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公演地:石川県
優しい顔ぶれ
らまのだ
(神奈川県)
公演に携わっているメンバー:7人
【団体紹介】
らまのだは、劇作家・南出謙吾の戯曲を女流演出家森田あやのプロデュースによって上演することを目的に、2015年より活動を開始しました。
奇を衒わず緻密に構成された会話劇で、人間の本質的な不合理さ、悲哀を、ときに滑稽に描きつつも、丁寧に浮かび上がらせます。余計なものはそぎ落とし、また、それそのものは不必要に飾らない。一見淡白にも見えるこの作業から、俳優の内面のわずかなブレに焦点を当て、緊張感(集中力)のある瞬間を紡ぎ出していきます。
石川県出身で劇作家の南出謙吾は2016年に日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞。演出家の森田あやも同年若手演出コンクール優秀賞を受賞。2018年11月にはシアタートラムネクストジェネレーションに選出され、旗揚げ作品『青いプロペラ』の再演により過去最高動員を記録しました。
【応募公演への意気込み】
2年ぶりの新作公演。らまのだらしさはそのままに、鋭く社会に切り込む意欲作で臨みます。3篇の短中編から構成される本作は、改憲戯曲「あたらしいニュース」を軸に、らまのだらしい日常をスケッチしたような「麻酔みたいな」「優しい顔ぶれ」の2作を並べることで、生活と改憲の距離を突きつけます。この3作品はたくさんの共通点によって結びつき、それぞれが単独の上演では持ち得ない意味を持ち、それによって、わたしたちの生活と社会の結びつきが炙り出されていく、そんな作品集を目指します。
なので今回は、改憲戯曲です。といっても声高に変えろ変えるなではなく、らまのだらしく、人間の精一杯の生きざまを、哀しく滑稽に差し出すのみ。気楽に楽しい橋を渡っていただきながら、どんな景色を見せられるかが、わたしたちの仕事です。
また、らまのだ初の地方公演として金沢21世紀美術館シアター21での上演も行います。
【将来のビジョン】
日常の地続きにある芸術として、より多くの人に見てもらえる機会を増やしていきたいです。これからは活動地域を広げ、演劇を、地産地消の芸術として確立させたく、それを担う役割を果たしていきたい。
らまのだの作風は、いかなる土地でもその魅力を引き出すことができると考えます。観光客が地元の美味しいご飯や景勝地を楽しみにしているように、その土地で創られ上演される作品を鑑賞することで文化風土に触れる…。あるいは、地方の方々が、普段の営みの中に演劇を鑑賞する。演劇、特に方言戯曲には、地産地消の野菜のような、そういう魅力や可能性があると考えます。
滞在・共同創作を通して、その土地で創り出された演劇は、そこにしかない付加価値が生まれます。持ち運び困難な演劇はガラパゴス的だが、それに逆らわず挑戦してみたい。今回の地方公演を単発で終わらせることなく、継続的な活動に続けいきたいと思います。
公演に携わっているメンバー(7)
なな子
制作
当日運営
「優しい顔ぶれ」に携わっているメンバーです。
竹井亮介
役者・俳優
「優しい顔ぶれ」に携わっているメンバーです。
松本みゆき
役者・俳優
「優しい顔ぶれ」に携わっているメンバーです。
塩原 俊之
役者・俳優
オムニバスのようで長編のような「憲法改正」を巡る三遍の「せいかつ」の物語。 塩原は同劇団の代表作『天気予報を見ない派』と同じ布陣で、作家南出の完全新作二人芝居『麻酔みたいな』に出演致します。 いま、この時期にこそ観て欲しい。 是非、劇場でお待ちしております!
田崎小春
役者・俳優
「優しい顔ぶれ」に携わっているメンバーです。
森田あや
演出
「優しい顔ぶれ」に携わっているメンバーです。
南出謙吾
脚本
演出
劇作家です。
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