
音楽劇 ガラスの仮面
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2008/08/08 (金) ~ 2008/08/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
おもしろい!
北島マヤ・姫川亜弓の永遠の物語の第一章って感じですね。
夏木マリさんの月影先生は必見。最初の登場で客席から「おぉ~っ!」って声があがってました。
大和田さん熱演。奥村さんはこれが初舞台とはびっくり!
音楽劇の部分は、本格的なミュージカルシーンとなっていて見ごたえがありました。
バックステージツアー参加。さいたま芸術劇場の舞台に立っちゃったぞ、わーい♪...って気分になりますね(笑)

生憎
劇26.25団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了
まだぬるい
最初に「生憎」って言った瞬間にオチが見えちゃいました。そこに+αで、個人的に好きじゃないというか、できないのであればお願いですからやらないで頂きたいと思ってしまう要素(薬物中毒、突然の怒鳴り合いなど)がこれでもかというほど乗っかってきていたのと、桟敷席と演出(美術?)の関係にグッタリ。

夜鳴き屋シャバ・ダ・ダバダ
劇団マニアック先生シアター
ぽんプラザホール(福岡県)
2008/08/09 (土) ~ 2008/08/10 (日)公演終了
満足度★★★
アンプラグドをプラグド
ステージ中央に屋台。客席に向かう形で店主。客は一人づつ屋台に集う。
ってことは、お客を演じる役者は、回想の場面以外ほぼ裏返っているわけだ。開演前からどうするんだろう?と思っていたが、舞台奥側から演者をリアルタイムで撮影しながら、プロジェクターで下手幕前に設置したスクリーンに映すという趣向。舞台演劇ではあり得ない「アップ」も映る。
それによって楽しめる部分もあるのだが、逆にナマモノである舞台に
TVを見ているような鈍い幕をかけてしまった感も。
夏の夜の屋台のだるい空気の中、それぞれの回想が劇中劇のように繰り広げられるのは見やすくて良かった。とくに岩城さんの口上は見応え聞き応えあり。

かもめ
TBS
愛知厚生年金会館(愛知県)
2008/08/06 (水) ~ 2008/08/08 (金)公演終了

ウ-マン・イン・ブラック ~黒い服の女~
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2008/08/07 (木) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★
おもしろい!!!
ゴシック・ホラー、と看板には書いてありました。
はい、こえ~です。
そんなわけで、ドキドキしておもしろいです。

生憎
劇26.25団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了
満足度★★
じぶんには生憎な作品だった
設定をのみこめるまで視点がふらふらしつつ、後半になるかというところで安定期に入る。
後半になって、見えてくるので、それまでの間は、なんでファンデーション塗りたくって日焼けを装ってるのか?子役を演じてるらしい違和感だらけな二人はいったい?、とかつまんないことがね。気になって。
「生憎」って親しみを込めてはあんまり使わないよね・・・。姉妹という近親の間ながらあいてしまった距離感てのがその一言に出てるということかな。

DECADANCE - デカダン -
AND ENDLESS
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2008/08/09 (土) ~ 2008/08/24 (日)公演終了
満足度★★★★
色あせない記憶~Ⅱ~
Ⅱを観てきた。四年前の時に芝居に初めて出会った作品。
かなりの思い出があるし、当然ひいき目はしたくなかった。
今でもこの劇団が好きなんだと、心から言える。
他のⅠとⅢも楽しみだ。

生憎
劇26.25団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了
満足度★★★★
木も森も見ようとする視点
個人的な気持ち悪さの次元から、そういう気持ちを生み出す周囲の環境、その環境を生み出す社会全体の構造、そしてその構造を生み出す誰か、というマンダラ模様な全体像を一気通貫で見通そうとする物語の立脚点は鋭さがあって大好き。その構造に組み込まれることの嫌悪感と気持ちよさを対比する俯瞰的視点も見事なバランス感覚で好き。問題は、その視点からストーリーを組み立てたときに、あまりに枝葉の事象を描き込みすぎて焦点がボケボケになってしまったこと。創作した、不気味なシチュエーションは確かに面白い。その状況を精緻に芝居化するか、物語の持つ視点を包み隠さず見せつけるか、どちらか一つに絞ったらスゴい作品になるのではないだろうか。

生憎
劇26.25団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了
満足度★★
油
役者さんたちの地力は感じたけれど、
なんと言うか油っこい演技をさせられていたのが残念。
正直、少なからず不快感が残った。
オープニングとラストは良かった。

生憎
劇26.25団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了

リンゴの木の下で
遊座
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2008/03/21 (金) ~ 2008/03/26 (水)公演終了
広井王子のやりたいことはいろいろとあるのだ。
この作品は小池竹見が書き、広井王子が仕上げた台本に、注目の演出家茅野イサムが加わって出来た作品である。作品の面白さは、井之上隆志と小林美江といった名うての役者によって倍増される。そして、素晴らしい音楽が付け加えられる。どんどん加えて面白くなった作品なのだ。茅野イサムの演出は、王道を行くものである。
役者が袖に来ている迎えに向かって手を振り去っていくシーンでも、きちんと袖に裏方を配し演技をさせている。演技をしたふりということを嫌うのである。俳優を遊ばせて(好きにさせて)作ったシーンも、しめたところもあるのだろう。笑いたっぷりなシーンとドラマの進み方にアクセルが踏まれるシーンもある。その舞台には自由さと自発性があった。
この感想は長文のため一部のみの掲載とさせて頂きました。全文ォ読んで下さるという方は恐れ入りますが、http://palove.blog.shinobi.jp/ まで

ファミリー大戦争
彩の会
三越劇場(東京都)
2008/02/06 (水) ~ 2008/02/24 (日)公演終了
エイリアン二人が両トップ
キャスティングが素晴らしく、素晴らしいからこそ欠点も見えたものでした。先ずは赤井英和さんの演技が上手いのか下手なのかが良く分からないです。朝丘雪路さんが台詞を噛んでいるのかわざとやっているのか。台詞を間違えたのか、ふりをしているのか分かりません。役名まで(わざと?)間違え全部客席の笑いとして、どんどんどんどん和やかな客席になるのがスゴい。超魅力的な女性であり女優であることは間違いない。可愛いです。そういったエイリアンがトップ二人です。そんな中で正司花江さんをおくことで舞台をどかんと引き締めた。暴投かと思うものも受け取るキャッチャーす。やっぱり凄いな!かしまし娘。
このお芝居には、今はなくなった藤山寛美さんや、でんすけさんがやっていた時代の芝居小屋での演劇の空気が残っていまして、そりゃあ古いタイプの芝居かもしれませんが、それが悪いわけではないのです.何しろお客さんが大喜びなんですから!
男3兄弟は内海光司さんが、ちょっと抑えたポジションになり、後輩の中村俊太さんと工藤大輔さんが目立つようにしていてデカイところを見せてました。が、女3姉妹がもう少し美人がいたり、太っていたりと個性が欲しい。何かダメでした。3人とも芝居もややヤバいしなあ。このキャスティングがイマイチでした。まあ、僕の好みってことかもしれませんけど。
あっ、言っちまった!って中村俊太さんが両手で口を抑えるところ。それをこの登場人物の癖としてやってるわけですが、これがね。もうスゴいのなんのって。他の舞台のときと別人のようで別人でないのです。芝居の中で肝になっていました。見事。

からっぽの湖
AGAPE store
紀伊國屋ホール(東京都)
2008/02/08 (金) ~ 2008/02/17 (日)公演終了
ほぼ脱物語。関係性だけ見せて行く面白さ。
俳優力で見せた芝居。野間口湖にネッシーみたいなノッシーがいるいない?そんな話だけでもないか。もう別にストーリーにこだわる物語系お芝居を観に行った人は面食らったかもしれない。むしろ、それはどうでもいいくらい。登場する人間関係のあれそれで見せて行く。台本を元ネタに俳優たちが、そこに人間の何を発見するかを見いだすのだ。
状況設定のためだけに、必要だった物語みたいな…。
ウェルメイドなコメディとか、いつものアガペなものを望んでいる人には不満なのかもしれないけどね。僕は松尾さんの芝居は、BIZシリーズがとにかく好きなんです。あと、地獄八景みたいな落語もの。

星屑の町〜新宿歌舞伎町篇〜
コマ・プロダクション
新宿コマ劇場(東京都)
2008/02/05 (火) ~ 2008/02/09 (土)公演終了
歌の力を実感!
前川清さんの歌がスゴい!歌をきいてるだけで楽しめる!先ずはそこでした。星屑のメンバーの活躍の仕方がイマイチでファンとしては残念でした。コマという劇場はとても特殊な殿堂のような劇場です。いまや帝国劇場でもほとんどできなくなった座長芝居以外を受け入れる劇場ではないのです。いまや座長公演で1ヶ月お客を埋められる大スターはほとんどいないというか。観客がいなくなった。高齢化?劇場に行かない?まあ、そういうことです。今の若い観客は役者に魅力は求めるし、役者を追うけれど、それ以上に芝居自体を求める。アンサンブルを求めるようになったのだと思います。前川清さんはそういう意味で座長のできる数少ないスターです。その証拠に、梅沢富美男さんと長いことやっている明治座の公演は今でも大人気で、明治座の夏を彩る名番組です。そして、歌のスゴさ。僕は別にクールファイブのフアンでも前川さんのフアンでもありません。ラサール石井さんや小宮孝泰さん、星屑メンバーを見たくて劇場に行ったのです。しかし、聞いてみると、やはり、この芝居の一番の魅力は前川清さんの圧倒的な歌力でした。スゴいです。ああ、こういう大スターがコマには合うのだよと思った。星屑の街は、素晴らしいアンサンブルで作り上げて来た名シリーズです。小宮さんらは、それをしっかり守ろうと大活躍。一方で清水宏さんは、このコマ劇場っていう空間を楽しもうぜと、コマ劇場教に改宗したような光を放つ。いやあ、芝居って面白いですね。お願いは、星屑の街シリーズをこれで辞めるということだけはしないで欲しい。最後がコレはちょっと違うかなと思いました。あと、演劇ファンにS席12000円はちと高かったです。

恋はコメディー
コマ・プロダクション
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2008/02/05 (火) ~ 2008/02/24 (日)公演終了
女優を観る楽しみが満載
加納幸和さんの品の良さが光った演出。何かヘンテコな山場などは作らないんですね。台本がしっかりしているからいいではないか!とそれだけで。見た直後はその良さに気がつかなかった。しかし、あとからじわりと来る舞台。王道なコメディ。正統な話。こういうお芝居は役者さんのものすごい集中力とアンサンブルの妙みたいなものが大切です。3人の女優も2人の男優もやはりプロの仕事。レベルは高いし、作品と俳優の良さを大切にする加納さんの演出も派手ではないけど見事なんです。こういうのって、実はヘタクソな著名な演出家っていますよね?
秋吉久美子さんの自由奔放さ、浅丘ルリ子さんがいろんなことを背負って演じ、渡辺えりさんがメチャクチャ可愛い。可愛いんです。天使だなあの方は!そういう素晴らしい女優3人のおかげで、男優二人はのびのびと美味しいところを取りまくり。
浅丘さんは帝国劇場で座長公演を何本もされた方だと思うと、9800円というチケ代も高くないと考えなくてはならないのか。これだけのキャストでガラガラの客席はやはりチケ代を受け入れてもらえなかったのか。劇場をPARCOでやったらもっと良かったのになと思いました。

僕らの声の届かない場所
空想組曲
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/07/31 (木) ~ 2008/08/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
共感度 高い。
他の方が★少ないけど、勇気を出して、★満点。
これはもう、技術うんぬんは自分はきっと語れない。
自分が入り込みすぎて帰って来れなくなった理由はただ一つ。
作者の提示したものが、自分の感覚とあんまりにも共鳴したから。
美しいものよりドロドロとした混沌に魅力と本物を見る自分には、
この作品は、恋愛ものではないように見えた。
(そう見ていただけだけど)
作者が、自分の持っている哲学を全面的に提示しているように感じた。

台風クラゲ
神保町花月
神保町花月(東京都)
2008/07/29 (火) ~ 2008/08/03 (日)公演終了
満足度★★★
台風クラゲ。
今更だけど、見てきました。
知り合いの方が関わっていたので。
芸人さんが頑張って舞台やってるのを見て、
ああ、自分はちょっとナメてたな、と思った。
特に、イシバシハザマが想像以上に上手かった。
味もあるし。

生憎
劇26.25団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了
満足度★★
言葉の持つ意味のバリエーションが面白いと思った。
でも、ストーリーの展開の仕方がセリフのみなのが何だか残念。
あの世界の設定を分からせるには確かに沢山の説明が必要だけど、
それにしても説明が多すぎる気がする。
設定が自分は中々好きだった為に余計に気になった。
何かがもっと起こったりした方がよかったかも。
あくまで個人的には、ですが。

大晦日!俺たちのウラ紅白?!
ジェイ.クリップ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2007/12/31 (月) ~ 2007/12/31 (月)公演終了

ジキル&ハイド
東宝
日生劇場(東京都)
2007/04/05 (木) ~ 2007/04/29 (日)公演終了
ブラボー!マルシア!!
素晴らしい楽曲に恵まれたこのミュージカルであるが既に欧米では上演していない。それを日本はゆっくりとワインを熟成するように大切に育ててきた。鹿賀丈史ファイナルと銘打った公演だったが、それ以外のキャストもものすごく、例えばマルシアの素晴らしさ。役柄もおいしい役なのであるがその歌の素晴らしさ。前に見たミュージカルでマルシアが出るものはパス!と思っていたのが全く逆の感想をもつことに。彼女がとにかく凄かった。