
散歩する侵略者(再演)
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2007/09/12 (水) ~ 2007/09/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
フィクションがリアルを越えた夜
ある人がいる。
たとえば、そいつが告白する。
「おれ宇宙人なんだ」
そんな言葉がリアリティを持つはずがない。
だが、この芝居はその言葉に背筋の寒くなるような、そして、胸のキュッと切なくなるようなリアリティをもたせた。

ロマンス
こまつ座
世田谷パブリックシアター(東京都)
2007/08/03 (金) ~ 2007/09/30 (日)公演終了
満足度★★★
後半失速?
ボードビル風のスタイルで、ボードビルを志向していたというチェーホフの44年の生涯を表現する。
緻密な演出と達者な役者の技の数々を堪能するが、脚本は物足りない。後半特に失速した感じ。
これぐらいのスタッフをそろえれば、これくらい面白いものはできるのはあたりまえ。でも何か物足りなさを感じる舞台だった。

秀山祭九月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2007/09/02 (日) ~ 2007/09/26 (水)公演終了
大人気分で歌舞伎座。
玉三郎さんの音に体中がうっとり。 夜の部は團十郎さんもご出演あります。bunkamuraでみたドラクルの海老蔵さんも思い出しながら鑑賞してみました。念願の團十郎さんの舞台鑑賞。

シェイクスピア・ソナタ
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2007/08/30 (木) ~ 2007/09/26 (水)公演終了
満足度★★★★★
幸四郎さんに恋した(^^*)
体の中心にあるものが、幸四郎さんのせりふや演技にここちよく反応します。舞台酔いもなし。(^-^) 贅沢感もあるし、いい舞台だったな~。

先輩へのあこがれ
動物電気
本多劇場(東京都)
2007/09/12 (水) ~ 2007/09/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
くだらなさ最高!
べたべたな笑いが繰り広げられる中で、ところどころに挟まれる社会通念や現代のモラルへの問いかけとかがぐっさり来て。いつもどおりの時事ネタとプライベートを交えたオープニングやコバケンさんのワンマンショーもお約束で安心。バカだけじゃない生きた人の描き方が絶妙で大好き。

オッペケペ
流山児★事務所
ベニサン・ピット(東京都)
2007/09/04 (火) ~ 2007/09/17 (月)公演終了
満足度★★★
もっと楽しくもっと苦しく
流山児さんの作品には興味があったので、今回初めて行ってみました。過去の作品なのに全然古さは感じなかったけど、テーマに対してのメリハリというのか、オッペケペ、とお気楽に楽しむ部分と思想的に訴えかける部分の落差がもっとあったらいいのにと思いました。

ドラクル GOD FEARING DRACUL
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2007/09/01 (土) ~ 2007/09/26 (水)公演終了
えびちゃんをみに行こう!
海老蔵歌舞伎ファンとしては、ドラキュラの彼をみないで死ぬわけにはいきませんでした。(^-^) 10mlだけ、ちょっとだけなら、海老蔵さんにすわれてみてもいいいかも。いいかもよ。

The Perfect Drug
smartball
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/09/06 (木) ~ 2007/09/09 (日)公演終了
満足度★★
チケットのとれなさのわりに
仕上がりは微妙。テイストはいいのに中途半端というか。舞台の使い方は上手なんだけどちょっと分割しすぎでごみごみした雰囲気もあって。せっかくのリンチシーンやセックス描写もリアルなのとちまちましたまねっこが入り混じちゃったり、もったいない。

シラノ・ド・ベルジュラック
メジャーリーグ
青山円形劇場(東京都)
2007/08/29 (水) ~ 2007/09/09 (日)公演終了
みてきた
プレゼントに当選して、こりっちさんからチケットをいただいて舞台をみてきました!!!とても嬉しかったです。おどろきいっぱいの夜になりましたよ。

殺ROCK ME!
劇団鹿殺し
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2007/09/08 (土) ~ 2007/09/13 (木)公演終了
満足度★★★★
美しさにメロメロ。
立ち姿、姿勢、筋肉のつき具合、顔立ち、動き、どれをとっても美しい。これはDVDとかではなく、間近の迫力で絶対味わいたい。何回でも味わいたい。こんな豪華なキャストなんだし。

ONE!
劇団Peek-a-Boo
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2007/09/05 (水) ~ 2007/09/09 (日)公演終了
満足度★★★
共存するということ
漁介の家で飼っていたビート(犬)を捨てる事になってしまう事から物語りは始まる。。
以下、ネタバレBOXに。。

先輩へのあこがれ
動物電気
本多劇場(東京都)
2007/09/12 (水) ~ 2007/09/16 (日)公演終了

殺ROCK ME!
劇団鹿殺し
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2007/09/08 (土) ~ 2007/09/13 (木)公演終了
満足度★★★★
ライブ感覚で楽しむ
そう思うと楽しめました。
ホールは大きかったですが、セットや役者陣によってそれを感じさせなかったのは良かったです。

history
劇団偉人舞台
ザ・ポケット(東京都)
2007/09/05 (水) ~ 2007/09/09 (日)公演終了

ザ・漱石
花組芝居
「劇」小劇場(東京都)
2007/08/29 (水) ~ 2007/09/02 (日)公演終了
満足度★★★
大井さん素敵でした
劇中で漱石の象徴的なポーズをうまく使っていたのが印象的です。
次回公演にも期待します。
また、漱石役の大井さんが、ひょうひょうとしてるのについ目がいってしまう・・・母性本能をくすぐられるタイプでよかったです。
舞台がはけた後、私服の大井さんとのギャップがはげしく、いい意味で驚きました。

SWEET REVENGE and around the world
劇団ひろぽん
早稲田大学学生会館(東京都)
2007/08/31 (金) ~ 2007/09/01 (土)公演終了
満足度★★★
いつもの
劇団ひろぽんと全然違いましたね。
新しく入った方々と、前からいる方々との明らかな力の差が、面白かったです。
あの頃に戻りたいなあ、と思うことは誰しもあるはず。
最後現実に戻った後、主人公がどうなったかが気になります。

耳をすませば幻聴
アーノルド.S.ネッガーエクスプロージョンシステム
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2007/08/31 (金) ~ 2007/09/02 (日)公演終了
満足度★★★
相当マニアックだが光るところもみえる劇
全体を見たときの印象としては、かなりマニアックな台本。浅いところを見れば、劇を相当見ている人かこの劇団の身内の人しか楽しめないし、本当の深いところまで理解すれば面白くはありそうなのだが、それに辿り着くには演出と台本の問題か相当な困難を極める。なので、この劇を本当に心から楽しめる人は相当少数なのではないかと思った。

エレンディラ
ホリプロ
愛知厚生年金会館(愛知県)
2007/09/07 (金) ~ 2007/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★
ほぼ瑳川哲朗の一人舞台ともいえるとても壮大で豪華な劇
この劇を見て一気に瑳川哲朗のファンになった。また名古屋に来てほしいものである。

殺ROCK ME!
劇団鹿殺し
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2007/09/08 (土) ~ 2007/09/13 (木)公演終了
満足度★★★
「劇団鹿殺し公演」というよりも・・・
数年前の東京初進出?の、こまばアゴラで「卍」という芝居を
見て以来、記憶に残っていた「劇団鹿殺し」。
その時、劇団のサイトからチケットを予約していったんですが、
「初めてのご観劇ですよね、有難うございます。」と、
なんと旧作品のDVDをプレゼントしてくれて「また、見に来て下さい」と
微笑ましい事をされて、好感を持っていた、この劇団。
不思議と、秋葉原の駅前や新宿東口などで、路上パフォーマンスを
見る機会も多く、何となく親近感を持っていた、この劇団。
映像を通じてですが、プレゼントしていただいたDVDや
ゴールデン街劇場公演、シアターグリーン公演、
この夏のチョビさんの外部出演公演など、この劇団の活動を
見続けていました。
いつのまにか、新宿コマ、あややの公演に戯曲は提供したり、
500席程度はある、スペースゼロ(この劇場も
10年ぶり以来、確か前回は遊・機械~の公演だった気がする。)に
進出なんて、立派になったなぁと思いながら、
劇場に足を運びました。
開演前から、半裸の男の子達が何やらパフォーマンスを
舞台でしているのですが、いやいや、沢山の出演者。
「こんなに劇団員も増えて大きくなったんだぁ」と
思ってみていたら、驚いた事に
先月、王子小劇場で2人芝居をしていた男の子が
いるでは、ありませんか????
チラシとか内容を、しっかりと確認していなかったんで、
背景がわからず、「どうなっているのかなぁ」と思い、芝居を見てました。
つかこうへい作品のように、シンプルな舞台装置の中で、
沢山の言葉、慣用句や熟語、比喩を使って、思いの台詞を語る、
社会派な側面を持ち、世の中に何かを訴えかける、熱い集団、
そんな、鹿殺しカラーは薄くなっていました。
ショーアップされ、歌い踊るエンターテイメントショーのような
雰囲気さえ感じさせられる、この作品。
「劇団鹿殺し公演」というよりも、
どこかのプロダクションの作品に、鹿殺しのメンバーが
参加している、って感じでした。
正直、「すけだち」よりも、わかりやすい構成になっていました。
アングラっぽい演出で、何やら妖しい、胡散臭い感じが
この劇団の個性と思ってましたが
何やら健康的で、角が取れてしまってます。
大きな劇場で、大きな人数で、大きな舞台装置で
公演を打つ為には、必然的に大量動員が必要な訳で
その為には、個性を消して、
「大衆に、わかりやすい」作品にしなければいけない背景は
わかりますが、
ちょっと、骨抜き、牙抜き、コビ売りすぎじゃないでしょうか。
客席には、ちゃんと並んで受付していた
新感線「いのうえ」氏(メタルマクベスのTシャツにトミーの帽子、
タランティーノ同様、大御所になっても気取ってない感じが
いいですねぇ)や、テレビや舞台で見た事のあるギョーカイっぽい
人も沢山来ており、舞台には日替わりゲストまで、出演してました。
出世とか、成長するって、演劇の世界であっても
いろいろ大変なんだろうあぁ。

ロマンス
こまつ座
世田谷パブリックシアター(東京都)
2007/08/03 (金) ~ 2007/09/30 (日)公演終了
満足度★★
確かに
何かと巧い役者ばかり。
全員のアンサンブルも見事。
いろいろと楽しませて貰いました。
でも作品として残った印象はラストの♪ヴォ~ドビル、ボ~ドビル・・・♪
という鬱鬱とした歌同様の湿った感覚だけでした。
井上作品の中でまた観たいと思う作品はありますが
前回の新作と今回のこの作品は再演されても行かないだろうと思います。