくれました。そして何もしてあげられなかったという想いを少し軽くして頂いたように感じています。有難うございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    一石を投じられた様に心の内から波紋広がってくる作品。
    ニュアンスこそ違いますが若くして同じ事があったので尚更。
    何故彼は・・・とことん紐解いていくその結果が吉とでるか凶とでるかは置いておいて・・・友人達の真っ直ぐさがかなり羨ましい。
    (一番羨ましかったのは作品内容ともオーバーラップする座組全体の連帯感だったかも)

    理屈を吹き飛ばす肉親ならではの言葉、そして更に更にと想いの交差するシーンが折り重なってもう見応え充分!と思っていたらなんと2時間越えの大作。
    高揚感や失望感、観進んでいくほどに引き込み力が更に更にと強まっていくので、これはむしろ有難かった(良作であれば長時間歓迎派)
    何より哀しいストーリーでありながら心の栄養剤にもなり得るTEAM6gさんの持ち味がしっかり効いているのが良かった!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    めっちゃ泣きました。中盤から涙腺崩壊。花粉症も相まって鼻の中は洪水状態。めっちゃささりました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    自分にとって本当に大切なものは何なのか。そしてその思いの深さが感じ取れました。
    人生大切に生きたいですね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    いくら仲の良い友人、家族でも、何を考え、どう思っていたのか、は
    わからない..... でも、わかりたい、わかっていたい!
    そんなことを強く感じました。
    そして、良い言葉がいっぱいありました

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    阿南敦子さんをはじめ、良い演者さんばかりなので、始まりからすっと物語に入り込め最後まで没頭できる舞台でした。
    人生のラストは今までどのように生きどんな風に人と関わってきたかを考えさせられるいい舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    主人公は平田貴之氏(ブラマヨの吉田と博多大吉をブレンドしたような雰囲気)演ずる葬儀屋の倅、矢野雅清。学生時代にプロを目指してお笑いトリオを組んでいた。子供が出来てやめたアフロの岸健太郎(吉成浩一氏)と、家庭を持っても独り夢を追い続ける一ノ瀬昌太〈しょうた〉(笑福亭べ瓶〈べべ〉氏)。妙なカリスマ性がある陽気な昌太には妻(市原茉莉さん)と最愛の娘のひまり(いしひろのさん)がいる。『自分の人生を愛し、愛する人生を生きろ。』とは ボブ・マーリーの名言。昌太はこれに近い座右の銘を掲げている(正確には覚えていない)。
    昌太のお気に入りの秘密の場所は、とある海岸のある地点。そこから見えるのは満月が鏡のような海面に映し出され、互いに向き合っているような夢幻的光景。主人公の母が亡くなった晩、こっそり連れて来てくれたことがある。
    そんなある日、一本の電話が鳴り、陽気で明るい筈の世界はその残酷な姿を露わにすることとなる。

    前半が単調でイマイチのれないが、市原茉莉さん演ずる昌太の妻の登場からいよいよ物語が門を開く。彼女の熱演に一気にこの世界にのめり込んでいった。
    葬儀屋の父親、田中リュウ氏が長谷川和彦に似ていた。
    後半に訪れる阿南敦子さんの独白といしひろのさんの叫ぶ台詞は必聴。その文学性の奥の深さにずっと脳裏にこびりつき、思索させられる。ここだけでも必見のシーン。
    カーテンコール時、阿南敦子さんは号泣。その想いの深さにこちらからは想像もつかない程の苦難の日々を感じた。
    是非、観に行って頂きたい。お薦め。

    ネタバレBOX

    構成をもっとバッサリやっても良かったのでは。昌太の葬式から始めてもいいと思う。
    チラシのヴィジュアルが素晴らしいので、これをステージ上で見せない手はない。巨大な満月が海面に映り、月光による光の道が夜を縦に切り裂く。この光の道を通って誰もがあの世に行くと云う。そこでは死んでしまった懐かしい面々が宴の準備をして待ってくれている。「いつの日か辿り着いたそこで旨い酒を酌み交わそう。」と昌太。
    愛する娘への誕生日プレゼントとして、名前の由来となった向日葵をありったけの数、育てている。満月の夜、この世で一番の美しさをプレゼントしようと。

    冒頭、駅で電車を待っている面々。そこに人身事故による運行の遅延のアナウンス。口々に文句を付ける人々の声。

    ラストは冒頭の場面が繰り返される。飛び込み自殺者を罵る人々に向かって、ひまりが叫ぶ。「死にたかったんじゃないよ!生きたかったんだよ!」。この台詞が一番胸に残った。

    『自殺は最期まで生と向き合った者の足掻きの行為である』とは凄い観点。今作の魅力はただのオプティミズム(楽天主義)に見せかけてニヒリズム(虚無主義)を肯定した上での反転にある。薄っぺらい妄想上の人生讃歌ではなく、毎日の生活の痛みに紡がれた言葉。阿南敦子さん演じる姉が、自殺未遂の過去を語り出すシーン。自身の体験から弟の死は自殺かも知れないと語る。自殺であったとしてもいいのだ、と。

    中盤から物語は昌太が自殺ではなく事故死であったことを証明する旅が展開され、ハッピーエンドに向かって話は進む。その通俗的な流れを断ち切り、一変させる工夫が今作の肝。ライトサイドとダークサイドを共に肯定することによって深みを増す昌太の人物像。(ニセ大仁田こと故森谷俊之を思い出した)。それ故に「死にたかったんじゃないよ!生きたかったんだよ!」の声が痛い。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    メッセージ性が強い舞台だった。

    その人の見える世界に、もっと想いを寄せることができる世の中にしたいと思った。

    平田貴之と、市原茉莉が、引っ張っている。
    特に市原茉莉は初見だが、空気をもっていける迫力に驚いた。
    彼女の芝居には、脚本には書かれていない旦那への気持ちも込められていたように感じた。

    お見事。

    ネタバレBOX

    プロローグの平田貴之の眼に注目したい。
    なぜ、これだけまっすぐな眼をしているのか。
    また、言葉を発する間に、何かを溜めていることを感じたい。
    そこを感じるだけで、この物語への没入具合は、変わるはずだ。

    そして、プロローグが終わると、彼の眼が日常の眼に変わっている。
    そこからが、物語の始まりなのだ。

    後、好きな箇所を挙げると、市原茉莉が回想シーンの役柄に入るところだ。
    スイッチの入れ替えが、スタン!と入り、「これぞ、役者!!」と思える鳥肌ものだった。

    劇場全体が、彼女の芝居に釘付けでした。


  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても良かったです!
    自分の人生の人生について考えさせられ、これから大事に生きていこうと思いました。
    大切な人への思いや、人間の強さ、弱さ・・大切な事が沢山詰まった舞台でした。
    後半は涙腺が緩んで泣きそうでしたが、泣いたら間違いなく涙が止まらなくなるし、嗚咽しそうなので耐えました。
    役者さん達の演技も、それぞれの個性を好演していて、皆良かったです。
    素敵な舞台を観劇出来て良かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    人の気持ちにきちんと寄り添える題材を、押し付けがましくなく物語然と観せてくれ、1番好きな劇団です。
    今回も良かったです。 
    が、題材が題材なだけに演じる側も役柄ではなく、個人として感情が先に立ってしまった感があります。
    役者さんは「伝える」のが仕事。発する言葉が感情に負けてはひと色しか伝えられないし、言葉(台詞)自体も聴き取りにくい事になってしまいます。それに語間の間が不必要に長くなってしまいます。
    阿南さんは、さすが!
    芝居の早さは天下一品!昔の大女優さん、山田五十鈴さんや淡島千景さんは本当に芝居が早かった!芝居の早さ(言葉のスピードではありません)は、今回の演目では、とても大事な要因になると思います。
    久しぶりの生の舞台、演じる側も興奮するのはわかります。でも、阿南さんのような素晴らしい演技者が一緒にいるのだから、、、。
    思い込みはしろみにしてはいけません。
    もっともっと良い出来になる可能性があります。
    そう思いました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/03/02 (水) 19:00

    観て良かったです。最前列だったので、泣けるシーンはとても困りました。今日ほど役者さんは凄いなぁ思ったことはないです。
    千秋楽まであのテンションで、やってるんだ!!! 皆に観て欲しいです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    観応え十分。お薦め。
    夢を追い求めることと現実の生活のギャップが背景。君が見てた明日とは…。
    その君の信じられない出来事に戸惑い、自分の感情に折り合いをつけられない人々の苛立ち。君の思いを探ることで、君の真の姿(思い)が見えてくるのだろうか。

    当たり前のように生きているが、その当たり前がそうでなくなる。当たり前が愛おしく大事に思える、そう考えた時、コロナ禍によって以前のような当たり前の生活の大切さを知ることになる。コロナ禍にあって「生の公演の素晴らしさ」を伝えようとする。人々に寄り添ったTEAM6gらしい丁寧な作り、泣き笑いで感情を揺さぶる見事な公演。
    (上演時間2時間20分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は2階部(変型パイプ組あり)を設け、上手に葬儀社である矢野家の居間。和室であろうが畳ではなく、高さのある平台。その配色が黒と白。座卓や茶箪笥。夏場は扇風機。下手は一ノ瀬家のリビングルーム。段差のある配置で、こちらも配色は白黒である(一部ピンクモールや赤暖簾あり)。舞台画面を観ると和・洋や階段の取り付け方が左右非対称で、そこに人(家族)それぞれの個性を見るようだ。季節感も夏と冬、それに合わせて半袖の夏服、厚手服にクリスマスプレゼント。多くの衣装替え、例えば学生時代のセーラー服や社会人(弁護士)のスーツなど年月の経過。

    梗概…中学校から親しくしている一ノ瀬昌太、矢野雅清、岸健太郎の3人。3人はお笑いグループ:レインボーフラッシュを組みお笑いライヴに出演。しかし月日が経ち雅清が家業の葬儀屋、健太郎は結婚し堅実な生活へ、それぞれの道を歩み出す。1人残った昌太は、自分の夢を追い続ける。一方、家庭は妻の友加里がパートで生計を支えている。1人娘の ひまり も不憫。
    突然、昌太が亡くなった。警察は自死としたが信じられない。葬儀を執り行うまでの7日間、本人の思いを知ろうとする物語。娘-ひまり を可愛がり、生命保険にも加入していたが、ある事情から保険が給付されないという。何とか自死でないことを証明しようと奔走するが…。予定調和になるか否かは是非劇場で!

    理屈抜きに物語に自分を委ね泣き笑いたい。そう思うのは、連続公演の第二弾である本公演は昨年からの延期、そして第一弾「星灯り<2022年改訂版>」(グリーンフェスタ2022参加公演)も直前に延期。コロナ禍で公演中止(他団体でも同様かもしれない)が重なっている。当日パンフで、主宰・阿南敦子さんが「初めて心が折れそうになった時期がありました」と記しているが、本当によく上演してくれた。そんな思いが舞台から伝わり、自分のちっぽけな理屈など卑小。初日のカーテンコールで、阿南さんは今にも泣きそうなお顔。

    人は死ぬまで、必死に生きたいと思っている。その思いを友人等が追想し、現実の保険給付の有無へ興味を惹きつける。足跡を順々に辿る場面転換が早く、そのたびに小道具等の搬入搬出と忙しい。しかし、暗転時に場面の繋ぎに応じた不穏、和らぎの音楽を流す。照明は浜辺か堤防を思わせ 揺れる波の輝きや向日葵畑の映像。もちろん台詞に合わせた「月の道」などを想像させる照射は美しい。その云われ等の説明や解説は野暮。全体的に丁寧な演出である。
    役者の演技力は確かで、葬儀(泣き)のシーンは圧巻だ。同時に鯨幕のような画面は荘厳な印象を残す。公演そのものの大きさと深みを思わせる。
    次回公演も楽しみにしております。

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