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ポッキリくれよんズ「
劇的
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(11140)
実演鑑賞
満足度
★★★★
尺は約103分。
ネタバレBOX
物語は信州にある一軒家で展開する。直前にこの家から車で少し行った山間にある神社へ久しぶりに参詣した吉村家の父子3名が滑落に巻き込まれ亡くなった後の葬式に集まった関係者の立ち位置の相違から巻き起こされる諸問題を巡るあれやこれやを大学で演劇をやっていた千秋のつてを頼って脚本家が取材に訪れているという設定の下進行してゆく。
この脚本家はそれ迄自分の周囲、半径5mを描く脚本を書き続けてきたが、今回初めてもっと広範囲な社会をドキュメンタリー作品として描きたいと千秋に相談、内諾を得ておりやって来たのであるが、無論親族が3名も同時に滑落事故に巻き込まれて亡くなるなどという事態は織り込んでいるハズもなかった。然し、葬儀に纏わるてんやわんやの中でも親族の許しが出てこの計画は実行されることになった。それが上演される内容である。
どこにでもあるように地方のそれなりの旧家は、地元寺院や地域住民との関係が密接である。その分、人間関係も密で当人同士しか共有していない情報が多い。今作では、偶々を装って劇作家が新作創作の為の取材をするという形式を通して当事者間に留められていた情報を暴く糸口をこじ開ける取っ掛かりを「自然」に見せている訳だ。ラスト寸前には舞台美術の屋台骨である柱を取り外すことを始め解体が演じられるのも、ドキュメンタリーの本質である「真実」を露呈させたという演技であるのは言うまでもない。然し乍ら、ドキュメンタリー作品を撮り続けてきた映画監督や彼ら彼女らを支えてきた人々を実際に知り合いとして持ち話もしてきた自分にとって、今作の劇中脚本家に託されたドキュメンタリー認識には可成りの齟齬があることも事実だ。劇中の台詞の中でも千秋との関りの関係で「フィクションとして描く」という台詞が出てくるので今作自体がフィクションであるとの認識を否定する訳ではないが。本当のドキュメンタリー作家、脚本家、監督等は実際に亡くなった方もいらっしゃるし、命賭けの取材をしていることも事実であるから、違和感を覚えるのである。そういった現実の中で自分も友人であった監督の1人を失くしている。まあ、そんな経験の無いであろう人が書いた作品としては可成りノンフィクションとフィクションの境目ギリギリの線上をゆく作品ではあろう。
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2026/05/04 16:33
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