
パレードを待ちながら
演劇企画イロトリドリノハナ
テアトルBONBON(東京都)
2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
三日目ソワレ♪
父親を心配しながら暮らすマルタ・・・♪
最後に釈放される父親に娘と思われなくてどうなったのだろうか・・・?
戦争の影で苦しんだ末にこんな事になってどう思ったのだろうか?

パレードを待ちながら
演劇企画イロトリドリノハナ
テアトルBONBON(東京都)
2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
三日目マチネ♪
金髪で周りに流されがちなイーヴ・・・♪
だけど戦争に対する信念は誰よりも強い♪
ライフルで旦那を追い出したのだが、その後受け入れたのだろうか?・・・めっちゃ気になります♪

青ひげ公の城
Project Nyx
ザ・スズナリ(東京都)
2022/09/08 (木) ~ 2022/09/19 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
9月13日午後、東京・下北沢のザ・スズナリで上演されたProject Nyx(以後、ニクスと称す) 第24回公演、寺山修司『青ひげ公の城』を観に行った。これは、知人のマルチ・パーフォーマー若林美保が出演していた関係からである。
この『青ひげ公の城』という作品は、シャルル・ペロー原作、バラーシュ・ベーラ台本によるバルトークのオペラとして有名な作品であるが、寺山はこのペローの原作を元に新たに脚本として書き下ろしたのがこの作品で、寺山演劇の集大成のような性格を持ったものである。新劇の劇団で上演される機会も多々あり、自分は数年前に非シス人という劇団が上演した際に観ているので今回が2回目。前回も、今回同様に若林美保が出演しているので出かけた次第であった。
さて、有名な作品であるので改めて粗筋を書くのは止めておこう。
見所は、ニクス率いる水嶋カンナがどんな実力派あるいは異彩を放つ役者を集めてきたか、そして演出の金がどんな大胆な演出を見せてくれるかという点であった。
舞台全体を通しての流れを作る役目を担っていたのが、公の7人目の妻候補ユディット。演じたのは、「大人の麦茶」所属の今川宇宙。彼女のことは以前別の舞台で観て注目していた役者だった。今回ニクスという舞台でその魅力が十分発揮されたのでは無いかと思う。そのほかでは、第2の妻役ののぐち和美の存在感、第3の妻の浜田えり子の歌唱、エアリアルパーフォーマンスで魅せた第4の妻の若林美保など、どの妻達も独特も持ち味でその舞台空間を支配していた。そして、その個々の舞台空間の狭間を繋いでいたのが渋谷駿のマジックと、黒色すみれの音楽。毎回未知の役者の中からこれはという人物を見つけるのが楽しみな自分に取って、今回はコブラ役の一人を演じた染谷知里の名前を挙げておこう。そういえば、黒色すみれというデュオの存在を初めて知ったのもニクスの公演だった。新宿梁山泊とニクスは、魅力ある出演者の宝庫であるように思う次第である。

영(ヨン)
玉田企画
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/09/23 (金) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

蓼喰ふ虫
TOKYO PLAYERS COLLECTION
OFF OFFシアター(東京都)
2022/09/21 (水) ~ 2022/09/26 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/23 (金) 18:00
谷崎潤一郎の有名な小説を舞台化。丁寧な作劇で面白い。105分。
仲の冷えきった夫婦が子どものために離婚するかしないかで悩む…、というような物語を、緻密な描写で描いた小説だが、それをしっかり舞台化した。100年ほど前の小説なので、現代に置き換えるかとも思ったのだが、時代はそのままで、しかも現代に通じる解釈で描写したように思う。谷崎の転換点となる小説で事実に基いた小説のようだが、こういうことってありそう、と思わせてくれる。時代をそのままにしたことで、今では使わないセリフ回しがあって、そこでは若干違和感を覚えるのだが、演出かもしれない。現実の夫婦である秋本と榊が夫婦役を演じているそうだ。

長い夢
シタチノ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
いい顔しすぎていい様に利用され同性から嫌われる女とそれにつけ込むヒモ男の話。
ありがちなシチュエーションでライト感覚で観ることが出来ました。

コマギレ
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
このタイトルにカレーライス。フライヤーのど真ん中には将棋。確か将棋のハナシだったハズだが? どんな関連があるのだろう? 多くの人がこのように感じたのではないか? 正解は今作を見て頂くとして、井保さんの脚本の特徴である温かさは無論健在。久しぶりにラビ番の作品を拝見した身としては円熟味が増したと感じた。(追記9.27)

新作オペラ『地獄変』
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2022/09/23 (金) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
芥川の傑作を独自解釈と巧みなピアノ演奏、グレードの高い歌唱で表現。ベシミル! 本日(土)14時、明日14時の2回公演を残すのみ。昨日は満席であった。(追記2022.10.5)

コマギレ
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
将棋はほとんど知らない私だが、すごく楽しめた。
笑いあり、涙ありの物語。影絵のシーンは印象的だった。これを観てメキメキ将棋に興味が涌いた。
観てよかったー、と心から思った。
次のシリーズも観たい。
伊保さんの優しいお父さんの演技がよかった。
将棋のラベルのついたペットボトルのお茶が、スゴくおいしかった。
思い出に部屋に飾っておきます。

かもめ
ハツビロコウ
小劇場B1(東京都)
2022/09/20 (火) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鐘下作品だけでなく古典・名作も手掛けるようになったハツビロコウの今作は「かもめ」。これまでイプセンや三好十郎等、硬軟で言えば「硬」に寄った印象ではあったのだが、(松田正隆作品をやった時はその印象を覆したが残念ながら未見)此度はチェーホフ。ところが開幕前、この希望の無い物語へ誘われようとしている間際に言い知れぬ不安が過ぎった。「与えられなかった」人間がそれゆえ希望を抱けず絶望に堕ちて行くという、身も蓋もない様を高みから愛でる作品(そうして辛うじて直視できる真実)を、己の事のように見せられる予感だ。冒頭の二人、甘く切なく甘味な恋の姿が「形」として(即ち本物と知れるように)描かれる。ハッとする。二人にとってのこの瞬間の「偽りの無さ」が、成る程全ての始まりであった。ハツビロコウの「かもめ」が始まった、と実感する。
かくして麻酔が効いた後の治療のように、ハツビロコウ版「かもめ」(今回はテキレジは少なめに思えた)の活写する酷薄な人間ドラマを、漏らさず味わい尽くす時間となった。
毎度ながら、どう手を入れたのか、と思う程に、戯曲の骨格がクリアに浮かび上がって来る。昨年川崎で観た秀逸な「かもめ」はまるで対照的、人物たちの滑稽な生き様を臆せずぶった切る喜劇的演出を極めた舞台であった。一方こちらはハツビロコウらしい「リアル」を掘り起こした言わば「悲劇」の舞台だが、人間の心の赤裸々なありようを透徹した時、そこに微かな救いが見える。「人間」という作品そのものの美が、チェーホフをして文字に起こさしめた。
最近読んだ「戯曲」に関する論考によると戯曲は大きく分けて「人や世界は変わり得る」と信じる思想に貫かれた戯曲と、「変り得ない」との世界観に基づく戯曲とがあると言い、前者=リアリズム演劇の典型としてイプセン以来の多くの演劇、後者にはギリシャ悲劇、そしてチェーホフが挙げられていた。
なるほど一つの穿った分析だが、困難を乗り越える物語の濃度を高めるのはその困難の大きさであり、現実の中にその困難というものはある。この現実の不条理により肉薄する事で、物語は使命の半分は終えている。より厳しい現実(の抉り方)が問題の所在をまずは明示したからだ。そう考えると、酷薄な現実の描写はたとえその事態の好転を記さなくとも、何らかの解決、和解の萌芽を観客は認めるも可能。チェーホフの長編作品にあるロシアの没落や時間の不可逆性への諦念は、人と世界の真実はこうだと突き放しているが観客は絶望して帰路につくわけではない。人生や社会について噛み締める。それはリアリズム演劇にないというものでもない。

パレードを待ちながら
演劇企画イロトリドリノハナ
テアトルBONBON(東京都)
2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
二日目ソワレ♪
ダブルキャストBの初日・・・♪
かなり落ち着いて見えるが、思っている事をズバッと言う・・・♪
パッと見ダブルキャストAの森下さんより年上に見えるが・・・年下だそうです・・・♪
本当に『あの女いくつなんだろうね』・・・(笑)♪

パレードを待ちながら
演劇企画イロトリドリノハナ
テアトルBONBON(東京都)
2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
二日目マチネ♪
話の流れが判ったので、個々に注目して観る・・・♪
かなり個性が強い婦人たちの布陣・・・♪
ちょっと気になった点・・・未亡人のマーガレットが指輪をしていないのは判るが・・・リーダーのジャネットが指輪をしていないのは何故だろう・・・めっちゃ気になります♪

『太鼓』
劇団演奏舞台
九段下GEKIBA(演奏舞台アトリエ)(東京都)
2022/09/23 (金) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
出演者4人、緊迫感溢れる舞台で、観応えがありました。
役者さん達の熱演に加え、迫力ある生演奏で、更に舞台を盛り上げていました。
危機迫った状態に置かれた少年の精神状態を考えると、胸が痛みました。
戦争について、改めて考えさせられました。良い舞台でした。

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス
NICE STALKER
スタジオ空洞(東京都)
2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
行く前は、本当におもしろいのか心配したが、観たらとてもおもしろかった。
悲劇なのに、所々に詳しい解説が入りお腹を抱えて笑った。
演じている役者さんが本当に上手な演技で、ビックリした。
抜粋もよかったが、全部通したものが是非観たくなった。
音響さんたちが舞台の両側にいたが、正直、最初は舞台裏が見えてしまうので、少し失望した。
しかし、途中からもうそんなことは気にならないくらいおもしろかった。
劇場の大きさの都合上、たぶん仕方なったのだと思いました。
もう少し早くこの劇団さんに出会いたかった。
次回も行きたい。

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス
NICE STALKER
スタジオ空洞(東京都)
2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

プラズマ再臨
無名劇団
萬劇場(東京都)
2022/09/14 (水) ~ 2022/09/18 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
「愛」というものの困難さ、「自己愛」や「他者への愛」が交錯し、やがて自己を見つめる。若い俳優達が中心となり織りなす物語で、熱量と狂気が会場を包み込んでいました。
戯曲賞を取られたということで、ストーリーも破綻なく、傷ついたことのある者の心に確実に染み、素晴らしかったです。
関西の勢いを観ました。
そしてこのコロナ禍、大人数で東京入りして公演を打たれたこと。様々なリスクがありながら完遂されたこと、敬意を表します。お疲れ様でした。

パレードを待ちながら
演劇企画イロトリドリノハナ
テアトルBONBON(東京都)
2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
紛れもなく戦争を捉えた作品 でありながら戦闘シーンは一切なし。
描かれるはご近所同士で集まった国防婦人会の面々。
さぞかし連帯感ある女性達の集まりかと思いきや冒頭のダンスシーンでそうでもない事が直ぐに判明。
このダンスシーン、当然台詞は無いのだけれど登場人物達の個性や微妙な関係性が容易に見て取れて妙に面白い。
観進めていく程に彼女達のバックボーン(夫が出征しているとか志願中であるとか)が実に多様であり、それぞれの事情や思惑が絡み合って何かと摩擦が起きやすくなっているのだと徐々に理解。
前半ではそうした内情をひとつひとつ汲み取っていくのに必死だったけれど休憩を挟んでからの後半、それらを踏まえたうえでの展開にはグッと引き込まれ怒涛で駆け抜けていった感じ、そのあまりの体感時間の違いは驚くほど。
女性だけのキャスティングだからと言う勿かれ、華やかさやドロドロ、弱さも強さも全部入り混ざってめっちゃ女性を描いたドラマになっていました。
何と言っても個性のぶつかり合い
ダブルキャストの(息子の身を案じている)同じマーガレット役でも
田原みずほさんの場合はナチュラルに嫌味を滲み出しながら堅物そうでいて実はむっつり何とかの一面にニンマリ
森下知香さんの場合は辛口発言の連発、どこか引っ掻き回しを楽しんでいるふしがあるコミカルな策士といった感じで全然違った印象。
そこに絡む相手(シングルキャスト)の印象まで変わって見えるのだから実に面白い現象だと思いました。

かもめ
ハツビロコウ
小劇場B1(東京都)
2022/09/20 (火) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
国内外の古典作品の再発見に挑戦しているハツビロコウが名作「かもめ」を取り上げた
相変わらずスペースを上手く使い、ミニマムに近いが良く出来たセット
この劇団はL字型のどの席からでも良く鑑賞出来るよう、セットも演技も実によく考えられている
暗めの照明が素晴らしい
演技も表情の良いキャストが多く、特に草薙知史(トリゴーリン)と松本光生(ドールン)が気に入った
新垣亘平(コースチャ)は後半良かった
最後のピストル自殺のシーンの演出、照明は見事
アルカージナ(森郁月)はちょっと若いけど、トリゴーリンに迫っていくシーンはなかなか迫力あった
ニーナ(平子亜未)はちょっと変身ぶりが十分に伝わらなかった
このところ席数絞ってる公演もあるが、満席続きで嬉しい

フェザーズ~ショートストーリーズ~
feather stage
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/09/17 (土) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/23 (金) 19:00
Bチーム観劇。
1時間以内に纏まったドタバタコメディ、面白かった。
ただ、次々と笑いどころがあり、所々もう少しセリフの間がある方が、
より面白くなりそうに感じた。

12人の淋しい親たち
劇団時間制作
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/09/22 (木) ~ 2022/10/02 (日)公演終了