優しい嘘 公演情報 優しい嘘」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    めっちゃ良かったです。みんないー人で笑えてジンときて。演者もいい!こんな劇団があったなんて、これだから、小劇場はやめられない〜

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    芝居のタイトルになっている「優しい嘘」というのがどれを指すのか、考えながら鑑賞し始めました。わかりやすい嘘もあれば他者に対する気遣いの嘘もある、言っちゃったあとゴメンの一言で済むものもあれば、墓場まで持っていかないといけないのもある。でもいずれにしても、それを口から出した瞬間から人間の後悔や反省は始まっていて、嘘を言いたくて言ってる人はいないってこと。誰に対しても正直に生きられたらこんなに楽なことはないんだけど、それじゃ成り立たないこともあるってこと。みんなに幸せな気持ちを持ってほしくて、一世一代の大嘘をついて、自分もその大嘘が真実だったと思い込みたくて、でもいつまでも、嘘を言ってしまってるその事実は自分の中に残る。いくら人のためでも、弱音を吐きたい時もありますよね。この芝居は、若い子が見れば若い子なりの、お年を召した方が見ればその世代の方なりの感じ方があると思うし、やっぱり舞台ってものすごく心に来るなって。向こうも本気、こっちも本気にならないとやられちゃう。そんなことを感じる時間でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    場末のスナックを舞台にした人情劇。笑いとシリアスが実にいい塩梅で、グッときましたね。しかしながら、だめんず・うぉ〜か〜の連鎖は断ち切ることが出来るのかな。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    我が家の近くにもこんな人情味溢れるスナックがあればなぁ、と思わせる癒しの空間。観る人を笑わせながらも、優しくしっかり包み込む公演。
    スナックがある街もシャッター商店街と言われ、コロナ禍という台詞こそないが苦境・閉塞感漂う状況下。それでもスナックに居る女性や常連客は地域に根ざして強かに生きている。
    物語は、一見賑やかなスナックの光景を見せつつ、実は3姉妹の確執や出入りする人々の悩み事や問題を丁寧に描き、そこに隠された哀しみで観ている人の感情を揺さぶる。その優しく癒された心情を(ザ・)ポケットにしまい家路につくことが出来る秀作。お薦め。
    (上演時間2時間 途中休憩なし) 【Bチーム】

    ネタバレBOX

    舞台美術は、本当のスナック店内のようで、しっかり作り込んでいる。上手にボトル棚、カウンター・腰高スツール、下手に少し幅広のソファが置かれ、中央奥が店の出入口。窓にカーテンを吊るし、調度品や小物が品よく並ぶ。一瞬にして物語の世界に引き込まれる。この丁寧な拘りが良い。店名は「消しゴム」、実は亡き母が経営していた店で、その時の店名は「ぼったくり」。汚名というか悔悟の気持から、何とか黒歴史を消したい思いが今の店名。母が亡くなる直前に残した言葉は、長女の鮎川香織(笠井渚サン)だけが聞いており、妹達ー詩織(鈴木絵里加サン)・早織(矢吹凛サン)は臨終に間に合わなかった。母の言葉は姉・香織から聞いたが、それがタイトル「優しい嘘」である。母は奔放な人生を歩んだようで、その生き様を反面教師に育った香織の愛憎は深い。

    物語は、近所のコンビニ店長とバイトの男が飲み歌い(カラオケ)の大騒ぎ。それをホステス2人が見事に捌く場面から始まる。また常連客の1人でスナックママ(香織)の一人娘の高校教師(担任)が、ママの妹・早織に恋心を抱いている。また昔ながらの文具店主は一回り年上のママに恋心。10年ほど前に店の売上金を持って失踪した詩織が、胡散臭そうな男・長谷部達郎(三枝俊博サン)を連れて帰ってくる。早織は職場の先輩と不倫をしており…。色々な出来事が起きるが、場面ごとにクスッと笑わせるのが達郎の絶妙なツッコミ。役者陣のバランスが実に良く心地よく観られる。

    それぞれの悩みや問題を一気に吐き出し、混迷する姿を面白可笑しく描くが、裏を返せば相談する相手や場所がない哀しさも見えてくる。物語に真の悪人は登場しない、逆にお人よしの善人ばかり。人の感情の起伏(愁嘆場)は見えるが、話としての どん底はなく安心して見ていられる人情劇。やはり心に響くのは、女性として生きるのか、母性として生きるのか…二者択一という追い詰めた「性(サガ)」が物悲しい。そう言えば、店内に「時雨桟橋(市川由紀乃の歌)」のポスターが貼られているが、その歌詞は繊細な女心を歌い上げたもの。

    終盤での香織の心情吐露シーンは観応え十分。荒ぶる気持を抑えつつ、それでも言わずにいられない胸の内を情感たっぷりに演じる。そしてラスト、3姉妹でキャンディーズの「春一番」を歌うことによって、取りあえず何かを吹っ切ろうとしている姿がいじらしい。本公演はカラオケシーンが何度となく出てくるが、その都度 観客を物語(話)だけではなく、スナックという仮想世界へ誘い戻す。そこに演劇としての「優しい嘘」という虚構性に酔いしれる。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    笠井渚さん演ずるママが経営するスナック、「消しゴム」。今宵も常連客で溢れ、酔っ払ったエロおっさんの唄う懐かしカラオケが轟く。暴走柔道王を彷彿とさせる河嶋健太氏の暴れっぷり、それを華麗にいなすホステス役の瀬上摩衣さんが可愛かった。開幕早々、ベロンベロンに酔っ払った空間に引き摺り込まれる観客を、小川大二郎氏演じる高校教師が更に駄目押し。真っ赤な顔で(メイクか?)トイレ周りに小便を撒き散らす醜態、へべれけ泥酔客に挟まれた客の気分を仮想体験させてくれる。死んだ母から継いだこの店をシングルマザーで切り盛りして来た笠井さん。そこに十年前金を持って失踪した妹が帰って来るところから物語は走り始める。

    兎に角、笑いが充実していてシリアスな場面にも必ず何かを挟む。クズ詐欺師役、三枝俊博氏の細かいツッコミが笑いをナレーション気味に説明。女子高生お笑いコンビ役の中村水優(みゆ)さんの顔芸もインパクト大だった。何と言っても主演の笠井渚さんが凄い。クライマックスからラストにかけての熱演は強烈。『顔』の藤山直美を想起。「優しい嘘」がスナック中に溢れ返り、皆がそれに包まれて涙する。かなり記憶に残る名演、お薦め。

    ネタバレBOX

    第一場の小川大二郎氏のインパクトが強すぎて、その後はまったりと展開していく。亡き母と長女(店のママ)、次女(詐欺師のイロ)、三女(ドロドロの不倫)の関係が核。
    笠井さんが娘の漫才を真顔で見詰めながらそっと涙する名シーン。(笑わせようと必死な娘も涙ぐみ、見事な対位法。)
    妹に告げる「どんな男と付き合ったってどうせ同じこと。」の名言。(これは「自分の人生を招くのは自分自身の性分だ」と云う哲学で、自分の心の風景を変えない限り同じことが繰り返されていくことに。変えるべきは自分自身なのだが、それが一番の難題でもある。)
    そしてラスト、母の最期の言葉を思い返し酔い潰れる笠井さん。二人の妹がその横で日本酒を酌み交わしている。ふと目が醒めた笠井さんは起き抜けにカラオケをセット、曲はキャンディーズの「春一番」。三人泣きながらフリ付きの大熱唱、何故だか全てが伝わるような素晴らしいシーンだった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです。

    ネタバレBOX

    いろいろあって、ずっと飽きずに楽しめました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    年季の入ったスナック空間を観客も一緒に共有して味わえた、笑いと哀しみミックス盛り。

    ヤニが染みついた壁、酔っ払い、幸薄き姉妹、男と女、母と娘。(㊟喫煙シーンはありません)
    コロナ禍がやって来て以来、「良し」とされなくなった濃厚で猥雑な人間関係をここでは思う存分、豪快に堪能できるという幸せ。
    SNSなど介さない人と人と人、泥臭い酒場コミュニティーからは、惚れた腫れたや胡散臭い話、これからの話や終わらすべき話などが溢れんばかりにテンコ盛り、懐かしい匂いもしてきてもうたまりません。

    散々笑い、憂い、楽しんだ後に押し寄せてくる哀愁。
    カラオケの余韻に浸りつつ、まだ大晦日でもないのに「今年も色々あったなぁ~」と、まるで劇中の一員になったが如くしみじみとした思いに包まれながら帰路につくのでした。


    ネタバレBOX

    ママがずっと隠してきた、それと全く同じ言葉を受けた女性を知っています。
    自己肯定感を完全に封じてしまう、とても罪深い言葉です。
    そこから抜け出して幸せになるためにも上原の様な真面目で、真っすぐに愛してくれる男性と一緒になれば本当に良いと思うのだけれど、う~む真面目なタイプには見向きもしないんだよなぁ、これが(*´Д`)
    まだまだ賑やかなスナックの夜が続きそうです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    コメディタッチのドラマでした。重い話ですが、笑えるところが多々あったので、楽しく観れました。

    ネタバレBOX

    劇中コンビ「母子家庭」がおもしろかったです。

このページのQRコードです。

拡大