ラブ・ダイアローグ・ナウ／ネイティブ

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク（東京都）

公演に携わっているメンバー：6人

団体紹介

スペースノットブランク
小野彩加と中澤陽が舞台作品を制作する組織として2012年に設立。東京を拠点として舞台作品の制作を中心に活動を展開。
舞台芸術の既成概念に捉われず新しい表現思考や制作手法を取り入れながら舞台芸術の在り方と価値を探求している。環境や人との関わり合いと自然なコミュニケーションを基に作品は形成され、作品ごとに異なるアーティストとのコラボレーションを積極的に行なっている。
2017年〈第8回せんがわ劇場演劇コンクール〉にてグランプリ受賞。
2018年〈下北ウェーブ2018〉に選出。

小野 彩加
– 舞台作家 ダンサー
1991年12月30日生まれ。2016年より浅井信好率いる〈月灯りの移動劇場〉、多田淳之介率いる〈キラリふじみ・リージョナルカンパニーACT-F〉に参加。ダンサー、パフォーマーとして白神ももこ「絵のない絵本」、黒沢美香「6:30 AM」、ドドド・モリ「火星婦」、かえるP「スーパースーハー」などの作品に参加している。

中澤 陽
– 舞台作家 パフォーマー
1992年6月4日生まれ。映像作家として室伏鴻のアーカイブ映像の制作、中村蓉「リバーサイドホテル」「顔」、冨士山アネット「Attack On Dance」「DANCE HOLE」などの作品に参加。パフォーマーとしてファビアン・プリオヴィル「THE SOMA PROJECT」、藤田貴大「A-S」、ゆうめい「フェス」「〆」などの作品に参加している。

応募公演への意気込み

※公演期間中に複数作品を上演する場合（たとえば2本立て公演等）、審査対象はその内の1作品だけです。「本公演の意気込み」に、審査対象作品の題名を記入してください。ただし1ステージ中に複数作品を上演する場合を除きます。

とあるので、審査対象作品は新作、ネイティブ、です。

複数作品を上演する場合に1作品しか審査対象にならないのは少し残念な気もしますが、もしよかったら2作品とも見ていただければ嬉しいです。

新作は、ネイティブ、という日本語に訳しても訳しきれないようなニュアンスを持ったタイトルにしました。ネーティブとも書けます。グーグルで検索すると、その土地にもともといた人、や、天然の、自然の、などの意味がありますよ、と出てきます。

よく耳にするのは、ネイティブ・アメリカン、先住民、的な意味です。

舞台、映画、ダンス、演劇、音楽、写真、アイティー、ファッション、食、建築、インターネット、狩猟、土地、色、言語、身体、知識、経験、環境、モチベーション、天候、地球、宇宙、エネルギー、睡眠、性、沈黙、病気、動物、自由。と、様々な次元の中で生きていて、さて、いったい私たちはネイティブ・何でしょうか？ということを考えて作る作品です。

スタート地点はせんがわ劇場です。次元間コミュニケーション、しませんか？

2018年2月5日(月) 小野彩加、中澤陽

将来のビジョン

作品を作り続けるために必要なことをします。

今ある作品を持続させることと、新たに作品を発生させること、どちらも諦めずにがんばります。

という感じで行うのが今回の公演だったりします。
これからも、ラブ・ダイアローグ・ナウとネイティブは2作品一緒に上演したいです。

3年後も、作品を作り続けている予定です。私たちはアーティストデュオとして制作をしているので、どちらかが死んだら終わりです。

30代になったら、作品を持続させながら、新しい良い作品を作るために新しい良い舞台作家を育てる（おこがましいことではありますが）環境を作っていきたいと思っています。それはもちろん私たちの作品を一緒に作る人たちでもあるし、それぞれが新しい良い作品を作れるようになれば良い観客、良い市場、良い文化へと繋がっていけるのではないかと思います。難しいことだとは思いますが、第一に死なないこと、が最優先です。

作品は与えられるのではなく作るものです。観客も作品を作りたくなるような作品を作り続けていきたいです。ありがとうございます。