セイムタイム,ネクストイヤー 公演情報 セイムタイム,ネクストイヤー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    総評全公演観劇♪
    同じ話しなのに、違う芝居に見える様な不思議な・・・演出、セットの妙か?・・・♪
    Hチーム・・・こちらが若手チームなのか♪
    ドリスの表情が殆ど変わらない・・・なので出産、大学のピッピー、ヘレンの死、最後のシーンの時が感情が出て凄く良い♪
    ジョージは最初はかなり軽薄な男に見えたのだが・・・マイケルの死辺りからしっかり年を重ねた男に・・・♪
    台詞が飛んだり、逆の事を言ったり・・・初見ではわからない程度だったから大丈夫だったかな・・・♪
    Pチーム・・・こちらはベテランチームか♪
    ドリスが成長の度に表情が変わる・・・最初は高校中退だからって感じから読書会、高校卒業、大学入学、会社の社長と変わって行った♪
    ジョージは紳士的に見せようとしているのか?・・・Hと比べるとかなり落ち着いている・・・そして晩年に向かって行くのだが、髪を白くしたりするのだが基本的には変わらない様に見えた・・・(晩年にドアから顔を出した時高田純次に見えた笑)♪
    こちら側は消えものが出てきて実食する・・・ケーキまで出てくる♪
    この膨大な台詞の中食べるのは大変だったろう♪
    「あなたが来ると知ってたらケーキを焼いておいたのに」Hチームがレコードだったのに対して、Pチームはピアノを弾いて歌う・・・かなり失敗していたが・・・(笑)♪
    オーバーザレインボウは最初聞いた名前のドロシーに対してだったのだろうか?(これに気付いていた人居ますか?)♪
    最後プロポーズするが、25年も深く繋がっている二人は夫婦以上の存在だろう・・・紙切れ一枚で繋がっている夫婦よりは・・・♪
    あっと言う間の四日間だったが、一日だけパートナーを交換して演じても面白かったかも・・・って言うかオヤジは観たかった♪
    舞台は生物、一度として同じ舞台は無い・・・だから何回観ても新しい気付きがある・・・♪


  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    チームP(森下知香&加藤大騎)を観劇

    今回の公演の大きな特徴は2つのチームがキャストだけに留まらず、演出者も異なり、翻訳までもが別々であるという点。
    原作という出発点が同じでもチームHとPはほぼ別公演に等しく、その仕上がりの違いをまじまじと見比べられるのがとても興味深かったです。
    効率度外視でセットの仕様まで異なるのですから、別モノ感はとことん徹底
    何より人物描写、全く異なるカップルから成る物語になっていたのでした。

    平野綾子さんのドリスは二人が初めて出逢った当時こそ平凡な女性、ジョージへの愛を生活の張りに自我を広め成長していった印象だったのに対し、森下知香さんのドリスは元々マグマの様な熱い想いを胸の内に秘め、ジョージとの逢瀬を肥やしに、さらには社会情勢をも追い風に着々と野心を具現化していく強い女性の印象。

    鯨井智充さんのジョージは同性から共感を得るタイプだった印象に対して、加藤大騎さんのジョージは優し気な喋り方といい独特なオーラを放つジェントルマン。
    日常に欠落感を抱えた、なかなかにクセのある人物。
    時おり溢れ出すドリスの凄味に普通の男ならドンびいてしまいそうな部分もことごとく「好き」に変換できるタフさは刺激的な女性にどうしようもなく惹かれてしまう性ではないかと。
    人生は事件に満ち、散々振り回されながらも、とても幸せそうでした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    チームP:森下知香・加藤大騎の回を拝見。加藤健一と高畑淳子のコンビでの上演を何度となく観ているが、最後に観たのが90年代半ば。今回、翻訳を改めたということもあるだろうが、ドリスとジョージの造形が少し違っていて面白かった。あと、これはたまたまだが、今日の席のように、セットを見おろす角度でこの舞台を観たのが初めてで(特にベッド!)、新鮮だった。

    ネタバレBOX

    翻訳の違いなのか、ドリスの喋り方というか語尾の印象なのか、森下ドリスのキャラクターがやはり高畑版とは違っていて新鮮。加藤健一版のジョージは、再演を繰り返していた頃だからというのもあるだろうけど、よくも悪くもキャラクターの輪郭がくっきりとしていて、それがシーンによってはマンガチックな面白さにもなったのだが、今回の加藤大騎さんのジョージはそこまで際立たせないことで、この森下ドリスとよくマッチしていたと思う。再演があるのなら是非観たい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    チームH(平野綾子&鯨井智充)を観劇

    不倫は悪・・・いやいや、そんな単純に断言出来ないかも。
    そんな一例とも言える人間模様の妙。
    相手のパートナーの事を知りたい、あっちょっと待った!やっぱり知りたくない。
    そんなせめぎ合いの中、ひねり出した妙案。
    ならばパートナーの良いところと悪いところを1個づつ打ち明けよう。

    結果、かなりお互いの生活を吐露し合っているというけったいな不倫関係は、不器用丸出しに滑稽ながらも年を重ねるごとに成熟していくのだから面白い。
    これが肉欲とセットになって、すったもんだの25年。
    長く波乱に富んだ繋がりは、それまで浮気とは全く縁のなかった二人だったからこそ築き上げられたのかもしれない。

    鯨井智充さんのジョージは至って実直そう、反面ちょっとズルい所もあり性欲旺盛。
    そう!多くの同性から共感を得るタイプ(笑)
    平野綾子さんのドリスは素朴な女性・・・最初ごく平凡で素朴だった女性が年を重ねるごとに魅力的になっていく様子は、年相応に揺らめき老いていくジョージとの対比もあってなかなかに面白い。
    あと性欲旺盛。

    みっともない姿も散々晒してきた2人だが「悪くない人生だったな」とそれぞれ死ぬ間際に思うであろう事は間違いない。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     ベシミル、脚本が抜群。役者さん熱演!(華5つ☆)追記2021.12.22

    ネタバレBOX

     原作はアメリカのバーナード・スレイド、今作では途中10分の休憩を挟んで2部構成。下手手前の壁際に三面鏡付の化粧台、その上手やや上部にダブルベッド、ベッド頭部には作り付けのテーブル、電話機等が置かれており、その奥ホリゾントにはドア、この中間にクローゼット。部屋の奥中央辺りから上手に掛けて窓、その向こうはベランダ。上手側面にもドアが在りその奥はバス・洗面所。このドアのある壁面客席側には暖炉が切ってあり暖炉奥に家具。
     18歳で初産を経験し高校を中退したドリスはその後更に2人の子宝に恵まれたが、偶然レストランの端の席に座っていた男と運命の出会いともいえるような会い方をしてしまった。ちょっと不思議な出会い方であったのは、端の席に座っていた者同士の出会い方というシチュエイション自体が少し突飛なことでも想像できよう。ところでこの運命の出会いの相手男性も既婚者であった。2人は逢ったその日の内に同衾した。男の名をジョージという。会計士である。アメリカの中流に属する階層の1つだが、男の時計は3時間25分も進んでいる。正確な時刻に修正するのは会計士という職業柄全く苦にならない。口癖は「数字は嘘を吐かない」である。ところでジョージは当初、小さな嘘をいくつも吐いていた。妻がこの浮気に気付くことを警戒していた為である。ドリスにとってジョージという名も本名か否か同衾時には不明になる。というのも妻の名を当初誤魔化していたからである。数字には強いが、どういう訳か妻の直感を信じるという非科学的なげんを担いだりもするちょっとナイーブな矛盾を持ち合わせた男だ。一方のドリスはイタリア系、カソリック系の高校に通っていた。卒業生の半分はシスターになるという高校である。出産、子育ての為高校は中退したものの、未知の世界に対する好奇心や探求のインセンティブは高く中々のしっかり者である。2人は毎年同じ時期の週末、同じ場所で逢うようになる。
     少しだけ今作の背景を説明すると物語が展開するのはカリフォルニアのコテージの一室、時期は1950年代初頭からの四半世紀だ。(この土地柄の設定も開放的で自由なカリフォルニア州の在り様をキチンと織り込んでいる)アメリカはピルグリム・ファーザーズが英国教やローマンカソリックと対立していた歴史もある国であり、未だに宗教が人々の思考に大きな力を持つ国で、而も多民族国家なので白人対有色人種との差別・被差別問題のみならず、白人同士でもカソリック系はJFKが大統領になる前迄は差別されていた。(というのもケネディー家はカソリック教徒の多いアイルランド系)またドリスはイタリア系(イタリアもカソリック系の国だ)なので白人系とはいえ様々な事情を抱えていたに違いない。
     前半ではジョージが会計士で社会的には所謂中流層であり数字には強いので時計の針が3時間25分も進んでいる(この件は、後半の大切な伏線の1つ)のを瞬時に正しい時刻に訂正することが極めて容易にできること、そんなに数字に強いのに、変にゲンを担ぐ傾向があることや妻に密会を悟られることを恐れる点などは前述の通りだ。一方ドリスの魅力には直ぐ反応してしまう身体傾向等ちょっと軽めのギャグや恋人同士によくある小さないざこざ、ドリスが高校を卒業したことなどが埋め込まれるが、後半では高校どころか大学に入学したドリスがイッピ―のような左派系知識人に変容しファシストに急変してしまったジョージと大喧嘩を始めることに成った時、その変化の原因が長男の戦死にあったという衝撃的な事実の吐露で哀惜の念に駆られ人間的な赦しへ通じてゆく点、終盤結婚を申し込んできたジョージの申し出を拒否せざるを得なかったドリスに妻が亡くなった話をする段と共にその人にとって人生最大の事件が生身に杭を打ち込むような衝撃で描かれ、ジョージの経験する家族の死に対してドリスには新たな生命の誕生が描かれる。何とドリスの出産には医師が間に合わず新生児を取り上げたのはジョージなのだが、この時主導権を握っていたのは無論ドリスであり、ジェンダーギャップで悩まされている女性による逆転という点が興味深い。
     観ている者を圧倒する場面やハラハラドキドキさせる展開に対し(例えば、ドリスが急に陣痛に襲われて破水の最中に掛かってくる電話等)生きる事の靭さと逞しさをユーモアさえ交えて対比、人生の諸相を実に見事に描いた作品である、
     また、今作で極めて興味深いのは、会う度に互いの連れ合いに関してこの1年で一番良かった点と悪かった点について話し、各々の連れ合いには1度も会ったことが無いにも拘らず恰も自分の親友ででもあるかのような親近感と人間的な感情を持つに至っていることだ。これが終盤の何とも言えな深い情緒と2人の生きて来た人生の厚み深みをしみじみ実感させる描写をする際、実に大きく説得力のある布石として機能してくる。無論、最後の最後にオチ迄つける作家のサービス精神もアメリカらしい。


  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    色々な変化が見れて楽しい芝居・・・♪
    でもこれって不倫なんだよね・・・なんか長年連れ添った夫婦みたいに見えた(笑)♪

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    もっと湿っぽいメロドラマかと思っていたのでしたが違いました。

    ネタバレBOX

    何年もの間あっけらかんとした逢瀬を重ねていましたが、年に1回だけだから、その時だけの関係だから続いたのだと思います。彼は結婚したかったようですが、しないで正解ですよ。きっと。
    若すぎた結婚をした彼女がどんどん変わっていくのが面白かったです。もう1組のカップルも見たかったですが、諸事情ありまして・・・
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2021/11/11 (木) 14:00

    座席1階

    不倫劇というより大人の恋物語という言葉が似あう舞台だ。カリフォルニアのコテージの部屋が舞台であるせいかもしれない。それよりも、この二人が後ろめたさをぶつけあいながらも前向きに自分の人生を理解し、複線の生き方をまじめに、力強く進めているある種のすがすがしさが感じられたからかもしれない。

    ブロードウエイの傑作であるという。いつもの出張先で知り合って偶然にも一夜を共にした男と女。二人とも家族持ちであることから最初の朝にこれきりにしようという雰囲気も流れたが、お互いへの思い絶ち難く、年に一回コテージで会うということになった。まるで七夕の織姫と彦星だが、その年に一回の関係が二十何年も続く。
    それだけ時が流れれば、お互いの家族の子どもが大きくなり、仕事が行き詰まったり、引っ越したりいろいろなことが起きる。だが、この二人はそれらの多くを隠さずにまるでエピソードを楽しむように語り合い、体の関係だけでなく、物理的な距離は離れているが心は支えあっているという絶妙な関係を築き上げていく。

    途中休憩を挟んで2時間半近く。長せりふもバンバンある熱のこもった二人芝居に拍手を送りたい。ソワレとマチネでダブルキャストで行う構成で、私が見たのは公演を主宰した森下知香。今回は演出家ではなく主演女優ということだった。もう一つのペアの平野綾子も演劇ユニットを主宰している演出家であり、女優とのこと。女性主導の舞台だから全体がきれいに流れていた、という面もあるかもしれない。

    とてもよかったと思う。森下、平野のオリジナル作品も見てみたいと帰り道で思った。


    ネタバレBOX

    驚いたのは、彼女の方が臨月に近い体でコテージに現れたことがあったことだ。既に3人の子どもを産んでいるから、自分の体の変化は良くわかっている。この逢瀬の時に破水し、医者を呼ぶこともできず、夫の子を不倫相手の男が取り上げるという想像もつかない展開になる。

    こうした毎年のエピソードが二人の関係を絶ち難くしたのだろう。いろいろ事情を抱えたままで最後はまるで夫婦のようになっているところが、なんとなくホッとしたりする不思議な感覚なのである。

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