ジャンヌ, またの名を奇跡

ミュージカルを考えるチーム ビエンナーレ（東京都）

公演に携わっているメンバー：6人

団体紹介

"ミュージカルを考えるチーム”ビエンナーレ　とは、
演出・劇作担当の北村太一、作曲担当の山下永眞（えま）のふたりが

・ミュージカルを作る　・ミュージカルを想像する　・ミュージカルを科学する

この3本柱のもとに、日本とミュージカルの関係性を良いものにするため
新たな視点でミュージカルを紐解き、分解し、考え、発想していく。
今まで誰もしてこなかった活動に取り組んでいくミュージカル作家のユニットです。

彼らはこの10年間、ミュージカル劇団『山下幼稚宴』として
ミュージカルの敷居を下げるため、リーズナブルで誰もが楽しめる公演を目指し、活動を続けてまいりました。
10年といえばひとつの節目でありますが、それだけやっているとたくさんの正解やセオリーにたどり着きます。そこで手に入れたものたちを一度捨てて、違った視点を持ってみようということになったのです。

それが「ミュージカルを考える」ということです。
ミュージカル作品をつくることにとどまらず、社会とのつながりをイメージしたり、研究したりしていくこと。これがビエンナーレの指針です。

日本人にしか作れない、完全和製のオリジナルミュージカルを創作し続けます。

応募公演への意気込み

今作では、２つの挑戦をします。

主人公であるジャンヌ・ダルクを含めた配役を、複数のキャストが作中で交代しながらで演じます。ジャンヌの独白が歌となり、コーラスで物語が進む点についてはミュージカルと古典劇はとても相性がよく、 そしてこれを複数の人物で形どられる形式は、ジャンヌの狂信性や「わたしとは何者か」という作品のテーマをより際立たせます。
開場中には、当時のフランスを思わせるようなドリンクサービスもあり、上演前から作品に溶け込み楽しめる企画を予定しております。
それらは、舞台と客席が近く濃密な空間である小劇場だからこそ成立する事象だと思っております。俳優が様々なキャラクターに乗り替わり、憑依していく様を間近で鑑賞する事で得る体験は製作する側である我々も楽しみな企画の一つです。

そして、14日間のロングラン上演をします。その中で、２班のみに分けられる単純なダブルキャスト方式ではなく3～4パターン程の配役組み合わせがある上演形態にし、お客様には何通りも楽しんで頂きながら、俳優自身も多人数と共演することで自分の可能性を広げてもらおうと考えています。

ミュージカルの可能性を信じ、多くのお客様に支持される作品になるよう誠心誠意、創作に励んでまいります。

▼予告映像▼
https://youtu.be/Yx8MSUY8VKA

※補足※
本公演の情報公開は、2月中旬となっております。
フライヤーデザイン・あらすじ・キャスト・スタッフ含め、まだこりっち様のページにすべて掲載することが叶いません。ですので、ページ内だけでの情報で判断して頂かずに、今後更新される内容・または今後の質疑応答により、熱意や企画の面白さを伝えて行ければと思っております。宜しくお願い致します。

将来のビジョン

団体名である「ビエンナーレ」には幾つか由来がありますが、
その内のひとつにはビエンナーレという言葉が本来持つ「２年に１度の芸術祭」と掛けて『2年に1度、商業ベースの興行を打つ』という目標があります。そして、その間の1年は作家両名が成長する為の期間と捉え、より「挑戦したいこと」にフォーカスを当て、作品性を大事にした公演を上演していきます。

そして、現在の版権物のミュージカルばかりが溢れる日本ではなく、
日本人が生み出した日本語の面白さ、日本人の感性を大切にしたオリジナルミュージカルを創造し、海外と肩を並べるミュージカル文化をつくっていくために邁進していきます。