最新の観てきた!クチコミ一覧

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かもめ

かもめ

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2022/09/20 (火) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ぽっちゃりのコースチャと低音のニーナ、いきなり主役二人のイメージを壊されてしまう。これはこの舞台が二人だけの物語ではないのだよという宣言なのだろう。元々恋人どうしに限らない色々な組み合わせの二人の対話の場面が多いのだから原作の正しい実現ではある。

意外性もあるが分かりやすい楽しめる舞台だった。しかし、私の芝居理解力の問題なのだが、相変わらずシンボルとしての「かもめ」の意味するところが腹落ちしなくて困る。あと何回観たらすっきりするのだろうか。

ネタバレBOX

ややハスキーなニーナの声は知性を感じさせ(我ながら偏見だなあ)トリゴーリンにホイホイとついて行くのがちょっと不思議である。そして後半の境遇の悲惨さが増している気がする。私の(というか普通の)ニーナのイメージはアホっぽい(これは余計か)女の子がどん底に落ちながらも耐えることを学び力強く生きて行こうとするもので、変わることのできないコースチャと対比されている。この舞台ではそんなあからさまな違いを嫌ったのかこの後のニーナには不安しか感じない作りになっている。

コースチャ作の劇はラゾーナ川崎版と同じくニーナの踊りとしている。本来は普通の芝居でニーナのセリフが当然あるのだがここではコースチャが読み上げる。音楽はラゾーナ版の「リベルタンゴ」に対してベートーベンの「月光」を持ってきた。これは二つの舞台共に全体の雰囲気を表す看板なのである。
*「リベルタンゴ」は完全に演出家の好みだろうが「月光」はコースチャが最後の自分の原稿を読みながらトリゴーリンと比較するときの表現の対象ということで根拠のあるものである。

他にも特徴的な場面があった。
まずあげるべきはラストである。原作ではニーナが帰ったあとアルカージナらが再び居間に戻って騒いでいるときにコースチャの寝室から銃声が聞こえるのだが本作では一行が戻ってくる前にコースチャが居間でピストルを取り出すと舞台は暗転して銃声となる。これは非常に印象的で星が一つ増えてしまった。

次に、マーシャがトリゴーリンに依頼した本のサインは
神西清訳「身もとも不明、なんのためにこの世に生きるかも知らぬマリヤへ」
原卓也訳「素性不明、何のためにこの世に生きるかも知らぬマリヤへ」
となっているのだが今作では
ハツビロコウ訳「誰が親かも分からない、何のためにこの世に生きるかも知らぬマーシャへ」
となっていた(と思う)。マーシャはマリヤのニックネームなのでそこはいいのだが「マーシャの父親はドールンじゃないか」問題を考えるとき原作では80%くらい正しく思えるが今作のこのセリフはハツビロコウは100%断定した(と私は捉えた)。…と書いていると段々皆同じにも思えてきた(汗)。「親」という単語に過剰反応しただけかもしれない。

そして意図的に「芝居じみた」演出を入れている。
トリゴーリンが机を叩くのは良しとして、まあそれもかなり激しいのだが。アルカージナも机をつかみ椅子を投げつける。そしてアルカージナがトリゴーリンにケチをつけたコースチャを激しく貶すところは原作以上に長く激しく攻撃したように思えた。…原作を読み返してみたがもう舞台の方を忘れている(汗)。
コマギレ

コマギレ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かった!!!
初演は引退公演と重なって不思議な空気。だけど冷静に見れた今回の方が良かった。

『やってきたゴドー』『ああ、それなのに、それなのに』『病気』

『やってきたゴドー』『ああ、それなのに、それなのに』『病気』

名取事務所

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/23 (金) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「やってきたゴドー」を初めて観ることができた。ベケットの原作あってのパロディ作品だが、ベケットより面白い。

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

NICE STALKER

スタジオ空洞(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

開場後30分のアレは正直今イチだったが、いざ本編が始まると、ストーリーテラー的に登場する東京ドム子さんの魅力もあり、面白い展開。

ネタバレBOX

アナベラのもう1人の求婚相手や、ベルゲットがアナベラを諦めて別な娘と婚約したりとか、ヒポリタの○○が…とか、その辺は端折ってスピーディに。
かもめ

かもめ

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2022/09/20 (火) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです。古典でありながらとても見やすく時代背景もちゃんと見えてきてとてもよかったです。役者の皆さんの演技も素晴らしかったです。特にニーナ役の平子さんは、若々しく初々しい最初の演技と二年後の影を落とした演技がとても分かって良かったです。ハツビロコウさんは何回目かなのですが、演技のレベルの高さはすごいと思います。また、楽しみにしてますね

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

NICE STALKER

スタジオ空洞(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いろいろ評価は分かれるかもですけど、私は好きでした。なかなか、面白い古典演劇の表現でしたね。古典をしっかり見るのも好きですが、この企画は本当によかった。分かりやすく、今、現在考えると の考察もあってまたみたいですね。次回作は背水の陣の様子 笑 またみたいですね。

シンドバッドの渚

シンドバッドの渚

オリゴ党

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2022/09/24 (土) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

毎回、モヤモヤってするのだけど、この雰囲気が好きなのだろうと思う。
30周年おめでとうございます。
お芝居観られてありがとう♬♬♬

写ったのは…キミだった

写ったのは…キミだった

TEAM花時。

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

過去と現在の行き来は上手くできていたと思います。内容はシンプルと言えばシンプルなのですが、人やものを思いやる気持ちの大切さを表したかったのかなと思いながら拝見してました。途中の映像は無理になくてもいいように思いました。役者の皆さんの演技はとても感情もこもっていて表現されていたと思います。良かったです。応援してる渡部さんの見た目悪女もよかったです。見る角度によっては本当に悪なのかはわからないのですけど。全体としては、面白かったです。

シンドバッドの渚

シンドバッドの渚

オリゴ党

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2022/09/24 (土) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

オリゴ党版「アラビアンナイト」☆ストーリーがよく分からなかったのは元ネタを知らないから?いやオリゴ党やもん、
知ってても同じ結果やった筈や☆だってそれがオリゴ党の中毒性やんか♪で、答え求めて次の公演も観に行っちゃうの♪とゆー訳で30周年おめでとうございます!バンザーイ\(^o^)/

妹と姉と駅の上と妹と姉と駅の上

妹と姉と駅の上と妹と姉と駅の上

絶対♡福井夏

SCOOL(東京都)

2022/09/23 (金) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

見応えあり。福井夏最高。

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

NICE STALKER

スタジオ空洞(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

チカナガチサト可愛いさ独壇場

『太鼓』

『太鼓』

劇団演奏舞台

九段下GEKIBA(演奏舞台アトリエ)(東京都)

2022/09/23 (金) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

特に戦いのシーンがあるわけではないが、軍曹と少年の演技は迫力とリアル感があった。
全編を通して、生演奏という贅沢で、これが更に芝居を盛り上げ素晴らしいものにしていた。

ラストのエンディングテーマは、とても懐かしさを感じた。
歌詞が魅力的で好きです。
素敵な曲で、もう一度聴きたいと思いました。

浅井星太郎さんスゴいですね。
演奏もする、作詞作曲もする、歌も歌う、役者さんも...
どれもよかったです。

帰り際に、ささやかなプレゼントを笑顔で渡してくれて...
ちょっぴり嬉しかったです。

次回も観たくなりました。

『太鼓』

『太鼓』

劇団演奏舞台

九段下GEKIBA(演奏舞台アトリエ)(東京都)

2022/09/23 (金) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

良い舞台だったと思います。

コマギレ

コマギレ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

やはり今回も見に行ってよかったと思える作品だった。
将棋の事は良くわからない私でも初めの初心者講座で少しだけ理解でき、本編の面白さに引き込まれました。
雨の中並びましたが、開場を早めてくれたのが嬉しかったです。

パレードを待ちながら

パレードを待ちながら

演劇企画イロトリドリノハナ

テアトルBONBON(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/24 (土) 14:00

座席1階

ジョン・マレルの名作。女性だけで戦争の狂気を描く舞台は、日常と戦争がいかに近いところにあり、表裏の関係であるかということをあらためて教えてくれる。

イロトリドリノハナは、さまざまな社会的問題に翻弄されながらも懸命に生きる普通の人たちの日常を描くことを身上としている。現代日本人から見ると戦争はもちろん、非日常であるのだが、戦時の日本も含め、当時の欧米諸国は戦時が日常であった。だが、戦争が行われていても日常生活がなくなることはない。特に、カナダでは国が戦場とならなかったので、欧州戦線に志願、もしくは狩り出されていった男たちの銃後には日常があった。だが、その日常は「日常」とは呼びたくないほど苦しく、せつなく、厳しい毎日であった。それを、5人の女たちが織りなす舞台で描き出した。

冒頭のダンスのシーンが象徴的だ。隣組のような女たちの間柄だが、実はそれぞれ、背景となる事情があってお互いを受け入れられないところがある。ダンスシーンではその間柄が暗示され、本編に入っていく。父がドイツのスパイとして投獄された娘。長男が出征し次男が家に寄り付かない二人の息子の母。年齢で出征しなかった負い目からか家で勇ましい態度を見せる夫に辟易する妻。そして国防婦人会リーダーの女性は、夫がラジオのアナウンサーだったために出征を免れており、女たちの間で完全な溝がある。

どれもこれも男たちが始めた戦争のために翻弄されている普通の女性たちの姿だ。ウクライナやロシアの妻たち、母たちの姿と重なる。もちろん、先の戦争での日本の女性たちも同じである。ラストに近いところでノルマンディー作戦のニュースに女たちが沸き上がる場面があるが、その歓喜もやはり空虚な空気をまとっている。そんな空気を感じさせる演出はとてもよかった。

国防婦人会で銃後の女たちを統制するジャネットを演じた赤坂茉莉華のピアノはすばらしい。ピアノという道具を通じてあふれ出る感情をストレートに客席にぶつけた。この演目は他の劇団での舞台も見たが、2幕ものだったがコンパクトに仕上がっていて、特にピアノの使い方がとても印象的。スピード感があって停滞するところがない、ピリッとした舞台だった。






かもめ

かもめ

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2022/09/20 (火) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

一番素晴らしかったのは、バレエのような踊りだ。
これだけでも価値がある、というくらい、白い衣装も綺麗で夢中で観てしまった。

外の嵐のピュウピュウいう音、かもめの鳴き声...
この雰囲気が素晴らしい。
ひとりひとりの役者さんの個性的な演技がとても魅力的で、引き込まれました。

最後のクライマックスは、とても衝撃的でした。
チェーホフ作品の[かもめ]...やはりいいですね。
観てよかったです。


コマギレ

コマギレ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

過去作を観ているので、当然ストーリーは分かっている。わかってはいても、ついつい舞台に引き付けられる。完全に外界への意識は消えて、ラビット番長の世界にどっぷりつかったような気がする。前作とは違う演出も井保三兎氏らしい温かみや優しさを感じされた。まさに居心地の良い舞台だった。

パレードを待ちながら

パレードを待ちながら

演劇企画イロトリドリノハナ

テアトルBONBON(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

四日目マチネ♪
ダブルキャストAの千秋楽・・・♪
髪の毛を盛っているからかBの田原さんとは別人に見える・・・♪
出来る事ならばキャサリンの森下さんを観たかった♪

パレードを待ちながら

パレードを待ちながら

演劇企画イロトリドリノハナ

テアトルBONBON(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

三日目ソワレ♪
父親を心配しながら暮らすマルタ・・・♪
最後に釈放される父親に娘と思われなくてどうなったのだろうか・・・?
戦争の影で苦しんだ末にこんな事になってどう思ったのだろうか?

パレードを待ちながら

パレードを待ちながら

演劇企画イロトリドリノハナ

テアトルBONBON(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

三日目マチネ♪
金髪で周りに流されがちなイーヴ・・・♪
だけど戦争に対する信念は誰よりも強い♪
ライフルで旦那を追い出したのだが、その後受け入れたのだろうか?・・・めっちゃ気になります♪

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