
此処より先へ
13号地
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2009/07/14 (火) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
感動しました
私たちが避けて通れない老々介護の厳しい状況は、悲劇に到った事件報道を通じて日頃から心を痛めていましたが、そのテーマを中心に上演されたことは、もはや非共同体化した社会に文化芸術面から警鐘を鳴らすという観点で、本当に意義深いことと思います。
このお芝居では、役者さんの力強い演技の中で、夫婦の距離感がうまく演じられていたと感じました。感動しました。

- 初恋
世界名作小劇場
シアター711(東京都)
2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
残念ですね!
初見で素晴らしい舞台を観て、次回も観たいと思ったのですがお休みですか? いつかまた!
難しいことを考えず、舞台を観て笑い、ちょっとしんみりしてラストを迎える。一番好きですね。

SHURABA
劇団たいしゅう小説家
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2009/07/18 (土) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑える修羅場に愛が見えた
前回観た舞台の繋がりで、観てみました。SHURABA=修羅場のイメージから終始暗いのかなと思いながら観に行った作品でしたが、いきなりのダンスシーンは、前回観た「幸せの向こう側」と同様の演出スタイル。演劇的な独特な作りで、ダンス振り付け的に観るとかなりの異色なのかもしれないけど、だからこそ、引き込まれました。
知り合いに聞いたら、脚本は演出の井田國彦さんのようでしたが・・・。
ストーリーは想像を超えた修羅場。前半のベタさ加減が意外で、つい笑いに引き込まれました。キャストは個性ぞろいなのに、色味がまとまっていて面白かったです。最後にセット動かないハプニングがありましたが、ご愛嬌。後半の修羅場には身につまされる部分も。そして、最後は悲しいハッピーエンド。でも、なぜか救われる思いがしました。不幸なベースの上にある幸福感が、私には新鮮でした。終演後もしばらく浸れました。棚橋さんの演技が忘れられません。ストーリーの作りなんでしょうが、あまりの嵌まりっぷりに、前回観た時よりも女優度が増して見えました。でも、なんといってもラストのIZAMさんと中島さんのダンスが物語にリンクしててとても感動的。

予算ギリギリ!?
劇団フリースマイル
アドリブ小劇場(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/19 (日)公演終了
満足度★★★
意外と笑えなかった
役名でいうと、藤井雄介、吉良輝義はキャラ設定がオーバー過ぎて、笑うに笑えない感じ。緊張し過ぎてオンエアーで原稿を旨く読めない部分など、ありえない演出だと思う。笑いを狙うにはオーバーアクション過ぎて、むしろ稚拙な感じ。そのぶん有沢リカコ、神崎礼子、氷上悠加里の存在によって救われている。なかでも一番うまいのが、局長の設定。なんともいえず面白い。中間管理職の悲哀がうまく演じられている。このキャラは秀逸だった。

いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校
ロロ
新宿眼科画廊(東京都)
2009/07/18 (土) ~ 2009/07/22 (水)公演終了
ロロの世界観がとても好きです
15ミニッツメイドで魅せられて。
なんとも可愛らしいのです。
無理の無い、嘘の無い、魅力。
すぐ恋にいっぱいいっぱいになっちゃう人たちがとてもキラキラしていてとても良い気持ちでした。

旅がはてしない
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了
満足度★★★★
初見です!
予備知識(フライヤーの説明など読まない)なしで観劇しました。
近未来的な設定。「ミネストローネ」「シャッフル」等自分なりに解釈して観ていくと、2時間30分長く感じなかったですね。笑えて、ダンスシーンで目を見張り、ラストまで飽きることなく観ました。

此処より先へ
13号地
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2009/07/14 (火) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★★
興味深いテーマ
明日はわが身!そう、介護はもはや避けては通れない問題になっている。いま若くても、確実に老いはくるのだ。それだけに今回の舞台、とくに妻役の女優さんの鬼気迫る演技は見事であった、というか鳥肌が立つほど怖かった。
今回初めて見せてもらった劇団だが、考えさせられる内容、そしてそれに応えるだけの力作であったのは事実。その出来は楽勝で平均点以上だった。それだけに客席に空きが目立ったことは惜しい。たしかに、ちょっとばかり重すぎて好みが分かれる舞台ではあったが・・・・。避けたくなるテーマだが、直視しなければいけないのも事実だ。これからも、頑張って欲しい。

罪とハネムーン 7月17日18日20日完売!
play unit-fullfull
調布市せんがわ劇場(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★
みんな不器用なんだよなぁ、ホントは。
チラシにあったように「不器用な人達の愛のお話」。
そしてそれは、決して他人事ではないような「不器用さ」を感じさせてくれる会話劇だ。
無理に大笑いさせるのではなく、日常にあるような、「くすり」とする程度のちょっとした笑いが所々に散りばめてあるのも好感度が高い。

旅がはてしない
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了

明けない夜
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
映画的な作品
見た瞬間、映画を見ているようだと思った。しかし、それを後で考えてみると、結局この手のドラマに演劇界があまり挑戦していないだけだと悟った。濃厚な社会派サスペンス、犯人捜しというよりも、人間ドラマにこそ見どころがある。登場人物は多くないが、それぞれが個性的であり、それぞれの背負っているものが垣間見える。
最初から最後まで息詰まる90分、久々に緊張を解く暇のない重厚なドラマを見させてもらった。こういう芝居はもっともっとあっていいと思う。

明けない夜
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

罪とハネムーン 7月17日18日20日完売!
play unit-fullfull
調布市せんがわ劇場(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった!!
初めてのフルフル。どんなテイストなのか、予備知識もないまま観劇。
要所要所にちりばめられた笑いは、ま、ベタといえばベタなんだけど、なぜか新鮮な気持ちで見られた。
きっと細部にまで気を使って、こだわった演出がされているからだと思う。とても丁寧なつくりで、不快感がまったくなく、素直に笑えた。心地のいい笑いだ。
全体を通じて、無理無駄のない会話のキャッチボールが楽しさを倍増させている。それが観ていて十分に伝わってくる。ストーリーのちょっとしたサプライズも笑えたし・・・。
帰宅後も満足感につながっている舞台は、まだ数少ない。次回作にも期待!!

旅がはてしない
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了

ジプシー
ゲキバカ
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/07/11 (土) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

優しいけど、でも、とても嫌いです。
多少婦人
BABACHOPシアター(東京都)
2009/07/04 (土) ~ 2009/07/05 (日)公演終了
満足度★★★
好きな雰囲気だが・・・
渡辺企画公演に続く多少婦人番外の酒井企画公演。リアルでゆるーい雰囲気が
酒井らしく楽しめる。
それぞれに面白いキャラクターが描かれるが、ドラマとしてもうひとつ
物足りなさが残る。単純なストーリーなのに抜群に面白かった初期のころ
の東京サンシャインボーイズなどとつい比較してしまうからか。
國枝の存在感がやはりこのドラマを引き締めている。
酒井氏の今回のような小品を観ていると、青年団プロジェクトのこまばアゴラなどに芝居を掛けてもっと多くの人に観て知ってもらいたい気がしてくる。
アゴラ企画がテイストとして好みそうな作者だ。

カルマ
ANTproject
アイピット目白(東京都)
2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★
楽しめました。
初見。
チラシからはあまり期待してなかったのですが(失礼)、
予想外にたのしめました。
時間があれば、もう一度観たかった。

エドガワ・エディ
イエローケーキ
新宿眼科画廊(東京都)
2009/05/15 (金) ~ 2009/05/21 (木)公演終了
満足度★
キワドイ内容にショック!
初見の劇団のギャラリー公演。平日の昼間ということで4,5人しかいない
客の中での緊迫感有る芝居。
「観たい」という人が2人もいたのは意外だが、「観てきた」のカキコミが
ないのはどうしたことだろう。

スチャラカパイのギッチョンチョン
劇団21世紀FOX
SPACE107(東京都)
2009/07/16 (木) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★
観客のニーズとは?
当日券で見た。舞台に近いが端っこで、下手の芝居が見えない。後方席の通路は結構な空きがあるのだから、そこにパイプ椅子などで見させてもらいたかった。
客層は若い子が多い。
主演の声優ファンかも知れないし、大勢の若手出演者の友人知人かも知れない。何にせよ、彼らを相手に北村想作品は古くないかと感じた。
演出の肝付氏は、オールドバンチシリーズでも演出をしているが、客層がまるで違うのに作風に差異が見られない。
公演回数をかなり重ねている劇団なのに、これはどうなのだろう。

騎士ウォーカー
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2009/07/03 (金) ~ 2009/07/06 (月)公演終了
満足度★★★★
松田優作トリビュートといったオモムキ?
「無頼初連続活劇 “騎士(ナイト)シリーズ” 第1弾」と銘打たれた私立探偵もの、冒頭のシブい詩的な語りは軒上泊的(「べっぴんの町」に始まるシリーズとか)和風ハードボイルドを思わせるも、オープニングダンスで一転し、以降「勝手にしやがれ」を使っての逃亡やチェイスシーンなど、コミカルな味わいもからめて松田優作トリビュートといったオモムキ?
で、本筋もさることながらレギュラー(であろう)メンバーのキャラ設定も魅力的だし、それぞれの過去をチラリと出して伏線としているのも上手く、今後のシリーズ展開(3部作の予定とか)に期待。
また、ラストで装置の陰…もとい、ビルの合間から朝陽が射して主要人物がシルエットになるのがカッコイイ。
あと、ガンマニア的(爆)視点からも拳銃の選択が的確で○。

スメル
キリンバズウカ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/07/04 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了
満足度★★★
多様なドラマが展開
東京郊外の「ゴミ屋敷」を片付けるボランティアたちを描いた物語…などと書くと「オトナの青春モノ」っぽく聞こえてしまうが、一癖も二癖もある面々なので決してそんなことはなく(笑)、多様なドラマが展開されるという…。
その点では北京蝶々の『愛のLーシー』とテイストが近いかも? それにマチネに続きこちらも「純文学っぽい」薫りがするような…。
郊外の一軒家ということで、映画『剥き出しにっぽん』などの雰囲気も勝手に漠然と感じつつ、親子ネタに弱い身として終盤の さくら の落ち込み具合と立ち直りぶりが印象に残る。稲川実代子、さすがだなぁ。
また、「瀬戸内海にある痛みを取る施設」という目くばせにニヤリ。
それにしてもあの産廃、何だったんだろう…う~ん、気になる。