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ミッキーアイランド

ミッキーアイランド

滋企画

アトリエ春風舎(東京都)

2026/03/09 (月) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初観劇の劇場でした
キャパ80人くらいで満席でした
独り暮らしのアパートの中でミュージカルの説明文にそそられて観に行きました
ミッキーアイランドってオチは想像できませんでした

小竹向原での観劇は超超久しぶり・・どこだったっけ?
地図見て)
ん?駅のこっちだったか?で
コモネスタジオと勘違いしてました
てかあの子まだ役者やってるのかなあ・・

『BGM』

『BGM』

明治大学演劇研究部

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2026/03/19 (木) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素晴らしい。完璧に近い仕上がり。
ところどころ世界の「空白」「隙間」がある作りがまたいい。
役者も粒立っていて、個性とアンサンブルのバランス感覚が良い。特に女優陣がうますぎる。

トランス

トランス

劇団異邦人

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2026/03/21 (土) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

以前観た事ある作品なんで拝見しました♪改めて面白い本やなーと思ったし、役者の皆さんの技量が素晴らしく見応え十分のお芝居でした\(^o^)/

新版 夢の肉弾三勇士

新版 夢の肉弾三勇士

流山児★事務所

Space早稲田(東京都)

2026/03/12 (木) ~ 2026/03/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

流山児祥が半世紀以上前に書いた作品をあおきりみかんの鹿目由紀が新版に手直し。
歌って踊って、時代も設定も縦横無尽に変化を繰り広げて、失われた国への「夢」に収束していく展開は見事。日本国とは何か。役者陣からいい味がダダ漏れなのです。

るつぼ The Crucible

るつぼ The Crucible

フジテレビジョン/サンライズプロモーション

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2026/03/14 (土) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

作品のベースになっている「セイラム魔女裁判」、いつのことなんだろうと思って調べると
アメリカ独立からほんの100年前、もうそろそろ近代に入るか入らないかの話で愕然としたのと
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%A0%E9%AD%94%E5%A5%B3%E8%A3%81%E5%88%A4

作中で大勢の犠牲が生じることへの理屈として“新しい時代”だからという言葉が多用されたの、
フランス革命にしろ(ちょうどアメリカ独立と同時期)、赤狩りにしろ結局は同じような流れに
なるんだなと「歴史の恐ろしさと学ばなさ」をひしひし感じてしまった。

事件後から数年して、主たる登場人物は現実の歴史の中でだいたい不幸に終わったのも示唆的
だな。パットナム夫妻(裁判後にそろって病死して、告訴人だった娘は裁判を謝罪して最後は
親と一緒に墓標なしで葬られたらしい)とか。

ネタバレBOX

現代医学だとひきつけ、幻覚、集団ヒステリー、無気力などなど、作中で起こったことは全部
精神的な原因で説明がつくし、鑑賞している人のほとんどはそれに気付いているだろうと
思われるだけに、あからさますぎる「魔女の呪い」を大勢が疑いもなく信じちゃうことにすごい
ストレスすら感じると思うんですよね。結果的に19人が無実の罪で処刑されているわけだし。

この作品で恐ろしいのは、ジョン・プロクターと密通し切り捨てられる形で叩き出された
元使用人アビゲイルの「復讐」が一応の動機ということになっているけど、実際のところは
どうなのか分かんないところなんですよね。

俺に対する復讐だろう!というのはあくまでジョンの言い分に過ぎないわけで、本当は
みんなで夜遊びしてたのがバレて糾弾されるのが怖くてウソついたのが後戻りできなく
なっていって……かもしれないし、なにか心の奥底で差別や偏見があったのかもしれない。

一番最初に訴えられたサラ・グッドがなんか周囲と違うから疎ましくて消したいと、少女
たちは願っていたのかもしれない。でも、アビゲイルの口からその本当の考えが聴ける
機会って(敢えてなんだろうけど)一番最初にジョンと痴話喧嘩したときくらいなんですよね。

決まって歴史が動いたときって、ちょっとした事件とか誰かの言動みたいなものが発端で、
それに伴って大勢の人生がおかしくなったり犠牲が出たりしてるんだけどすごく嫌なことだなと。

そしてラスト、アビゲイルの「側近」の少女たちが逃げ出し始めたことが語られていたけど、
「独裁官」に持ち上げられるようになったアビゲイルの時代がもうすぐ(あまり良くはなさそうな
形で)終わりを迎えて、魔女と取引したという罪で死ぬことになったジョンが復権するだろうこと、
これも歴史の残酷さを描いてて、

陰謀論など形を変えた「魔女狩り」が実はSNSを通じて簡単に蔓延しやすくなった2020年代に
リアルな作品だなと、劇場側の狙いを強く感じたわけでした。現に、登場人物の性格付けが
非常に上手くて「ああこういう立場の人とか、こういうムーブする人とかこれから出てきそう
だし、なんなら今まさにいるだろうね」と頷いちゃうわけだし……。
牡丹の花は匂えども

牡丹の花は匂えども

遊戯空間

上野ストアハウス(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

偉大な落語家とその放蕩息子の愛憎劇、グッときますね。父子の思惑のすれ違いは、自分も3人息子がいるので、色々と考えちゃうな。

KOYAMASONIC

KOYAMASONIC

劇団サイエンスフィクション眼鏡

πTOKYO(東京都)

2026/03/21 (土) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ちょいレトロ感のあるコント風の短編2編と出演者たちのトークショー。小1時間の楽しい時間でした。

「ミカンの花が咲く頃に」2026

「ミカンの花が咲く頃に」2026

HOTSKY

座・高円寺1(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

過疎地域での高速道路建設に翻弄される住民たちの群像劇、それぞれの立場があり、色々と考えさせられます。社会問題提起とエンタメがいい塩梅でした。

ガクヤ

ガクヤ

人形町劇場 rabbit(東京都)

2026/03/20 (金) ~ 2026/03/24 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

建(TATERU)バージョン観劇。かの「楽屋」へのオマージュですね。現代の売れない女優たちの残酷物語、グッときました。これも「楽屋」みたいに色んなバージョンで観てみたいと思わせるものでした。

朗読劇『シロノオト』

朗読劇『シロノオト』

m sel.プロデュース

アトレノワ(東京都)

2026/03/19 (木) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い。心を強く揺さぶる物語。
舞台は 冬の東京、路地裏にあるバーでの或る夜の話。客の愚痴とも嘆きともいえる独り言、それを聞かされる いや聞く店員との滋味溢れるお話。物語は5話から成っており、訪れた客には見知った者もいるが 常連客ではない。フラッと立ち寄り酒を飲んで思いを吐露する。顔なじみではない店員だからこそ愚痴がこぼせる。静かに淡々と話す姿、そこに内面を滲ます巧さ。照明の諧調とピアノの音色が優しく包み込むような演出。ちなみに5話にサブタイトルが付いていたのか聞きそびれた。

話に共通しているのは「決別」といった悲しみ、胸に去来する想いを振り切るかのように酒を飲む。客によって酒の嗜好や種類が異なる。その酒に纏わる話が物語の内容に深く関わっており印象深い。キャスト(全員 女優)はデザイン違いであるが皆 白色衣裳で統一。椅子が2脚あるがそれにもシルクの布。台詞の中に 雪がちらつくと…。全体的に白をイメージさせ、そこに浮遊感と透明感を表す。同時に抒情的な印象。
(上演時間1時間25分 休憩なし)

ネタバレBOX

Barを舞台にした5連作短編。ドア・チャイムが鳴り 客が中に入る。(女)店員が席へ案内し話は始まる。

第1話(酒:ビール)
客はビールを注文した直後、Barに来てビールを注文するなんてと自嘲する。好きでやってきた歌手も今日でやめ 地元へ帰るまでの小一時間。女はライブハウスで歌っていたが売れない、一方 同僚で歌手をやめ女優へ転身した女は 今や売れっ子。女優として成功し、しかも結婚し幸せ。好きだが成功するとは限らない と自分に言い訳して諦念を飲み込む辛さ 侘しさ。

第2話(マリブミルク=カクテル言葉は「純粋・純心」)
大学の時 憧れていた先輩が海外転勤し 思いは潰えた。そんな時 交際を申し込んでくれた彼とそろそろ結婚かと思っていたが、半年前に別れを告げられた。そして 今日 元カレから「結婚する」とメール。この店は元カレが連れてきてくれた。飲めない彼女に勧めたのがマリブミルク。その白色カクテルの中に元カレの優しさが隠されていた。先輩が帰国し、彼女の思いを知り身を引いた。

第3話(濃いウィスキー)
父親の葬儀帰り。父が亡くなっても泣けなかった。2人姉妹の姉、幼い頃から厳しく躾けられ 妹は甘やかされて育った。その妬み嫉み 愚痴をこぼし飲むが酔えない。一度だけ父に逆らった。大学進学時に自宅を出て一人暮らしをしたい。その時にくれた紙を財布の奥にしまい込み、今日も父が残した(手)紙を受け取った。どちらの紙にも千円札が包まれていた。実家迄の片道交通費。遠くない距離、辛くなったら帰っておいで と。

第4話(ビール)
第1話で女優になった女が離婚して、自分が本当に望んでいることは何なのかといった迷い。女優として売れ 結婚もして と順風満帆だったはずが夫とのすれ違い(生活や気持など)。手っ取り早く売れたいがために好きな歌をやめてしまった後悔。売れなくても好きな歌を続けている友人(第1話)が羨ましく思える。自分に素直になること。友人にビールの味と一気飲みを教えたのは自分だった。

第5話(ウイスキー)
この店の店員の話 といってもマスターは父親。父は自由人で店を放っといて旅に出たと思っていたが、父と離婚した母がフラッとやってきた。実は(父は)入院していると言う。Barという営業形態から幼い頃から娘とはすれ違いの生活。それでも店の窓から見える小学校へ向かう娘の姿を見ていた と母は教えてくれた。自分が知らないところで見守ってくれていた父--早く退院できればと願うばかり。

全体的に白っぽい舞台(衣裳も含め)、話の情況に応じて照明色を変え それらしい雰囲気を漂わせる。そんなの中で紡がれる朗読劇、とても観(聞き)応えがあった。
次回公演も楽しみにしております。
KOYAMASONIC

KOYAMASONIC

劇団サイエンスフィクション眼鏡

πTOKYO(東京都)

2026/03/21 (土) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

前回のSF眼鏡公演とはかなり違うテイスト。

ネタバレBOX

軽めの喜劇2本立て。

今回も須藤元気さんの喜劇俳優としての適性に感嘆しました。
はりせんぼんのみこんじゃいたい。

はりせんぼんのみこんじゃいたい。

夫婦企画「吉と成る」

イズモギャラリー(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/03/21 (土) 14:00

70分。休憩なし、

牡丹の花は匂えども

牡丹の花は匂えども

遊戯空間

上野ストアハウス(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。観応え十分。
三遊亭圓朝の落語にかける情熱というか覚悟、そして息子 朝太郎との親子関係を中心に描きつつ、明治時代における世相や風俗そして芸能史を浮き彫りにする 端正で重厚な物語。その時代感覚を観客にも体感させるような…この劇場で履物を脱いで入る のは遊戯空間の公演ぐらい。明治期の(落語)寄席は座敷布団だったこともあり、その雰囲気を味わわせる工夫のよう。

舞台上に 捲りがあり、さらに語りが 年代順に話(出来事)のさわり を分かり易く話す。キャストは18名、そのうちシングルが6名だけ。多くのキャストは複数役を担うが、情景が混乱することはない。それだけ場景の内容が それぞれ独立した見せ場を持っており魅力的なのだ。もちろんキャストの演技力は確かで、照明や音響/音楽といった技術が効果的に支えている。

朝太郎の悪行(すりの手先)が新聞沙汰になり、その様子を表すかのように客席に「東京曙新聞」を配布する。その新聞に「コレラ流行--感染が拡大--死者が十万人を突破した」という記事、そしてコレラで客が寄席(落語)に来ないと嘆く。まだ記憶に新しい コロナ禍という現代の(芸術)活動に重なる出来事も点描する。圓朝個人のことだけではなく 社会との関りといった幅広さ奥深さも観せている。
秀作。
(上演時間2時間30分 休憩10分)追記予定

墓場、女子高生

墓場、女子高生

あるいはエナメルの目をもつ乙女

テアトルBONBON(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
自分は未見であったが、全国で上演が繰り返されている人気戯曲(作:福原充則 氏)らしい。演出はイトウシンタロウシ 氏、当日パンフに「令和の今、土の下から掘り起こし、皆様に手渡し」とあり、「オリジナルの初演よりも、わかりやすく、まっすぐに、伝わるように」とある。奇妙な話であるが、思春期の女子高生の表し難い心情が 物語を通して浮かび上がる面白さ。

亡くなって幽霊として彷徨っている女子高生、その彼女の墓で屯(たむろ)する友人たち、そこに地に足の着いた あるある女子高生の生々しい感情が揺れるよう。物語は、女子高生(合唱部)たちと亡くなった友人、そして異界の…が繰り広げる奇妙な話。女子高生たちは、今日も学校の裏山にある墓場で授業をサボって戯れている。やはり説明にある「残された人間は、何をもって死者との関係に区切りをつけるのか」が肝か。

彼女の死の理由・原因は何か、その謎を抱えつつ物語は展開する。しかし この「死」という関心事が 逆に「生」を考えさせる妙になっている。少しネタバレするが 序盤で「生/死…実は死が前提にあって生きている。死から生がうまれる」といった旨の哲学的な台詞がある。そして終盤に「私が死んだ理由を みんなが決め直して」という理不尽な別れに、1人ひとりが答(応)える。最後の1人が「(これで)私たちの死ぬ理由が一つ減った」には唖然、さらに この答えに亡くなった主人公が十字を切って「赦す」と。この独特の世界観、そして劇場という空間でしか味わえない妙味、怪作ならぬ快作だ。
(上演時間2時間15分 休憩なし)追記予定

言の葉サーカス#02

言の葉サーカス#02

Tokyo Artist Circus

北とぴあ ドームホール(東京都)

2026/03/19 (木) ~ 2026/03/19 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

観応え十分。
前回「言の葉サーカス#01」は 星の言葉に準えたような印象を受けたが、今回は星(座)そのものの特徴を示しているような感じ。6短編はどの話も滋味あるもの、共通しているのは 悩み迷い 時計の針が止まったかのような人々が紡ぐ極上の味わい。

宇宙は暗く そして広い、そんな空間に比べれば人間の苦悩など たかが知れている。しかし 人の暮らしはそんな ちっぽけなものの繰り返しの中にある。人と人が繋がり 前向きになった思考や感情には明るい未来が、そんな力強さが滲み出ていた。

今回は朗読の中に 歌や楽器の生演奏が入る。もちろん朗読力は確かだが、楽器(ヴァイオリン)演奏も上手い。なにより その選曲が物語の内容に合っており実に自然な感じだ。北とぴあドームホールという円形の劇場は、朗読の声だけではなく 楽器の音色が心地良く響いて、それだけで幸せな気持になる。
(上演時間1時間15分)

ネタバレBOX

舞台美術は スタンドマイク4本だけ。
「星を繋ぐ#02」は 次の6短編。

①アルクトゥルスートマトの時間ー
20年振りに故郷に帰ってきた妹を迎える姉。小学生の頃 両親を事故で亡くし、時間が止まったような気持、久し振りの生まれ育た街の風景は変わっていた。そんな2人に(小学校)校庭から声を掛けてきた男、実は姉の婚約者だという。トマトを栽培しており赤く実ったと。妹は小学生の頃 朝起きるのが苦手だったが夏のラジオ体操の時は早起きできた。それはトマトの出来具合を観察するという目的もあった。熟したトマトを通して時計の針が少し動き出したような。

②アルフェッカー家族会議の夕べー
母が突然 家族会議をしたい…議題は食器の後片付けについて。息子は戸惑い、大変なら手伝うと言い 父は静観している。食事をする時間がバラバラでその都度 食事の用意をし洗い物をする。かと言って食器洗い機を買うほどではない。家事という対価の支払われない労働、しかし誰かが行う必要がある。なんだかんだ言って 父の我儘な態度が浮き彫りになる。母は私がいなくなったらどうするの、健康診断の結果がよくなくと 思わせ振りに言う。家族会議ができる(食卓の)ありがたさ。

③朝露のリゲル
冬の早朝、カラスの語り。人と人の出会いは24万分の1 奇跡に近い。或るイベントを巡り、心配性の2人ーイベントのバイトスタッフと出演オーディションを受けに来た女性が出会う。失敗したらどうしよう、そんな思いが ぐるぐる回る。失敗した時の言い訳を考え、自分の中に限界を作ってしまう。自分がいなくても仕事も世界も回ると諦め。空を見上げれば まだ星が見える。星は動いていないようで少しずつ移動している。遠いため人には分からないだけ、そこに微かな光を放つ。

④春宵のコルウス
夕方、先の話と同じカラスの語り。公園でヴァイオリン(ドボルザーク「家路」)を奏でている青年、郷愁に浸りながら何かを探している女、そして靴擦れを起こして歩きにくそうな女、この偶然出会った3人の憂い。青年は親が亡くなったことが受け入れられない。女は家のカギを探していたが、その家には帰れない。靴擦れの女は 今の仕事が向いていなく心が疲弊していた。夫々が抱えた問題、心にぽっかり穴が開いた心情が明らかになる。カギは実家のもの、しかし東日本大震災で 家も母も流されてしまった。夫々が新たな一歩を。ラストは「ホルスト『惑星』-「木星(Jupiter)」

⑤ミザールーじいちゃんのおでんー
子供の頃 既に母は亡く、自宅に帰っても誰もいない。父は仕事で遅く帰るため、近くに住んでいる じいちゃんの家にいる。冬はいつも炬燵でおでんを食べる。じいちゃんと父の会話は ぎこちない。自分は寝ているふりをして2人の会話を聞いていた。そして大人になった自分は、じいちゃんが施設に入るための引越しを頼まれた。いつも行っていた じいちゃんの家がなくなり、おでんも食べられなくなる。そんな哀愁を漂わせて最後のおでんを食べる 男3人。

⑥夜更けのポルックス
白い上着を羽織ったカラスが語り、そして男と迷いネコ。男(ホスト)に懐くネコ、しかし借金があり飼える状態ではない。その返済が滞り 困っている時に現れた女(カラスの化身)、自分がやっているBARへ誘う。カクテルを飲んで見た幻覚だろうか、そこに(双子の)妹がいる。妹は兄の借金返済で無理をして亡くなっていた。妹まで巻き込んで という兄の悔悟、しかし兄の思いは妹に届いている と。妹が歌う「星めぐりの歌」が切なく聞こえる。男はやり直そうと、そしてBARの女に猫をくれ というが断られる。そこに自立を促す厳しさと優しさが垣間見える。

次回公演も楽しみにしております。
墓場、女子高生

墓場、女子高生

あるいはエナメルの目をもつ乙女

テアトルBONBON(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/03/20 (金) 19:00

よく上演される名作を、丁寧で豪快な上演で知られる劇団が見事に演じる。見応えある舞台だった。135分。
 2010年に脚本の福原充則がENBUゼミ公演のため書き下ろし、自劇団ベッド&メイキングスの旗揚げで上演された作品だが、その旗揚げも観ているし、その後いろいろなところでやったものも何度か観てる。その戯曲を、小劇場で中・大劇場のクオリティの作品を上演してきた本劇団が、同戯曲大好きの演出イトウシンタロウを迎え、オーディションで出演者を選んだことも含め、見事に上演した。女子高の裏にある墓場に集まる合唱部の5人は自殺した友人を思いだすが…、の物語。女子高生あるあるの話題も交え、回想や幽霊のシーンも含め、死者への気持ちをどう切り分けるのか、どう忘れていくのか、死者は残されたものの思いをどのように受け止めているのか、など、いろいろなことを考えつつ観た。一瞬たりとも目を話せない魅力溢れる作品になっていた。それぞれに個性ある役者陣と演出の丁寧さと美術の見事さも注目したい。
 みんな魅力的だったのだけれど、桜木紗瑛・元山日菜子が気になり調べてみたら、桜木はプテラノドン『青春にはまだはやい』、元山はKUROGOKU produce『DOLL』で観ていたのであった。

「ミカンの花が咲く頃に」2026

「ミカンの花が咲く頃に」2026

HOTSKY

座・高円寺1(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。
人とのつながり、地元愛、現実的な問題・・色々な事が詰まっていました。
実話ベースなので、より考えさせられる事も多かったです。
人の優しさを感じる良い舞台でした。

朗読劇『シロノオト』

朗読劇『シロノオト』

m sel.プロデュース

アトレノワ(東京都)

2026/03/19 (木) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

お酒のお話しが主体と成っています

サムとハロルド

サムとハロルド

劇団東演

東演パラータ(東京都)

2026/03/13 (金) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

しっかりしたプロの演技で、すべてがふさわしい。ハロルド役の俳優は童顔に見え、中二病の多感な少年そのものという印象。作品も良い。決してそう思っているわけではないのにどうして衝突が起きてしまうのか、考えされられる。最後には希望が示される。ところで、店を閉めると言っているのに机やテーブルを並べてテーブルクロスまでかけるのはどうしてなのだろう。

墓場、女子高生

墓場、女子高生

あるいはエナメルの目をもつ乙女

テアトルBONBON(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

今更ながら「初演はいつだっけ?」と思い調べてみると、2010年のようです。ENBUゼミの公演であることは覚えていたけれど、上演年は誤認していました(震災以降だと思っていました)。そうか、2010年か〜…。その後、作者の福原さん自ら再演を手掛け、以降も様々な形で再演されています。今回は石澤希代子さんプロデュースによる上演。石澤さん本人も出演しています。

ネタバレBOX

福原充則脚本の感想を書く際はいつも似たようなことを書いてしまうのですが、やはり、言語チョイスの繊細さ&美しさがとても好きです。美辞麗句で飾り立てるのではなく、市井の言葉で飾るスタイル。劇の中盤以降から終盤にかけての物語展開、特に「再度死因を決め直す」シーンなども美しく、福原脚本独特の美学に魅了されました。

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