「CoRich舞台芸術まつり！2008春」で
2代目グランプリに輝いたのは、渡辺源四郎商店！
青森の稽古場にお伺いし、次回公演「どんとゆけ」の資金として
賞金100万円を贈呈しました！

「CoRich舞台芸術まつり！2008春」グランプリを受賞して

このたびは素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。本当に嬉しいです。私たちは青森で演劇活動することに決め、３年前、渡辺源四郎商店を作りました。そのためには同じココロザシを持つ者が集まるための拠点を作らねばなりません。手作りの芝居を作る夢の工房はやっぱり手作りで作るべきと考え、アトリエ１００７（０７年取り壊し）とアトリエ・グリーンパークをセルフビルドしました。青森の人々と演劇の素晴らしさを分かち合うためには公演を打つだけではイカンと思い、中学生演劇ワークショップ「７日で作る修学旅行」をはじめとするワークショップ各種を実施し、または企画中です。大工仕事、稽古、ワークショップ、大工仕事、稽古、ワークショップ、大工仕事、公演、大工仕事・・・という日々。それぞれ仕事持ちながらですがらはっきり言ってタイヘンです。そんな我々に芝居のカミサマが憐憫を垂れてくれたものでしょう。今回の受賞はなべげん初のタイトルです。「地方にいることはクオリティのハンデにはならないッ」と言い続けてきたのですが、これからは自信１０割り増しで言うことができます。返す返すもありがとうございました。全世界のお客様に喜んでいただける劇団、青森の人々が自慢できる劇団を目指し、今後とも精進を重ねて参ります。今後とも渡辺源四郎商店をどうぞ御贔屓にお願いいたします。
（渡辺源四郎商店店主　畑澤聖悟）　

【スポンサード公演「どんとゆけ」の紹介と意気込み】

渡辺源四郎商店第８回公演となる「どんとゆけ」は、死刑囚と彼が殺した被害者家族の話です。そこに、津軽地方に伝わる「ゴニンカン」というカードゲームがからみます。「ゴニンカン」の名は「五人の関係」に由来し、二人対三人の団体戦で絵札の数を競い合います。五所川原市では毎年１月に、「ゴニンカントランプ世界選手権大会」が開催されています。津軽地方にしか伝承されていないローカルゲームなのに、世界大会があるところが、青森らしいです。さて、ジョーカーと、その場の役（クラブ、ダイヤ、ハートと回っていく）のエースを持つ二人が「カン」（関係のカン）、残りの三人は「ム」（無関係のム）のチームになります。畑澤の構想では、加害者と被害者が一緒にゴニンカンをやるとのこと。となると、加害者と被害者が……果たして、どんなドラマが展開されるのでしょうか。
第７回公演『修学旅行』の本番中、何度か秋田出身の畑澤や若いメンバーが「ゴニンカン」を習得するための講習会が開かれました。畳が敷き詰められた『修学旅行』セットは、「ゴニンカン」講習会にぴったりでした。
こりっち受賞で改めて感じた全国の皆様の熱いご声援、中学生演劇ワークショップで参加した中学生からもらったパワーを胸に、劇団員一同、「どんとゆけ」に誠心誠意取り組む所存です。どうぞご期待ください。
（渡辺源四郎商店ドラマターグ　工藤千夏）
→【公演詳細情報】

【みんなのヒトコト】

	畑澤聖悟（店主） 渡辺源四郎商店第８回公演「どんとゆけ」は、ある死刑囚と彼が殺した人物の家族の物語です。グランプリを頂いて改めて感じた全国の皆様の熱い応援を糧に、劇団員一同、丹精込めて取り組みます。アトリエ・グリーンパークで、こまばアゴラ劇場でお目にかかりましょう。ご来場、心よりお待ちしております。
	宮越昭司 御礼の言葉　年寄りで、しかも末席を汚す様な、はずかしい演技でしたけれど、此の様な「大賞」を戴けるなんて、夢想もしなかったのですけれど、唯々感激の極みです。これも一重に、スタッフの皆さんはじめ、若い劇団員の、一生懸命な演技の賜物と思っております。　矢張、演劇を生かすも殺すも、脚本なのでしょうか？今後共、御指導・御叱咤の程を、宜しく御願い致します。
	ささきまこと なにより津軽弁の芝居が、全国で一位になったのですからまさにこれは快挙です！ほんとうにありがとうございました。これからも津軽弁を武器にがんばります！！
	工藤由佳子 「ショウジさんの息子」は、私の中で、役者として確実に何かが変わるきっかけを与えてくれた作品でした。 今回の受賞は、劇団員みんなが力を合わせ、この作品に真摯に向き合った結果だと思います。 ご支持頂いた皆様、本当にありがとうございました。
	高坂明生 グランプリだなんて大層なものをいただきまして、誠にありがとうございます。ただただ嬉しい、その一点に尽きます。思わず顔も綻びます。ウフフ。何かでグランプリをいただく、なんて事は27年間生きてきた中でまんずまんず有り得なかった事だと思います。それを、好きな事を好きなようにやった結果がこんな素敵ないただき物、だなんて本当に幸せです。これはすべて、自分の周りの関わる全ての人、また、観てくだすったお客様のお陰だと思います。これからも日々精進しながら役者道を歩いていきたいと思います。本当にありがとうございました。
	三上晴佳 この度は、CoRich舞台芸術まつり！2008春グランプリに選んでいただきまして、ありがとうございます。 グランプリ発表の日、結果を見た瞬間、団員一同それは大騒ぎで、腰を抜かす者も出たほどでした。選んでいただいた事、この芝居に参加できた事、本当に嬉しく思います！これからも、ステキなお芝居を皆様に届けることが出来るよう、全力で頑張っていきたいと思っております。次回作「どんとゆけ」も、皆様によいものをお観せできるよう、努力していきます！！ありがとうございました！
	工藤静香 この度は、この様な素晴らしい賞を頂きまして、本当にありがとうございます。あの日は興奮して大変でした。これまで支えて下さった皆々様に、改めて感謝の気持ちで一杯です!!そして同時に、芝居、人、物事や自分にちゃんと真摯に向き合って行きたい、と強く感じています。本当に、まだまだスタートラインに足を掛けたばかりですが、この「幸せな状況」に甘んじず、きちんと力をつけていきたい！と思っています 。次回作「どんとゆけ」も変わらずに興奮の時間の中、みんなで創り上げられて行く事がもう感じられ、見切り発車で興奮しています。なんだか暑苦しい感じですが、頑張りますので、皆さんよろしくお願いいたします!!
	山上由美子 ショウジさんの息子に出演し、賞を頂けたこと、心から嬉しく思います。 『どんとゆけ』では、スタッフとして参加することとなっているのですが、キャストの方が少しでも役に入り込めるよう、身の回りのこと等、お役にたてるように頑張ろうと思います！ 最後に、本当にこりっちで賞をいただき、ありがとうございました！！
	工藤良平 グランプリを頂けたことをとても嬉しく思います。私の力は微々たるものでしたが、この「ショウジさんの息子」という高い評価を受けたお芝居に参加することが出来て、とてもいい経験になったと思います。 次回「どんどんゆけ」では微々たる力と、「ショウジさん」での経験を生かし、がんばります。本当にありがとうございました。「どんとゆけ」で会いましょう。
	柿崎彩香 ビバ☆100万円(/・ω・)/夢のようです。裏でショウジさんを操っていました！
	工藤貴樹 僕が「ショウジさんの息子」の元となる劇に初めて出会ったのは客席でした。それが今では劇団員として関わっているということは奇跡に近いことだと思っています。この作品が一番に選ばれて本当によかったと思います。演劇って本当に素晴らしいものですね。
	秋庭里美 わたしは『ショウジさん』のときは単なるお手伝いでした。こりっちのことは受賞した！とみんなが喜んでいるときに聞いたので、初めは何のことかわかりませんでしたが、授賞にいたる経緯を知りとても名誉なものを頂いたのだなと、嬉しく思います。単なる手伝いだった私が言うのは可笑しい気がするのですが、本当にありがとうございました。次回公演の『どんとゆけ』はキャストとしては参加しませんが、『ショウジさん』以上のものになるように製作側として頑張って行きたいと思います。 次回公演『どんとゆけ』どうぞよろしくお願いします。
	葛西大志（客演／夢遊病社） おめでとうございます。ありがとうございます。まだまだですよ。頑張りましょう。頑張ります。
	佐藤誠 今回の受賞を大変喜んでおります。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。日本の演劇の7割が東京都内で開催されていると言われる中、地方都市を拠点にして演劇を続けるためにはハンパじゃないモチベーションが要求されます。私は早々に脱落して東京に出てきてしまった身ですので、店主以下、渡辺源四郎商店本隊メンバーには頭の下がる思いです。しかしそれも、皆様の応援があってこそのことです。今後とも渡辺源四郎商店をよろしくお願いいたします。
	工藤千夏 受賞が決まった日に、なべげんのみんなと一緒に青森にいられなかったことが唯一の心残り。あとは『ショウジさんの息子』に悔いなし。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。『どんとゆけ』もケッパります！
	西後知春 「ショウジさんの息子」が終わり、劇団員になりました。しかも、すごい賞をいただいて。ありがとうございます。北海道に在住なため、あまり日々の稽古には触れられず。そんな感じですが。話は変わりますが、今回の「どんとゆけ」。ゴニンカンというものをやるらしいです。いえ、北海道在住なもんで。この間、初めてゴニンカンをやってみましたが・・・なまら（ちょー）面白いんです。ハマります。観ているだけでも面白いゴニンカン。どうなるのか、気になる～。いえ、北海道在住なもんで。
	おりゅう 「ショウジさんの息子」から見る側から作る側へと立場が変わり、私の人生もすっかり変わってしまいました（笑）痛感したのは芝居というのはナマモノだということ。毎回、お客様の反応にヒヤヒヤです。初めて本番を迎えた日の不安と緊張は言い表せない。しかし、出番前に見せた一瞬の助走を見たとき、腹を括った役者を見た。あの、眼差しを見守りたいと思った。今回の受賞は役者たちにとって、大きな励みとなりました。また、一歩大きく踏み出す、チャンスを頂いたと思います。劇団員一同、足並み揃えて頑張ります！今後とも、ご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
	なべげんの明かり屋 浅沼昌弘 なべげんに初参加した作品でいきなりグランプリ受賞！なんて僕はラッキーなんでしょう！これからもグランプリ受賞チームの名に恥じぬ様に、なべげんのキャスト達を光り輝かせ続けたいと思います！