最終審査に残った10組のご紹介

最終審査に残った10組をご紹介します!(上演順)

The end of company ジエン社

The end of company ジエン社(東京都)

作品タイトル「物の所有を学ぶ庭

山本健介により2007年から活動を開始。脱力と虚無、あるいは諦念といったテーマが作品の根底にある。同時多発の会話や寡黙による雄弁といった、テキストを空間に配置・飽和・させる手法が特徴。会話とも独白とも異なる、特異な対話・コミュニケーションで舞台を展開する。2016年に上演した、第10回公演『30光年先のガールズエンド』が岸田國士戯曲賞最終選考にノミネート。年間一本以上の長編新作を発表する本公演のほかに、短編〜中編作品で演劇の幅や可能性を探る実験公演をおこなう。近年ではロロ『いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校』シリーズの二次創作演劇にも取り組んだ(2016年『いつまでも私たちきっと違う風にきっと思われていることについて』)。

The end of company ジエン社 The end of company ジエン社

ゆうめい

ゆうめい(東京都)

作品タイトル「

2015年、舞台作品・美術・映像を制作する団体として設立。
自身の体験や周囲の人々からの「私の体験も演劇にして欲しい」という声を出発点として、どこでも見かけそうな生々しい人々による「なさそうだけどあったこと」をテーマに、多種多様に変化していく環境と可能性を描く。小説・映画・アニメーション・美術制作などにも着手し、表現団体として舞台の枠を拡張する活動を積極的に行う。
2015年にアニメーション作品「ちゅうちゅう」六本木アートナイトTOKYO ANIMA!、オランダ国際アニメーション映画祭等に数々ノミネート。
2017年に「下北ウェーブ2017」選出。「弟兄」を上演。
同年『TV Bros.』内「2017年のベスト演劇」にて「弟兄」再演が選出。
2018年現在は、NHK Eテレ「シャキーン!」映像ディレクター、4月放送予定テレビアニメ「ウマ娘」脚本、など展開中。

制作者、観客問わず、多く方々とのコミュニケーションによって「気付いてゆける団体」であることを常に目指しております。

ゆうめい ゆうめい

ミナモザ

ミナモザ(東京都)

作品タイトル「Ten Commandments

瀬戸山美咲が劇作・演出をつとめるカンパニーとして2001年に設立。現実の事象を通して、人間と社会の関係を描く。近年の作品に、『ホットパーティクル』、『指』、『ファミリアー』、『みえない雲』など。2014年、パキスタンで起きた日本人大学生誘拐事件を描いた『彼らの敵』が第58回岸田國士戯曲賞最終候補となる。2016年、同作品の再演で第23回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。

ミナモザ ミナモザ

ヌトミック

ヌトミック(東京都)

作品タイトル「SUPERHUMAN

2016年に結成された額田大志による演劇カンパニー。緻密に構成された楽譜のような上演台本と、音楽的な発話に重きを置いた演出が特徴。これまでにTPAM2017などで3作品を発表してきた。2016年に主宰の額田大志が『それからの街』で第16回AAF戯曲賞大賞、および東京藝術大学同声会賞を受賞。同作は昨年10月に、愛知県芸術劇場で鳴海康平(第七劇場)演出版も上演された。

ヌトミック 『何事もチューン』 撮影:タカラマハヤ ヌトミック 『Saturday Balloon』 撮影:タカラマハヤ

演劇企画集団LondonPANDA

演劇企画集団LondonPANDA(宮城県)

作品タイトル「平穏に不協和音が

2007年に劇作・演出の大河原準介が東京で旗揚げ。
厨二病者・風俗嬢・近親相姦の一家・ヤクザなどをモチーフに、“すぐ隣にある非現実”を描く。ポップ・ブラック・シュールな笑いには定評があり、同じシーンでも人によっては笑い、泣き、憤るといった、観る人の主体的な視点を誘う。
2010年『おふとんのなか』が佐藤佐吉賞最優秀演出賞および各賞受賞。2012年『厨』が佐藤佐吉賞優秀作品賞および各賞受賞。大河原のロンドン遊学を経て2016年より活動の場を地元・仙台に移転。心機一転、本公演を軸に精力的に活動中。若手演出家コンクール2016 優秀賞。

演劇企画集団LondonPANDA 撮影:堀田祐介 演劇企画集団LondonPANDA 撮影:堀田祐介

壱劇屋

壱劇屋(大阪府)

作品タイトル「二ツ巴-Futatsudomoe-

大阪と京都の狭間、枚方を拠点に活動する劇団。
マイムやダンスといった身体表現を織り交ぜ、コンテンポラリー公演でも会話劇でも無い、劇団壱劇屋ならではの物語世界を構築する「世にも奇妙なエンターテイメント」シリーズ。
劇中に台詞は一切無し、国境も年齢も性別も飛び越えて想像力を刺激する、アクションが主役のエンタメ活劇「wordless × 殺陣芝居」シリーズ。
この二本を軸として活動を行っており、今作「二ツ巴」は後者に当たる。

壱劇屋 壱劇屋

オパンポン創造社

オパンポン創造社(大阪府)

作品タイトル「さようなら

2004年8月、野村有志による一人演劇ユニット・オパンポン創造社を旗揚げ。
全作品の脚本・演出を野村が務め、ペーソスと笑いを融合させた泥臭い人間模様と独自のテンポと間を駆使した台詞が特徴的。
今(自身)からの脱却。そして、世界中の野村有志へ手を差し伸べるをテーマに作品を創り続けている。
関西を拠点に活動しながらも全国の演劇祭に精力的に参加し、昨年6月には東京下北沢で行われたルナティック演劇祭で地方参加団体初の優勝。最優秀脚本賞・最優秀俳優賞受賞。

オパンポン創造社 『オパンポン★ナイト〜だから、イトオシイ〜大阪凱旋公演』 撮影:河西沙織(劇団壱劇屋) オパンポン創造社 『オパンポン★ナイト〜だから、イトオシイ〜大阪凱旋公演』 撮影:河西沙織(劇団壱劇屋)

20歳の国

20歳の国(東京都)

作品タイトル「青春超特急

2012年、「モテたい、売れたい、ちやほやされたい」という大義の下、建国。
「国王」竜史が全公演のプロデュース・作・演出を手がけ、2016年劇団化。
誰もが通ってきた「青春」をモチーフにしながら、人間の普遍性と人生のかけがえのなさを、繊細かつダイナミックに描いている。
今公演を以て、これまで愚直に創り続けてきた「王道学園ドラマ」からの卒業を予定している。

『花園RED』撮影:金子愛帆 『花園RED』 撮影:金子愛帆 『サマデーナイトフィーバー』撮影:金子愛帆 『サマデーナイトフィーバー』 撮影:金子愛帆

iaku

iaku(大阪府)

作品タイトル「iaku演劇作品集

劇作家・演出家の横山拓也が立ち上げた大阪発の演劇ユニット。主に関西弁口語のストレートプレイで、議論、口論、口喧嘩に立ち会うような会話劇を発表している。繰り返しの上演が望まれる作品づくり、また、大人の鑑賞に耐え得るエンタテインメントとしての作品づくりを意識して活動中。「エダニク」で第15回日本劇作家協会新人戯曲賞受賞、「人の気も知らないで」で第1回せんだい短編戯曲賞受賞、「ハイツブリが飛ぶのを」の脚本で第72回文化庁芸術祭賞新人賞(関西)受賞。

『粛々と運針』撮影:堀川高志 『粛々と運針』 撮影:堀川高志 『ハイツブリが飛ぶのを』撮影:堀川高志 『ハイツブリが飛ぶのを』 撮影:堀川高志

しあわせ学級崩壊

しあわせ学級崩壊(東京都)

作品タイトル「1001100000110101000100101

脚本・演出・演奏の僻みひなたを主宰とする劇団。2015年旗揚げ。
「ライブ演劇」「四つ打ち演劇」を標榜し、ダンスミュージックのライブ演奏を軸としたグルーヴを作品の特徴とする。
クラブハウス、音楽スタジオなどでの上演を並行して行い、ジャンルを越えたムーヴメントを起こすことを目標に活動中。

『CR ともだちこれくしょん』(2016年) 『CR ともだちこれくしょん』(2016年) 『バブルレイヴ電波アイドル少年サイコ瓶詰少女』(2017年) 『バブルレイヴ電波アイドル少年サイコ瓶詰少女』(2017年)

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