観客の感想を雑音と解釈するのは悲しいですね。観客のストレートな感想の中に演技する上での「気づき」のヒントもあると思うんですが。ま、感想を鵜呑みにするんじゃなくて、役者さんのほうでも葛藤して毎回自分の作り上げてきた役を積みなおして舞台に立ってくれるものだと私は思ってましたが。だからこそ、公演中に芝居が進化していく。だからリピートしたいと思う。そうじゃありませんか？ってその彼には問いたいです。

＞junjuncatさん

＞観客の感想を雑音と解釈するのは悲しいですね。
＞観客のストレートな感想の中に演技する上での
＞「気づき」のヒントもあると思うんですが。
＞ま、感想を鵜呑みにするんじゃなくて、
＞役者さんのほうでも葛藤して毎回自分の作り上げてきた役を
＞積みなおして舞台に立ってくれるものだと私は思ってましたが。
＞だからこそ、公演中に芝居が進化していく。
＞だからリピートしたいと思う。
＞そうじゃありませんか？ってその彼には問いたいです。

自分も同意見です。

観客は別に観劇／批評のプロでもないので、
感想はそれこそ千差万別、
全部が全部「正しい意見」ではないと思いますが、

「ある鋭い指摘」に対して、そこは公演期間中に改善可能である、
と思えばすぐにもそれを取り入れていく、
そういった、練習期間中だけでなく本番公演期間中でも
「進化」していく、いこうとする姿勢があるからこそ、

同じお芝居を２度観、３度観、した時に
そのお芝居から受け取る感情や感想もどんどん変化していく、
「舞台自体が観る度に面白くなっていく」ものだと思っています。




先の公演期間中に「感想を聞きたくない」、
余計な雑音を入れたくない、という役者さんは（多分ですが）、

１度こうと決めた自分の役とその演技を、
公演期間中ずっと（変化なく）やり続けたい、

それを変化させてしまう要因としての「感想」を
耳に入れたくない、というスタンスなのかな？
と当時その話を聴いて自分は思いました。




これまたどちらが正しい、というのは難しいもので、

・　ある水準の演技を毎公演変わらぬレベルで演じ続ける、
　　というプロとしての姿勢

・　１日１日（「ムラ」と取られる可能性もあるが）
　　「指摘事項その他」をどんどん受け入れ取り入れて、
　　自分の演技の新たな可能性をさぐっていく、
　　というプロとしての姿勢

それぞれの役者さんのタイプがあるのかな、と思います。


僕はどんどん「変化」「進化」するタイプが好きですが( ´ー｀)