実演鑑賞
満足度★★★★★
年季の入ったスナック空間を観客も一緒に共有して味わえた、笑いと哀しみミックス盛り。
ヤニが染みついた壁、酔っ払い、幸薄き姉妹、男と女、母と娘。(㊟喫煙シーンはありません)
コロナ禍がやって来て以来、「良し」とされなくなった濃厚で猥雑な人間関係をここでは思う存分、豪快に堪能できるという幸せ。
SNSなど介さない人と人と人、泥臭い酒場コミュニティーからは、惚れた腫れたや胡散臭い話、これからの話や終わらすべき話などが溢れんばかりにテンコ盛り、懐かしい匂いもしてきてもうたまりません。
散々笑い、憂い、楽しんだ後に押し寄せてくる哀愁。
カラオケの余韻に浸りつつ、まだ大晦日でもないのに「今年も色々あったなぁ~」と、まるで劇中の一員になったが如くしみじみとした思いに包まれながら帰路につくのでした。
2021/11/27 16:40
2021/11/26 07:36
哀愁や温もり、盛り沢山に楽しめる舞台をありがとうございました。
舞台上に立つ、全ての人達と空間を共有できた事を嬉しく思いますし、いつの時代にも存在して欲しいタイプの公演だと思います。
これからの公演も楽しみにしております。