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パレードを待ちながら

パレードを待ちながら

演劇企画イロトリドリノハナ

テアトルBONBON(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

三日目ソワレ♪
父親を心配しながら暮らすマルタ・・・♪
最後に釈放される父親に娘と思われなくてどうなったのだろうか・・・?
戦争の影で苦しんだ末にこんな事になってどう思ったのだろうか?

パレードを待ちながら

パレードを待ちながら

演劇企画イロトリドリノハナ

テアトルBONBON(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

三日目マチネ♪
金髪で周りに流されがちなイーヴ・・・♪
だけど戦争に対する信念は誰よりも強い♪
ライフルで旦那を追い出したのだが、その後受け入れたのだろうか?・・・めっちゃ気になります♪

青ひげ公の城

青ひげ公の城

Project Nyx

ザ・スズナリ(東京都)

2022/09/08 (木) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

9月13日午後、東京・下北沢のザ・スズナリで上演されたProject Nyx(以後、ニクスと称す) 第24回公演、寺山修司『青ひげ公の城』を観に行った。これは、知人のマルチ・パーフォーマー若林美保が出演していた関係からである。
この『青ひげ公の城』という作品は、シャルル・ペロー原作、バラーシュ・ベーラ台本によるバルトークのオペラとして有名な作品であるが、寺山はこのペローの原作を元に新たに脚本として書き下ろしたのがこの作品で、寺山演劇の集大成のような性格を持ったものである。新劇の劇団で上演される機会も多々あり、自分は数年前に非シス人という劇団が上演した際に観ているので今回が2回目。前回も、今回同様に若林美保が出演しているので出かけた次第であった。

さて、有名な作品であるので改めて粗筋を書くのは止めておこう。
見所は、ニクス率いる水嶋カンナがどんな実力派あるいは異彩を放つ役者を集めてきたか、そして演出の金がどんな大胆な演出を見せてくれるかという点であった。
舞台全体を通しての流れを作る役目を担っていたのが、公の7人目の妻候補ユディット。演じたのは、「大人の麦茶」所属の今川宇宙。彼女のことは以前別の舞台で観て注目していた役者だった。今回ニクスという舞台でその魅力が十分発揮されたのでは無いかと思う。そのほかでは、第2の妻役ののぐち和美の存在感、第3の妻の浜田えり子の歌唱、エアリアルパーフォーマンスで魅せた第4の妻の若林美保など、どの妻達も独特も持ち味でその舞台空間を支配していた。そして、その個々の舞台空間の狭間を繋いでいたのが渋谷駿のマジックと、黒色すみれの音楽。毎回未知の役者の中からこれはという人物を見つけるのが楽しみな自分に取って、今回はコブラ役の一人を演じた染谷知里の名前を挙げておこう。そういえば、黒色すみれというデュオの存在を初めて知ったのもニクスの公演だった。新宿梁山泊とニクスは、魅力ある出演者の宝庫であるように思う次第である。

영(ヨン)

영(ヨン)

玉田企画

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/09/23 (金) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

玉田企画の『영(ヨン)』を観劇。

この劇団を見始めてやや10年くらいだろうか?小さいな劇場からスタートして、やや遅いきらいはあるもののやっと池袋シアターイーストに登場だ。

あらすじ
脚本家のマリカは韓国ドラマが好きでしょうがなく、それ故か彼女が描くドラマは常にバイオレンスに展開してしまう。一発奮起して恋愛ドラマを書いてみるがどうやらそれも怪しい感じだ。
そこに彼女にしか見えない韓国人の殺し屋の少女が現れてくるのだが…。

感想
他者との関係で互いに触れたくないものをやや強調しつつ、場を可笑しな空気にしていく上手さは抜群で常に観たくなる劇団だ。
物語らしい展開はなく、話の辻褄があっていようがなかろうがその場の空気が物語を凌駕してしまう瞬間は最高で、そこに喜びを感じる事が玉田企画の魅力である。
だが今作では空気より物語を優先してしまった為か、話の辻褄が合わないのは何故?という疑問が湧き出てしまったようだ。それを空気という武器で回収してくれれば良いのだが、叶わずという感じだ。今までは狭い世界での出来事だったので功を奏したが、世界を拡げるとこのような結果になるのかと思ってしまったが果たしてどうなのだろう?
ただ要所要所で玉田節で爆笑し、長井短の100連発セリフ攻撃は最高だし、常連俳優は楽しい。大好きな李そじんも出ている。伊藤修子という俳優を発見したのも見逃せない。
 蓼喰ふ虫

蓼喰ふ虫

TOKYO PLAYERS COLLECTION

OFF OFFシアター(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/23 (金) 18:00

谷崎潤一郎の有名な小説を舞台化。丁寧な作劇で面白い。105分。
 仲の冷えきった夫婦が子どものために離婚するかしないかで悩む…、というような物語を、緻密な描写で描いた小説だが、それをしっかり舞台化した。100年ほど前の小説なので、現代に置き換えるかとも思ったのだが、時代はそのままで、しかも現代に通じる解釈で描写したように思う。谷崎の転換点となる小説で事実に基いた小説のようだが、こういうことってありそう、と思わせてくれる。時代をそのままにしたことで、今では使わないセリフ回しがあって、そこでは若干違和感を覚えるのだが、演出かもしれない。現実の夫婦である秋本と榊が夫婦役を演じているそうだ。

長い夢

長い夢

シタチノ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

いい顔しすぎていい様に利用され同性から嫌われる女とそれにつけ込むヒモ男の話。
ありがちなシチュエーションでライト感覚で観ることが出来ました。

コマギレ

コマギレ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 このタイトルにカレーライス。フライヤーのど真ん中には将棋。確か将棋のハナシだったハズだが? どんな関連があるのだろう? 多くの人がこのように感じたのではないか? 正解は今作を見て頂くとして、井保さんの脚本の特徴である温かさは無論健在。久しぶりにラビ番の作品を拝見した身としては円熟味が増したと感じた。(追記9.27)

ネタバレBOX

 板上は二段構え、奥が高くなっており、下手正面壁には大きな将棋盤、指し手を表示できるようになっており、TV番組で放映される際の解説、アナウンサー、ゲスト等が登壇する。上手には対局場棋士を挟んで正面に棋譜を記す記録係が正座している。場面によって亀甲型を思わせる桟の入った障子が用いられ、料亭や影絵芝居のスクリーンに変化する。
 一段低い手前は師匠の運営する将棋道場といった作り。下手奥にはキッチン等があり、TV放映されるような対局の際は、関係者がこの道場に集まり観戦しながらカレーを食べる習わしだ。言う迄も無い事だが、将棋もまた戦争をゲーム化した遊戯である。今作は、そのゲームを通して人生、即ち人が人として生きる生存競争に迄踏み込んだ。何故、毎回カレーしか出てこないのか? 何故、ポークカレーなのか? 極めて貧しい育ちの師匠が何故将棋のプロになれたのか? 何故、こんなに師匠は良い弟子に恵まれたのか? 何故、人々にこれほど優しいのか? 等々、今作を巡る疑問は頗る多い。無論、第一段落で上げておいた、タイトルの謎の件もある。これらの謎総てが作品上演中に演じられる内容で合点のゆく創りになっているのだが、1つだけタイトルに絡む謎のヒントを挙げておくと師匠の愛弟子・桂子は女流初のプロ棋士である。無論、格段の強さを誇る。彼女は男性棋士と並ぶプロとなって女流名人を降りた。その後女流名人を継いだ花下は桂子に対して猛烈な闘争心を持っているが、桂子が体を壊し暫く対戦を控えた後の初戦で完敗した。が、桂子はその後どうした訳か反則負けを喫し続ける。再度の対戦となった桂子VS花下戦、桂子が危うく反則し掛けた刹那、花下はそれをやんわり止める。このフェアプレイの美しさは例えようが無い。
 今作の懐の深さは単に将棋、野球、福祉等ラビ番定番作品各々の質の高さそのものに負うのみならず、こういった思い通りにならない人生の躓きを含めて完全では無いが、その人その人が全力を尽くして生き抜く力と、その努力を評価しキチンと支える為に矢張り一所懸命、無手勝流で生き抜こうとする人々の姿を温かい目で描いていることにある。
 演技では、大谷記者役、大河内 延公氏が気に入った。
新作オペラ『地獄変』

新作オペラ『地獄変』

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2022/09/23 (金) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 芥川の傑作を独自解釈と巧みなピアノ演奏、グレードの高い歌唱で表現。ベシミル! 本日(土)14時、明日14時の2回公演を残すのみ。昨日は満席であった。(追記2022.10.5)

ネタバレBOX

 芥川龍之介の原作をオペラ化し上演した今作、無論原作にはなく脚本化した入市翔氏が創作した文言がある。オペラとしての上演である以上、音曲に合わせ作品の本質を活かしつつ調整されている箇所があるのは当然だ。演出を安倍公房スタジオ出身で現在は主としてイタリアで活躍する井田邦明氏が担当し、イスラエルの鬼才・ロネン・シャピロ氏が作曲・演奏を担当した。因みに今回使われているピアノは通常のクラシックピアノを特別に調律し洋の東西及び中東の音階・音域迄表現しようと整えられたものでマルチカルチャーピアノと呼ばれるが、イラン・パぺも指摘する通りイスラエルのパレスチナ人ジェノサイドに対して平和を願いパレスチナ人と共に活動してもいるシャピラ氏自身が異文化との対話と協働とを目指す姿勢の表れと見ることができる。ピアノでシンセサイザーでは表すことのできないアラビアのマカーム(旋法の体系やシステムを意味する言葉)や日本のペンタトニック(日本の五音階で作られた音階のこと)を組み合わせた微分音音階を調律しているのが特徴だ。
 舞台上はホリゾント中央やや上方に表面に箔を張った大きな円形のオブジェ。出捌けはホリゾントの下手、上手の開口部。板中央に大小二段重ねの平台を置き上段には門が構えられている。尚平台、門共に表面は箔で覆われ大殿の豪壮な御殿にも、また燃え上がる牛車にもなる。更に手前の客席側には黒い大きな円形の表面に魂の形を薄く刷いたようなシートを床に置く。
 芥川の原作では、大殿に長年仕えた女官が地の文で事の成り行きを説明しており、その語りは、絵師・良秀の天才アーティストとしての表現への執着とアートがアーティストに対して要求するもの・こととのギャップを埋める為のありとあらゆる努力と犠牲、精神性の高さ故の非凡や一般人から見た奇行や言動が、俗人が真のアーティストに対抗する為に為す曲解や蔑み、不評等々に結実する様を曖昧な表現で示す。然し深読みすれば芥川による本音、実は単に事大主義に同調せぬ者への同調圧力でしかない極めて非主体的な日本人の特性がやんわりと表現されているだけの痛烈なアイロニーに他なるまい。一方、事大主義者が奉仕する者については、その非を非ならぬもの・ことへと曖昧化、転嫁することで権力者がその権力を己の立ち位置の優位性によって如何様にも行使し得、而もその倫理的・論理的責任をも問われること無く瞞着が露呈せぬよう糊塗している事も明らかだ。
 つまり今上演作では、日本人の特性を西欧的知性で分析した上で芥川が真に望んだであろうことを的確に表現して見せた。それは良秀が、自分は見た物でなければ描けないので牛車を燃やして欲しいと願う場面の台詞で「できれば位の高い女を(牛車に載せて)欲しい」と願うのに対し、大殿の応えは「気位の高い女を云々」であり、剰え傍の者共と薄ら笑いを交わしながら良秀に惨たらしく肉を焼き骨を焦がして死にゆく娘の有様を説き聞かせる。そして簾を下ろしていた牛車に火を掛ける直前、松明を掲げさせ肩をゆすり薄ら笑いつつ、燃え盛る火の車となる函の中に鉄の戒めを施され生きたまま焼かれる姿を見せた者こそ、類稀な子煩悩の父の目前で焼殺される最愛の娘であった! 而も大殿の台詞には、原作と似てはいるが異なる以下のような意味の台詞があった。「良秀は作品を描く為には弟子たちを怪鳥に襲わせ、鎖で縛め畜生にも劣る所業、これらの行いに対する懲罰として愛娘を生贄に捧げさせる」という社会的正義を装った政治的発言だが真実だろうか? 実は単に寵愛を位の低い良秀の娘に拒まれ意趣返しに己のサディズムを満足させようと舌なめずりし乍ら娘のみならず父・良秀をも地獄に突き落とす残虐非道な宴を催したのではないか? 然し良秀はこの艱難をそのアーティストとしての良心と作品を完成させることに賭けるエネルギーの凄まじさで屈服させた。芸術即ち精神の優位を示し俗物が構成している事大主義世間やヒエラルキーしか生み出すことの出来ぬ不完全でトータルバランスを欠いた俗世及び事大主義者の非人間的残虐性や奴隷根性、非主体性故の無責任と非合理性を残酷な迄に示した。これら俗世の住人に対し、良秀の娘に救われた恩に報い、燃え滾る牛車に飛び込んで娘の肩を抱くように焼け死んだ猿の行為は実に対照的ではないか?

コマギレ

コマギレ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

将棋はほとんど知らない私だが、すごく楽しめた。
笑いあり、涙ありの物語。影絵のシーンは印象的だった。これを観てメキメキ将棋に興味が涌いた。
観てよかったー、と心から思った。
次のシリーズも観たい。
伊保さんの優しいお父さんの演技がよかった。

将棋のラベルのついたペットボトルのお茶が、スゴくおいしかった。
思い出に部屋に飾っておきます。

かもめ

かもめ

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2022/09/20 (火) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鐘下作品だけでなく古典・名作も手掛けるようになったハツビロコウの今作は「かもめ」。これまでイプセンや三好十郎等、硬軟で言えば「硬」に寄った印象ではあったのだが、(松田正隆作品をやった時はその印象を覆したが残念ながら未見)此度はチェーホフ。ところが開幕前、この希望の無い物語へ誘われようとしている間際に言い知れぬ不安が過ぎった。「与えられなかった」人間がそれゆえ希望を抱けず絶望に堕ちて行くという、身も蓋もない様を高みから愛でる作品(そうして辛うじて直視できる真実)を、己の事のように見せられる予感だ。冒頭の二人、甘く切なく甘味な恋の姿が「形」として(即ち本物と知れるように)描かれる。ハッとする。二人にとってのこの瞬間の「偽りの無さ」が、成る程全ての始まりであった。ハツビロコウの「かもめ」が始まった、と実感する。
かくして麻酔が効いた後の治療のように、ハツビロコウ版「かもめ」(今回はテキレジは少なめに思えた)の活写する酷薄な人間ドラマを、漏らさず味わい尽くす時間となった。
毎度ながら、どう手を入れたのか、と思う程に、戯曲の骨格がクリアに浮かび上がって来る。昨年川崎で観た秀逸な「かもめ」はまるで対照的、人物たちの滑稽な生き様を臆せずぶった切る喜劇的演出を極めた舞台であった。一方こちらはハツビロコウらしい「リアル」を掘り起こした言わば「悲劇」の舞台だが、人間の心の赤裸々なありようを透徹した時、そこに微かな救いが見える。「人間」という作品そのものの美が、チェーホフをして文字に起こさしめた。
最近読んだ「戯曲」に関する論考によると戯曲は大きく分けて「人や世界は変わり得る」と信じる思想に貫かれた戯曲と、「変り得ない」との世界観に基づく戯曲とがあると言い、前者=リアリズム演劇の典型としてイプセン以来の多くの演劇、後者にはギリシャ悲劇、そしてチェーホフが挙げられていた。
なるほど一つの穿った分析だが、困難を乗り越える物語の濃度を高めるのはその困難の大きさであり、現実の中にその困難というものはある。この現実の不条理により肉薄する事で、物語は使命の半分は終えている。より厳しい現実(の抉り方)が問題の所在をまずは明示したからだ。そう考えると、酷薄な現実の描写はたとえその事態の好転を記さなくとも、何らかの解決、和解の萌芽を観客は認めるも可能。チェーホフの長編作品にあるロシアの没落や時間の不可逆性への諦念は、人と世界の真実はこうだと突き放しているが観客は絶望して帰路につくわけではない。人生や社会について噛み締める。それはリアリズム演劇にないというものでもない。

パレードを待ちながら

パレードを待ちながら

演劇企画イロトリドリノハナ

テアトルBONBON(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

二日目ソワレ♪
ダブルキャストBの初日・・・♪
かなり落ち着いて見えるが、思っている事をズバッと言う・・・♪
パッと見ダブルキャストAの森下さんより年上に見えるが・・・年下だそうです・・・♪
本当に『あの女いくつなんだろうね』・・・(笑)♪

パレードを待ちながら

パレードを待ちながら

演劇企画イロトリドリノハナ

テアトルBONBON(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

二日目マチネ♪
話の流れが判ったので、個々に注目して観る・・・♪
かなり個性が強い婦人たちの布陣・・・♪
ちょっと気になった点・・・未亡人のマーガレットが指輪をしていないのは判るが・・・リーダーのジャネットが指輪をしていないのは何故だろう・・・めっちゃ気になります♪

『太鼓』

『太鼓』

劇団演奏舞台

九段下GEKIBA(演奏舞台アトリエ)(東京都)

2022/09/23 (金) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

出演者4人、緊迫感溢れる舞台で、観応えがありました。
役者さん達の熱演に加え、迫力ある生演奏で、更に舞台を盛り上げていました。
危機迫った状態に置かれた少年の精神状態を考えると、胸が痛みました。
戦争について、改めて考えさせられました。良い舞台でした。

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

NICE STALKER

スタジオ空洞(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

行く前は、本当におもしろいのか心配したが、観たらとてもおもしろかった。
悲劇なのに、所々に詳しい解説が入りお腹を抱えて笑った。
演じている役者さんが本当に上手な演技で、ビックリした。

抜粋もよかったが、全部通したものが是非観たくなった。

音響さんたちが舞台の両側にいたが、正直、最初は舞台裏が見えてしまうので、少し失望した。
しかし、途中からもうそんなことは気にならないくらいおもしろかった。
劇場の大きさの都合上、たぶん仕方なったのだと思いました。

もう少し早くこの劇団さんに出会いたかった。
次回も行きたい。


新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

NICE STALKER

スタジオ空洞(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

プラズマ再臨

プラズマ再臨

無名劇団

萬劇場(東京都)

2022/09/14 (水) ~ 2022/09/18 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

「愛」というものの困難さ、「自己愛」や「他者への愛」が交錯し、やがて自己を見つめる。若い俳優達が中心となり織りなす物語で、熱量と狂気が会場を包み込んでいました。
戯曲賞を取られたということで、ストーリーも破綻なく、傷ついたことのある者の心に確実に染み、素晴らしかったです。
関西の勢いを観ました。

そしてこのコロナ禍、大人数で東京入りして公演を打たれたこと。様々なリスクがありながら完遂されたこと、敬意を表します。お疲れ様でした。

パレードを待ちながら

パレードを待ちながら

演劇企画イロトリドリノハナ

テアトルBONBON(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

紛れもなく戦争を捉えた作品 でありながら戦闘シーンは一切なし。
描かれるはご近所同士で集まった国防婦人会の面々。
さぞかし連帯感ある女性達の集まりかと思いきや冒頭のダンスシーンでそうでもない事が直ぐに判明。
このダンスシーン、当然台詞は無いのだけれど登場人物達の個性や微妙な関係性が容易に見て取れて妙に面白い。

観進めていく程に彼女達のバックボーン(夫が出征しているとか志願中であるとか)が実に多様であり、それぞれの事情や思惑が絡み合って何かと摩擦が起きやすくなっているのだと徐々に理解。
前半ではそうした内情をひとつひとつ汲み取っていくのに必死だったけれど休憩を挟んでからの後半、それらを踏まえたうえでの展開にはグッと引き込まれ怒涛で駆け抜けていった感じ、そのあまりの体感時間の違いは驚くほど。
女性だけのキャスティングだからと言う勿かれ、華やかさやドロドロ、弱さも強さも全部入り混ざってめっちゃ女性を描いたドラマになっていました。

何と言っても個性のぶつかり合い
ダブルキャストの(息子の身を案じている)同じマーガレット役でも
田原みずほさんの場合はナチュラルに嫌味を滲み出しながら堅物そうでいて実はむっつり何とかの一面にニンマリ
森下知香さんの場合は辛口発言の連発、どこか引っ掻き回しを楽しんでいるふしがあるコミカルな策士といった感じで全然違った印象。
そこに絡む相手(シングルキャスト)の印象まで変わって見えるのだから実に面白い現象だと思いました。

かもめ

かもめ

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2022/09/20 (火) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

国内外の古典作品の再発見に挑戦しているハツビロコウが名作「かもめ」を取り上げた
相変わらずスペースを上手く使い、ミニマムに近いが良く出来たセット
この劇団はL字型のどの席からでも良く鑑賞出来るよう、セットも演技も実によく考えられている
暗めの照明が素晴らしい
演技も表情の良いキャストが多く、特に草薙知史(トリゴーリン)と松本光生(ドールン)が気に入った
新垣亘平(コースチャ)は後半良かった
最後のピストル自殺のシーンの演出、照明は見事
アルカージナ(森郁月)はちょっと若いけど、トリゴーリンに迫っていくシーンはなかなか迫力あった
ニーナ(平子亜未)はちょっと変身ぶりが十分に伝わらなかった

このところ席数絞ってる公演もあるが、満席続きで嬉しい

フェザーズ~ショートストーリーズ~

フェザーズ~ショートストーリーズ~

feather stage

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2022/09/17 (土) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/23 (金) 19:00

Bチーム観劇。
1時間以内に纏まったドタバタコメディ、面白かった。
ただ、次々と笑いどころがあり、所々もう少しセリフの間がある方が、
より面白くなりそうに感じた。

12人の淋しい親たち

12人の淋しい親たち

劇団時間制作

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/09/22 (木) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

12人ということは・・・

ネタバレBOX

と思っていたら、故障中のエアコン、ナイターに行きたい陪審員など「12人の怒れる男」を彷彿とさせる感じではありましたが「他人事」はいつしか「自分事」へとチラシにあったように、それぞれが置かれている状況によって被告とその夫に対する感じ方、考え方が違うのでした。
後半の圧倒的な展開に胸を突かれます。自分だったらどうしただろう。

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